徹底比較:Y!mobile(ワイモバイル)vs UQモバイル、どちらがおすすめ?

ワイモバイルとUQモバイルは、どちらも人気が高く、通信速度も安定して高いと評判です。プランも似ていますが、実は2社とも「キャリアのサブブランド」という点でも共通しています。では、実際あまり違いはないのでしょうか?どちらがどんな人におすすめなのでしょうか?今話題の新プランやahamoも併せてご紹介いたします。
ワイモバイルもUQモバイルもサブブランド
ワイモバイルとUQモバイルの共通点として、どちらとも「キャリアのサブブランドである」ということがあげられます。
「サブブランド」が何かはわかっているので、ワイモバイルとUQモバイルの違いが知りたい、またはどちらがどんな人にオススメなのかだけ知りたいという方は、比較セクションにお進みください。
サブブランドとは?
「サブブランド」とは、簡単に言うと、
- KDDIやソフトバンクといった自社回線をもつ事業者(=キャリア)が、
- auやソフトバンクといったメインのブランドとは別に展開する廉価版サービス
のことを意味します。
これをさらに大雑把に言い換えると、サブブランドとは、
- 大手事業者が提供する「格安SIM」サービス
であると言えます。
このサブブランドの魅力は、
- 安定した高速通信と低価格の両立
にあります。以下では、ここに登場した重要なキーワードを一つずつ解説いたします。
キャリア・MNO
キャリアとは?
キャリアとは、携帯電話やスマホなどの通信事業において、その基盤となる通信回線を開設または運用している事業者のことを意味します。このような事業者は、専門用語では、移動通信事業者(MNO、Mobile Network Operator)と呼ばれます。
総務省による定義 総務省作成の「MVNOに係る電気通信事業法及び電波法の 適用関係に関するガイドライン」(2015)における定義では、MNOとは、 電気通信役務としての移動通信サービス(以下単に「移動通信サー ビス」という。)を提供する電気通信事業を営む者であって、当該移動通信サービス に係る無線局を自ら開設(開設された無線局に係る免許人等の地位の承継を含む。 以下同じ。)又は運用している者
と定義されています。ここでいう「移動通信サービス」が携帯電話やスマホなどのサービスに対応しています。
キャリアといえば、通常はドコモ・au・ソフトバンク
日本においては、ドコモ・au・ソフトバンクが長らくキャリアとして事業を展開しており、しばしば3大キャリアと呼ばれています。ちなみに、2020年の4月からは、楽天モバイルも自社回線サービスを開始し「第4のキャリア」として業界を騒がせています。(なお、楽天モバイルは独自の性質をもつため、以下で「キャリア」という際には、単にドコモ・au・ソフトバンクを意味するものとします。)
キャリアの特徴1:安定した高速通信サービス
キャリアの特徴の1つは、自社の回線を使っていることによる、安定した高速通信サービスにあります。後述するように、いわゆる格安SIMでは、通信が混雑した際に、通信速度が遅くなってしまうというデメリットがありますが、ドコモ・au・ソフトバンクといったキャリアでは、基本的にこうした問題が生じず、利用者は安定した高速通信サービスを楽しむことができます。
キャリアの特徴2:ショップでの手厚いカスタマーサポート
キャリアのもう1つの特徴は、店舗を全国各地に展開して、手厚いカスタマーサポートを行っている点にあります。実際、お住まいの地域にも、ドコモショップ・auショップ・ソフトバンクショップがあるという方は多いのではないでしょうか?
この店舗展開によるサポートは必ずしも、キャリアの定義に含まれている特性ではありませんが、後述するようにいわゆる格安SIMでは、この限りではなく、製品の購入から初期設定まで基本的に自分で行わなければなりません。
対照的に、キャリアのショップで携帯電話やスマホを購入したことがある人ならご存知なように、キャリアは製品購入から初期設定すべて行ってくれますし、さらにはその後のカスタマーサポートも充実しています。
キャリアの特徴3:月額料金が高い傾向
前述の2つのメリットに付随するデメリットとして、キャリアの通信料金は高くなりがちであるという特徴があります。
キャリアは、通信回線を開設し、運用していますが、このためには初期費用・維持費用がが必要です。また、全国にショップを展開して、手厚いカスタマーサポートを提供するためには、設備費用や人件費がかかります。
したがって、これらの費用を補填するために、キャリアのサービス料金は、比較的高い傾向があります。
「日本の携帯料金は高い」 ちなみに、最近発足した菅内閣においては、日本の携帯料金が高いため、4割の値下げが必要であるとの方針が出されたことが話題の上りましたが、これは基本的にドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアの通信料金が高いということを意図したものです。キャリアとしての費用のためとはいえ、キャリアは市場において大きなシェアを占め、利益率も20%程度となっているため、批判の対象となっているのです。
格安SIM・MVNO
格安SIMとは?
