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都市ガスとプロパンガスの違い

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私達が普段使っているガスには、都市ガスとプロパンガス(LPガス)の2種類があります。お引越しで都市ガスからLPガス、もしくはその逆に変わる事もありますが、そんな時に知っておくべき、都市ガスとLPガスの違いについてみていきます。

  • 都市ガスとプロパンガスの違いは、主に「供給方法」「原料」そして「料金体制」です。
  • プロパンガス(LPガス)は、どこの地域でも販売店を自分で選ぶ事が可能です。
都市ガスとプロパンガス(LPガス)の違い

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都市ガスとプロパンガス(LPガス)の違い

都市ガスとプロパンガスの違いをご存じですか?主な違いとしてあげられるのは「ガスの原料・成分」「ガスの供給方法」「ガスの発熱量と使える器具」「料金システム」です。

それぞれの都市ガスとプロパンガス(LPガス)の違いについて、項目別に詳しく見ていきましょう。

都市ガスとプロパンガスの違い1 -ガスの原料・成分・輸入国

都市ガスとプロパンガス(LPガス)の違い-

都市ガスとLPガスにはいくつか違いがありますが、原料を輸入に頼っているのという点は共通しています。

都市ガスとLPガスですが、まず第一にガスの成分と原料が違います。ガスの種類自体が違うのです。

都市ガスは、メタンが主成分で、天然ガスを主な原料としています。一方のプロパンガス(LPガス)は、プロパンガスの名前の由来にもなっているプロパンやブタンが主成分です。液化石油ガスを原料としたガスです。LPガスとは、液化石油ガスの(liquefied petroleum gas)略称です。

都市ガスプロパンガス(LPガス)とも、原料のほとんどを輸入に頼っています。しかしながら、輸入国は、都市ガス(天然ガス)とLPガスでは違いがあります。

都市ガスの原料となる液化天然ガスの主な輸入国

オーストラリア(32.3%)、マレーシア(16.8%)、カタール(11.2%)で、輸入先は比較的分散しています。これらの国からの輸入が6割以上を占めます。(日本ガス協会2017年度データを参照)

プロパンガス(LPガス)の主な輸入国

カタール(14%)、アブダビ(12,4%)、クウェート(11,1%)、サウジアラビア(11,4%)など中東諸国が上位を占めています。以前は中東からの輸入の依存度が8割を超えていましたが、2017年にはついに4割を切りました(39.3%)。近年はアメリカ産のシェール随伴プロパンガス(LPガス)の輸入が増加しており、アメリカが中東に次ぐ輸入国になっています。(日本プロパンガス(LPガス)協会2017年度データを参照)。

シェールガスとは? シェールガスとは、天然ガスの一種で、これまで困難とされてきた頁岩(シェール)層に封じ込められている天然ガスの一種です。シェールガスは、これまでの天然ガスに匹敵するほど埋蔵量が多く注目されましたが、技術革新で以前よりも安く発掘されるようになったものの、発掘コストは以前高いことや、環境問題なども懸念されている点より、現在実際にシェールガスが発掘されているのは一部に限られています。

都市ガスとプロパンガスの違い2 - ガス供給方法

都市ガスとプロパンガス(LPガス)の違い

プロパンガスと都市ガスの違い - プロパンガスは、ガスボンベが各家庭に運ばれます。

都市ガスとプロパンガス(LPガス)の違いで皆さんがぱっと思いつくのは、きっとガスボンベがあるかないか、かもしれません。都市ガスは、電気や水道と同じように地面の下に通されたガス導管を通じて各契約者の家庭にガスが届られます。一方、プロパンガス(LPガス)の場合は、液化されたLPガスを容器に充てんし、その容器(ガスボンベ)を各契約者に配送しています。

なぜこのように供給方法が都市ガスとLPガス(プロパンガス)で違うのでしょうか。それは人口がどれくらい密集している地域で使われるガスなのか、という事に関係があります。都市ガスは導管を伝って各家庭に供給されますが、このガスの導管を設置するのには莫大な初期投資が必要です。人口がある程度密集している地域でないと、ガスの導管を引いても初期投資を回収出来ません。そのため、主に都市部で使用され、都市ガスという名前がついています。

このため、民家が一定以上集中していないエリアでは、ガス導管を引くことができず、LPガス(プロパンガス)のように容器ごと販売する形がとられます。居住エリアのサイズが限られれている地方都市や、隣の家まで、距離が空いている郊外などでは、導管を引くよりも、プロパンガスを配送する方がコスト効率が高いためです。日本全国で、約65%が都市ガスユーザー、そして34%がプロパンガス(LPガス)ユーザーとなっています。残りの1%は、家庭のエネルギーをすべて電気で賄うオール電化です。

災害に強いプロパンガス(LPガス) プロパンガス(LPガス)は、プロパンガス(LPガス)が入った容器を配送して供給する分散型エネルギーであるため、災害に強いエネルギーという側面があります。 災害が起こった時、被害を最小限に抑え、調査・点検を1戸単位で行なうことができるため、迅速な復旧が可能です。また、避難所などへの燃料供給にも臨機応変に対応できるメリットもあります。

都市ガスとLPガスの違い3 - 発熱量と使えるガス器具の違い

都市ガスとプロパンガスは、その発熱量と重さにも違いがあります。具体的に見ていきましょう。

LPガスは発熱量が高い。

都市ガスとプロパンガス(LPガス)とは、その原料が違うと上記で説明しました。プロパンガス(LPガス)は、プロパン、ブタンを主成分に持っていて、都市ガスはメタンが主成分です。

