東京ガスの電気事業:電気料金プラン・東京電力との比較

東京ガスの電気事業:電気料金プラン・東京電力との比較

東京ガスの電気事業:電気料金プラン・東京電力との比較

都市ガス最大手の東京ガス。実は新電力会社としても存在感を示しています。そんな東京ガスの電気事業、そして電気料金プラン「ずっとも電気」について調べました。

東京ガスはどうして電気事業を行なっているのか?

日本最大の都市ガス会社、東京ガス。2018年の年末から放送されたCMでは、電気・ガスのセットプランがお得になると話題になっています。今や家庭向けの低圧電力の契約件数は165万件(2019年2月)に到達。そもそも、どうしてガス会社である東京ガスが電気の小売販売をしているのでしょうか?

ライバルは東京電力?

2016年に始まった電力の小売完全自由化以前より、東京ガスは大企業向けの電力販売を新電力会社として行なっており、新電力会社としてはその頃からずっと販売量1位の実績があります。また、一般家庭向けの低圧に限ると新電力会社販売量の18.72%が東京ガスとなっています(2018年10月時点)。

一方で電力自由化から遅れて1年後の2017年から始まった都市ガスの自由化2年たった2019年までに東京ガスはなんと65万件の契約を他社に奪われました。奪われた先の多くは東京電力のとくとくガスプランとも言われています。ですが、低圧電力の契約件数が165万件ですので、都市ガスで失った以上に多くの電気契約を獲得していることになります。さらに電気とガスがセットでお得になることを全面に出し、都市ガス顧客の流出を少なくしていこうという狙いがあります。

こうした厳しい価格競争になることが想定されたので、東京ガスは東京電力の従量電灯B・Cよりもお得になる、「ずっとも電気」を電力自由化の際に投入したと考えられます。

東京ガスの電気はどこからくるの?

新電力会社の中で供給量No.1の東京ガスのずっとも電気。ずっとも電気は東京電力エリアにて、販売されています。では、東京ガスのずっとも電気はどこで発電され、どうやって家庭に運ばれてくるのでしょうか?とはいっても、ガス管から電気が運ばれてくるわけではありません。

ずっとも電気の発電構成

東京ガスの都市ガスの原料は液化天然ガス(LNG)です。日本最大手の都市ガス会社として東京ガスは大量のLNGを海外から輸入しています。ですので、このLNGを使った火力発電所によってずっとも電気は発電されているのです。また発電所は他社との共同出資もしくは完全自社の発電施設まで複数所有しており、電力の安定供給を実現しています。

もし、仮に電力が自前の発電施設で賄えなくなった場合でも心配はありません。東京電力からインバランス供給、バックアップ供給をうけているからです。

ずっとも電気の送電

東京ガスの電気、ずっとも電気はガス管から運ばれてくるわけではありません。実は東京電力の送電線・配電線を利用して送られてくるのです。なので、東京電力で電気を利用していた人はそのまま、東京ガスのずっとも電気を利用することができるわけです。

ただし、東京ガスは東京電力のこうしたインフラを利用する代わりに、託送料金という名称の使用料を払っています。

東京ガスの電気料金プラン

東京電力エリアで、切り替えて使用することができる東京ガスのずっとも電気。このずっとも電気には利用シーンにあわせて3つのタイプがあります。

東京ガスのずっとも電気
タイプ① 一般家庭向け
電気使用量少ない
ずっとも電気1S
タイプ② 一般家庭向け
電気使用量多い
ずっとも電気1
タイプ③ 商店・事務所向け ずっとも電気2

また、東京電力のガスプランは電気プランとのセットでしか加入できませんが、ずっとも電気は東京ガスのガスを使ってなくても、利用することができます。

電気とガスのセット割

そんな東京ガスの電気料金プラン、ずっとも電気と都市ガスプランと、東京電力の電気・ガスのプラン、どちらが安くなるのでしょうか?

比較計算するために一般家庭の平均的な1ヶ月の電気・ガスの使用量を次のように想定しみました。

使用量の想定(4人家族の平均的な使用量)
電気使用量(1ヵ月) ガス使用量(1ヵ月)
500kWh (30A契約) 30㎥
比較計算表
  電気料金 ガス料金 セット割引 合計金額
東京電力
スタンダードS
とくとくガス
13,866円 4,733円 -100円 18,499円
東京ガス
ずっとも電気1
一般契約料金
12,910円 4,879円 -270円 17,519円

※電気料金には燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金が含まれていません。

こうして検証すると電気料金は東京ガスの「ずっとも電気1」が1000円近く安くなっていることがわかります。また、セット割引も170円安くなっています。ガス料金では東京電力に負けていてもトータルでは東京ガスの電気・ガスセットプランの方が、東京電力の電気・ガスプランより安くなることがわかりました。

またガスを全く使わないという家庭などでも、ずっとも電気の電気料金プランのみを利用することが可能です。

東京電力の電気料金プランとの比較

電気料金だけでも東京電力よりお得に、ガスとセットにするとさらにお得にでおなじみの東京ガスの「ずっとも電気」。東京ガスのガスと電気を使っている人が、さらに指定のプロバイダーと光回線インターネットの契約をすることで割引が適用される、トリプル割があるんです。契約プランによりますが、月額料金が100円から300円割引になるそうです。

お申し込み方法

電気だけでもお得、電気とガスでさらにお得、電気とガスとインターネットでどんどんお得な東京ガスの「ずっとも電気」。東京電力エリアの人はこちらの公式サイトから申し込むことができます。

スマホで簡単申し込み

公式サイトのQRコードを読み取って、スマホ申し込みサイトに行き、電気とガスの検針票を撮影してアップするだけ。簡単ですね。(ただし、加えて料金メニューの選択や重要事項の確認等が必要です)

もちろんPCサイトからもそのままずっとも電気への切り替え申し込みを進めることができます。この場合も電気とガス(利用している場合は)の検針票が必要になります。

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