いわゆる「格安SIM」とは、キャリアから回線の一部を借用して、通信事業を展開しているSIM会社のことを指します。このような事業者のことを、専門用語では、仮想移動体通信事業者(Mobile Virtual Network Operator、MVNO)と呼びます。
格安SIMの特徴1:とにかく安い
格安SIMの特徴は、その名前の通り、とにかく安いことにあります。
格安SIMの定義のポイントは、格安SIMは、携帯電話やスマホの通信サービスに必要な回線を自ら開設しておらず、かつ運用もしていないという点にあります。キャリアのところでみたように、キャリアの通信費が高い要因の一つは、回線の開設および維持にかかる費用に由来します。しかし、格安SIMは、キャリアが開設・運用している回線を借りて、サービスを展開しているため、キャリアほどサービス展開のためのコストがかからないのです。
格安SIMの特徴2:サービスのほとんどがインターネット上で完結
格安SIMの安さにも関連していますが、格安SIMは、ほとんどの手続きがインターネットで完結するという特徴があります。言い換えると、格安SIMは、キャリアと異なり、全国にショップを展開し、対人でのカスタマーサポートを行うということは基本的にしていません。これにより、格安SIMは、人件費を含む、ショップの展開にかかる費用を削減しています。
格安SIMの特徴3:キャリアに比べると通信速度が遅くなることも
通信料金が安いというメリットの裏返しとして、格安SIMによるデータ通信は、キャリアと比べて遅くなることがあるというデメリットがあります。
この理由は、格安SIMは、あくまでもキャリアから回線を借りてサービスを展開しているため、回線が混雑した時にはキャリアユーザーが優先され、格安SIMユーザーの通信は制限されてしまうからです。
サブブランドはキャリア?それとも格安SIM?
キャリアと格安SIMの定義およびそれぞれの特徴を確認しました。これまでの説明を踏まえると、サブブランドはキャリアなのでしょうか?格安SIMなのでしょうか?
結論からいうと、サブブランドは両方の性質を兼ね備えています。そして、これが上述した「安定した高速通信と低価格の両立」というサブブランドの魅力につながっています。
サブブランドのキャリアとしての側面
サブブランドは、あくまでKDDI・ソフトバンクによる事業であり、「自社」が開設・運用している回線を用いることができます。このため、回線が混雑しているときでも、利用者は高速通信を安定して楽しむことができます。
また、サブブランドは、au・ソフトバンクというメインブランドのショップにて、取り扱われています。このため、困ったらショップでサポートしてもらえます。この点でも、サブブランドは、キャリアとしての側面を有しています。
サブブランドの格安SIMとしての側面
他方で、キャリアのサービス展開において、サブブランドは、メインブランドに対する廉価版としての位置づけにあります。このため、サブブランドの通信サービスは、格安SIM並みに安いという特徴があります。
これまでのことをまとめると、キャリア・格安SIM・サブブランドの関係は次のようにまとめられます。
安い | 格安SIM | サブブランド | ||||||
キャリア | ||||||||
高い | ||||||||
混雑時低速 | 常時高速 |
サブブランドは強すぎる? サブブランドは、キャリアのように速く、格安SIMのように安いということを確認しましたが、こう聞くとサブブランドを選ばない理由がないと思う人もいるかもしれません。実際、2018年の総務省での有識者会合では、格安SIM事業者から、サブブランドの速さを同じ価格では提供できないと不満の声が上がっています。とはいえ、サブブランドの事業展開は、キャリアの企業努力によるものなので、批判は妥当ではないという意見もあります。
徹底比較:ワイモバイルとUQモバイル、どちらがおすすめ?
