SIMフリーのスマホとは? - 分かりやすく解説:特徴・メリット・デメリット・注意点
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「SIMフリー」「SIMフリースマホ」とはどういう意味なのでしょうか?ここでは、SIMフリースマホをキャリアスマホと比較しつつ、そのメリット・デメリットについて分かりやすく解説します。キャリアスマホをSIMフリースマホにする方法も紹介します。
SIMフリースマホって何?
SIMフリースマホとは、SIMロックがかかっていないスマホ端末のことです。SIMロックとは何のことでしょうか?
以前は、大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)で購入したスマホは、自社のSIMカードにしか対応しておらず、他のSIMカードを挿しても使えない…ということがありました。これが、SIMロックがかかっている状態です。
しかし2015年5月以降、キャリアスマホのSIMロックを解除することができるようになりました。SIMロック解除したスマホでは、他の通信事業者のSIMカードを挿して使うことが可能です。
そして総務省によって、2021年10月1日以降発売される携帯電話端末については基本的にSIMロックを設定せずに販売することが正式に義務づけられました。つまり、現在販売されている携帯電話はほとんどSIMフリー端末ということです。
SIMフリースマホとは次の2タイプあることになります。
- SIMロック解除されたキャリアスマホ
- 最初からSIMロックがかかっていないスマホ
SIMフリースマホを購入するには
上記で説明した通り、2021年10月1日以降発売される携帯電話端末については基本的にSIMロックを設定せずに販売することが義務づけられているため、基本的にどこで購入してもSIMフリーとなっています。
スマホの購入については以下のような方法が挙げられます。
やはり、どの販売店でも原則SIMフリースマホ端末が売られていますが、中古スマホ等はSIMロックが掛かっていないかを念のため必ずチェックしてから購入しましょう。
- 大手キャリアの店舗やオンラインストアで購入する
- 格安SIMの公式サイトで購入する
- 家電量販店の携帯会社コーナーで購入する
- アップルストアで購入する
- オンラインで購入する
- 中古スマホ販売店で購入する
手持ちのキャリアスマホをSIMロック解除する方法
キャリアのスマホをSIMロック解除してSIMフリースマホにするには、web・電話・ショップという3つの手続き方法があります。
このうちweb手続きは5分程度で完了して無料ですが、電話とショップでの手続きは時間と手間がかかるうえに、手数料として3,000円かかります。
ちなみに、webでSIMロック解除手続きができるのは、2015年5月以降に発売された機種のみです。それ以前の機種はショップに行って相談しましょう。
ここから、各キャリアのSIMロック解除手続きを案内します。
SIMロック解除手続き – ドコモ
パソコン・スマートフォン | My docomo | 無料 |
電話 | ドコモの携帯電話から:局番なしの151 一般電話から:0120-800-000 |
3,300円 |
ドコモショップ | お近くのドコモショップにて対応 | 3,300円 |
WebでSIMロック解除する流れ:
端末のIMEI番号を確認する
スマホの発信画面で「*#06#」と入力して発信すると、15桁のIMEI番号が表示されます。このIMEI番号はコピーするかメモしておきましょう。
My docomoにログインする
スマホでMy docomoにログインし、左上のメニューをタップします。「サービス一覧」→「SIMロック解除」と進みましょう。
IMEI番号を入力する
IMEI番号を入力する欄があるので、先ほど調べたIMEI番号を入力します。「SIMロック解除を申し込む」にチェックマークを付けて「手続きを完了する」を選択します。
SIMロック解除手続き – ソフトバンク
パソコン・スマートフォン | My SoftBank | 無料 |
Softbankショップ | お近くのSoftbankショップにて対応 | 3,300円 |
WebでSIMロック解除する流れ:
端末のIMEI番号を確認する
スマホの発信画面で「*#06#」と入力して発信すると、IMEI番号が表示されます。このIMEI番号はコピーするかメモしておきましょう。
My SoftBankにログインする
スマホでMy SoftBankにログインし、右上のメニューをタップします。「契約・オプション管理」→「オプション」→「SIMロック解除対象機種の手続き」と進みます。
IMEI番号を入力する
先ほどのIMEI番号を入力し「次へ」をタップします。「解除手続きする」を最後に洗濯すると、手続き完了です。
SIMロック解除手続き – au
パソコン・スマートフォン | My au | 無料 |
auショップ | お近くのauショップにて対応 | 3,300円 |
WebでSIMロック解除する流れ:
My auにログインする
スマホでMy auにログインし、下にスクロールします。「SIMロック解除可否」を確認し、可能なのであれば左上にチェックマークを付けます。さらに下へスクロールし「次へ」をタップします。
申込内容を確認する
