ご注意:電気料金の改定について 2023年4月以降、各地の大手電力会社において、電気料金の値上げが行われます。また、これに伴って料金改定を行う新電力もあると予想されます。
セレクトラでは随時情報更新に努めてまいりますが、ページの情報が最新ではない可能性があります。電力会社への申し込みを検討中の方は、事前に公式サイトにて料金情報を必ずご確認ください。
 電気料金改定について詳しく見る

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[※楽天でんきは2022年3月4日より新規申込を停止しています。] 楽天でんきの電気料金プランについて、特徴やメリット・デメリットをまとめています。2022年6月・11月の料金改定についても詳しく解説します。

  • セレクトラのらくらく窓口では、楽天でんきご契約者様に対して、お得な電気料金プランへの切り替えサポートを無料で行っています。 03-4540-6619までお気軽にご相談ください。

楽天でんきとは?

楽天でんきは、ネットショッピング最大手の楽天グループが手掛ける電力販売サービスです。2018年10月から一般家庭向けに電気の販売を開始しました。

楽天でんきの事業を担当するのは、楽天グループ株式会社の100%子会社である楽天エナジー株式会社です。当社は電気以外にも、都市ガス「楽天ガス」の販売を行っています。

楽天でんきには誰が申し込める?

楽天でんきは、2022年3月4日から新規申し込みを停止しています セレクトラのらくらく窓口では、新規申込を受け付けているお得な電力会社のご紹介・契約サポートを行っています。「 03-4540-6619」までお気軽にお問合せください。

楽天でんきは、北海道から沖縄まで、全国(一部離島を除く)で電気を販売しています。通常時は、サービス提供範囲にお住まいならば、誰でも楽天でんきを契約することができます。

ただし、一括受電を行っているマンション・アパートなどにお住まいの場合、入居者が個別に電気を選ぶことはできませんのでご注意ください。

楽天でんきの電気料金プラン・特徴

楽天でんきは、2022年に入ってから電気料金プランの販売に関して以下のような変更を行っています。

  • 楽天でんき:電気料金プランに関する変更
  • 2022年3月4日~:新規申し込み受付の停止
  • 2022年6月~:「プランS」「プランM」の料金改定、および燃料費調整額の上限撤廃
  • 2022年11月~:燃料費調整額から市場価格調整単価に変更

楽天でんきの家庭向けの電気料金プランには、プランSとプランMの2種類があります。

  • プランS契約アンペア容量が10~60Aの方、もしくは契約容量が6kVA未満の方(一般家庭向け)
  • プランM:契約容量が6kVA以上の方(事務所や商店、電気使用の多い家庭向け)

楽天でんきの電気料金プランの特徴は以下のとおりです。

 基本料金が0円

基本料金は、電気使用量の多少にかかわらず、毎月固定で発生する料金です。大手電力会社をはじめ、多くの電力会社が基本料金を設定しています。

しかし、楽天でんきだとこの基本料金がゼロ円になります。つまり楽天でんきでは、電気を使わない場合、全く電気料金が発生しないということになります。

[例] 基本料金:東京電力と楽天でんきの比較

クリックして見る

楽天でんき:プランS(関東エリア)料金表
基本料金
契約アンペア数 東京電力
従量電灯B
東京電力
楽天でんき
プランS
楽天でんき
10A 286.00円 0円
15A 429.00円
20A 572.00円
30A 858.00円
40A 1144.00円
50A 1430.00円
60A 1716.00円

 電力量料金が一律

電力量料金は、電気の使用量に応じてかかる料金です。電気の使用1kWhに対する単価が設定されています。

多くの電力会社では、電気使用量が増えるほど、1kWhの単価も高くなるように設定されています。一方で、楽天でんきでは、使用量にかかわらず単価が一律に設定されています。そのため、使用量が増えるほど、他の会社よりも電気代がお得になります。(ただし、2022年6月の料金改定後は、電気使用量がよほど多くない限り、電気代がお得になりにくくなっています。)

[例] 電力量料金:東京電力と楽天でんきの比較

クリックして見る

楽天でんき:プランS(関東エリア)料金表
電力量料金(1kWhあたりの料金)
契約アンペア数 東京電力
従量電灯B
東京電力
楽天でんき
プランS
楽天でんき
120kWhまで 19.88円 29.45円
120kWh超えて300kWhまで 26.48円
300kWh超える 30.57円