さて、サブブランドの特徴を確認した上で、ワイモバイルとUQモバイルとの比較に入りましょう。まとめると、両者の違いおよび共通点は次のようになります。
ワイモバイルとUQモバイルの違い | |
---|---|
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|
|
ワイモバイルとUQモバイルの共通点 | |
|
以下では両者のプランを確認しながら、見取り表にまとめられた、それぞれのプランの共通点と違いを確認していきましょう。
ワイモバイルとUQモバイルのプランの確認
はじめに、ワイモバイルとUQモバイルのプランを確認しておきましょう。
ワイモバイル スマホベーシックプラン |
UQモバイル スマホプラン |
---|---|
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![]() |
3GBプラン | |
スマホベーシックプランS 2,680円 |
スマホプランS 1,980円 |
10GBプラン | |
スマホベーシックプランM 3,680円 |
スマホプランR 2,980円 |
14GBプラン | |
スマホベーシックプランR 4,680円 |
なし |
通信速度(容量超過時) | |
3GBプラン:最大300kbps* 10/14GBプラン:最大1Mbps |
3GBプラン:最大300kbps 10GBプラン:最大1Mbps |
国内通話 | |
10分かけ放題 超過分は30秒ごとに20円 |
30秒20円 |
*2020年10月14日より。それ以前は、128kbps
ワイモバイルとUQモバイルの共通点
ワイモバイルとUQモバイルのプランを確認した上で、両者の共通点をまとめましょう。
上の表で見たように、共通点は次の5つでした。
共通点1:格安SIMのような安さ
共通点の1つ目は、サブブランドの特徴の1つ目であり、ワイモバイルもUQモバイルも格安SIMのように安いということです。ここでは、比較対象として、mineo(マイネオ)の音声通話付きプラン(au回線)3GBと10GBの場合と比較してみましょう。
![]() |
![]() |
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|
3GB | 1,510円 | 2,680円 | 1,980円 |
10GB | 3,130円 | 3,680円 | 2,980円 |
3GBの場合、さすがに格安SIMのmineoが一番安くなっており、逆にワイモバイルの料金の高さが目立ちます。しかし、あとでも説明するように、これはワイモバイルの場合料金の中に10分かけ放題が最初から含まれていることによるものです。
このことを念頭に置くと、ワイモバイルもUQモバイルもmineoと同等に安いといえます。実際UQモバイルの10GBの料金は、mineoの10GBの場合よりも安くなっています。
いずれにせよ、キャリアの低価格プランと比較するとワイモバイルとUQモバイルが格安SIMなみに安いというのは明白です。キャリアの低価格プラン一覧をご覧ください。
ドコモ ギガライト |
au ピタットプラン4G LTE |
ソフトバンク ミニフィットプラン |
|
---|---|---|---|
1GB | 3,150円 | 3,150円 | 3,980円 |
2GB | 4,150円 | 4,650円 | 5,980円 |
3GB | 7,480円 | ||
4GB | 5,150円 | ||
5GB | 6,150円 | ||
6GB | 6,150円 | なし | |
7GB |
共通点2:キャリア並みの安定した高速通信
共通点の2つ目は、サブブランドのもう一つの特徴、すなわち高速通信がキャリアのメインブランド並みに安定しているということです。実際、様々な測定調査でも、ワイモバイルとUQモバイルの通信速度は、格安SIMよりも安定して、高速であるという結果が出ています。
共通点3:家族割・セット割あり
ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアでは、同じみの家族割ですが、キャリアのサブブランドであるワイモバイルとUQモバイルでも、家族割を利用することができます。
割引価格は、ワイモバイルでもUQモバイルでも共通しており、500円です。
また、ワイモバイルもUQモバイルも、固定回線やWiMAXとセットで利用することで、お得になる割引があるという点も共通しています。
セット割引の価格は、家族割と同じで500円です。
共通点4:データ専用SIMなし
最初3つの共通点は、基本的に2社のメリットでした。対照的に、共通点の4番目は、両社ともデータ通信専用SIMがないという注意点になります。このため、ワイモバイルとUQモバイルを選択するのであれば、通話機能付きSIMを選ぶしかありません。
逆に言うと、たとえばサブのスマホやタブレットを使うためのデータSIMが欲しいときには、やはり格安SIMを選択する必要があります。
