徹底比較!Y!mobile(ワイモバイル)vs UQモバイル、どちらがおすすめ?

ワイモバイルとUQモバイル、乗り換えるならどっち?
ワイモバイルとUQモバイルは、どちらも知名度が高い人気の格安SIMとして知られており、セレクトラでもイチオシの格安SIMとして紹介しています。
携帯プランの乗り換え先としてどちらにするか悩んだ場合、おすすめの選び方がこちらです。
この記事では、ワイモバイルとUQモバイルの料金を徹底比較、サービス面での共通点と違いを解説していきます。
自分にぴったりの乗り換え先を見つける参考にしてみてください。
ワイモバイルもUQモバイルもサブブランド
まず知っておきたいのが、ワイモバイルもUQモバイルも、「キャリアのサブブランドである」ということです。要点だけをいうと、これは
- ワイモバイルもUQモバイルも通信品質がよく、
- MVNOのように安く、
- さらに実店舗でのサポートも充実している
ということを意味します。
通信品質 | 料金 | 実店舗サポート | |
---|---|---|---|
サブブランド | |||
キャリア メインブランド |
|||
キャリア オンラインプラン |
|||
MVNO |
ここでいう、キャリアオンラインプランとはahamo・povo・LINEMOといったドコモ・au・ソフトバンクの格安プランです。MVNOとは、ドコモ・au・ソフトバンクの3社から回線を間借りしてサービスを提供している会社のことを指します。
この表からわかるように、通信品質・料金・実店舗サポートすべてにおいて優れているのは、サブブランドであるワイモバイルとUQモバイルのみです。(サブブランドとキャリアメインブランド・オンラインプラン・MVNOとの違いについてさらに詳細を知りたい方は記事巻末の「補足:サブブランドとは?」をご覧ください。)

通信はau品質トップクラス。新プランコミコミプランなら割引なしで国内10分通話無料+20GBが月額3,278円で格安SIM最安級。データ繰り越しや店舗サポートもあり。
ワイモバイルとUQモバイルを徹底比較
ワイモバイルとUQモバイルの料金プラン
はじめに、ワイモバイルとUQモバイルの料金プランを確認しておきましょう。
ワイモバイル 料金プラン |
UQモバイル 料金プラン |
---|---|
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![]() |
小容量プラン | |
シンプルS(3GB) |
ミニミニプラン(4GB) |
中容量プラン | |
シンプルM(15GB) 3,278円(割引なし) 2,090円(家族割) |
トクトクプラン(15GB) 3,465円(割引なし) 2,178円(自宅セット割+au Payカード支払い割) 2,728円(家族セット割+au Payカード支払い割) ※1GB以下は別料金 |
大容量プラン | |
シンプルL(25GB) 4,158円(割引なし) 2,970円(割引あり) |
コミコミプラン(20GB) 3,278円(割引なし) |
通信速度(容量超過時) | |
3GBプラン:最大300kbps 15/25GBプラン:最大1Mbps |
|
国内通話(税込) | |
基本通話料:30秒22円 | |
10分かけ放題オプション | |
770円 | 880円 ※「コミコミプラン」は無料 |
無制限かけ放題オプション | |
1,870円 | 1,980円 留守番電話含む通話基本パックを無料で申し込み可 |
- | 1か月最大60分/月の国内通話が定額:550円 |
ワイモバイルとUQモバイルの料金を容量別で比較
データ容量別にワイモバイルとUQモバイルの料金を比較していきます。
料金比較①3~4GBの割引適用料金比較
一番データ容量が少ないプランは、ワイモバイルが3GBなのに対し、UQモバイルが4GBを提供しています。
自宅セット割が適用になるなら、UQモバイルがお得ですが、家族割での比較はワイモバイルの方が低価格になります。
世帯数 | UQモバイル割引適用料金 | ワイモバイル割引適用料金 | |
---|---|---|---|
自宅セット割+ au PAY カードお支払い割 |
家族セット割+ au PAY カードお支払い割 |
家族割 | |
1人 |
1,078円 | - | 2,178円 |
2人 |
2,156円 | 3,256円 | 3,168円 |
3人 |
3,234円 | 4,884円 | 4,158円 |
4人 |
4,312円 | 6,512円 | 5,148円 |
料金比較②15GBの割引適用料金比較
真ん中のプランである15GBについても、自宅セット割が適用されればUQモバイルがワイモバイルよりお得となります。