楽天でんきは料金が高い?楽天でんき値上げの詳細

楽天でんきは、2022年6月からプランS、プランMの電気料金を値上げし、また、燃料費調整額の上限を撤廃しました。さらに、2022年11月からは、燃料費調整額でなく、市場価格調整額に変更となります。

これらの変更内容と、楽天でんきを使い続けた場合にどのくらい電気代が高くなるのか、次で詳しく見ていきましょう。

楽天でんきの値上げ:原因

楽天でんき公式の発表によると、料金改定の原因は、ロシアによるウクライナ侵攻などの国際情勢の急激な変化による燃料価格の高騰です。燃料価格の高騰に伴って、電気の調達価格も高騰しており、楽天でんきの電力調達先のひとつである日本卸電力取引所では、取引価格が昨年比で2.7倍まで高騰したそうです。

この値上がりに企業努力だけで対応するのが困難になったため、今回の電気料金値上げに踏み切った、と楽天でんきは説明しています。同時に、今後電気の調達価格が落ち着き次第、改めて料金の見直しを行うとも発表しています。

楽天でんきの値上げ:新旧料金プラン比較

料金の改定により、楽天でんきの電気料金は4.3%~14%ほど値上がりしました。値上げの幅はお住まいの地域によって異なります。

なお、値上げとなるのは電力量料金の単価で、基本料金0円についてはプランS・Mともに変更はありません。

それぞれのプランの新旧料金の比較表は以下のとおりです。

楽天でんき:新旧料金比較表

プランS

楽天でんき(プランS)の料金改定:1kWhあたりの料金単価
供給エリア 旧料金 新料金 値上げ率
北海道電力エリア 30.00円 34.20円 +14.0%
東北電力エリア 26.50円 28.80円 +8.7%
東京電力エリア 26.50円 29.45円 +11.1%
中部電力エリア 26.50円 29.30円 +10.6%
北陸電力エリア 22.00円 24.80円 +12.7%
関西電力エリア 22.50円 25.50円 +13.3%
中国電力エリア 24.50円 26.60円 +8.6%
四国電力エリア 24.50円 26.90円 +9.8%
九州電力エリア 23.50円 26.37円 +12.2%
沖縄電力エリア 27.00円 28.20円 +4.4%

プランM

楽天でんき(プランM)の料金改定:1kWhあたりの料金単価
供給エリア 旧料金 新料金 値上げ率
北海道電力エリア 31.00円 34.20円 +10.3%
東北電力エリア 27.50円 28.80円 +4.7%
東京電力エリア 27.50円 29.45円 +7.1%
中部電力エリア 27.50円 29.30円 +6.5%
北陸電力エリア 23.00円 24.80円 +7.8%
関西電力エリア 23.50円 25.50円 +8.5%
中国電力エリア 25.50円 26.60円 +4.3%
四国電力エリア 25.50円 26.90円 +5.5%
九州電力エリア 24.50円 26.37円 +7.6%
沖縄電力エリア

今回の料金改定によって、プランSとプランMの単価が同額になりました。もっとも値上げ率が高いのは、北海道電力エリアとなっています。

楽天でんきの値上げ:使い続けるとどのくらい高くなる?

料金改定後も楽天でんきを使い続けた場合の電気代の変化を検証しました。

一人暮らし、二人暮らし、ファミリー世帯(3~5人)の3つのパターンを想定して、1か月あたりの電気代を計算します。改定前・改定後でどれだけ差があるかチェックしてみましょう。

楽天でんき:料金改定前後で電気代を比較

北海道エリア

一人暮らしの電気料金:北海道エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 6,000円 6,840円
(+840円)
1年間の合計 72,000円 82,080円
(+10,080円)
二人暮らしの電気料金:北海道エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 9,000円 10,260円
(+1,260円)
1年間の合計 108,000円 123,120円
(+15,120円)
ファミリー世帯の電気料金:北海道エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 13,500円 15,390円
(+1,890円)
1年間の合計 162,000円 184,680円
(+22,680円)