共通点5:30GBのような大容量プランなし
共通点の5番目も注意点であり、30GBのような大容量プランがないということです。
サブブランドは、キャリアのメインブランドとのすみわけのために、比較的少ないデータが容量において、低価格・高品質サービスを行うということをコンセプトとしています。したがって、30GBや50GBといった大容量プランは、サブブランドであるワイモバイルとUQモバイルでは、用意されていません。
このため、大容量プランが必要な方は、キャリアまたは格安SIMの大容量プランを選択する必要があります。もし楽天の自社回線エリアにお住いの場合は、セレクトラは楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT Vをおすすめいたします。
また、楽天モバイルとUQモバイルなどとの比較の詳細がさらに知りたい方は次の記事をご覧ください。

徹底比較:楽天モバイルを他社と比較 - キャリア、UQモバイル、格安SIM
ワイモバイルとUQモバイルは、どちらも人気が高く、通信速度も安定して高いと評判です。プランも似ていますが、実は2社とも「キャリアのサブブランド」という点でも共通しています。では、実際あまり違いはないのでしょうか?どちらがどんな人におすすめなのでしょうか?今話題の新プランも併せてご紹介いたします。
ワイモバイルとUQモバイルの違い
ワイモバイルとUQモバイルの共通点を確認したので、今度は違いを整理しましょう。上記の表をさらにまとめると、違いは次のようになります。
- ワイモバイルはソフトバンク回線、UQモバイルはKDDI回線
- ワイモバイルは3つのデータ容量から、UQモバイルは2つのデータ容量から選択
- ワイモバイルでは10分かけ放題がプランに込み・UQモバイルではオプション
- ワイモバイルなら新規割あり
- UQモバイルなら、余ったデータ容量を繰り越しできる
- ワイモバイルではYahoo!プレミアムの特典が利用可能
- UQモバイルであれば高速モードとデータ節約モードの切り替え可能
- 固定回線のセット割の対象
違い1:ワイモバイルはソフトバンク回線、UQモバイルはKDDI回線
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランド、UQモバイルはauのサブブランドなので当然ですが、ワイモバイルはソフトバンク回線、UQモバイルはKDDI回線を使用しています。
違い2:ワイモバイルは3つのデータ容量から、UQモバイルは2つのデータ容量から選択
2つを見比べて一番最初に気が付くことですが、ワイモバイルではデータ容量を3GB・10GB・14GBの3つの選択肢から選ぶのに対して、UQモバイルでは、3GBと10GBの2つの選択肢のみが用意されています。
違い3:ワイモバイルでは10分かけ放題がプランに込み・UQモバイルではオプション
ワイモバイルの特徴の一つは、1回10分までの通話なら何回かけても無料という10分かけ放題が最初からプランに入っていることにあります。これに対して、UQモバイルでは、10分かけ放題はオプションとして選択できるものになっており、デフォルトでは入っていません。
一見したところ、同じ3GBと10GBで同じデータ容量であるのに、UQモバイルの方がワイモバイルよりも700円安くなっているのはこのためです。実際、UQモバイルの10分かけ放題オプション「国内通話10分かけ放題」は、月額料金700円です。したがって、10分かけ放題オプションは必ず必要だという方にとっては、ワイモバイルとUQモバイルの基本料金に差はありません。
対照的に、10分かけ放題オプションが必要ない方にとっては、UQモバイルを選択し、毎月の通信料金を節約できる方がよいでしょう。
違い4:ワイモバイルなら新規割あり
ワイモバイルでは、新規申込または乗り換えの場合に、契約開始の翌月から6か月間「新規割」が適用されます。「新規割」が適用されると、月々のスマホ料金が700円割引になります。この場合、ワイモバイルの月額料金は、ちょうどUQモバイルの10分かけ放題なしの値段と同じになります。
UQモバイルでは、残念ながら新規割はありません。
違い5:UQモバイルなら、余ったデータ容量を繰り越しできる
UQモバイルでは、ある月に使わなかったデータ容量を次の月に繰り越すことができます。プランSの場合は、3GBまで、プランRの場合は、10GBまで繰り越しが可能です。このUQモバイルのデータ繰り越しサービスは、月によってデータの使用料にばらつきがある人に最適です。
他方、このデータ繰り越しサービスは、ワイモバイルでは利用することができません。
違い6:ワイモバイルではYahoo!プレミアムの特典が利用可能
ワイモバイルの利用者は、「Yahoo!プレミアム」の特典を利用することができます。
これにより、ワイモバイル利用者は、「Yahoo!ショッピング」や「PayPayモール」での買い物において、対象金額の最大3%相当が返ってくるというお得なサービスを受けることができます。
