大手電力会社とは? 大手電力会社10社の歴史と大手の電気料金の仕組み【徹底解説】 更新日 2024/09/10 日本の「大手電力会社10社」とは、東京電力、関西電力、中部電力、東北電力、九州電力、中国電力、四国電力、北陸電力、北海道電力、沖縄電力の10社を指します。 2016年の電力自由化以前は、この「大手電力会社10社」が日本の電力市場を独占していました。しかし、現在は誰もが自由に電力会社や電気料金プランを選べるようになっています。 本記事では、知っているようで知らない日本の電力市場と電力会社、大手電力会社と新電力の電気料金の仕組みの違い などについて詳しく解説します。 💡光熱費節約 最新情報🔥 【2025年1月最新】タイプ別おすすめ電力会社 電気ガスセットプランのおすすめ! オール電化プラン・おすすめランキング 目次: 大手電力会社10社の歴史と電力自由化 なぜ、新電力は大手電力会社より安い? 【疑問を解決】新電力に切り替えても大丈夫? 【地域別】おすすめの電力会社 【セレクトラ】おすすめの新電力 大手電力会社10社の歴史と電力自由化 日本の「大手電力会社10社」とは、東京電力、関西電力、中部電力、東北電力、九州電力、中国電力、四国電力、北陸電力、北海道電力、沖縄電力の10社のことです。 上記10社は、2016年の電力自由化前までは、上図の管轄エリアにおける電力の供給を独占していました。 例えば、東京電力は関東圏の電力の供給を独占的に行い、他の地域の電力会社が東京電力の管轄エリアに電力を供給することはできませんでした。 それでは、いつから大手電力会社はこのように各地域の電力供給を独占的に行うようになったのでしょうか。全国10社体制になるまでの歴史を紐解いてみます。 お住まい&引っ越し先のエリアはどの大手電力会社? 以下のフォームに郵便番号をご入力いただくと、該当する大手電力会社が表示されます。 郵便番号から電力エリアを検索 郵便番号を入力(ハイフンなし)* 0010000 北海道 札幌市 北区 その他 0010010 北海道 札幌市 北区 北十条西(1~4丁目) 0010011 北海道 札幌市 北区 北十一条西(1~4丁目) 0010012 北海道 札幌市 北区 北十二条西(1~4丁目) 0010013 北海道 札幌市 北区 北十三条西(1~4丁目) 検索開始 Loading 大手電力会社の歴史 日本で最初の電力会社が設立されたのは、明治19年(1886年)です。「東京電燈」という会社名で、後の「東京電力」の前身となる会社です。 明治20年代から30年代にかけて全国各地に相次いで電力会社が設立され、当時、実は電力業界は完全な自由競争でした。 しかし、第二次世界大戦の開始前、日中戦争さなかの昭和13年(1938年)に「電力国家統制法案」が賛成多数で成立し、国営会社である「日本発送電」という会社が昭和13年(1938年)に設立されました。 ここから、国家による一元的な電力管理体制が始まります。 しかし、第二次世界大戦後、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)による独占資本の解体の対象の一つとして「日本発送電」は解体され、完全民営化となることが決まりました。 しかし、完全民営化とはいっても、国営企業がないというだけで地域独占は認めたまま、日本を9つの電力供給地域に分割しました。 全国で9つの担当区域が設けられ、各地域の大手電力会社は定められた地域で独占的に発電・送電を行ったというわけです。 その後、沖縄返還に伴い、上記9社に「沖縄電力」が加わり、現在の全国10社体制となりました。 このように、戦前の電力市場は自由だったものの、戦後は復興のために安定的に電力を供給することを最優先としたため、地域を区切り独占企業となるように再編成されたのです。 そして、技術の向上により安定した電気の供給が可能になった現在、より効率よく電気が販売できるように法改正がなされ、2016年4月1日以降、電力の小売りが全面自由化されました。 この「電力の自由化」により、電気の小売業への参入が全面自由化されたことで、私たち消費者は電力会社や電気料金プランを自由に選択できるようになりました。 これが、日本の電力事情と大手電力会社10社の歴史です。 12月に最も人気だった新電力3社 関東エリア人気No.1:東京ガスの電気 電気契約数347.5万件突破(2023年3月末時点) 新規申込割:基本プランへの申込で電気代の基本料金1か月無料 都市ガスとセットでお得* ▷特徴をもっと詳しく見る 東京ガスの電気公式サイト 関西エリア人気No.1:大阪ガスの電気 関西の新電力で供給件数No.1 電気ガスセット契約がお得 ▷特徴をもっと詳しく見る 大阪ガスの電気公式サイト (引越しの方向け) 💡現住所での切替希望の方はこちら 全国エリア人気No.1:オクトパスエナジー 実質再エネ100%の電気 電気料金のお得度も高い 新規申込で7,000円キャッシュバック ▷特徴をもっと詳しく見る オクトパスエナジー料金シミュレーション * 東京ガスのガスと電気(基本プラン・ずっとも電気3) の使用場所および契約者が同じであり、ガス料金と電気料金を合算してお支払いできる方が対象です。 