7割超が「待つべき」と判断したiPhone 17は何が変わった？iPhone 16とどっちを買うべきか違いを解説

ついにAppleより、iPhone 17、iPhone 17 Pro/Pro Max、iPhone Airが発表されました。

発売日は2025年9月19日（金）、予約開始は2025年9月12日（金）午後9時～で決定です。

セレクトラ編集部が2025年6月に行った独自調査では、これからiPhone購入を検討している人の約75%が「iPhone 17を待ってからiPhoneを購入する」と回答しました。

iPhone 17シリーズとiPhone Airが発表された今、iPhone 17とiPhone 16の違いをスペックと価格を中心に徹底比較し、「iPhone 17とiPhone 16のどちらを買うべきか」を解説します。

【独自調査】iPhone17を待つべき、と判断している人が約75%

セレクトラ編集部では、これから半年以内にiPhoneの購入を検討している男女200名を対象に、どれくらいの人がiPhone 17の発売を待っているのかを調査しました。

約75%が「iPhone 17を待つ」と回答！実は慎重派・型落ち値下げを待つ派が多数

全体の74.5%が「iPhone 17を待つ」と回答し、新型の登場を待ってからiPhoneを購入しようとしている人が多数派であることが分かりました。

しかし注目したいのが、「待つ」と答えた人の理由です。「せっかくなら最新モデルを買いたい」「iPhone 17が気になる」という前向きな理由もありましたが、より多数を占めたのが「新型と既存モデルを比較して決めたい」「型落ち値下げを待ってから判断したい」という慎重な理由でした。

また、「待つ」と回答した人の約23%は、「新型には興味がないが、型落ちモデルの値下げに期待している」とコメントしています。スペックよりも価格を重視してiPhoneを選びたいと考える人が少なくないことがうかがえます。

調査結果の続きは記事の後半で紹介しています。（▶調査結果の続きを見る）

正式にスペックが発表され、アップルストアの価格が分かった今。どちらを買うか改めて考えていきましょう。

iPhone 17の進化ポイント6つを解説、iPhone 16との違いは？

iPhone 17とiPhone 16を比較すると、大きな変更は、Plusの廃止・カメラの進化・ディスプレイの進化・ストレージの変更・eSIM専用・値上げです。

iPhone 17とiPhone 16で悩んでいる方にとって判断材料となりそうなこれらの変化を解説します。

• iPhone 17の進化ポイント
• 超薄型かつ軽量のiPhone Airが新登場
• 超広角カメラとフロントカメラの画素数がアップ
• 全モデルで最大120Hzのリフレッシュノートに対応
• 全モデルで128GBが廃止、17 Pro Maxには2TBが登場
• 全モデルでeSIM専用、SIMカードはもう入らない
• 129,800円スタートで価格は値上げ

iPhone 17はいつ出る？

iPhone 17、iPhone 17 Pro/Pro Max、そしてiPhone Airは2025年9月19日（金）発売が決定しました。

• 【確定】iPhone 17の発売スケジュール
• 予約開始日：2025年9月12日（金）午後9時～
• 発売日：2025年9月19日（金）

関連記事：iPhone17を最も速く予約する方法 | アップルストア、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル

iPhone Air新登場

新型iPhone 17の中でも最も目新しい変化が、iPhone Airです。スペックは「Pro」モデル同等で、iPhoneの新たなハイエンドシリーズと言えます。

「Air」は、iPhone 14/15/16で発売された「Plus」に代わるモデルとなります。標準モデル（6.3インチ）よりも大型サイズ（6.5インチ）なのは同じですが、特に注目はその薄さと軽さです。

iPhone 17とiPhone Airのサイズを比較すると、Airの薄さと軽さがよく分かります。

気になるiPhone Airのバッテリー持ち

噂の段階から、「iPhone 17 Airの薄さはすごそうだけど、バッテリー持ちは大丈夫？」という不安の声がありました。

発表されたiPhone Airのバッテリー性能を、実質の先代となるiPhone 16 Plusと比べると以下になります。

数字で見ると、iPhone 16 PlusとiPhone Airに稼働時間の違いは見られません。心配されたiPhone Airのバッテリーですが、そこまでガッカリということにはならなさそうです。