さらに、「読み放題プレミアム」により、雑誌やマンガの読み放題という特典も楽しむことができます。
違い7:UQモバイルであれば高速モードとデータ節約モードの切り替え可能
UQモバイルであれば、データ通信に関して、高速モードと節約モード(最大300kbpsまたは1Mbps)を切り替えることが可能です。
UQモバイルもワイモバイルも、データを使い切ったあとでも、最大300kbpsないし1Mbpsの速度で通信を行うことができます。このうち、特に1Mbpsの速度であれば、メールやSNSのチェックのみならず、動画視聴も最高画質でない限りできます。このため、こういった用途のみでデータを使用する際には、節約モードにして最大1Mbpsの速度で通信を行い、ギガを節約したいところです。
UQモバイルであれば、これが可能であり、前述したデータ繰り越しサービスと組み合わせると、ワイモバイルよりもお手持ちのギガをうまく運用することが可能です。
違い8:セット割の対象
共通点のところで確認しましたように、ワイモバイルもUQモバイルも、固定回線やWiMAXとのセットでの割引があります。しかし、当然ながらセット割で対象となる回線サービスは異なります。
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ワイモバイルはSoftBank光やSoftBank Airとセットでお得
ワイモバイルの「おうち割光」の場合には、対象となるのはSoftBank光またはSoftBank Airです。したがって、すでにSoftBank光やSoftBank Airをご使用の場合やこれから利用を考えている方には、ワイモバイルがおすすめです。
UQモバイルはUQ WiMAX、Broad WiMAX、BIGLOBE光とセットでお得
他方、UQモバイルの「ギガMAX月割」の場合は、対象となるのはUQ WiMAX、Broad WiMAX、BIGLOBE光です。このため、UQ WiMAX、Broad WiMAXないしBIGLOBE光をご利用の方・これから利用を考えている方には、UQモバイルがおすすめです。
検証:20GBの新プランはお得?どんな人にオススメ?
ワイモバイルとUQモバイルは、最近高速データ通信容量20GBの新プランを発表しました。
新プラン登場の背景
日本のスマホ代が高すぎるという政府の意向や総務省の通達を受け、ドコモ・KDDI・ソフトバンクの各社は値下げに向けた取り組みを行っています。このような中、KDDIとソフトバンクは、それぞれサブブランドであるUQモバイルとワイモバイルにおいて、20GBの格安プランを発表しました。
ワイモバイル・UQモバイル新プランの詳細
ワイモバイルとUQモバイルの新プランの概要は次の通りです。
ワイモバイル シンプル20 |
UQモバイル スマホプランV |
---|---|
![]() |
![]() |
データ容量 | |
20GB | |
月額料金 | |
4,480円 | 3,980円 |
通信速度(容量超過時) | |
最大1Mbps | |
国内通話 | |
10分かけ放題 超過分は30秒ごとに20円 |
30秒20円 |
家族割やセット割の適用 | |
不可 | 可能 |
ワイモバイル「シンプル20」とUQモバイル「スマホプランV」との違いは?
2つの新プランを比較してみましょう。注目ポイントは、月額料金と家族割やセット割の利用可能性です。
2つの新プランは、データ容量は20GBで、データ容量超過時のスピードが最大1Mbpsであることなどは共通しています。また、ワイモバイルのプランには、10分かけ放題が最初からプランに組み込まれていること、UQモバイルではオプションとして選択することができることは、既存のプランの延長上にあるといえます。
しかし、月額料金を比較すると、これまでと少し違うことがわかります。既存のプランであると、UQモバイルの月額料金に10分かけ放題分の700円を足すと、対応するワイモバイルのプランの月額料金に一致していました。しかし、UQモバイルの「スマホプランV」に、700円を足すと、4,680円となり、ワイモバイルの「シンプル20」の月額料金4,480円の方が月々200円安いことが分かります。
ワイモバイルとUQモバイルの新プランの違いは割引の適用可能性にあり
この値段の相違は、ワイモバイルの新プラン「シンプル20」では、これまでのプランにおいて利用可能であった、「家族割引サービス」や「おうち光セット」による割引を利用することができません。ワイモバイルの「シンプル20」がUQモバイルの「スマホプランV」に10分かけ放題を足した値段よりも安いのは、このためです。割引を適用することができない代わりに、もともとのプランの月額料金が少し下げられているのです。
これはおそらく政府や総務省が、各社のスマホプランがさまざまな割引条件があってわかりづらいものになっていることを問題視していることを受けたものであると思われます。実際、「シンプル20」という名前にも、プランを簡潔なものにするという方針がうかがえます。
ワイモバイルの新プランとUQモバイルの新プランはどちらがおすすめ?
