データ容量とは?ギガとは?- 格安SIM選びの基礎知識

スマホ・携帯料金プランでよく聞く「ギガ」とは、データのサイズを表す単位です。携帯・スマホの乗り換えや料金プラン変更の際には、ご自分にあったギガ数を選択することが重要です。本記事では、あなたにあったギガ数がいくらかを決めるお手伝いをします。
- この記事のポイント
- 「ギガ」や「ギガバイト」に関する基本事項をチェック
- 1GBで何をすることができるかをご紹介
- スマホ・携帯のプランを変えたり、乗り換えをしたりする際に何ギガのプランを選べばよいか解説
格安SIMの中でも高速で人気のUQモバイルが今ならお得

- 最大1万円キャッシュバック(新規申し込み・au以外からの乗り換え)
- データ容量15GBが最大12カ月月額990円(家族割適用時)
- 人気のiPhone SEも月々990円からの分割払いで購入可能
徹底解説:スマホ・携帯プランの「ギガ」「ギガバイト」とは?

「ギガ」「ギガバイト」(GB)はデータのサイズを表す単位
「ギガ」は正式にはギガバイト(gigabyte、GB)といい、データのサイズ(容量)を表す単位として使用されます。しかし、大抵の場合は、省略されて「ギガ」と呼ばれています。
ちょうどこれは、距離を表すときに10Kmでも10キロメートルとは言わずに10キロというのと同じです。基本単位は、「バイト」であり、これはアルファベット1文字に相当します。ギガより小さい単位には「バイト」や「メガバイト」があります。対照表を載せると以下のようになります。
- 対照表
- 1KB(キロバイト)= 1024バイト
- 1MB(メガバイト)= 1024KB(約100万バイト)
- 1GB(ギガバイト)= 1024MB(約10億バイト)
となります。
一文字一文字にもデータサイズがある
ここまでの話からわかるように、パソコンやスマホで打つ文字や画像、動画にも「データ」としての大きさがあります。半角のアルファベットは1バイト、日本語の1文字1文字は2バイトというデータの大きさとなっています。ギガバイトは、1バイトの10億倍、つまり10億バイトのデータサイズです。
このため、仮に1バイトのアルファベットを10億文字打ってスマホに保存したとすると、その場合、そのデータサイズは1ギガバイトとなります。
画像や動画は長さの他に画質もデータ量に関係
ご存知の通り、もちろん画像や映像もデータですからサイズがあります。写真やイメージであれば、サイズと画質によってデータのサイズが異なります。動画であれば、長さと画質がデータサイズに影響します。ご自身のスマホに保存されている写真や動画の「詳細」をクリックしてみましょう。サイズが必ず表示されています。
スマホ端末に保存できるデータ容量もギガバイトで表わされる
スマホ本体がどれくらいのデータを保存できるかを表すのにも、当然ギガバイト(GB)が使用されます。例えばiPhone Xならば64GBのデータサイズが保存できる仕様のものと256GBの2種類が現在販売されています。
つまりスマホを購入するときも、どれくらいデータを保存したいかでスペック(仕様)も変わり、価格も変わります。データをたくさん保存できるスマホの方が価格も高くなります。(パソコンでも同様です。)
1GB(ギガバイト)はどのくらい?1GBできること
では、1ギガのデータ容量は日々のデータのやりとりのどれくらいに相当するのでしょうか?
ウェブサイトならばそのページの容量、メールならば文字数にもよりも異なりますが、だいたい1GBでは以下のことがそれぞれ可能です。
データ使用用途 | 閲覧回数・時間 |
---|---|
Yahooのトップページ | 約3200回閲覧 |
Eメール(300文字テキスト) | 約67,000回 |
Google Map | 約1400回閲覧 |
アプリのダウンロード | 約100個 |
LINEなどオンラインのインスタントメッセージ | 1,500,000メッセージ |
LINEなどのオンラインの音声通話 | 50時間 |
YouTubeにはどのくらいのデータ容量が必要?