さらに、iPhone Airには「iPhone Air MagSafeバッテリー」（15,800円で別売）というモバイルバッテリーが用意されています。
iPhone Air専用のため、iPhone 17など他のiPhoneには非対応です。

このようなアクセサリが用意されると、逆にこれがないと充電が持たないのか？と心配にはなりますが、外出先での利用が多い方は追加で購入すると安心ですね。

標準iPhone 17の超広角カメラが48MPに、全モデルのフロントカメラが18MPに進化

iPhone 17では、アウトカメラとフロントカメラの両方がグレードアップしています。

標準モデルの超広角、Proモデルの望遠の画素数が48MPに向上

まずは標準のiPhone 17のカメラですが、iPhone 16では12MPだった超広角カメラの画素数が48MPへアップしました。
メインの広角カメラはすでに48MPのため、広角・超広角ともに48MPで揃いました。

48MP Fusionとなった超広角カメラは、画素数の向上だけでなく、センサーサイズが大きくなって暗所の撮影がよりきれいになります。
また、Fusion技術でハードウェアの高解像度とソフトウェアの処理を組み合わせることで、ディテール再現も強化しています。

つまり、補助的であった超広角カメラがメイン級のクオリティになったことがiPhone 17のカメラの大きな進化です。

そしてiPhone 17 Proでは、望遠カメラが48MPへ進化しています。

こちらも単純な画素数アップだけでなく、Fusion技術で暗所や逆光でもディテールを保持し、ノイズを軽減します。

全モデルでフロントカメラが18MPに向上、セルフィーに嬉しい新たな機能も

iPhoneのフロントカメラの画素数は、iPhone 11からiPhone 16まで12MPで固定されていました。ついにiPhone 17で進化が加わり、18MPにアップしています。

そして画素数だけでなく、センターフレームによる以下の機能も注目です。

• ビデオ通話や撮影時に、被写体が動いても画角の中心に収めてくれる
• 複数人がフレームイン・アウトすると、自動でズームアウト・インして全員を収めてくれる
• スマホを縦持ちしても横長写真や動画を撮れる
• デュアルキャプチャで背面カメラとフロントカメラで同時に動画を撮影できる

iPhone 17のフロントカメラは、セルフィーだけでなく、ビデオ会議などでも幅広く活躍してくれそうです。

全モデルで最大120Hzのリフレッシュノートに対応

iPhone 17では、標準（無印）も含む全モデルで、ProMotion技術による最大120Hzのリフレッシュレートに対応しました。

ProMotionは今まではProモデルに限られていた機能ですが、iPhone 17では標準モデルでもヌルヌルのスクロールを楽しめます。常時表示（常にオン）の機能も全モデルで対応しています。

全モデルで128GBが廃止、17 Pro Maxには2TBが登場

iPhone 17では、全モデルで128GBの容量が廃止され、256GBからになりました。

iPhone 17 Pro Maxでは、iPhone初の2TBが用意されています。

全モデルでeSIM専用に

iPhone 17シリーズ、iPhone AirはeSIM専用になり、物理SIMカードを入れるためのSIMスロットがなくなりました。

米国版のiPhoneはすでにiPhone 14からeSIM専用でしたが、ついに日本で販売されるモデルもその波にのりました。

17発表前のリークでも、SIMスロットを廃止して空いた部分でバッテリーを増強する、という話があったので、使えるところはトコトン使っていくようです。

現在SIMカード（nano-SIM）を使っていてiPhone 17への買い替えを考えている方は、eSIMを申し込む必要があるので注意しましょう。

関連記事：「eSIM」とは？eSIMが使えるおすすめ格安SIM10社徹底比較 - eSIMのメリット・デメリット、発行・再発行手数料も紹介

iPhone 17のスタート価格は129,800円で値上げ

アップルストアでのiPhone 17（256GB）の価格は129,800円です。

2024年発売のiPhone 16（128GB）が124,800円だったため、5千円の値上げとなります。

とはいえ、ストレージが256GBへ増えていることや、全体的なスペックは確実に上がっていることを考えれば、かなり許容範囲と言えます。

なお、米国でのiPhone 17（256GB）は799ドルと、驚きのiPhone 16（128GB）の据え置き価格です。
iPhone Airは999ドル～、iPhone 17 Proは1,099ドル～と、他のモデルでも値上げはありませんでした。日本はやはり円安の影響が大きいのかもしれません。

iPhone 17発表後、アップルストアではiPhone 16（128GB）が124,800円から114,800円に値下げされ、256/512GBは販売終了となりました。