では、2つの新プランはどちらがどのような人におすすめなのでしょうか?
お一人で使う人やセット割を使わない人には、ワイモバイルのシンプル20がおすすめ
ワイモバイルもUQモバイルもデータ通信の品質にはどちらも同様に優れているため、どちらがおすすめかという問題は、基本的には値段の比較に帰着します。このことを踏まえると、ワイモバイルの「シンプル20」は、家族とは別なスマホ会社を使う場合やセット割を使わない人におすすめです。
家族割やセット割を使う場合には、UQモバイルの「スマホプランV」がおすすめ
逆に、家族割やセット割を使う場合には、UQモバイルの「スマホプランV」がおすすめです。実際、家族割またはUQ WiMAXなどとのセット割「ウルトラギガMAX」を使うと、10分かけ放題をつけても月額料金は4,180円で、シンプル20よりもUQモバイルの「スマホプランV」の方が月々100円安くなります。
また、そもそも10分かけ放題は必要ないという人であれば、これまでと同様、UQモバイルのプランを選択するのがよいでしょう。
これまでのプランと新プランはどちらがおすすめ?
ワイモバイルとUQモバイルの新プラン同士を比較しましたが、これまでのプランと比べるとどうでしょうか?
大半の人はこれまでのプランで問題ない
結論からいうと、大半の利用者の人にとっては、これまでのプランで十分であると言えるでしょう。スマホの利用者の大半の方の月々のデータ使用量は3GBに収まり、既存の10GBプランまで含めるとスマホ利用者の大部分のニーズをカバーすることができます。
大容量を利用する人には新プランはおすすめ
これに対して、10GBや14GBといった容量では、月々のデータ通信容量が足りないという人にとっては、ワイモバイルとUQモバイルの新プランは注目すべきものでしょう。ワイモバイルもUQモバイルも、高速データ通信の品質には定評があり、価格の面でも非常に優れていますが、20GBのような比較的容量の大きいデータ容量のプランがないことが欠点でした。
新プランは、20GBのデータ容量帯において、ワイモバイルとUQモバイルの品質の高いサービスを利用することを可能にします。このため、これまでデータ容量が足りないために、別な通信会社を使っていた方にとっては、乗り換えを考える価値はあるでしょう。
補足:ドコモの新プランahamo(アハモ)とUQモバイル・ワイモバイルの比較
政府・総務省の要請を受けて、12月3日に ドコモは新料金プラン「ahamo(アハモ)」を発表しました。このahamoと UQモバイル・ モバイルワイモバイルとではどちらがお得なのでしょうか?