世帯数 | UQモバイル割引適用料金 | ワイモバイル割引適用料金 | |
---|---|---|---|
自宅セット割+ au PAY カードお支払い割 |
家族セット割+ au PAY カードお支払い割 |
家族割 | |
1人 |
2,178円 | - | 3,278円 |
2人 |
4,356円 | 5,456円 | 5,368円 |
3人 |
6,534円 | 8,184円 | 7,458円 |
4人 |
8,712円 | 10,912円 | 9,548円 |
料金比較③20~25GBの割引適用料金比較
一番データ容量が多いプランでは、ワイモバイルが25GBを提供しているのに対し、UQモバイルが20GBとなっています。
UQモバイルは自宅セット割も家族セット割りも利用できません。従って、家族割が適用されれば、2回線目からはワイモバイルの方が安くなります。
ただし、UQモバイルの20GBプランには10分かけ放題が含まれているので、通話オプションを付ける場合はUQモバイルがお得になります。
ワイモバイルとUQモバイルのサービスを比較
ワイモバイルもUQモバイルも、それぞれの特徴的なサービスを持っています。
割引サービス
ワイモバイルの割引きは「家族割」と「おうち割」です。
- 家族割:住まいが別の家族でも対象、2回線目から1,188円割引(9回線まで)
- おうち割:Softbank光/Airとセット契約で主回線から1,188円割引(10回線まで)
UQモバイルの割引きは「自宅セット割」と「家族セット割」です。
- 自宅セット割:住まいが別の家族でもキャンペーンで割引対象、主回線から1,100円割引(9~10回線まで)
- 家族セット割:住まいが別の家族でもキャンペーンで割引対象、主回線から550円割引(10回線まで)
自宅セット割の対象サービスは幅広いので、すでに使っているインターネットサービスが当てはまるかもしれません。
データ通信サービス
ワイモバイルもUQモバイルも、余ったデータ容量は翌月に繰り越すことができます。
さらにUQモバイルはミニミニプランのみ節約モードを使えるので、高速通信を抑えてデータ容量を節約できます。
通話サービス
ワイモバイルもUQモバイルも、通話オプションを提供しています。
両社共通で特徴的なのが、60歳以上の利用者は無制限のかけ放題オプションを永年1,100円割引きで使えるところです。
ワイモバイルでは留守番電話が無料です。
UQモバイルの留守番電話は通常有料(月額330円)ですが、10分かけ放題または無制限かけ放題に加入すると、留守番電話や迷惑電話撃退サービスなどを使える「でんわ基本パック」に無料で申し込むことができます。
通話オプションに関しては、どちらも十分なサービスを提供しています。
その他のサービス
その他、ワイモバイルではYahoo!プレミアムが無料付帯されるところが特徴的です。
ワイモバイルではオンラインで申し込むと事務手数料3,850円が無料になるところも嬉しいポイントです。
ワイモバイルとUQモバイルで貯められるポイントを比較
今は「ポイ活」という言葉が生まれるほど、ポイントを貯めることによるお得さに注目が集まっています。
選ぶ携帯会社によって貯まりやすいポイントが変わるので、よく使うポイントサービスで携帯会社を選ぶことも節約に繋がります。
- ワイモバイル:ワイモバイルの支払いをPayPayカードにするとPayPayポイントを貯められます。Yahoo!ショッピングでのポイント還元優待あり。
- UQモバイル:au PAYカードの年会費が無料。UQモバイルの支払いをau PAYカードにするとPontaポイントを貯められます。
どちらも毎月の支払いをそれぞれのポイントサービスのクレジットカードにすることで効率よくポイントを貯められます。
携帯の利用料金は毎月発生するので、そこでポイントを貯められればお得ですね。
ワイモバイルとUQモバイルの乗り換えキャンペーンを比較
ワイモバイル、UQモバイルともに他社からのMNP乗り換えでお得な特典をもらえるキャンペーンを実施しています。
回線のみ乗り換えなら、ワイモバイルはPayPayポイント還元、UQモバイルはau PAY残高へのキャッシュバックをもらえます。
また、申し込みと同時に端末をセット購入する場合は機種代金が大幅に割り引かれます。両社ともiPhone 12やiPhone SE(第3世代)にも割引が適用されるので、乗り換えと同時に端末を購入したい方には見逃せないキャンペーンです。
ただし、同じ回線間の乗り換えはお得なキャンペーンは対象外です。
- 乗り換えキャンペーンの対象外
- ワイモバイル:ソフトバンクまたはLINEMOからの乗り換え
- UQモバイル:auまたはpovoからの乗り換え
ワイモバイルとUQモバイルの違いと共通点