SIMロック解除についての申込内容を確認します。「解除の理由」に適当な答えを選択し「この内容で申し込む」をタップします。
SIMフリースマホ - メリット
SIMフリースマホには大きく3つのメリットがあります。
- 格安SIMなど契約する携帯会社を自由に選べる
- デュアルSIMを楽しめる
- 海外SIMも利用できる
では、一つずつ具体的に解説します。
メリット①格安SIMなど契約する携帯会社を自由に選べる
SIMフリースマホが主流になったことで、より携帯会社の選択肢が広がりました。
例えば、格安SIMの中には自社でスマホ端末を販売していない会社も多く、必ずSIMロックフリーのスマホ端末を契約前に用意する必要があります。
以前は、「現在のスマホ端末はSIMロックがかかっているから、高い大手キャリアを継続して使わないといけない…」といったこともよくありました。
今はSIMフリーの義務付け以前に購入したスマホ端末もSIMロック解除が可能です。
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メリット②デュアルSIMを楽しめる
SIMフリースマホのもうひとつの利点が、デュアルSIMを楽しめるということです。
デュアルSIMとは、文字通り2つの違う携帯会社のSIMを1つのスマホに挿して利用することです。2つの電話番号を持つことができるので、プライベートと仕事で電話番号を分けることができます。
また、他にもデータ用と通話用でSIMを分けたり、通信障害に備えて1枚回線の違うSIMを入れておく…といったような使い方ができます。
つまり、1つのスマホで2つの携帯会社と契約できるので、用途に合わせて柔軟に使い分けることが可能です。
メリット③海外SIMも利用できる
SIMフリースマホのほとんどは、日本国外のSIMを挿しても使うことができます。
海外出張や長期の海外旅行をする際に、キャリアスマホのデータローミング機能や海外オプションなどを利用すると割高になってしまいます。そこで、現地のSIMカードを手に入れてSIMフリースマホに挿すことで、大きな節約が可能です。
これもまた、デュアルSIMとして日本国内のSIMを入れたまま、追加で海外で手に入れたSIMを入れる…ということができます。
SIMフリースマホ - デメリット
SIMフリースマホのデメリットも3つ取り上げます。
- 日本独自の機能に対応していない
- 故障時のサポートが少ない
- キャリアショップで相談できない
デメリット①日本独自の機能に対応していない
海外製のSIMフリーを購入する場合、一部日本独自の機能に対応していないものもあるので注意が必要です。
たとえば、以下のような機能が挙げられます。
・おサイフケータイ
・ワンセグ
・防水、防塵
・緊急地震速報
これらの機能を重視する方は、SIMフリースマホを購入するよりもキャリアのスマホをSIMロック解除して利用するほうがおすすめです。
デメリット②故障時のサポートが少ない
SIMフリースマホに限らずですが、独自にインターネットオークション等で入手したSIMフリースマホは故障時に受けられるサポートが乏しいというデメリットがあります。
キャリアのスマホであれば、端末トラブル時にショップに持って行けば修理受付してもらえて、代替機も借りられますよね。でもSIMフリースマホの場合はそのようなサポートが受けられません。
格安SIMの中でも、スマホの補償が手厚い楽天モバイルとLINEモバイルの補償サービスを紹介します。これら以外にも、端末補償オプションが付く格安SIMはあるので、チェックしてみてください。
格安SIM名 | 補償サービス | 内容 |
---|---|---|
楽天モバイル | スマホ交換保証オプション (500円/月) |
|
つながる端末保証by楽天モバイル (500円/月) |
|
|
LINEモバイル | 端末保証(450円/月) |
|
持込端末保証(500円/月) |
|
デメリット③端末について相談できる所がない
独自で入手したSIMフリースマホは、使い方や設定の仕方が分からない場合、相談できるショップなどはありません。
SIMフリースマホについて疑問点があるなら、詳しい人に聞いたりインターネットで検索したりと自力で解決するしかないわけです。そのためSIMフリースマホは、分からないことを自分で調べることができる人、ある程度スマホの知識がある人向けといえるでしょう。
但し、携帯会社でSIMフリースマホを購入した場合は、もちろんその携帯会社に相談ができます。
デメリット④通信事業者で動作するか確認が必要
SIMカードを契約する通信事業者が、そのSIMフリースマホで動作するのかを前もって確認しましょう。スマホ端末とSIMカードは、互いに周波数帯や通信方式に対応していないと使えません。
そこで、契約する通信事業者(格安SIM)の公式ページにある「動作確認済み端末検索」をチェックすることをおすすめします。主な格安SIMの動作確認端末ページを紹介します。
UQモバイル・・・動作確認端末一覧
楽天モバイル・・・動作確認済み端末
IIJmio・・・動作確認端末
mineo・・・動作確認済み端末検索
BIGLOBEモバイル・・・動作確認端末
OCNモバイルONE・・・動作確認済み端末一覧
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