エネルギーファンディング：料金の特徴、メリット・デメリットや評判、申込方法や連絡先まとめ

電気を使って同時に社会貢献もできるのがエネルギーファンディングの特徴です。さらに、エネルギーファンディングなら電気代の節約にもつながります。この記事では、エネルギーファンディングの電気料金プランや申し込み・解約方法、メリット・デメリットをまとめてご紹介します。

エネルギーファンディングとは？

エネルギーファンディングは、エネラボ株式会社が供給する電力サービスです。エネルギーファンディングの電気を利用すると、電気料金の一部をさまざまな団体に寄付することができます。エネルギーファンディングを運営するエネラボ株式会社は2016年に設立されました。

エネラボ株式会社はエネルギーファンディングを始める前から、グループ会社である岡山電力株式会社と共に、動物を殺処分から守る団体やスポーツチームを支援する電気料金プランを提供していました。それらの活動をさらに発展させて、エネルギーを通した社会貢献の新たな形としてスタートしたのがエネルギーファンディングです。

エネルギーファンディングには誰が申し込める？

エネルギーファンディングでは、沖縄県と一部の離島を除く46都道府県で電力を販売しています。大手電力会社のエリアでは以下のエリアにお住いの方が申し込むことができます。

エネルギーファンディング：供給エリア 北海道電力エリア、東北電力エリア、東京電力エリア、中部電力エリア、北陸電力エリア、関西電力エリア、中国電力エリア、四国電力エリア、九州電力エリア

ただし、上記の供給エリア内にお住いの場合でも、マンションやアパートが建物全体で電力契約を結んでいる場合は、個人での申し込みはできません。

また、エネルギーファンディングの電気料金プランは以下の契約容量のご家庭を対象としています。契約容量が以下の範囲を超える場合には、エネルギーファンディングの一般家庭向け電気料金プランを契約することはできません。ご自宅の契約容量は、電気使用量のお知らせ（検針票）で確認することができます。

※上記の契約容量を超える場合、エネルギーファンディングでは法人向けプランが適用になります。法人向けプランの詳細はカスタマーセンターにお問い合わせください。

エネルギーファンディングがおすすめなのはどんな人？

エネルギーファンディングの電力契約が向いている人をリストアップしてみました。以下の点に該当する方は、ぜひエネルギーファンディングの詳細情報を確認してください。

• エネルギーファンディングが向いている人
• 社会貢献に関心がある
• 毎月の電気代をできるだけ安く抑えたい
• 毎日使うものだから、実績のある会社を選びたい
• 再生可能エネルギーに関心がある

エネルギーファンディング：評判から見るメリット・デメリット

エネルギーファンディングの電気について、評判・口コミからメリット・デメリットをまとめました。それぞれの項目について、詳細な点を解説しています。

 エネルギーファンディングの良い評判・メリット

まずはエネルギーファンディングの良い評判について一つずつ確認します。

 寄付の金額・割合・支援先が選べた

エネルギーファンディングでは毎日使う電気で社会貢献ができます。また、その支援先も150団体以上から自由に選ぶことができるのが良い評判の理由です。支援先団体は環境保護や動物愛護、伝統芸能保全など多岐にわたっています。

 選べる支援先を確認する

エネルギーファンディングでは3つのプランが用意されており、毎月の寄付額や割合を選ぶことができます。しかも、3つのうち2つは大手電力会社よりも電気料金がお得なので、社会貢献と同時に節約することも可能です。

エネルギーファンディングのマイページでは、これまでの寄付の累積合計額をいつでも確認することができます。寄付がどのような活動に使われたかがしっかり見えるのもエネルギーファンディングの高い評価の理由のようです。

 電気料金が安くなった

エネルギーファンディングの電気料金プランは大手電力会社のプランよりも最大5%安く設定されています。

毎月100円の寄付ができる「ゆっくり応援プラン」に切り替えると仮定して、どのくらい電気代が安くなるか計算してみます。比較対象は、大手電力会社の最もベーシックなプランである「従量電灯」です。

比較条件
・1人世帯＝契約アンペア30A、月使用量200kWh
・2人世帯＝契約アンペア40A、月使用量300kWh
・3～5人世帯＝契約アンペア50A、月使用量450kWh
・税込価格。燃料費調整額・再エネ賦課金は含まない