ワイモバイルとUQモバイルの新プランを確認したところで、両社の比較を行います。比較を行う過程で、旧プランとの違いも適宜解説いたします。
ワイモバイルとUQモバイルの違いや共通点は次のようにまとめられます。
ワイモバイル | UQモバイル |
---|---|
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ワイモバイルとUQモバイルの共通点 | |
格安SIMのような安さと安定した高速通信 | |
大容量プランなし | |
10分かけ放題はオプション | |
24時間かけ放題のオプションがある | |
5Gに対応している NEW! | |
全国にある実店舗でのサポート | |
余ったデータの翌月くりこし NEW! | |
ワイモバイルとUQモバイルの違い | |
ソフトバンク回線 | au回線 |
割引なしだと割高 | 割引なしでも安い |
家族割・Softbank光・Softbank Airとセット割 | auでんきや多数の光回線サービスとセット割 NEW! |
Y!プレミアムの特典利用可能 | - |
- | 高速/節約モードの切り替え可能 |
ワイモバイルとUQモバイルの共通点
ワイモバイルとUQモバイルのプランを確認したところで、両者の共通点をまとめましょう。
- 格安SIMのような安さとキャリア並みの安定した高速通信
- 大容量プランはないが、容量超過後も通信可能
- 10分かけ放題はオプション
- 24時間かけ放題のオプションがある
- 60歳以上のシニア層で24時間通話の割引がある
- 5Gに対応している
- 余ったデータの翌月くりこし
- 全国にある実店舗でのサポート
共通点1:安定した高速通信と格安SIMのような安さ
共通点の1つ目は、ワイモバイルとUQモバイルのサブブランドとしての特徴を反映したものです。
ワイモバイルとUQモバイルは、高速通信がキャリアのメインブランド並みに安定していると知られています。実際、様々な測定調査でも、ワイモバイルとUQモバイルの通信速度は、MVNOよりも安定して、高速であるという結果が出ています。
値段についていうと、ワイモバイルもUQモバイルも格安SIMのように安いと知らていましたが、新料金プランによってさらに安くなり格安SIMの中でもかなりお得となりました。特に割引を考慮すると、ワイモバイルもUQモバイルも3GBで990円と1,000円を切る料金設定になっており、非常にお得です。
いずれにせよ、キャリアの低価格プランと比較するとワイモバイルとUQモバイルが格安SIMなみに安いというのは明白です。キャリアの低価格プラン一覧をご覧ください。
ドコモ ギガライト (新規受付終了) |
au スマホミニプラン 5G/4G |
ソフトバンク ミニフィットプラン+ |
|
---|---|---|---|
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|
1GB | 3,465円 | 3,465円 | 3,278円 |
2GB | 4,565円 | 4,565円 | 4,378円 |
3GB | 5,665円 | 5,478円 | |
4GB | 5,665円 | 6,215円 | なし |
5GB | なし | ||
6GB | |||
7GB | 6,765円 |
このように3GBの低容量データプランを用いるのであれば、キャリアの段階性プランからワイモバイル・UQモバイルに乗り換えることで毎月数千円単位での節約につながります。
共通点2:大容量プランないが、容量超過後も通信可能
2つ目の共通点は、大容量プランがないけれども、容量超過後も データ通信が可能であるということです。
サブブランドは、メインブランドとのすみわけのために、比較的少ないデータが容量において、低価格・高品質サービスを行うということをコンセプトとしています。したがって、50GBや容量無制限といった大容量プランは、サブブランドであるワイモバイルとUQモバイルでは、用意されていません。
しかしながらサブブランドにはデータ容量超過後も通信が可能であるというメリットがあります。例えば3GBプランを契約している場合であれば、データ容量3Gを使い切った後も最大300kbpsの速度で通信を行うことができます。この最大300kbpsという速度であれば、メールの送受信や簡単なウェブサイトの閲覧、さらには480p以下の画質であればYoutubeの動画閲覧などもすることができます。15GB・25GBプランの場合最大速度は1Mbpsなので、さらに快適に通信を行うことができます。
ただし、日常的に大容量データ通信を行う必要がある方は、キャリアの大容量プランを選択する必要があります。もし楽天の自社回線エリアにお住いの場合は、楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT VIIをおすすめいたします。