比較条件
・1人世帯=契約アンペア30A・月使用量200kWh
・2人世帯=契約アンペア40A・月使用量300kWh
・3~5人世帯=契約アンペア50A・月使用量450kWh
・税込価格。燃料費調整額再エネ賦課金は含まない

東北エリア

一人暮らしの電気料金:東北エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 5,300円 5,760円
(+460円)
1年間の合計 63,600円 69,120円
(+5,520円)
二人暮らしの電気料金:東北エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 7,950円 8,640円
(+690円)
1年間の合計 95,400円 103,680円
(+8,280円)
ファミリー世帯の電気料金:東北エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 11,925円 12,960円
(+1,035円)
1年間の合計 143,100円 155,520円
(+12,420円)

比較条件
・1人世帯=契約アンペア30A・月使用量200kWh
・2人世帯=契約アンペア40A・月使用量300kWh
・3~5人世帯=契約アンペア50A・月使用量450kWh
・税込価格。燃料費調整額再エネ賦課金は含まない

関東エリア

一人暮らしの電気料金:関東エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 5,300円 5,890円
(+590円)
1年間の合計 63,600円 70,680円
(+7,080円)
二人暮らしの電気料金:関東エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 7,950円 8,835円
(+885円)
1年間の合計 95,400円 106,020円
(+10,620円)
ファミリー世帯の電気料金:関東エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 11,925円 13,252円
(+1,327円)
1年間の合計 143,100円 159,030円
(+15,930円)

比較条件
・1人世帯=契約アンペア30A・月使用量200kWh
・2人世帯=契約アンペア40A・月使用量300kWh
・3~5人世帯=契約アンペア50A・月使用量450kWh
・税込価格。燃料費調整額再エネ賦課金は含まない

中部エリア

一人暮らしの電気料金:中部エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 5,300円 5,860円
(+560円)
1年間の合計 63,600円 70,320円
(+6,720円)
二人暮らしの電気料金:中部エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 7,950円 8,790円
(+840円)
1年間の合計 95,400円 105,480円
(+10,080円)
ファミリー世帯の電気料金:中部エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 11,925円 13,185円
(+1,260円)
1年間の合計 143,100円 158,220円
(+15,120円)

比較条件
・1人世帯=契約アンペア30A・月使用量200kWh
・2人世帯=契約アンペア40A・月使用量300kWh
・3~5人世帯=契約アンペア50A・月使用量450kWh
・税込価格。燃料費調整額再エネ賦課金は含まない

北陸エリア

一人暮らしの電気料金:北陸エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 4,400円 4,960円
(+560円)
1年間の合計 52,800円 59,520円
(+6,720円)
二人暮らしの電気料金:北陸エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 6,600円 7,440円
(+840円)
1年間の合計 79,200円 89,280円
(+10,080円)
ファミリー世帯の電気料金:北陸エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 9,900円 11,160円
(+1,260円)
1年間の合計 118,800円 133,920円
(+15,120円)

比較条件
・1人世帯=契約アンペア30A・月使用量200kWh
・2人世帯=契約アンペア40A・月使用量300kWh
・3~5人世帯=契約アンペア50A・月使用量450kWh
・税込価格。燃料費調整額再エネ賦課金は含まない

関西エリア

一人暮らしの電気料金:関西エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 4,500円 5,100円
(+600円)
1年間の合計 54,000円 61,200円
(+7,200円)
二人暮らしの電気料金:関西エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 6,750円 7,650円
(+900円)
1年間の合計 81,000円 91,800円
(+10,800円)
ファミリー世帯の電気料金:関西エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 10,125円 11,475円
(+1,350円)
1年間の合計 121,500円 137,700円
(+16,200円)

比較条件
・1人世帯=月使用量200kWh
・2人世帯=月使用量300kWh
・3~5人世帯=月使用量450kWh
・税込価格。燃料費調整額再エネ賦課金は含まない

中国エリア

一人暮らしの電気料金:中国エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 4,900円 5,320円
(+420円)
1年間の合計 58,800円 63,840円
(+5,040円)
二人暮らしの電気料金:中国エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 7,350円 7,980円
(+630円)
1年間の合計 88,200円 95,760円
(+7,560円)
ファミリー世帯の電気料金:中国エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 11,025円 11,970円
(+945円)
1年間の合計 132,300円 143,640円
(+11,340円)