関連記事：iPhone値上げはいつ？トランプ関税によるiPhone価格変動とベストな購入タイミングを予想

iPhone 16のスペックと価格、今買っても後悔しない？

型落ちとなったiPhone 16ですが、スペックと価格のバランスを求める人は、iPhone 16を買っても後悔はないでしょう。

• iPhone 16のポイント
• すでにApple Intelligence対応
• より小さいiPhoneを求めるならiPhone 16
• メインカメラは48MPで十分高性能
• iPhone 16 Proはそろそろ販売終了の可能性
• 価格的にもiPhone 16は魅力的

iPhone 16はすでにApple Intelligence対応

新しいiOS 26でも目玉となったApple Intelligenceですが、iPhone 16であれば全モデルで利用可能です。

iPhone 15 Pro/15 Pro Maxでも対応していますが、すでにほぼ販売終了なので、型落ちでもApple Intelligenceを使いたいならiPhone 16がおすすめです。

iPhone 17の標準モデルはサイズが6.3インチに大型化、小型を求めるならiPhone 16

標準モデルのiPhone 16の画面サイズは6.1インチですが、標準モデルのiPhone 17は6.3インチにサイズアップしました。

また、薄型モデルのiPhone 17 Airも、画面サイズは6.5インチとやや大きめです。

年々大型化するスマホですが、6.1インチならまだ小型スマホの部類。これ以上iPhoneが大きくなったら使いづらいな・・・と思うなら、iPhone 16を選ぶとよいでしょう。

iPhone 16のメインカメラは48MPですでに高画素・高画質

カメラ性能はiPhoneを選ぶ上で重要なポイントになります。iPhone 17でもしっかりカメラ性能は向上しています。

とはいえ、写真や動画に特別なこだわりがなければ、48MPのメインカメラを持つiPhone 16はすでに十分なカメラ性能を備えています。
ただし、フロントカメラはiPhone 17で大きく進化しているので、自分の用途に合わせて選んでみましょう。

• iPhone 16のカメラ性能
• メイン広角カメラ48MP、超広角カメラ12MP
• 超高解像度の写真（24MPと48MP）
• 0.5/1/2倍の光学ズーム
• センサーシフト光学式手ぶれ補正
• マクロ写真撮影
• 4Kドルビービジョン対応ビデオ撮影
• 空間写真・空間ビデオ撮影

iPhone 16 Proは販売終了になる可能性がある

例年の傾向どおり、iPhone 17の発表後、アップルストアでiPhone 16 Pro/16 Pro Maxは販売終了になりました。

携帯キャリアでも、iPhone 16 Proモデルはすでに品薄です。

特に人気の128/256GBの容量を狙っているなら、迷わず早めの購入が正解です。

また、iPhone 17 Proの素材はチタンではなく「アルミニウムUnibody」です。高級感のあるチタン素材はiPhone Airのみとなっています。
チタン素材のProモデルを手に入れたいなら、iPhone 16 Proを選びましょう。