iPhone購入乗り換えで最大24,000ポイント還元中。Rakuten 最強プランではデータ使用量に応じて月額料金が変わり、3GBまでならかけ放題つきで1,078円。iPhone14/13シリーズも取扱いあり。
共通点3:10分かけ放題はオプション
最新プランにおいては、ワイモバイル・UQモバイルともに、10分かけ放題はオプションです。
ワイモバイルの旧プランにおいては、10分かけ放題がプランに最初から入っており、UQモバイルではオプションとして選択する対象になっていました。2021年2月提供開始の新プランにおいては、ワイモバイル・UQモバイルともに、10分かけ放題をオプションとし、ここの利用者のニーズに応じて選択できるようになりました。
共通点4:24時間かけ放題のオプションがある
ワイモバイル・UQモバイルでは、どちらも24時間いつでも完全かけ放題のオプションが提供されています。
格安SIMでは、必ずしもすべての会社が時間無制限のかけ放題を提供しているわけではありません。しかし、10分かけ放題では足りず、一度の通話時間が長い人などだと、24時間かけ放題を付けないと通話代が高くなってしまう可能性が高くなります。特に通常通話を重要視するビジネスパーソンやシニア層の方の場合、24時間かけ放題オプションを使うことを検討するとよいでしょう。
共通点5:60歳以上のシニア層で24時間通話の割引がある
ワイモバイルもUQモバイルも、シニア(60歳以上)の方を対象に、24時間通話オプション(かけ放題)の大幅値引ぎが提供されています。
料金を気にせずにいつでもかけ放題で通話をしたいという方で60歳以上ならば、ワイモバイルもUQモバイルも、どちらもおすすめです。
しかもワイモバイルの割引きもUQモバイルの割引も、同居でない家族も対象になります。離れて暮らすシニア層の家族がいるなら、ワイモバイルかUQモバイルに一緒に乗り換えがおすすめです。
共通点6:5Gに対応している
ワイモバイルでは以前より5Gにも対応していました。既存のプランが共通して4Gにも5Gにも対応する形になっています。UQモバイルも遅れをとったものの、既存プランの料金据え置きで、9月2日より5Gにも対応となりました。
5Gとは4Gに変わる2020年代の新しい通信規格であり、高速通信・超低遅延・超多数同時接続という3つの性質によって特徴づけられます。これら3つの特性により5Gは身の回りのあらゆるモノが高速インターネット通信につなげられた状態であるIoT(モノのインターネット)を実現し、社会を大きく変えることが予測されています。
5Gを利用することができれば、スマホでの通信をこれまで以上に快適に行うことができるようになります。ただし、注意点としては5Gを利用するためには、お手持ちの端末が5G対応端末でなければならないことにご注意ください。
共通点7:余った分のデータの繰り越しができる
かつては、UQモバイルでのみ可能だった「データの繰り越し」ですが、ワイモバイルでも同様のサービスが提供される(8月18日)ようになりました。
つまり、ワイモバイルデモUQモバイルでも、その月に使用しきれず余ったデータを翌月に繰り越すことができます。また、どちらもデータ増量で購入した分の繰り越しも可能となっています。
共通点8:全国にある実店舗でのサポート
すでに述べたように、ワイモバイルもUQモバイルも全国各地の実店舗でサポートを受けることができます。
これはキャリアのオンライン専用プランであるahamo・povo・LINEMOにはない優れた特徴です。また、MVNOも、一部の例外を除いて、基本的には実店舗サポートを全国展開はしていません。このため、スマホ代を安くしたいけれど、何か困ったことがあったときにはできれば実店舗サポートを受けたいという方は、ワイモバイルやUQモバイルを選ぶとよいでしょう。
ワイモバイルとUQモバイルの違い
ワイモバイルとUQモバイルの共通点を確認したので、今度は違いを整理しましょう。上記の表をさらにまとめると、違いは次のようになります。
違い1:ワイモバイルはソフトバンク回線、UQモバイルはKDDI回線
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランド、UQモバイルはauのサブブランドなので当然ですが、ワイモバイルはソフトバンク回線、UQモバイルはKDDI回線を使用しています。
違い2:UQモバイルの「コミコミプラン」はオンライン専用プランと同等
UQモバイルの新料金プランは難しい割引なしでも高くない