ちなみに、LPガスは、主成分がプロパンの場合はプロパンガス、ブタンの場合はブタンガスと呼ばれますが、どちらもLPガスというくくりの中に入っています。このプロパン、ブタンは、熱量がとても高いのが特徴です。そのため、プロパンガス(LPガス)の熱量(カロリー)は24,000Kcal/㎥と、大手都市ガスの熱量(カロリー)11,000Kcal/㎥に比べて約2倍以上あります。

熱量だけでなく、原料が異なるため都市ガスとプロパンガスでは重さも異なります都市ガス空気より軽くプロパンガス(LPガス)空気より重いという特徴があります。このため、都市ガスのガス探知器は高い位置にあり、プロパンガス(LPガス)のガス探知器は低い位置に設置されています。

都市ガスとプロパンガスは使えるガス器具が違う。

都市ガスとプロパンガス(LPガス)の違い-

引越しで都市ガスからLPガスになる時は同じガス器具は使えません。

前述のように、都市ガスとLPガスは原料が違い、熱量も異なるため同じガス器具は使用できません。お引越しなどで、都市ガスからプロパンガス、もしくはプロパンガスから都市ガスになる時は、ガス器具も変更しないといけないので注意が必要です。

ちなみに、都市ガス用のコンロのガス穴はプロパンガス(LPガス)用のコンロ穴よりもガスが多く出るようになっています。そのため、実際の使用ではLPガスと都市ガスで差を感じる事はありません。プロパンガスと都市ガスでは火力が大きく違うわけではないんですね。

プロパンガス(LPガス)はガスボンベを置くので危険なイメージがありますが、マイコンメーターや警報機、ヒューズコックといった安全機器の取り付けが徹底された結果、プロパンガスの安全性や事故件数都市ガスと変わらなくなりました。プロパンガスの事故件数には屋台などイベント時の事故も含まれるのでむしろ都市ガスよりも少ないと言えるでしょう。

都市ガスとプロパンガスの違い4 - 料金システムの違い

上記までは、都市ガスとLPガスの違いについて供給方法や原料など、技術的な点に焦点を当ててみてきましたが、料金システムも都市ガスとプロパンガス(LPガス)とでは異なります。

都市ガスの料金制度

都市ガスの料金は、全てのコストに利益を加える「総括原価方式」という方式で料金が決められており、政府の認可が必要な「規制料金」です。(2017年より都市ガスの価格も自由化されましたが、参入企業も多くはなく規制料金がほぼそのまま残っています。)

LPガス(プロパンガス)と都市ガスの違い

LPガスは自由料金制です。販売店により価格が異なるので、販売店から見積もりをもらって比べましょう。

プロパンガスの料金制度

一方、プロパンガス(LPガス)料金は都市ガスと違い「自由料金」です。料金設定に関して規制はなく、一般的な商売と同じように、プロパンガス販売店が仕入れ価格や人件費などのコストと自分たちの利益を考えて自由に料金を設定しています。

そのため、同じ地域でも販売店によって料金がまちまち、という状況になるわけです。同じ地域でも値段が販売店によって違うなら、ホームページで料金を調べてより安い料金を提示しているプロパンガス販売店と契約したくなりますよね。しかしながら、LPガス料金をHP等で公表している販売店は少数です。ご自分のお住まいの地域でプロパンガスを供給しているガス屋さんを探し、連絡をして見積もりをもらう、のが正当な手順となります。

持ち家で一軒家の方、もしくは美容院やレストランなどご自分の店舗をお持ちの方は、LPガスの一括見積りサービスを利用出来ますので積極的に活用しましょう。(マンション・アパートなどにお住まいの場合は、大家さんや管理会社に相談が必要です。)

プロパンガスの平均料金

プロパンガスの販売店を自分で選べるなら、LPガス料金を比較する時に何か公的な目安があると便利ですね。プロパンガス料金の公的な適正価格というものはありませんが、経産省の外郭団体である石油情報センターが、毎月全国のLPガス屋さんから聞き取り調査をして平均料金をホームページで公開しています。セレクトラでも、この石油情報センターの情報をエリア別にまとめていますので、この平均料金の一覧を参考にしてみてください。

都市ガスとLPガスの違い - まとめ

都市ガスとLPガスの違いを細かく説明してきました。こちらでは、メリット・デメリットを紹介しながら、LPガスと都市ガスの違いをまとめました。。同じエネルギー分野である電気も加えてあります。電気・ガスの種類を選べる場合は参考にしてください。

都市ガスとLPガスと電気のメリット・デメリット
種類 メリット デメリット その他情報
プロパンガス
  • 都市ガスと違いプロパンガスはどんな地域でも使う事が出来る
  • 好きなガス会社を自由に選ぶことができる。
  • 災害に強く、災害時の復旧が早い。
都市ガス
  • 都市ガスの料金は安い。
  • 電気よりは熱量が多い。
  • 自由化されたが参入企業が少ないため、ガス会社を選ぶのが難しい。
  • 新築の場合、初期費用が高い。
電気
(オール電化)
  • どの地域でも電気が通っていれば使う事が出来る。
  • 光熱費が電気代だけになる。
  • 開通の時や解約の時の立ち合いが必要ない
  • 好きな電力会社を自由に自由に選ぶことができる。
  • オール電化の光熱費は高い。
  • 災害時も含めて、停電すると何も出来なくなる。

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