価格的にもiPhone 16は魅力的

アップルストアでは、すでにiPhone 16が1万円値下げとなっています。

携帯キャリアでのiPhone 16の値下げはまだ見られませんが、乗り換えと同時の購入で4万円割引など、キャンペーン利用での購入は非常にお得になっています。

iPhone 17を待つべき？に関するよくある質問

iPhone 17とiPhone 16を安く買う方法はある？

携帯キャリアの乗り換えキャンペーンを利用すると、新型iPhoneも型落ちiPhoneもアップルストアの価格よりも安く買うことができます。

セレクトラ編集部では、iPhoneの最安価格をほぼ毎日更新で比較しています。

関連記事：【2025年9月最新】必見！iPhoneを最も安く買うおすすめの6つの方法

iPhone 17eはいつ発売される？

iPhone 17eは、2026年春に発売される噂と、iPhone 17eは発売されずに見送られる噂の両方があり、発売日についてはまだ分かりません。

関連記事：【徹底検証】iPhone 17eの発売は2026年春？アップルは「e」シリーズはを毎年発売するのか

iPhone 16とiPhone 16eはどっちを買うべき？

iPhone 16eは2025年2月にiPhone 16の廉価版として発売されました。

iPhone 16との分かりやすい違いはカメラのレンズの数ですが、処理性能やサイズ・重さにも違いがあります。

スペックよりも価格重視で選びたい人は、iPhone 16eを検討してみましょう。iPhone 16eを購入した9割以上が満足している評判の良い機種です。

関連記事：新型iPhone 16eとiPhone 16の違い10個を徹底解説！本当に買うべきなのはどっち？

型落ちiPhoneはいつ値下げされる？

アップルストアでの型落ちiPhoneの値下げタイミングは、新型iPhoneの発表日です。

携帯キャリアでも、新型iPhoneの登場で型落ちiPhoneの価格が下がります。本体代ではなくキャンペーンの割引額が下がるケースもあります。

関連記事：iPhone値下げタイミングはいつ？| iPhone 15・iPhone 14・iPhone13・SE3の値下げ最新情報

まとめ - iPhone 17とiPhone 16はどっちを買う？

iPhone 17を買うべき人

• 最新のiPhoneを手に入れたい人
• 超薄型・軽量のiPhoneを手に入れたい人
• 少しでもスペックの高いiPhoneが欲しい人
• Apple Intelligenceをフル活用したい人
• 画面の滑らかさを重視する人

iPhone 16を買うべき人

• 少しでも安く最新に近いiPhoneが欲しい人
• iPhone 16以上のスペックは求めない人
• カラー・ストレージの選択肢が豊富な内に購入したい人
• iPhone 16 Pro/16 Pro Maxを購入したい人

少しでもよりよいスペックを求めるなら、全体的なスペックが上がっているiPhone 17を選ぶのがおすすめです。

一方で、iPhone 16のスペックで十分と感じる人は、iPhone 16でも満足できるでしょう。

また、iPhoneの価格の行方は今までになく不透明です。価格を重視してiPhoneを選びたい方は、少しでもiPhone 16が値下げされたタイミングで購入するのが確実です。

【セレクトラ独自調査】購入予定モデルとiPhone購入で重視するポイントをアンケート調査

セレクトラでは、これから購入を予定しているiPhoneモデルと、iPhoneを選ぶ上で重視するポイントについても調査を行いました。

購入予定機種の第1位はiPhone 17シリーズで約40%、2位はまだ決めていない慎重派

購入予定の機種トップ3は、1位がiPhone 17シリーズで36%、2位がまだ決めていないで21%、3位はiPhone 16または16 Plusで12.5%でした。

新型iPhoneへの期待が高いことが窺える一方、慎重に決めたいという人が多数いることが分かりました。

バッテリー性能を重視してiPhoneを選ぶユーザーが最多数

次に購入するiPhoneで最も重視する点についての質問では、最多数の33.5%がバッテリー持ちと答えました。次いで20%が価格、16.5%がカメラ性能という結果でした。

型落ちでも高性能なカメラ性能や操作性を持つiPhone。日常使いの性能はすでに十分なだけに、安心して使えるバッテリー持ちを重視するユーザーが多いようです。

アンケート調査概要

By Tomoko

スマホ・SIM担当

セレクトラのスマホ・SIM記事担当。エンジニアの父の影響で小さい頃から通信機器に囲まれて育ち、様々なガジェットに興味を持つ。トコトン情報を突き詰める性格から、格安SIMの細かいサービス事情の把握には自信あり。前職の商品開発と営業職で培ったユーザー目線を活かし、日々業界研究と分かりやすい記事作りに励んでいます。仕事中はSIMの最新の情報を追いかけ、プライベートは子供を追いかける2児の母。