続いて、世界中で最も多くの人が利用しているYouTube。このYouTubeを見るのにどれくらいデータ容量(GB)を使うのか調べてみましょう。
自宅の光回線などで動画を観る場合は、データ容量は気にする必要はありませんが、外出先で公共のWi-Fiを使わずスマホで動画を観るとなるとデータの使用量が気になることがあります。
例えばYouTubeならば、だいたいどのくらいデータ容量を使用するのか調べてみましょう。(動画には画質の他にもデータ容量に関係する要素がありますが、ここでは省きます。)
画質 | 1時間閲覧した時のデータ消費量 |
---|---|
360p | 約312MB(メガバイト) = 0.32GB(ギガバイト) |
480p | 約560MB(メガバイト) = 0.56GB(ギガバイト) |
720p | 約1.3~1.9 GB |
つまり、1GBのスマホプランの場合、YouTubeの動画を画質480pの設定で約1時間観ることができるということになります。通勤や通学でYouTubeを含め他の動画サイトで映像を楽しみたいという場合は1GBだと足りませんね。
完全ガイド:データ容量から考えるスマホプラン

スマホの契約プラン・格安SIMとギガ(GB)の関係
スマホでインターネット(データ通信)をする人、また格安SIMへの乗り換えを検討している方はすでにお気づきかとは思いますが、スマホのプランは選ぶ容量(ギガバイト)によって料金設定が異なります。
ギガが増えるほど、スマホ代は高くなる
1GBのプランと、1GBのデータ通信(インターネットやデータの送信)が毎月使えるという意味です。このため、GB数が増えるにつれて、プランの月額料金も高くなる傾向があります。
スマホ・携帯料金プランを決める時には、自分にあったギガ数を選ぶのが重要
スマホ・携帯電話の料金プランは消費できるデータ容量が多くなればなるほど料金もあがる仕組みになっています。このため、当たり前ですが、ご自身にあったデータ容量を選ぶことが重要です。
毎月ギガがたくさん余っていたり、全くなりない場合はプラン変更や乗り換えの必要あり
過去数カ月にスマホで毎月どれだけのデータ容量・ギガ数を消費したか把握していますか?
毎月データが足りなくなったり、気づいたら低速での通信になっているという方は、プランを変更したり、乗り換えたりして、より多くのデータが使えるプランに変更する、またはWi-MAXのようなモバイルWi-Fiを使うなどの選択肢を考えた方がよいでしょう。
しかし、逆に毎月多くのデータ容量・ギガ数が余っている場合、それは使わないデータに毎月お金を浪費しているということを意味します。
このような場合には、スマホ・携帯電話の料金プランを変更したり、他社に乗り換えた方がよいでしょう。
スマホユーザーの6割は毎月3GB以下のデータしか消費しない
MM総研による2020年2月の調査によると、スマホユーザーの約6割(59.2%)は、毎月使用するデータ容量が3GBを下回ることがわかっています。(出典:https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=418)さらに、7GBまでのデータ容量だと、これはスマホユーザーの8割近く(79.2%)に相当することがわかっています。その後発生したコロナ禍の現状を踏まえ、自宅でのデータ通信はWi-Fiで行っている人が相当いることを仮定すると、これらの割合はより大きくなっている可能性もあります。したがって、本稿をご覧の方も、月々のスマホのデータ使用量は、3GB、またはせいぜい7GBの範囲に収まっている可能性が高いことになります。
ぜひ、この機会にご自分が過去数カ月に使ったデータ容量をチェックしてみてください。
データ・ギガをあまり必要ない人向けのスマホ・携帯料金プラン
では、スマホユーザーの大半の方が当てはまる低容量帯のスマホプランを見ていきましょう。なお、本記事において価格はすべて税抜であることにご注意ください。
ドコモ・au・ソフトバンクの段階性プランはおすすめできない
前提ですが、あまりデータを使用しない方の場合、ドコモ・au・ソフトバンク(これらの会社は3大キャリアと呼ばれます)の段階性プランはおすすめできません。仮に現在ギガライト・ピタットプラン4G LTE・ミニフィットプランといったプランをご利用の場合は、強く乗り換えをおすすめいたします。
3大キャリアの段階性プランがおすすめできない理由1
