eSIMとは?eSIMの使い方やメリット解説
7月から楽天モバイルの料金が変更楽天モバイルの料金は7月1日をもって改訂され、Rakuten UN-LIMIT VIIになります。新プランでは1GBまでの料金0円は廃止され、3GBまで1,078円・20GBまで2,178円・無制限3,278円の3段階制となります。
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最近eSIMという言葉をしばしば聞くようになった方もいるかもしれません。総務省の携帯・スマホ乗り換え促進のアクションプランの一環としても、eSIMの普及が奨励されていますが、多くの方にとってはまだまだ馴染みのないものでしょう。本記事では、eSIMが何であり、どのようなメリットがあるのかを解説いたします。
- 本記事のポイント
- eSIMは、これまでのSIMカードを置き換えるバーチャルなSIMです。
- eSIMにより、スマホ・携帯の乗り換えが容易になります。
- eSIMを提供する格安SIMも増えてきました。一覧にしてご紹介します。
- eSIMを提供している格安SIMを比較して、どれがおすすめかをご紹介します。
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eSIMとは?

従来のSIMカードは端末に挿入するタイプでした。
eSIMとは「組み込み型SIM」
eSIMとは、「組み込み型SIM」のことを意味します。eSIMのeとは英語のembedded(エンベデッド)のeであり、この英単語は「組み込まれた」または「埋め込まれた」という意味です。従来のSIMカードがスマートフォンと別れたチップになっており、スマートフォンに挿入するタイプであったのに対して、eSIMはスマートフォンにSIMが埋め込まれているのです。
「組み込み」といってもeSIMは脱物質化された、次の世代のSIM
しかし、埋め込まれたといっても、各社に固有の物理的なSIMカードがスマートフォンに埋め込まれているわけではありません。むしろ、eSIMが組み込み型のSIMであると言われるのは、これまでのSIMカードという具体的な形をとっていたSIMがいわば脱物質化された状態でスマホに内蔵されているからです。
これまでのSIMカードの場合、携帯電話・スマホ会社を乗り換える場合には、それまで使っていたSIMカードをスマホから抜いて、乗り換え先の会社のSIMカードを挿入する必要がありました。これは、ご利用中の通信授業者があなたを識別するための情報が物理的なSIMカードと不可分であったためです。
これに対して、eSIMでは、そうした識別情報が書き換え可能です。つまり、eSIMでは識別情報とそれを記録するためのカードが完全に分離されており、利用者識別番号としてのSIMが完全に脱物質化されているのです。
eSIMのメリットは、乗り換えの簡単さ
これまでの議論から明らかなように、eSIMのメリットは携帯・スマホ会社の乗り換えが簡単になることにあります。
これまでのSIMカードであれば、今まで使っていたプロバイダーのSIMカードをスマホから抜いて、乗り換え先の会社のSIMカードをスマホに挿入する必要があります。このためには、もちろん新しいプロバイダーのSIMカードを注文して、それが郵送されてくるのを待たなければなりません。
これに対して、eSIMでは、物理的なカードを交換する必要がなく、情報を書き換えるだけです。このため、乗り換えの手続きは、インターネットで行い、QRコードを読み込むだけで完了してます。言い換えれば、従来のSIMカードのように、カードを注文して、郵送されてくるのを待たなければならないということがありません。
物理的なSIMカードと併用してeSIMを副回線として使用することも可能
eSIMは乗り換えだけではなく、現在使っている回線の副回線としても使用することができます。このため、メインで契約している回線とは別に、データ通信用の2つ目の回線として、後述するIIJMioや楽天モバイルを使うこともできます。
eSIMを使える端末は?
eSIMを使うためには、お使いのスマホやiPAD・タブレットの端末がeSIMに対応していなければなりません。
現在、eSIMを使うことができる端末は、残念ながらまだ多いわけで貼りません。以下の端末がeSIMに対応しているものです。
eSIM対応iPhone |
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eSIM対応Android |
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eSIM対応iPad・タブレット |
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eSIMを提供している格安SIM一覧