以前はよく似ていたUQモバイルとワイモバイルのプランですが、UQモバイルのプラン刷新により2社のプランはそれぞれ異なるものとなりました。特に、UQモバイルの「コミコミプラン」は割引がなくてもお得でオンライン専用プラン同等の価格となっています。
UQモバイル | ahamo | LINEMO | |
---|---|---|---|
データ容量 | 20GB | ||
月額料金 | 3,278円 | 2,970円 | 2,728円 |
付帯サービス | 10分かけ放題無料 | 5分かけ放題無料 | LINEギガフリー |
サポート体制 | 店舗サポートあり | オンラインサポートのみ |
以前からUQモバイルは通信品質の良さや価格の安さで人気のあるブランドでしたが、割引なしの通常料金が更に安くなったことで、UQモバイルは以前にもまして魅力的になったと言えるでしょう。
UQモバイルなら、オンライン専用プラン同等の料金プランで、店舗サポートを利用することができます。
違い3:ワイモバイルではYahoo!プレミアムの特典が利用可能
ワイモバイルの利用者は、「Yahoo!プレミアム for Y!mobile」により、「Yahoo!プレミアム」の特典を無料で利用することができます。
これにより、ワイモバイル利用者は、「Yahoo!ショッピング」や「PayPayモール」での買い物において、対象金額の最大3%相当が返ってくるというお得なサービスを無料で受けることができます。
さらに、「読み放題プレミアム」により、雑誌やマンガの読み放題という特典も楽しむことができます。
ちなみに、Yahoo!プレミアムの本来の料金は、本来月額508円(税込)です。ワイモバイル利用者はこれを無料で利用することができ、お得に買い物をすることができるため、かなりお得な特典であると言えるでしょう。このため、たとえば、家族2人でUQモバイルとワイモバイルとの間で悩んでいる場合には、ワイモバイルで揃えて、家族割を受け、さらにYahoo!プレミアムでお得に買い物をすれば、さらに家計の出費を抑えることができるでしょう。
違い4:UQモバイルなら、高速・節約モード切り替えができる
UQモバイルであれば、データ通信をする際に、高速モードと節約モード(最大300kbpsまたは1Mbps)を切り替えることが可能です。
上で確認したように、節約モードの通信速度があれば、メールの送受信やウェブサイトの閲覧、さらには高画質でない限りYoutubeの動画の閲覧まで行うことができます。したがって、こういった場面では、高速データ通信容量を消費せずに、節約モードにしてギガを消費しないようにできると便利です。
UQモバイルでは、高速モードと節約モードの切り替えが可能であるため、このようにギガを上手く節約することができます。さらに、余ったデータを次の月にくりこすことができるので、非常に便利です。
比較シミュレーション:ワイモバイル vs UQモバイル
以上のワイモバイルとUQモバイルの共通点・違いを考えて、どちらがどのような人におすすめなのか考えてみましょう。ここでは、比較シミュレーションを行って、ワイモバイルとUQモバイルがどのような場合にどちらの人におすすめなのか考えてみましょう。
一人で使う場合にはUQモバイルがおすすめ
単身者の方や、家族とは別のスマホ会社を使っている人にはUQモバイルがおすすめです。
UQモバイルの「自宅セット割」は一回線目からお得に利用できます。一方で、割引がない場合は小容量帯と中容量帯はワイモバイル、大容量帯はUQモバイルの基本料金の方がお得となっています。
家族で利用する場合にはワイモバイルがお得に
1人で使う場合にはUQモバイルがおすすめなのに対して、家族2人以上で使う場合にはワイモバイルの方がお得です。
UQモバイルも家族セット割を提供していますが、ワイモバイルの家族割の料金の方がお得となっています。
家族2人の場合の料金差はわずかですが、家族割が適用される人数が増えるにしたがって差は大きくなります。家族全員が3GBプランを使った場合の基本料金および差額は次の通りです。
SoftBank光やSorfBank Airを利用している場合もワイモバイルがおすすめ
おうち割光セット(A)を使う場合には、家族の人数に関わらずワイモバイルの方が大きくお得になります。
1人でお使いの場合には、ワイモバイルの方がUQモバイルよりも月々638円安くなります。年間にすると、これは7,656円の差額につながります。また、家族でワイモバイルを使う場合には、家族全員におうち割光セット(A)が適用されるので、家族割の場合のように、家族の人数が増えるほどワイモバイルがよりお得になります。
これを踏まえると、すでにSoftBank光やSoftBank Airをすでに使っている人はワイモバイルが断然お得であるといえるでしょう。
そもそもSoftBank光やSorfBank Airはおすすめ?