理由の一つは、ドコモ・au・ソフトバンクの段階性プランはデータ容量の割に料金が高すぎることです。以下は割引が最大限適用された場合の値段ですが、データ容量の割に料金は割高です。これは光回線などの自宅のインターネット回線をスマホの会社と揃えていること等が前提ですので、そうでなければ料金はさらに高くなります。また、以下の料金には、5分間の通話定額(700円または800円)ないし完全通話定額のオプション料金(1,700円または1,800円)は含まれていないことにもご注意ください。
ドコモ ギガライト |
au ピタットプラン 4G LTE |
ソフトバンク ミニフィットプラン |
|
---|---|---|---|
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![]() |
|
1GB | 2,980円 (1回線) 2,480円 (2回線) 1,980円 (3回線~) |
2,980円 (1回線) 2,480円 (2回線) 1,980円 (3回線~) |
2,980円 |
2GB | 3,480円 (1回線) 2,980円 (2回線) 2,480円 (3回線~) |
3,980円 (1回線) 3,480円 (2回線) 2,980円 (3回線~) |
4,980円 |
3GB | 6,480円 | ||
4GB | 4,480円 (1回線) 3,480円 (2回線) 2,980円 (3回線~) |
||
5GB | 5,480円 (1回線) 4,980円 (2回線) 4,480円 (3回線~) |
||
6GB | 5,480円 (1回線) 4,480円 (2回線) 3,980円 (3回線~) |
なし | |
7GB |
3大キャリアの段階性プランがおすすめできない理由2
3大キャリアの段階性プランがおすすめできないもう一つの理由は、これらのプランでは上限設定ができないからです。つまり、たとえば、3GBまでなら毎月の予算に収まるから、3GBまで使ったらデータ容量の消費をストップし、次の段階に行かないようにするということができないのです。
このため、自宅のWi-Fiをうっかりオフにしてしまっていて、データを知らない間に使い過ぎてしまった場合には、月額料金1,980円のつもりがその倍以上の4,480円になってしまうということがあるのです。
ちなみに、ドコモのギガライトには、1GBでの上限設定が2021年3月より導入されますが、1GBを超える段階(3GB・5GB)では上限設定はできません。
データ・ギガをあまり使わない人にオススメのスマホプラン1:ロケットモバイル
データ・ギガを全くと言っていいほど使わない人で、スマホでデータ通信をしてもメールや文字中心のウェブサイトしか見ず、とにかく節約したいという人であれば、ロケットモバイルの「神プラン」を考慮してみるのも選択肢の一つです。
ロケットモバイルの「神プラン」はデータ通信速度が最大200kbpsという低速モードの代わりにドコモ回線であれば税抜き価格で1,000円を切る安さです。特に、外出先でデータ通信をほとんどしないという人の場合は、ロケットモバイルの「神プラン」で無駄な出費をなくすことができるでしょう。
プラン名 | Dプラン(docomo) | プランS(softbank) | プランA(au) |
---|---|---|---|
神プラン (200kbps) |
948円 | 1,190円 | 1,068円 |
1GB | 1,250円 | 1,580円 | 1,380円 |
2GB | 1,300円 | ― | ― |
3GB | 1,400円 | ― | 1,470円 |
5GB | 1,800円 | ― | 1,950円 |
7GB | 2,400円 | ― | 2,560円 |
注意点としては、最大200kbpsの速度だと、Youtubeで動画を見るのは難しく、またウェブサイトの閲覧でも画像の読み込みには時間がかかるということがあげられます。また、場合によっては、80kbps程度といった通信速度しか出ない場合もあることにも注意が必要です。たとえば、いざというときに、例えばグーグルマップを使いたいのに全く読み込めないとなるといくら安くても困るでしょう。
しかし、スマホでのデータの使用がほとんどない場合、特に現在コロナ禍で外出する機会が減ってしまい、スマホのデータを使うことが亡くなったという人は、ロケットモバイルの神プランを試してみてもよいかもしれません。
データ・ギガをあまり使わない人にオススメのスマホプラン2:OCNモバイルONE