「大手電力会社」10社 電力会社 管轄エリア 北海道電力 北海道 東北電力 青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、新潟県 東京電力 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、群馬県、 茨城県、山梨県、静岡県(富士川以東(芝川町内房を除く)) 北陸電力 岐阜県(飛騨市神岡町)、富山県、石川県、福井県(一部を除く) 中部電力 愛知県、三重県(一部を除く)、岐阜県(一部を除く)、静岡県(一部を除く)、長野県 関西電力 大阪府、京都府、兵庫県(一部を除く)、奈良県、滋賀県、 和歌山県、福井県(美浜町以西)、岐阜県(関ヶ原町今須)、 三重県(熊野市(新鹿町、磯崎町、大泊町、須野町、二木島里町、 二木島町、波田須町、甫母町、遊木町を除く)以南) 中国電力 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県(中国5県)、 兵庫県(赤穂市福浦)、香川県(小豆郡,香川郡直島町)、 愛媛県(越智郡上島町、今治市上浦町、大三島町、伯方町、 吉海町、宮窪町、関前大下、関前岡村、関前小大下) 四国電力 香川県、高知県、 徳島県、香川県(一部を除く)、愛媛県(一部を除く) 九州電力 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県 沖縄電力 沖縄県 \地域でおすすめの電力会社がわかる!/ お得な電力会社・プランをお探しなら「料金が安い」「ガスセットがある」「ポイントが貯まる」等、それぞれのニーズに合った電力会社・プランをご紹介します。 おすすめ電力会社を見るお得な電力会社・プランをお探しなら「料金が安い」「ガスセットがある」「ポイントが貯まる」等、それぞれのニーズに合った電力会社・プランをご紹介します。 おすすめ電力会社を見る なぜ、新電力は大手電力会社より安い? 電力自由化によって電力市場に参入した「新電力」の電気料金は、通常、大手電力会社よりも安く設定されています。 それでは、なぜ新電力は大手電力会社よりも電気料金を安く設定できるのでしょうか? それは、大手電力会社の電気料金が「総括原価方式」で決められているからです。 電気料金の決め手「総括原価方式」とは? 大手電力会社の電気料金を算定する「総括原価方式」とは、上図のように 電気料金 = 原価+ 事業報酬 で、構成するシステムになっています。 「原価」とは 燃料費、修繕費、購入電力料金、減価償却費、人件費など、電気をつくり送電し管理するすべてのコストが含まれます。 「事業報酬」は、発電所などの事業資産額と研究開発などの投資額に一定割合(※約3~5%前後:会社およびその年によって異なる)の事業報酬率をかけて算出します。 電気を安定的に供給するために、大手電力会社の電気料金は、「原価」に「事業報酬」を上乗せしたものが、電気の販売収入と同等となるように設定されています。 つまり、大手電力会社では、全費用をコストとして計上し、最初から報酬も保証される方法で電気料金を設定しているのです。 このような料金設定の方式は、国によって定められており、大手電力会社は電力自由化以降も当面この料金方式で電気料金を計算することが義務付けられています。 新電力の電気料金が大手より安くできるのはなぜ? 国の法律によって、大手電力会社が「総括原価方式」で電気料金を決定しなければならない一方で、新電力は自由に電気料金を設定することができます。 また、様々な方法でコスト削減を図ることで、新電力は電気料金を大手電力会社よりもお得な電気料金を提供することが可能になっています。 例えば、大手電力会社の送配電設備(電線や電柱など)を使って電気の供給を行うことで、設備投資へのコストを浮かせる*ことができます。 また、新電力は石油事業や携帯電話事業など他の主要な収入源を持っていることも多く、他事業の収益を利用して電気料金の値下げに充てることもできるのも理由の一つです。 ※その代わり、送配電網を利用するための料金(託送料金)を大手電力会社の送配電事業者に対して支払っています。 このようなコスト削減の工夫によって、新電力の電気料金は大手電力会社に比べてお得になりやすくなっています。 例えば、沖縄以外の全国で電気を供給するLooopでんきは、北海道エリアなどで特に電気代が安いと評判です。 