では、これから自宅の固定回線を決めるという場合に、SoftBank光やSoftBank Airそれ自体はおすすめできるのでしょうか?結論から言うと、ワイモバイルと一緒に使うのであれば、SoftBank光ないしSoftBank Airは十分おすすめできる選択肢であるといえるでしょう。
SoftBank光は料金や速さの面でいうと、特筆すべき特徴はないかわりに、目立ったデメリットもありません。このため、通信速度が最速でなければならないというのでない限り、ほとんどの人にとっては料金や速さ以外の要素が決定的になります。このため、おうち割光セット(A)により、ワイモバイルの料金が格安になることを考えると、SoftBank光を用いることでトータルの通信費を大幅に削減することは合理的な選択であるといえるでしょう。

ソフトバンク・ワイモバイルをお得に使える光回線はSoftBank光
他方、SoftBank Airは光回線のように工事をする必要がない自宅用インターネット回線として人気です。

ソフトバンクのウェブサイトより
特に引っ越しの際にはやることが多く、光回線の工事を行うのも一苦労です。これに対して、SoftBank Airならコンセントにさすだけでインターネットを使うことができお手軽です。そのうえ、ワイモバイルがお得になるので、今引っ越しを考えている方は、自宅のインターネットにSoftBank Airを、スマホにワイモバイルをという選択肢は魅力的なものでしょう。

ソフトバンクエアーならコンセントにつないですぐにWi-Fiでネット!光回線のような工事は一切不要。通信制限もないから定額で使い放題。
UQモバイルの自宅セット割インターネットコースは選択肢が多い
UQモバイルの自宅セット割インターネットコースは、その対象サービスの多さが魅力です。
どれかに当てはまれば、1回線目から割引料金が適用されます。すでに対象サービスを利用中なら、迷わずUQモバイルを契約して大丈夫です。
でんきも一緒に申し込むならUQモバイルがおすすめ
UQモバイルで電気(auでんき)を申し込むと家族全員、でんきセット割が適用になり、毎月の月額料金がグッと安くなります。
割引前 | 割引適用後 | |
---|---|---|
ミニミニプラン(4GB) | 2,365円 | 1,078円 |
トクトクプラン(15GB) | 3,465円 | 2,178円 |
ご自宅の電気契約をauでんきにするだけで、毎月の料金が割引になります。
auでんきにしても大丈夫? [料金面] auでんきの電気料金自体は、地元の大手電力会社と同じ設定になっています。このため、電気料金自体は地元の大手電力会社より安くはなりませんが、高くなることも決してありません。
[供給面]また、電気の供給そのものは、発電も送電も地元の電力会社が行いますので、今まで通りです。(停電が起こる、供給が不安定になるということはありません。)
まとめ:ワイモバイルとUQモバイル、結局どちらがおすすめ?
さて、ワイモバイルとUQモバイルの共通点と違いを確認してきましたが、結局どちらを選べばよいのでしょうか?
まとめると、次のように言えるでしょう。
こんな人にはワイモバイルがオススメ | こんな人にはUQモバイルがオススメ |
---|---|
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ソフトバンクを使っている | auを使っている |
家族割引を探している | 単身でも安くしたい |
SoftBank光/Airを契約中 | 対象のインターネットかauでんきを契約中 |
Yahoo!プレミアム無料特典が魅力的 | 高速・節約モードの切り替えを駆使して、データ繰り越しをしたい |
おさらいすると、ワイモバイルとUQモバイルのそれぞれの割引条件はこちらです。
ワイモバイルの割引条件 | UQモバイルの割引条件 |
---|---|
家族での利用 SoftBank AirまたはSoftBank光の利用 |
対象となる光回線サービスの利用 auでんき、またはUQでんきの利用 |
UQモバイルのインターネットコースは選択肢が多く、どれかに当てはまれば割引対象になります。
また、ワイモバイルの家族割引は2回線目からの適用です。
ワイモバイルもUQモバイルも、インターネットやでんきのセット契約があれば1回線目から割引を受けられます。
このように違いはありますが、どちらも高パフォーマンスで低価格なのは、まぎれもない事実。
ワイモバイルまたはUQモバイルに乗り換えて、格安で安定した高速通信を楽しんではいかがでしょうか?
ワイモバイルとUQモバイル - ニュースやキャンペーン最新情報
ワイモバイルもUQモバイルも、定期的にサービス内容やキャンペーン内容を刷新しています。サービスのグレードアップなどお得な情報を見逃さないように、関連記事をご確認ください。
補足:サブブランドとは?