比較条件
・1人世帯=月使用量200kWh
・2人世帯=月使用量300kWh
・3~5人世帯=月使用量450kWh
・税込価格。燃料費調整額再エネ賦課金は含まない

四国エリア

一人暮らしの電気料金:四国エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 4,900円 5,380円
(+480円)
1年間の合計 58,800円 64,560円
(+5,760円)
二人暮らしの電気料金:四国エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 7,350円 8,070円
(+720円)
1年間の合計 88,200円 96,840円
(+8,640円)
ファミリー世帯の電気料金:四国エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 11,025円 12,105円
(+1,080円)
1年間の合計 132,300円 145,260円
(+12,960円)

比較条件
・1人世帯=月使用量200kWh
・2人世帯=月使用量300kWh
・3~5人世帯=月使用量450kWh
・税込価格。燃料費調整額再エネ賦課金は含まない

九州エリア

一人暮らしの電気料金:九州エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 4,700円 5,274円
(+574円)
1年間の合計 56,400円 63,288円
(+6,888円)
二人暮らしの電気料金:九州エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 7,050円 7,911円
(+861円)
1年間の合計 84,600円 94,932円
(+10,332円)
ファミリー世帯の電気料金:九州エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 10,575円 11,866円
(+1,291円)
1年間の合計 126,900円 142,398円
(+15,498円)

比較条件
・1人世帯=契約アンペア30A・月使用量200kWh
・2人世帯=契約アンペア40A・月使用量300kWh
・3~5人世帯=契約アンペア50A・月使用量450kWh
・税込価格。燃料費調整額再エネ賦課金は含まない

沖縄エリア

一人暮らしの電気料金:沖縄エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 5,400円 5,640円
(+574円)
1年間の合計 64,800円 67,680円
(+2,880円)
二人暮らしの電気料金:沖縄エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 8,100円 8,460円
(+360円)
1年間の合計 97,200円 101,520円
(+4,320円)
ファミリー世帯の電気料金:沖縄エリア
プランS 旧料金 新料金
1か月の電気代 12,150円 12,690円
(+540円)
1年間の合計 145,800円 152,280円
(+6,480円)

比較条件
・1人世帯=月使用量200kWh
・2人世帯=月使用量300kWh
・3~5人世帯=月使用量450kWh
・税込価格。燃料費調整額再エネ賦課金は含まない

お住まいのエリア、電気の使用量によりますが、値上げ後も電気を使い続けた場合、少なくておよそ400円、多いと2,000円ほど電気代が増額するということがわかりました。

ご自宅の電気代がどのくらいになるのかは、毎月の使用量を料金表にあてはめて計算してみましょう。

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楽天でんきの値上げ:燃料費調整額の上限撤廃について

燃料費調整額とは、液化天然ガスや原油など、電気を作るために必要な燃料の価格変動を電力量料金に反映させるために設定されている料金です。「電気の使用1kWhあたりxx円」という風に単価が設定されます。燃料価格が上昇すればこの単価がプラスに、下降すればマイナスになるしくみです。単価は毎月変動します。

燃料費調整額は、それぞれの電力会社が自由に設定できます。しかし、これまで多くの電力会社は大手電力会社の規制料金プラン(従量電灯プラン)と同じ算定基準で計算し、同額の燃料費調整額を設定していました。楽天でんきも同様です。

そして、大手電力会社の規制料金プランでは、燃料費調整額の過度な値上がりを防ぐため、燃料費調整額の算定に用いる基準燃料価格に上限が設けられています。楽天でんきでも同じく上限を設定していましたが、今回の料金改定で上限撤廃を決定しました。ちなみに、2022年10月現在、新電力のほとんどは楽天でんきと同様に燃料費調整額の上限を設けていません。

上限撤廃後の燃料費調整額の例は以下のとおりです。
※ただし、2022年11月以降、楽天でんきは燃料費調整額の代わりに市場価格調整額を用いるようになります。詳しくは次の項目でご確認ください。