すべてのエリアでエネルギーファンディングのゆっくり応援プランの方がお得になることが分かりますね。

特に注目すべきなのは、電気使用量の少ない1人世帯でもしっかり電気代が節約できることです。というのも、世の中に出回っている新電力の電気料金プランの中には、電気の使用量が少ないと割引率が小さいものや、電気代がかえって割高になってしまうものも少なくないためです。

エネルギーファンディングのゆっくり応援プランなら、大手電力会社と同じ料金体系で単価が5%安いので、電気の使用量にかかわらず、必ず電気代を節約することができます。

 再生可能エネルギーを選べた

エネルギーファンディングでは、通常プランのほかに再生可能エネルギープランが用意されています。再生可能エネルギープランでも、毎月の電気代の一部を寄付することができます。通常プランと同様に3つのプランがあり、寄付したい金額に合わせてプランを選びます。

再生可能エネルギープランは、非化石証書を利用して実質的に再生可能エネルギー比率100％の電気を供給しています。エネルギーファンディングの通常プランに比べると料金設定は少し高くなりますが、寄付する金額によっては大手電力会社の従量電灯プランよりも安くなります。環境にやさしい電気を使いながら社会貢献もできるのはうれしいですね。

 解約金が無いから試しやすかった

エネルギーファンディングの最低利用期間は1年と定められています。しかし、その期間中に解約した場合でも解約金は発生しません。

電力会社の中には、新規申し込みの際には手数料が掛からなくても、解約の際に事務手数料や解約金を徴収する会社も少なくありません。エネルギーファンディングはこのような費用が一切発生しないので、これまで新電力と契約したことが無い方でも、安心して試してみることができるでしょう。

 実績のある会社で安心できた

エネルギーファンディングを運営するエネラボ株式会社は、一般家庭向けの電力自由化がスタートした2016年に設立されました。

エネラボ株式会社は、関連会社の岡山電力株式会社と共に、2021年6月時点で供給件数1万件以上の実績がある会社です。また、一般家庭だけでなく、企業や自治体などにも電力を供給し、社会インフラを支えています。

寄付できる支援団体の数も150以上となり、エネルギーファンディングの新たな取り組みは多くのメディアでも取り上げられています。実績のある会社が運営する社会貢献活動だから、安心して参加できる方も多いようです。

 エネルギーファンディングの悪い評判・デメリット

電気の切り替え先として、メリットが多いエネルギーファンディング。でも切り替え前にはデメリットもしっかり確認することが大切です。悪い評判についても解説します。

 電気料金が高くなった

東京電力エリアを除いて、エネルギーファンディングではオール電化プランや時間帯によって電気がお得になるプランは用意されていません。そのため、東京電力エリア以外でオール電化向けプランや時間帯別契約を利用している方がエネルギーファンディングの電気料金プランに切り替えると、電気料金が高くなってしまう場合があります。

また、再生可能エネルギープランの中から寄付金額が大きいプランを選択する場合は、切り替えによって大手電力会社よりも電気料金が高くなることもあります。寄付金額が小さい場合には、再生可能エネルギープランでも大手電力会社より割安に設定されています。

電気代の節約がメインの方は、大手電力会社よりも5%安くなる「ゆっくり応援プラン」がおすすめです。

 新築への引っ越しの場合は、新規申し込みに時間がかかる

新築への引っ越しの場合には、エネルギーファンディングに申し込むと供給地点特定番号の特定に時間が必要となり、電気の供給開始までに時間がかかります。ただし、これはエネルギーファンディングに限らず、どの新電力でも同様です。

新築のお家に引っ越しする場合で、入居までに時間がないのであれば、まずは地域の大手電力会社に申し込みましょう。大手電力会社では即日で電気の供給が開始されます。その後、新電力に切り替えると良いでしょう。

新築以外への引っ越しならば、引っ越しに伴う新規申し込みにも時間はかかりません。新規申し込みに必要な情報をそろえて、電話またはWEBから申し込みが可能です。

 セットプランが無い

エネルギーファンディングで販売しているのは電気のみです。ガスやインターネットとのセットプランは用意されていません。

今契約中の電力会社でセットプラン割引の適用を受けている場合は、割引が適用外となってしまう恐れがあります。プラン内容によっては解約金や違約金が発生する場合もありますので、契約内容を確認したうえで、切り替えをするかどうかを決定しましょう。