「サブブランド」とは、簡単に言うと、
- KDDIやソフトバンクといった自社回線をもつ事業者(=キャリア)が、
- auやソフトバンクといったメインのブランドとは別に展開する廉価版サービス
のことを意味します。
これをさらに大雑把に言い換えると、サブブランドとは、大手事業者が提供する「格安SIM」サービスだと言えます。こうしたサブブランドの魅力は、
- 安定した高速通信と低価格の両立
にあります。以下では、ここに登場した重要なキーワードを一つずつ解説いたします。
キャリア・MNO
キャリアとは、携帯電話やスマホなどの通信事業において、その基盤となる通信回線を開設または運用している事業者のことを意味します。このような事業者は、専門用語では、移動通信事業者(MNO、Mobile Network Operator)と呼ばれます。
総務省による定義 総務省作成の「MVNOに係る電気通信事業法及び電波法の 適用関係に関するガイドライン」(2015)における定義では、MNOとは、 電気通信役務としての移動通信サービス(以下単に「移動通信サー ビス」という。)を提供する電気通信事業を営む者であって、当該移動通信サービス に係る無線局を自ら開設(開設された無線局に係る免許人等の地位の承継を含む。 以下同じ。)又は運用している者
と定義されています。ここでいう「移動通信サービス」が携帯電話やスマホなどのサービスに対応しています。
キャリアといえば、通常はドコモ・au・ソフトバンク
日本においては、ドコモ・au・ソフトバンクが長らくキャリアとして事業を展開しており、しばしば3大キャリアと呼ばれています。ちなみに、2020年の4月からは、楽天モバイルも自社回線サービスを開始し「第4のキャリア」として業界を騒がせています。(なお、楽天モバイルは独自の性質をもつため、以下で「キャリア」という際には、単にドコモ・au・ソフトバンクを意味するものとします。)
キャリアの特徴
キャリアの特徴1:安定した高速通信サービス
キャリアの特徴の1つは、自社の回線を使っていることによる、安定した高速通信サービスにあります。後述するように、いわゆる格安SIMでは、通信が混雑した際に、通信速度が遅くなってしまうというデメリットがありますが、ドコモ・au・ソフトバンクといったキャリアでは、基本的にこうした問題が生じず、利用者は安定した高速通信サービスを楽しむことができます。
キャリアの特徴2:ショップでの手厚いカスタマーサポート
キャリアのもう1つの特徴は、店舗を全国各地に展開して、手厚いカスタマーサポートを行っている点にあります。実際、お住まいの地域にも、ドコモショップ・auショップ・ソフトバンクショップがあるという方は多いのではないでしょうか?
この店舗展開によるサポートは必ずしも、キャリアの定義に含まれている特性ではありませんが、後述するようにいわゆる格安SIMでは、この限りではなく、製品の購入から初期設定まで基本的に自分で行わなければなりません。
対照的に、キャリアのショップで携帯電話やスマホを購入したことがある人ならご存知なように、キャリアは製品購入から初期設定すべて行ってくれますし、さらにはその後のカスタマーサポートも充実しています。
キャリアの特徴3:月額料金が高い傾向
前述の2つのメリットに付随するデメリットとして、キャリアの通信料金は高くなりがちであるという特徴があります。
キャリアは、通信回線を開設し、運用していますが、このためには初期費用・維持費用がが必要です。また、全国にショップを展開して、手厚いカスタマーサポートを提供するためには、設備費用や人件費がかかります。
したがって、これらの費用を補填するために、キャリアのサービス料金は、比較的高い傾向があります。
「日本の携帯料金は高い」 ちなみに、菅内閣においては、日本の携帯料金が高いため、4割の値下げが必要であるとの方針が出されたことが話題の上りましたが、これは基本的にドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアの通信料金が高いということを意図したものです。キャリアとしての費用のためとはいえ、キャリアは市場において大きなシェアを占め、利益率も20%程度となっているため、批判の対象となっているのです。
格安SIM・MVNO
いわゆる「格安SIM」とは、キャリアから回線の一部を借用して、通信事業を展開しているSIM会社のことを指します。このような事業者のことを、専門用語では、仮想移動体通信事業者(Mobile Virtual Network Operator、MVNO)と呼びます。
格安SIMの特徴
格安SIMの特徴1:とにかく安い
格安SIMの特徴は、その名前の通り、とにかく安いことにあります。
格安SIMの定義のポイントは、格安SIMは、携帯電話やスマホの通信サービスに必要な回線を自ら開設しておらず、かつ運用もしていないという点にあります。キャリアのところでみたように、キャリアの通信費が高い要因の一つは、回線の開設および維持にかかる費用に由来します。しかし、格安SIMは、キャリアが開設・運用している回線を借りて、サービスを展開しているため、キャリアほどサービス展開のためのコストがかからないのです。
格安SIMの特徴2:サービスのほとんどがインターネット上で完結
格安SIMの安さにも関連していますが、格安SIMは、ほとんどの手続きがインターネットで完結するという特徴があります。言い換えると、格安SIMは、キャリアと異なり、全国にショップを展開し、対人でのカスタマーサポートを行うということは基本的にしていません。これにより、格安SIMは、人件費を含む、ショップの展開にかかる費用を削減しています。
格安SIMの特徴3:キャリアに比べると通信速度が遅くなることも
通信料金が安いというメリットの裏返しとして、格安SIMによるデータ通信は、キャリアと比べて遅くなることがあるというデメリットがあります。
この理由は、格安SIMは、あくまでもキャリアから回線を借りてサービスを展開しているため、回線が混雑した時にはキャリアユーザーが優先され、格安SIMユーザーの通信は制限されてしまうからです。
サブブランドはキャリア?それとも格安SIM?