eSIMを提供する格安SIMも増えてきました
eSIMを提供する格安SIMはまだまだ限られていますが、最近では数が増えてきました。現在、eSIMで利用することができる格安SIMは楽天モバイル・ワイモバイル・UQモバイル・IIJmio・ahamo・povo 2.0・LINEMOの7社です。
格安SIMとは? セレクトラでは最近の携帯業界の変動を考慮し、格安SIMをキャリアのプランと比べて消費者にとって格安な携帯料金プランと定義しています。このため、MVNOだけではなく、ワイモバイル・UQモバイルなどのサブブランドやahamo・povo・LINEMO・Rakuten UN-LIMIT VIなどの料金プランも格安SIMに含めています。
eSIMを提供している格安SIM

iPhone購入乗り換えで最大30,000ポイント還元中。Rakuten UNLIMIT VIではデータ使用量に応じて月額料金が変わり、1GBまでならなんと0円。国内通話もかけ放題。iPhone13/12シリーズも取扱いあり。

ソフトバンクのサブブランド。通信品質トップクラス。新プラン「シンプルS/M/L」なら家族割(2回線目以降)または光回線とのセット割の割引で3GB 月額税込990円。10分かけ放題・24時間かけ放題もあり。iPhone12シリーズも取り扱い中。

通信はau品質トップクラス。「くりこしプラン+5G」なら割引なしで3GB 1,628円。さらに、自宅セット割適用で3GB 990円で格安SIM最安級。データを繰り越し・24時間かけ放題も。iPhone12も取り扱いあり。

人気の高い老舗格安SIM。2021年4月開始の最新プラン「ギガプラン」では、2GB780円(税込)から音声SIMが利用可能。データ通信用eSIMにも力を入れており、2GB440円から20GB1,650円まで。

ドコモのオンライン専用格安プラン。ドコモの高品質通信でのデータ容量20GBに5分以内無料通話がついて月額料金2,970円。5Gにも対応しており、海外での利用も無料。dカード・dカード GOLDと組みわせるとデータ容量が増えさらにお得に。

auのオンライン専用プラン。povo2.0は基本料金は0円で、ユーザーが必要に応じて「トッピング」を購入するのがコンセプト。3GB990円(30日間)や220円で24時間データ使い放題になるトッピングが魅力的。