燃料費調整額の比較:2022年10月分(円/kWh)
エリア 上限ありの場合
(大手電力会社の従量電灯等)
上限なしの場合
(新電力の自由料金プラン等)
北海道 3.66円 8.39円
東北 3.47円 9.46円
関東 5.10円 8.07円
中部 5.06円 6.76円
北陸 8.28円 8.28円
関西 2.24円 7.47円
中国 3.19円 11.56円
四国 2.55円 9.31円
九州 1.94円 5.87円
沖縄 3.98円 15.33円

こうしてみると、ほとんどのエリアで楽天でんきの方が単価が高いことがわかります。これは、その地域の基準燃料価格が上限を突破している、ということを意味します。

燃料費調整額から市場価格調整額への変更

前の項目でも説明したとおり、燃料費調整額は電気のもととなる燃料の価格変動を電気代に反映させるための料金です。燃料費調整額は、液化天然ガスや原油の平均単価をもとにして単価を算定しています。

楽天でんきが11月から導入する「市場価格調整額」も、電気の調達にかかるコストの価格変動を電気代に反映させるための料金で、役割的には燃料費調整額と同じです。ただし、異なるのはその計算方法です。
燃料費調整額が燃料価格に連動しているのに対して、市場価格調整額は、日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格に連動しています。

楽天でんき・電気料金計算方法の変更
出典:楽天公式サイト「【重要】「楽天でんき」電気需給約款(低圧)および料金表改定のお知らせ」より

市場価格調整単価の方が燃料費調整単価よりも高くなる?

2022年11月以降の市場価格調整単価はまだ未定ですが、これまでのJEPX実績に基づいて楽天でんきが計算した比較イメージは以下のとおりです。

市場価格調整単価の料金イメージ

クリックして見る

単価比較:2022年8月実績
対象エリア 改定前
燃料費調整単価
改定後
市場価格調整単価
差額
北海道 4.75円 14.99円 +10.24円
東北 5.86円 14.01円 +8.15円
関東 5.10円 18.98円 +13.88円
中部 3.66円 13.02円 +9.36円
北陸 5.02円 11.97円 +6.95円
関西 4.90円 11.97円 +7.07円
中国 7.03円 11.76円 +4.73円
四国 5.51円 10.91円 +5.40円
九州 3.32円 0.33円 ー2.99円
沖縄 変更の対象外
単価比較:2022年9月実績
対象エリア 改定前
燃料費調整単価
改定後
市場価格調整単価
差額
北海道 6.82円 14.29円 +7.47円
東北 7.67円 15.31円 +7.64円
関東 6.50円 20.19円 +13.69円
中部 5.06円 15.20円 +10.14円
北陸 6.81円 12.57円 +5.76円
関西 6.14円 12.60円 +3.17円
中国 9.43円 12.60円 +3.17円
四国 7.57円 12.36円 +4.79円
九州 4.61円 0.00円 ー4.61円
沖縄 変更の対象外

多くのエリアでJEPXの市場価格が高騰している今、市場価格調整単価もそれに連動して高くなっています。一方で、市場価格が安い場合は、九州エリアのように燃料費調整単価よりも安くなるということがわかります。

なお、JEPXの市場価格は太陽光発電が多い時期・地域で安くなりやすい傾向があります。

楽天でんきを解約したい?

今回の料金改定で楽天でんきから別の電力会社に切り替えたい場合、手続きは新しい電力会社への契約手続きのみでOKです。楽天でんきとの解約手続きは、新しく契約する電力会社が代行してくれます。

セレクトラでは各エリアのおすすめ電力会社をご紹介しています。以下のボタンからご覧ください。また、セレクトラのらくらく窓口では、お得な電力会社探しを無料でお手伝いしています。「 03-4540-6619」までお気軽にお電話ください。

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楽天でんきがおすすめなのはどんな人?