ahamo(アハモ)の料金プラン
まずは料金プラン「ahamo」を見てみましょう。
月額料金 | 2,980円 |
---|---|
通信規格 | 4G・5G |
データ容量 | 20GB |
通信速度 容量超過時 |
最大1Mbpsで通信可能 |
国内通話 | 5分以内の国内通話無料 超過分は30秒20円 |
オプション | かけ放題(1,000円/月) 1GBデータ追加(500円) |
ahamoのデータ容量は20 GB であり月額料金は2,980円です。データ容量超過後は最大1Mbpsの速度で通信を行うことができます。国内通話についていうと、5分間かけ放題のサービスがプランに最初から組み込まれていることも注目です。さらに、追加料金1000円を払えばオプションとして完全かけ放題にすることも可能です。また通信規格は4G・5Gとなっている点も注目ポイントです。
ahamo(アハモ)の注意点
発表以後、ahamoは一般にポジティブに受けて止められており、またKDDIやソフトバンクの対応に不満をもらした武田総務大臣も評価しています。とはいえ、ahamoにも注意点がないわけではありません。
注意点1:ドコモメールは使えない
これは基本的にドコモユーザーの方に関わることですが、ahamoではdocomo.ne.jpのドコモメールが使えません。したがって、ドコモの現在のプランからahamoプランに切り替える場合には、ドコモメールを保持することができなくなります。
注意点2:家族割引やドコモ光とのセット割引はなし
2番目の注意点も基本的にすでにドコモを使っている方への注意点となりますが、ahamoでは家族割引や光回線「ドコモ光」とのセット割引がなくなります。このため、ご家族で現在ドコモを使っていたり、ドコモ光を使っている場合には、ahamoに乗り換えるとこれらのメリットがなくなってしまうことに注意が必要です。
注意点3:店舗販売はなく、オンラインでの申し込みのみ
ahamoは、ドコモの既存プランと異なり、ドコモショップでの申し込みをすることはできず、オンラインでの申し込みのみが受け付けられています。
徹底比較:ワイモバイル、UQモバイル、ahamo(アハモ)
以上のことを確認した上で、それではワイモバイル・UQ モバイルとahamoを比較して、どちらがどのような人におすすめなのでしょうか。
20GB級の準ヘビーユーザーであれば、ahamoがおすすめ
毎月20GBを使うような準ヘビーユーザーの方であれば、上で見たワイモバイルやUQモバイルの新プランと比較しても、ahamoがおすすめだと言えるでしょう。実際、ワイモバイル・UQモバイルの新プランと比べると、ahamoがあらゆる点で勝っており、完全な上位互換といって差し支えないでしょう。
ahamoのデータ容量は、ワイモバイル・UQモバイルのデータ容量と同じ20GBであり、データ容量超過後の通信速度も共通して最大1Mbpsです。それにもかかわらず、ahamoは最初から5分かけ放題がついたうえで、月額料金がUQモバイルよりも1,000円、ワイモバイルよりも1,500円安くなっています。また、ワイモバイルとUQモバイルの通信規格が5G非対応なのに対して、ahamoは5Gも使うことができます。
このため、20GBを毎月使うような準ヘビーユーザーの方であれば、ワイモバイルやUQモバイルの新プランよりもahamoを選択した方がよいでしょう。
データヘビーユーザーでなければ既存のワイモバイルやUQモバイルのプランがおすすめ
とはいえ、上でも述べましたがスマホユーザーの大半にとっては毎月必要なデータ容量は3 GB を下回るという事実があります。 このため、ほとんどのスマホ利用者にとっては、既存のワイモバイル・UQモバイルの3GBプランで十分ということになります。特に家族割やインターネット回線とのセット割引を考えると、ワイモバイルやUQモバイルの方が10分かけ放題の料金を込みで考えても、月々800円安くなります。
また、ahamoで5G通信が使えるという点も、データ通信を大量に行わないのであれば、あまり意味がありませんし、どちらにせよ現段階での5Gの整備状況を考えると、たとえ使えても速い4G程度であるため、あえて毎月そこに余分な料金を費やす必要はないでしょう。
まとめ:ワイモバイルとUQモバイル、結局どちらがおすすめ?
さて、ワイモバイルとUQモバイルの共通点と違いを確認してきましたが、結局どちらを選べばよいのでしょうか?
まとめると、次のように言えるでしょう。
こんな人にはワイモバイルがオススメ | こんな人にはUQモバイルがオススメ |
---|---|
![]() |
![]() |
ソフトバンクを使っている | auを使っている |
10GBでは不安 | 節約モードへの切り替えやデータ繰り越しが魅力的 |
新規割やYahoo!プレミアム特典が魅力的 | 10分かけ放題は付けずに節約したい |
SoftBank光またはSoftBank Airを使っている/使いたい | UQ WiMAX、Broad WiMAXまたはBIGLOBE光を使っている/使いたい |
このように違いはありますが、どちらも高パフォーマンスで低価格なのは、まぎれもない事実。
ワイモバイルまたはUQモバイルに乗り換えて、格安で安定した高速通信を楽しんではいかがでしょうか?

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