キャリアと格安SIMの定義およびそれぞれの特徴を確認しました。これまでの説明を踏まえると、サブブランドはキャリアなのでしょうか?格安SIMなのでしょうか?
結論からいうと、サブブランドは両方の性質を兼ね備えています。そして、これが上述した「安定した高速通信と低価格の両立」というサブブランドの魅力につながっています。
サブブランドのキャリアとしての側面
サブブランドは、あくまでKDDI・ソフトバンクによる事業であり、「自社」が開設・運用している回線を用いることができます。このため、回線が混雑しているときでも、利用者は高速通信を安定して楽しむことができます。
また、サブブランドは、au・ソフトバンクというメインブランドのショップにて、取り扱われています。このため、困ったらショップでサポートしてもらえます。この点でも、サブブランドは、キャリアとしての側面を有しています。
サブブランドの格安SIMとしての側面
他方で、キャリアのサービス展開において、サブブランドは、メインブランドに対する廉価版としての位置づけにあります。このため、サブブランドの通信サービスは、格安SIM並みに安いという特徴があります。このように消費者・利用者の観点からすると、サブブランドは「格安」であることに疑いの余地はないため、サブブランドは「格安SIM」とみなされることがしばしばあります。
ahamo・povo・LINEMOとの違い
ここまで聞いてきた方は、サブブランドは最近話題のahamo・povo・LINEMOとは何が違うのと思われるかもしれません。というのも、ahamo・povo・LINEMOもキャリア品質の通信で、MVNOのようなお手軽さを特徴としているからです。
ポイントは、実店舗でのサービスが受けられるか否かです。ahamo・povo・LINEMOは申し込みやサポートをオンラインに限定することによって、大幅なコスト削減をしています。これに対して、ワイモバイル・UQモバイルは、この点ではキャリアのメインブランドに近く、基本的に全国のソフトバンク・auショップにて実店舗でのサポートを受けることができます。
また、以下で見るように、ワイモバイルもUQモバイルも、消費しきれなかったギガを翌月に繰り越すことができる、データ繰り越し機能があります。対照的に、ahamo・povo・LINEMOはこの機能に対応していません。
ワイモバイルもUQモバイルも、割引後の料金はahamo・povo・LINEMOとほぼ同じなので、割引条件に該当した人は、実店舗サポートの安心感や繰り越し機能があるワイモバイルまたはUQモバイルを選ぶとよいでしょう。
これまでのことをまとめると、キャリア・格安SIM・サブブランドの関係は冒頭で見たような表のようにまとめられます。
通信品質 | 料金 | 実店舗サポート | |
---|---|---|---|
サブブランド | |||
キャリア メインブランド |
|||
キャリア オンラインプラン |
|||
MVNO |
サブブランドは強すぎる? サブブランドは、キャリアのように速く、格安SIMのように安いということを確認しましたが、こう聞くとサブブランドを選ばない理由がないと思う人もいるかもしれません。実際、2018年の総務省での有識者会合では、格安SIM事業者から、サブブランドの速さを同じ価格では提供できないと不満の声が上がっています。とはいえ、サブブランドの事業展開は、キャリアの企業努力によるものなので、批判は妥当ではないという意見もあります。
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