格安SIMにも解約金はあるのか、金額は?- 格安SIMの基礎知識

格安SIMにも解約金はある?- 格安SIMの基礎知識
誰もが気になる”解約金”。格安SIMを申し込む前にはっきりと確認しておきたいものです。

「格安SIMって月額料金は安いかもしれないけど、そのぶん解約金が高いのでは?」と気になっているあなたに、格安SIMの解約金のことなど基礎知識をご説明します。

  • 格安SIMにも違約金がある場合があります。
  • いくらくらい?どんな時に違約金はかかる?

格安SIMでも解約金はあるのか

格安SIMでも「解約金」はあるのか?

どんな時に格安SIMでは解約金がかかるのでしょうか?

格安SIMの場合でも解約金はあります。ただし、光回線や大手キャリア(ドコモ・au・SoftBank)の契約に比べれば、格安SIMの契約はもっと自由度が高く、解約条件等も明瞭です。

加えて、多くの格安SIMでは解約条件についてキャリアと違ってとても分かりやすく説明しています。加えて、解約金がない(最低利用期間がない)という場合もあります。

解約金を含め格安SIMについての基礎知識を理解しておくと、格安SIMがぐっと身近になりますよ。では、格安SIMについて考察してみましょう。

格安SIMの基礎知識

大手キャリア(ドコモ・au・SoftBank)と格安SIMでは、異なる点があります。大手キャリアとのスマホ契約では、必ず携帯電話番号がついており普通に電話ができるプランが基本でした。

一方、格安SIMの場合は、データ通信が基本で、携帯電話番号をつけるかどうかは自分で選択することができます。具体的には3つのSIMカード(データ通信専用SIMカード / データ通信+SMS機能付きSIMカード / 音声通話SIMカード)から1つのタイプを選びます。

格安SIMとキャリアの違い
格安SIM データ通信専用SIMカード

- データ通信・インターネットのみのSIMカード。
- 携帯番号がないため、携帯での通話はできない。

データ通信+SMS機能付きSIMカード

- データ通信・インターネットができる。
- 携帯通話はできないが、SMSの送受信はできる。

音声通話SIMカード - データ通信・インターネットができる。
- 携帯番号が付いており、電話をかけることができる。
大手キャリア
(ドコモ、au、SoftBank)
- 必ず携帯番号が付いており、電話をかけることができる。
- 格安SIMのように、SIMカードのタイプを選ぶ必要はない。

たとえば、携帯の電話番号はいらないけど、TwitterやインスタグラムなどのSNSやYouTube閲覧、LINE通話はしたいという人は、「データ通信専用SIMカード」を選ぶといいでしょう。

また、大手キャリアで通話し放題のプランを契約して、2台目のスマホやタブレットのためにデータ通信専用SIMを契約する、という使い方もできます。

「データ通信+SMS機能付きSIMカード」は、SNSやアプリなどで最近増えているSMS認証(LINEやモバゲーなど)が可能になります。

もちろん、まだまだ携帯を利用して電話をする機会がある、という場合は格安SIMの「音声通話付きプラン」を選ぶという方法があります。

格安SIMの定義とは?格安SIMは、別名MVNO(Mobile Virtual Network Operator)ともいいます。日本語では「仮想移動体通信事業者」で、自前の回線は持たずに借りた回線を使って通話・通信サービスを提供する事業者のことです。MVNOはドコモ・au・SoftBankいずれかの回線を借り受けて使用しています。注目点は、料金が安いだけでなく事業者によって異なる多様なサービスや特典といった特徴です。

SIMタイプによって解約条件が異なる

格安SIMの場合、SIMカードのタイプが3つあることが分かりました。実は、格安SIMの解約金の有無は、この選ぶSIMカードの種類によって異なるのです。

まず、データ通信専用SIM(SMS機能付きSIMも含む)ですが、最低利用期間いわゆる“しばり期間”が設けられていないため解約金もなく、いつ解約しても費用はかかりません。