料金改定前までは、電気使用量が月300kWh以上あるご家庭、楽天グループのサービスをよく利用する方であれば、電気代の効果的な節約が期待できたため、楽天でんきをおすすめすることができました。

しかし、料金が大幅に値上げされた今回の料金改定後は、よほど電気使用量が多いご家庭でない限り、楽天でんきでの電気代の節約は難しいと言えます。

次で、料金面以外も含めた楽天でんきのメリット、デメリットを確認しましょう。

電気とガスの使用量や請求額をお知らせください。今より安くなりやすい新電力・新ガス会社をお探しします!  電話で相談する(03-4540-6619)
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楽天でんきのメリット・デメリット

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 楽天でんきのメリット
  1. 楽天ポイントが貯まる
  2. 手数料・解約金が0円
 楽天でんきのデメリット
  1. 電気代が高くなった
  2. 引っ越し先ですぐ使えない
  3. クレジットカード払い限定

 楽天でんきのメリット

 楽天ポイントが貯まる

楽天でんきでは、利用に応じて以下のとおり、楽天ポイントを貯めることができます。

  • 電気料金200円につき1ポイント
  • 電気とガスをセットで契約している場合は電気料金100円につき1ポイント(+ガス料金100円につき1ポイント
  • 楽天カードで支払えば、カードでも100円ごとに1ポイント

貯まったポイントは楽天市場での買い物に使えますし、もちろん楽天でんきの支払いにも使えます。

 手数料・解約金が0円

楽天でんきでは、解約金の設定がありません。また、電力会社の中には解約手続きに対して事務手数料を設けているところもありますが、楽天でんきではそのような費用も一切かかりません。つまり、楽天でんきはいつでも無料で解約可能です。

今回の料金改定に伴って、電力会社を他社に切り替える場合にも安心です。

最適な新電力・新ガス会社をお探しなら、セレクトラまでご相談ください。  電話で相談する(03-4540-6619)
らくらく窓口の営業時間・ご利用方法についてはこちら

 楽天でんきのデメリット

 電気代が高くなった

毎月の電気使用量が少ないご家庭では、料金改定前でも、大手電力会社より電気代が高くなってしまう場合がありました。これは、楽天でんきの電力量料金の単価が一律に設定されているためです。

大手電力会社の従量電灯プランでは、電力量料金の単価は段階的に上昇します。そのため、電気をたくさん使うご家庭では楽天でんきの方が単価がお得になるものの、電気をあまり使わないご家庭ではその逆になってしまいます。

さらに今回の料金改定によって楽天でんきの単価はさらに高くなります。そのため、電気使用量が著しく多いご家庭を除いて、楽天でんきは大手電力会社の従量電灯プランよりも割高になってしまうでしょう。

電気使用量の少ない方は特に、電力会社の切り替えを検討するのがおすすめです。

 03-4540-6619セレクトラのらくらく窓口)では、お得な電気料金プランのご紹介・契約サポートを行っています。お気軽にお電話ください。

 引っ越し先ですぐ使えない

引っ越し先で電気を使い始める時、楽天でんきを選ぶことはできません。楽天でんきでは、引っ越しと同時の電気申し込みを受け付けていないためです。

どうしても引っ越し先で楽天でんきを使いたい場合、まず他の電力会社に申し込んで、1か月ほどして最初の請求書が届いてから楽天でんきの申し込み手続きを行う必要があります。引っ越しの時期はただでさえ色々な手続きが立て込んで忙しいのに、電気のためにわざわざ2度手続きするのは大変ですよね。

引っ越しと同時に申し込みが可能で、お得な電気料金プランを提供している電力会社はたくさんあります。ですから、引っ越し先で使う電気をお探しの場合は、他社を検討する方がスムーズでしょう。

電話で簡単&スピーディ!引っ越し先で使える新電力・新ガス会社への契約申し込み  電話で相談する(03-4540-6619)
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 クレジットカード払い限定

楽天でんきの料金はクレジットカード支払いのみです。そのためクレジットカードを利用していない方は申し込むことができないというデメリットがあります。

一方で、支払いに応じてポイントを貯められるので、カードをお持ちの方にとっては電気料金のカード払いはメリットになると言えるでしょう。

楽天でんき値上げ対策:おすすめの電力会社はある?

