【徹底検証】iPhone 17eの発売は2026年春?アップルは「e」シリーズを毎年発売するのか

2025年2月、iPhone SE4を期待していた私たちを驚かせた「iPhone 16e」が、iPhoneのエントリーモデルとして発表されました。これをもって、「iPhone SE」シリーズは終了しました。
ここで、気になるのが次のモデルはiPhone 17eとして来年2026年の春も発売されるのか、それともSEシリーズのように数年ごとのサイクルになるのかです。
この記事では、業界の有識者や海外のリーク情報をもとに、iPhone 17e発売の可能性を探っていきます。
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SEシリーズは終了し、「e」シリーズへ
iPhone 16eの発表は、SEシリーズの後継モデルとは言い難い、まったく新しいラインアップとなりました。
まずは価格です。従来のSEシリーズはSE2が64GBで49,280円~、SE3が64GBで57,800円~と、ミドルレンジスマホの価格帯で、iPhoneシリーズの中でも比較的手ごろな価格という印象でした。ところが、2025年2月に発売されたiPhone 16eの価格は99,800円~と、ハイエンドスマホの価格帯です。
また、SEシリーズと言えば、コンパクトなデザインとTouchIDが特徴でした。一方で、今回のiPhone 16eはむしろ「iPhone 16の廉価版」という印象で、既存のiPhone 16と同等のデザイン、若干のカメラスペックなどが抑えられただけという仕上がりになっています。
そこで気になるのが、新型iPhoneが発表されるたびに、今後「e」シリーズが毎年発表されるのかどうかです。
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iPhone 17eは2026年春発売の声もあるが・・・
業界アナリストのミンチー・クオは、自身のブログにて新型iPhoneのロードマップ予測を公開しました。
- 2025年後半〜2027年:新型iPhoneローンチ予想byミンチー・クオ
- 2025年後半:iPhone 17 Pro Max, iPhone 17 Pro, iPhone 17 Slim, iPhone 17
- 2026年前半:iPhone 17e
- 2026年後半:iPhone Foldable, iPhone 18 Pro Max, iPhone 18 Pro, iPhone 18 Slim
- 2027年前半:iPhone 18, iPhone 18e
- 2027年後半:iPhone Foldable 2, iPhone 19 Pro Max, iPhone 19 Pro, iPhone 19 Slim
それによると、iPhone 17eが2026年の前半、そしてiPhone 18eが2027年の前半に発表される可能性が高いと予想されています。そして、iPhone 18eについては、iPhone 18 Proが2026年後半に発表された半年後にiPhone 18とともに発売されるとのことです。
今までのiPhone発表の流れを加味すると、恐らく2026年の春にiPhone 17e、2027年の春にiPhone 18eの発表というのが濃厚となりそうです。
中国を始めとしたスマホ業界の競争激化を意識し、アップルは年に2回のiPhone発表というマーケティング戦略を取るのではという見解です。
ただ、iPhone 17eの発表については意見が割れており、マークガーマン記者が4月27日付のニュースレター「power on」で「eシリーズの毎年リリースについて、Appleはまだ決断を下していない」と述べています。
そう考えると、「『e』シリーズの展開については、iPhone 16eの売れ行きを見てから…」という可能性もあるかもしれません。
では、実際にiPhone 16eの売上はどうなっているのでしょうか。
2025年第1四半期のアップルは好調!iPhone 16eがけん引
Counter Pointの調査結果によると、iPhone 16eを発表した2025年の第1四半期、アップルはスマホ売上の世界シェア19%を獲得し、1位となりました。
通常、第1四半期はアンドロイドスマホの発表が多く、例年アンドロイドが売上シェアの1位となることがほとんどでした。
しかし今回、Galaxy S25を始めとした、代表的なアンドロイドの新製品発表時期とiPhone 16eの発売を重ねることで、よりこの第1四半期のアップルの成績が重要な意味を持つこととなりました。
2025年第1四半期のアップルの好調要因は、iPhone 16eのリリースであることは間違いありません。その一方で、今回は日本、インド、東南アジアなどのアップルの売上主要国(北米と中国)以外の国・地域の2桁成長を達成したことが大きく貢献したとされています。
また、CIRPの報告では、iPhone最大の売上国である米国において、iPhone内販売シェアが2024年3月はiPhone 15Pro/ Pro Maxが45%だったのに対し、2025年3月は16 Pro/ Pro Maxが38%に減少していることが明らかになっています。消費者のミドルレンジモデルへのシフトも見られ、ますます「e」シリーズへの需要の高まりが期待できます。

「e」シリーズは毎年春の発表が濃厚
これらを踏まえると、やはり「e」シリーズは今後もiPhoneの売上を下支えする存在として、毎年春の発表が恒例になるのではないでしょうか。
そして、アンドロイドの新作発表で、アップルにとって厳しい結果となりがちだった第一四半期に人気機種となる「e」シリーズを出すことで、iPhone値上げで迷っているアップルユーザーの新たな選択肢にもなるでしょう。
「e」シリーズの今後に注目です。