OCNモバイルONEは、老舗インターネットプロバイダーのOCNによる格安SIMです。OCNの特徴は、ドコモ回線仕様の格安SIMの中でも通信品質が良いことにあり、実際最近の調査でも2期連続で1位を獲得しています(https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=459)。
このように通信品質がよいOCNモバイルONEですが、1GBのデータ容量だと、業界最安値レベルとなっています。さらに、OCN光とセットで使えば、ここからさらに月額料金が200円引きされるため、さらにお得になります。
音声通話付き | OCN光モバイル割適用時 | |
---|---|---|
1GB | 1,180円 | 980円 |
3GB | 1,480円 | 1,280円 |
6GB | 1,980円 | 1,780円 |
データ・ギガをあまり使わない人にオススメのスマホプラン3:UQモバイル
UQモバイルは、auのサブブランドです。サブブランドとは、KDDIのような大手通信事業者がメインで展開するブランドであるauとは別に展開する通信会社であり、特徴としてはメインブランドとそん色のない通信品質であるのに、料金プラン自体は格安であるということがあげられます。通信品質が高いのは、通常格安SIMは大手会社の通信回線を借りてサービスを提供しているのに対して、UQモバイルのようなサブブランドはKDDIの回線を自社回線として使うことができるからです。
スマホプランS | スマホプランR | |
---|---|---|
月額料金 | 1,980円 | 2,980円 |
基本データ容量 | 3GB | 10GB |
節約モード時 | 最大300Kbps | 最大1Mbps |
UQモバイルでは、データ通信の高速モードと節約モードの切り替えをすることができます。節約モードの場合では、スマホプランSで最大300kbpsの速度で通信ができます。また、仮にギガを使い切った場合にも、この300kpbsで通信をすることができます。さらなるメリットとしては、ある月に使わなかったギガ・データ容量を次の月に繰り越しできるのも魅力です。3GBのプランを見ると、OCNモバイルやロケットモバイルよりも高く思われるかもしれませんが、通信品質のことを考えたり、こうしたサービスを考えるとUQモバイルのプランが魅力的であることがわかります。
なお、家族割が適用された場合には、2回線目以降の月額料金がこれよりさらに500円割引されるのも魅力的です。
データ・ギガをあまり使わない人にオススメのスマホプラン4:マイネオ
マイネオは、格安SIMの中でも顧客満足度が非常に高く、サービスの良さで知られています。また、サブブランドであるワイモバイルやUQモバイルを除けば、マイネオの通信品質は格安SIMの中でトップクラスであるという結果がさまざまな調査で確かめられています。
Aプラン(au回線) | Dプラン(ドコモ回線) | Sプラン(ソフトバンク回線) | |
---|---|---|---|
500MB | 1,310円 | 1,400円 | 1,750円 |
3GB | 1,510円 | 1,600円 | 1,950円 |
6GB | 2,190円 | 2,280円 | 2,630円 |
マイネオの注目すべきメリットの1つは、月額料金350円で、低速モードのスピードを500kbpsにすることができることです。上で見たロケットモバイルの低速モード200kbpsであると、Youtubeの動画の視聴や画像の多いウェブサイトの閲覧は難しくなります。しかし、マイネオの「パケット放題」を使って低速モードのスピードを500kbpsにすると、Youtubeの動画でも高画質で無ければみれるようになります。しかも、このように低速モードに切り替えて通信を行う分には、データ容量が消費されないので、データをある程度たくさん使う人にも安心です。このため、たとえば500MBのプランを選択して、パケット放題を付ければ、月額1,660円で通信でデータ容量を気にせずに通信を行うことができるようになります。
私は3月にmineoデビュー以来、パケ放題のみで運用しています。500MBのデータプラン+パケ放題ですが特に困ったことはないですね。使い方にもよりますが2ヶ月間は無料なのでもう少し使われてからお決めになっては如何ですか。(マイネオのコミュニティサイト「マイネ王」より)
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