「基本料金がゼロ円」のユニークかつ割安な電気料金プランと、電気代を節約しやすいアプリ機能などで人気を集めています。 基本料金0円!お得なLooopでんき 基本料金も解約金もゼロ円 「でんき予報」で電気が安い時間がわかる 独立系新電力*で電気供給実績1位** 公式サイト または 電話で申込:03-4578-0406 *独立系新電力=大手ガス・通信関連・電力会社等の子会社でないことを指す/ **資源エネルギー庁による「電力調査統計」に基づく 基本料金0円!お得なLooopでんき 基本料金も解約金もゼロ円 「でんき予報」で電気が安い時間がわかる 独立系新電力*で電気供給実績1位** オンラインで詳細確認・申込み または 電話で詳細確認・申込み(03-4578-0406) *独立系新電力=大手ガス・通信関連・電力会社等の子会社でないことを指す/ **資源エネルギー庁による「電力調査統計」に基づく 基本料金0円!お得なLooopでんき 基本料金も解約金もゼロ円 「でんき予報」で電気が安い時間がわかる 独立系新電力*で電気供給実績1位** 公式サイトで詳細確認+料金シミュレーション *独立系新電力=大手ガス・通信関連・電力会社等の子会社でないことを指す/ **資源エネルギー庁による「電力調査統計」に基づく 基本料金0円!お得なLooopでんき 基本料金も解約金もゼロ円 「でんき予報」で電気が安い時間がわかる 独立系新電力*で電気供給実績1位** 公式サイトで詳細確認+料金シミュレーション *独立系新電力=大手ガス・通信関連・電力会社等の子会社でないことを指す/ **資源エネルギー庁による「電力調査統計」に基づく 【疑問を解決】新電力に切り替えても大丈夫? 新電力に契約しても大丈夫?電気の質は落ちたりしない? 新電力でも大手電力会社でも電気の質は変わりません。 新電力では、各地域の大手電力会社が生産した電気を買い、大手電力会社の送配電設備(電線・電柱など)を利用して電気供給を行っているからです。 そのため、大手電力会社と比べて電気の質が下がったり、停電しやすくなることは一切ありません。 新電力に切り替えるメリットは? 新電力では、一人暮らし向けプランやオール電化プランなど、従来にはなかったような多種多様な料金プランが提供されています。 自分のライフスタイルに合った新電力に切り替えることで電気代を節約しやすくなります。 【地域別】電力会社の料金比較をチェック! 【地域別】おすすめの電力会社 電力自由化により、大手電力会社以外にも、自由に電力会社が選べるようになりました。 ただし、お住まいの地域によって契約できる電力会社・電力料金プランは異なります。 「大手電力会社よりももっとお得な電力会社に乗り換えたい!」という方は、以下でお住まいの地域をクリックして、最新の「おすすめ新電力」をチェックしましょう。 お住まいの地域別に、【世帯人数別】最新の安いおすすめ電力会社ランキングがわかります。 関東エリア 関西エリア 中部エリア 東北エリア 九州エリア 中国エリア 四国エリア 北海道エリア 北陸エリア 沖縄エリア 【セレクトラ】おすすめの新電力 料金比較のエキスパート、セレクトラがおすすめする新電力会社をご紹介します。 セレクトラおすすめの新電力会社 電力会社 概要 公式サイト オクトパスエナジーエリア:沖縄・離島を除く全国 新規申込で7,000円キャッシュバック! 電気代を安くしたい人、環境にやさしい電気を使いたい人におすすめ 新電力の中でもトップクラスの安さ(詳細) ▷プランの詳細はこちら 公式サイト Looopでんきエリア:離島を除く全国 電気代を安くしたい人で、特にお昼前後や夜間に電気使用量が多い人におすすめ 30分ごとに変わる電気料金、安いと1kWhあたり0.01円になることも ▷プランの詳細はこちら 公式サイト idemitsuでんきエリア:沖縄・離島を除く全国 電気代を安くしたい人で、車をお持ちの方におすすめ オール電化向けのお得なプランあり! ▷プランの詳細はこちら 公式サイト エネワンでんきエリア:離島を除く全国 今なら新規申込で基本料金が5か月ゼロ円!(2025年5月31日まで) Pontaポイントを貯めたい人におすすめ(北海道を除く) 都市ガス・LPガスやウォーターサーバーとのお得なセット割あり ▷プランの詳細はこちら 公式サイト 東京ガスの電気エリア:関東 基本プランへの新規申込で電気の基本料金1か月無料! 電気代のお得さに加えて信頼・安心感も大事という人におすすめ お得な電気ガスセットが人気 ▷プランの詳細はこちら By Hitomi CRENN 電気・ガス担当 電気・都市ガス・節約関連の記事を担当。複雑すぎる電気・ガス料金の仕組みをプロ目線でわかりやすく解説。光熱費節約に役立つ、有益かつ正しい情報を読者に提供すべく、日々執筆に励んでいます。家庭では「節約の鬼」として仏人夫に恐れられる日々。