ソフトバンクグループになったLINEMO(ラインモ)。だからキャリア品質。LINEのデータ消費がカウントフリー(LINEギガフリー)。データ容量使い切ってもLINEの通信速度はそのまま。いまなら、通話オプション(5分)が1年無料!
このようにeSIMのサービスを提供しているのはほとんどがキャリアであり、MVNOはIIJmio一つだけです。
eSIM料金プランの比較:どれがおすすめ?
eSIMを提供している格安SIMの一覧を確認しましたが、それぞれの料金プランを比較して、どれがどのような人におすすめかを確認しましょう。
比較ポイント:楽天モバイルのeSIMを使ってデータ・電話使い放題
eSIMの端末をお使いの場合には、楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT VIが非常におすすめです。Rakuten UN-LIMIT VIの料金プランは次の通りです。
月額料金 (税込) |
~1GB | ~3GB | ~20GB | 20GB~ |
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0円 (※2022年7月以降は1,078円) |
1,078円 | 2,178円 | 3,278円 | |
通信規格 | 4G・5G | |||
通信容量 | 楽天回線対象エリア:無制限 パートナー回線エリア:5GB/月 データ容量超過後も1Mbpsで通信可能 |
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国内通話 | Rakuten Linkのアプリを利用すればかけ放題 アプリ未使用であれば、30秒22円 10分(標準)通話かけ放題:1,100円/月 |
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公式サイト |
月額料金(税込) | |||
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~1GB | ~3GB | ~20GB | 20GB~ |
0円 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
通信規格 | |||
4G・5G | |||
通信容量 | |||
楽天回線対象エリア:無制限 パートナー回線エリア:5GB/月 データ容量超過後も1Mbpsで通信可能 |
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国内通話 | |||
アプリRakuten Link使用でかけ放題 アプリ未使用であれば、30秒22円 10分(標準)通話かけ放題:1,100円/月 |
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公式サイト | |||
7月から楽天モバイルの料金が変更楽天モバイルの料金は7月1日をもって改訂され、Rakuten UN-LIMIT VIIになります。新プランでは1GBまでの料金0円は廃止され、3GBまで1,078円・20GBまで2,178円・無制限3,278円の3段階制となります。
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Rakuten UN-LIMIT VIを無制限WiFiとして使う
Rakuten UN-LIMIT VIは1カ月に使ったデータ容量に応じて、0~1GBから無制限まで4段階で料金が変動する従量制です。0GBから1GBまでの料金は0円なので、使わなかった月の料金は0円ということになります。
また、Rakuten UN-LIMIT VIはテザリングが無料かつ無制限で行うことができます。このため、eSIMで楽天モバイルを副回線に指定しておいて、両行先や出張先などで、データ容量が足りなくなったときに使うポケットWiFiのようにして使うことができます。使わなかった月の料金は0円ですから維持費もかかりません。
Rakuten Linkの無料かけ放題で通話料節約
楽天モバイルのもう一つの使い方は、通話専用SIMとして使うことです。通常通話料は、30秒22円です。MVNOの場合、専用プランで通話する必要がある場合もありますが、だいたい30秒11円です。
これだと、1時間電話をしただけで2,640円ないし1,320円程度の料金がかかってしまうことになります。
しかし、楽天モバイルではRakuten Linkという通話アプリを使えば、無料でかけ放題を利用することができます。
このため、通話用回線として楽天モバイルを利用して、0円でかけ放題サービスを追加することができます。
基本料金は安いはずなのに、通話料金で毎月のスマホ代が高くなっているという人は通話をRakuten Linkで行うようにして、通話料を節約するのがおすすめです。
関連記事:
徹底解説:楽天モバイルのRakuten Link(楽天リンク)
Rakuten UN-LIMIT VIはもちろん主回線としてもおすすめ
Rakuten UN-LIMIT VIはもちろん主回線として単独で利用するのもおすすめです。
楽天モバイルは電話は無料でかけ放題で、データも使った分だけで毎月払えばよく、たとえ大容量データを使ったとしても3,278円です。唯一の注意点は、楽天の自社回線エリアでない地域だと、高速データを大容量使用することはできないという点と、楽天モバイルに割り当てられた電波の帯域の事情で、地下や壁の厚い屋内ではつながりにくいことがあるということです。
関連記事:
楽天モバイルの口コミ・評判は?メリット・デメリットを評価
このため、楽天モバイルを主回線として使う際には、お住まいのエリアが楽天モバイルの自社回線になっているかどうかを確認しましょう。
比較ポイント:IIJmioのeSIMを使えば格安でデータ容量増加可能
IIJmioのeSIMはデータ通信専用のSIMで、格安の料金で気軽にデータを足すことができます。
データ容量 | 月額料金(税込) |
---|---|
2GB | 440円 |
4GB | 660円 |
8GB | 1,100円 |
15GB | 1,430円 |
20GB | 1,650円 |
現在、ワイモバイルやUQモバイル、LINEMOといった人気格安SIMでは、3GBの次が15GBから20GBと、3GBとその次のデータ容量に大きく差が開いています。スマホユーザーうちの半数以上は1カ月のデータ容量は3GB程度で足りるということが統計的にはわかっていますが、3割程度の人はもう少しデータが必要ということになるかもしれません。
そのような場合には、IIJmioのeSIMを使うことにより、問題を解決できるでしょう。たとえば、毎月あと2GB程度足りないという場合であれば、IIJmioのeSIMなら220円でデータを使えます。これならば、3GBでは足りないけれど、15GBや20GBもいらないという人のニーズにピッタリと当てはまるでしょう。
おすすめSIM会社

他社から乗り換えで20,000円分ポイント還元。Rakuten UNLIMIT VIではデータ使用量に応じて月額料金が変わり、1GBまでならなんと0円。国内通話もかけ放題。

通信品質トップクラス。新プラン「くりこしプラン+5G」では、割引なしで3GB1,628円(税込)と格安SIM最安級プランに。データを繰り越しできるのも魅力。

通信品質トップクラス。新プラン「シンプルS/M/L」では、家族割(2回線目以降)または光回線とのセット割の割引で3GBなら月額990円に(税込)。

ソフトバンクグループになったLINEMO(ラインモ)。だからキャリア品質。LINEのデータ消費がカウントフリー(LINEギガフリー)。データ容量使い切ってもLINEの通信速度はそのまま。いまなら、通話オプション(5分)が1年無料!
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