楽天でんきの値上げに伴って、電力会社の切り替えを考えている方も多いのではないでしょうか。

楽天でんきの他にも、全国ではたくさんの新電力が多様な電気料金プランを提供しています。以下の記事ではおすすめ電力会社とその料金比較をエリア別にまとめていますので、ぜひ参考にご覧ください。

楽天でんき:申し込み・解約方法

楽天でんきの契約

※楽天でんきは現在新規申し込み受付を停止しています。以下は、通常時の申し込み方法について解説しています。

楽天でんきの契約は、Webサイトから申し込みを行います。申し込みには楽天会員への登録が必要となります。楽天会員ではない方は、まず楽天の新規アカウント登録を済ませておきましょう。

他社から楽天でんきへの切り替え申し込みには、以下の情報が求められます。お客様番号や供給地点特定番号は、契約中の電力会社から届く検針票やマイページなどで確認します。

  • 楽天でんきの切り替え申し込みに必要な情報
  • 契約者の氏名
  • 電話番号、メールアドレス
  • 生年月日
  • 郵便番号、住所
  • 契約中の電力会社名
  • お客様番号
  • 供給地点特定番号
  • 契約容量
  • 支払い情報(クレジットカード情報)

なお、デメリットの部分でも触れた通り、楽天でんきでは、引っ越しに伴う申し込みを受け付けていません。

引っ越し先ですぐに使える電気・都市ガスの契約申し込みは、 03-4540-6619セレクトラのらくらく窓口)で承っています。

楽天でんきの解約

他社に乗り換えるために楽天でんきを解約する場合、契約者自身が解約手続きをする必要はありません。新しく契約する電力会社が、解約手続きを代行してくれます。

なお、 03-4540-6619セレクトラのらくらく窓口)では、お得な電気料金プランのご紹介・契約サポートを行っています。

引っ越しで楽天でんきを解約する場合は、Webサイト、もしくは電話で手続きを行います。解約希望日の7日前までに申し込みをする必要があります。

  • 電話の場合:カスタマーセンターに連絡します
  • Webサイトの場合:「よくある質問」の中の「変更・解約(利用中)」の項目で「楽天でんきを解約したい場合」という質問を選ぶと、そこから解約フォームにとぶことができます

なお、切り替えによる解約・引っ越しによる解約、どちらの場合も楽天でんきでは解約金の定めはありません。

楽天でんき:問い合わせ連絡先

楽天でんきへの問い合わせは、問い合わせフォームやチャットで行うことができます。急ぎの場合には、カスタマーセンターへの電話での問い合わせも可能です。

楽天でんき:カスタマーセンター
電話番号 050-5490-9070
受付時間 月曜日~日曜日:9:30~17:30(年末年始の期間を除く)

楽天でんき:会社概要

楽天でんきの会社概要
会社名 楽天エナジー株式会社(Rakuten Energy, Inc.)
代表取締役社長 平井 康文
本社所在地 〒158-0094 東京都世田谷区玉川一丁目14番1号 楽天クリムゾンハウス
設立年月日 令和1年10月18日
株主構成 楽天グループ株式会社 100%
事業内容 小売電気事業、その他エネルギーに関する事業

【まとめ】楽天でんきに関するよくある質問

楽天でんきに関するよくある質問をまとめました。リストの中で気になる点があれば、記事の内容に戻って詳細を確認してみましょう。

よくある質問一覧
質問1:楽天でんきには誰が申し込める?
回答1

楽天でんきでは、2022年3月4日より新規申し込み受付を停止しています。サービスを利用できるエリアは、一部離島を除いて北海道から沖縄までの全国です。

▷楽天でんきの申し込み条件について詳細を確認する

質問2:楽天でんきの料金プランの特徴は?
回答2

楽天でんきは、家庭向けにプランS・プランMを提供しています。共通の特徴は、基本料金0円・1kWhあたりの電力量料金が一律であることです。

▷楽天でんきの料金プランの詳細を確認する

質問3:楽天でんき値上げ:何が値上げされるの?
回答3

2022年6月1日からプランS・プランMの1kWhあたりの電力量料金が値上げされます。基本料金0円については変更はありません。

▷値上げ後の新料金を確認する

質問4:楽天でんき値上げ:どれくらい高くなるの?
回答4

値上げ幅はお住いのエリアによって異なりますが、電力量料金は4.3%~14%の値上げとなります。また、燃料費調整額の上限価格も撤廃されます。

▷楽天でんき:旧料金から新料金へ変更後の料金比較シミュレーションを確認する

質問5:楽天でんきからの切り替えでお得になる電気料金プランは?
回答5

オクトパスエナジーなら、楽天でんきよりも電気代をお得にすることができます。

▷楽天でんきとオクトパスエナジーの料金比較を確認する

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