エネルギーファンディング：料金表

エネルギーファンディングでは、以下の電気料金プランが用意されています。一部のプランは申し込み可能エリアが限られていますので、申し込み条件を確認しておきましょう。

エネルギーファンディングが一般家庭向けに販売している電気料金プランは以下のとおりです。プラン名をクリックすると詳細・料金表をご確認いただけます。

通常プラン【ゆっくり応援プラン・じっくり応援プラン・しっかり応援プラン】

1. ゆっくり応援プラン：大手電力会社より5%安い。毎月100円寄付
2. じっくり応援プラン：大手電力会社より2％安い。毎月電気代の3%を寄付
3. しっかり応援プラン：大手電力会社とほぼ同額。毎月電気代の5%を寄付

再生可能エネルギープラン【再エネゆっくり応援プラン・再エネじっくり応援プラン・再エネしっかり応援プラン】

1. 再エネゆっくり応援プラン：大手電力会社より基本料金・電力量料金ともに安い。毎月100円寄付
2. 再エネじっくり応援プラン：大手電力会社より基本料金は安いが、電力量料金は高い。毎月電気代の3%を寄付
3. 再エネしっかり応援プラン：大手電力会社よりも基本料金・電力量料金ともに高い。毎月電気代の5%を寄付

電化応援プラン

• 対象エリア：東京電力エリアのみ
• 特徴：午前1時～午前6時までの電気代がお得

エネルギーファンディング：申し込み・解約

エネルギーファンディングの申し込み方法、解約方法を分かりやすく解説します。

エネルギーファンディングの申し込み

▷今のお住まいで電力会社を切り替える場合

エネルギーファンディングへの切り替え申し込みは、WEBまたは電話で行うことができます。書面での申し込みを希望される方は、カスタマーセンターに電話するかお問い合わせフォームから申し込むことができます。

• エネルギーファンディングの切り替え申し込みに必要な情報
• 契約中の電力会社名
• 供給地点特定番号*
• お客様番号（契約番号）*
• 契約者の氏名
• 郵便番号、住所
• 電話番号、メールアドレス
• 支払い情報（銀行口座またはクレジットカードの情報）
  * 検針票などで確認できます

なお、エネルギーファンディングに切り替える際、これまで契約していた電力会社に連絡する必要はありません。切り替えに伴う解約手続きはエネルギーファンディングが代行して行ってくれます。

▷引っ越し先の電気を申し込む場合

引っ越しに伴う新規申し込みの場合もWEBまたは電話で申し込みを行います。引っ越しに伴う申し込みの場合には、申し込み手続きを入居日の1週間前までには完了するようにします。

• エネルギーファンディングの引越しを伴う申し込みに必要な情報
• 電気使用開始希望日（引っ越し日）
• 契約者の氏名
• 新居の郵便番号、住所
• 電話番号、メールアドレス
• 支払い情報（銀行口座またはクレジットカードの情報）

エネルギーファンディングの解約

▷今のお住まいで電力会社を切り替える場合

エネルギーファンディングから他の電力会社へ切り替える場合、エネルギーファンディングへの解約連絡は必要ありません。新たな電力会社への申し込み手続きを行うだけでOKです。解約手続きは次に契約をする電力会社が代行します。

▷引っ越しする場合

引っ越しをする場合には、エネルギーファンディングへの解約手続きが必須です。電話またはエネルギーファンディングのお問い合わせフォームより引っ越しの日を連絡します。解約の場合も引っ越しの1週間前には手続きを完了しておくと良いでしょう。解約の際にはエネルギーファンディングのお客様番号と供給地点特定番号を用意しておくと手続きがスムーズです。

なお、引っ越し先が供給エリア内であれば、引き続きエネルギーファンディングの電気を利用することも可能です。継続利用する場合には、マイページから手続きを行います。【契約情報】→【電気使用者情報】を新しい住所に更新し、新居での申し込み手続きを行いましょう。

エネルギーファンディング：問い合わせ先

申し込みや解約、支援先などについての問い合わせは以下の電話番号で受け付けています。

会社概要：エネルギーファンディング

エネルギーファンディングはエネラボ株式会社が運営する電力販売サービスです。

よくある質問：（エネルギーファンディング）

エネルギーファンディングに関するよくある質問をリストにまとめました。気になる点はこちらで確認し、詳細は記事から見直してください。