一方、音声通話SIMカードの場合は、最低利用期間が6ヵ月~1年となっており、その期間中に解約すると解約金(契約解除料)が発生します。

格安SIM - SIMカードタイプ別解約条件
  データ通信専用SIM データ通信
+
SMS機能付きSIM
音声通話SIM
機能 インターネット
SMS ×
音声通話 × ×
解約条件 なし なし
  • 最低利用期間に満たないと違約金がかかる
  • 最低利用期間は基本的に12ヵ月
解約金 なし なし
  • 基本的に1万円前後

 

格安SIM(音声通話)では「最低利用期間」が基本

ほとんどの場合、格安SIMのうち、音声通話付きのSIMカードの場合は、最低利用期間を待たず解約をすると解約金がかかります。

しかしながら、あくまで「最低利用期間」であり、自動更新プランはありません。半年~1年といったしばり期間が過ぎれば、その後はいつ解約しても解除料はかからないんです

それに対して、自動更新を条件に採用しているのが、大手キャリア(auドコモSoftBank)です。自動更新プランの場合、何年契約を続けていても、「更新月」を逃してしまうと、解約の際に解約金がかかってしまいます。

格安SIMは、大手キャリアよりも解約もしやすく、自由度が高いことがよく分かります。

格安SIM とキャリア比較 – 最低契約期間
  格安SIM キャリア
最低契約期間 6ヵ月~2年 2年
(最低契約期間がないプランもあるが月額料金が高額になる)
契約更新 なし あり(自動)
解約金を払わず解約できる期間 最低契約期間の終了後はいつでも 契約更新月(1~3ヵ月間)のみ

格安SIMの解約金の仕組み

格安SIMの解約金システムは、キャリアと同じく、決まった金額が請求される「一律制」と、利用期間が長くなればその分減額される「減額制」とがあります。

一つの格安SIMを長く使い続けるか、それとも自分に合わないと思ったら早めに解約したいかによって、どちらのMVNO(格安SIM)を選ぶか決めるといいでしょう。

格安SIM - 解約金制度
  一律制 減額制
最低利用期間 大半が6ヵ月か12ヵ月 12ヵ月
解約金 大体8,000~9,500円 12,000~1,000円(毎月1,000円ずつ減額される)
MVNO

- BIGLOBEモバイル
OCNモバイルONE
DMMモバイル
楽天モバイル
LINEモバイル
- エキサイトモバイル

- IIJmio
nuroモバイル

なお少数ではありますが、音声通話SIMでも最低利用期間と解約金がないMVNOもあります

それはmineo(マイネオ)とイオンモバイルです。どちらも人気が高く、料金面とサービス面でバランスの取れた格安SIMといえます。最低利用期間がないため気軽に申し込めるのもいいですね。

解約金とは別の「MNP転出手数料」

解約金とは異なりますが、「MNP転出手数料」も解約をするときには勘定に入れておくべきものです。

「MNP転出手数料」は、同じ携帯番号のままで他のMVNOやキャリアに乗り換え(MNP)る場合に発生する手数料です。格安SIMでもキャリアでもどちらでもかかります。。

一般的には、格安SIMのMNP転出手数料はだいたい3,000円です。よって、解約時には契約解除料+3,000円がかかると考えておくといいでしょう。

なお上記で紹介したmineoですが、解約金の代わりに契約から1年間はMNP転出時に「MNP転出時契約解除料」が9,500円請求されます。

代表的な格安SIMの解約金をチェック

格安SIMは種類が沢山あり、それぞれに異なる特徴があります。人気のある代表的な格安SIM(音声通話SIM)の解約金をチェックしてみましょう。

IIJmio(アイアイジェーミオ)

MVNOの中ではシェアがNo.1と人気が高いIIJmio(アイアイジェーミオ)。豊富な特典が用意されており、お得な料金で音声通話SIMを使うことができます。

IIJmioの解約金は減額制です。たとえば、利用開始月が5月だとして12月に解約すると、5,000円の解約金がかかるということです。

IIJmio – 解約金
解約金が発生するSIM 音声通話機能付きSIM
最低利用期間 利用開始日の翌月末日まで
解約金(音声通話機能解除調定金) (12ヵ月-利用開始月を0ヵ月とした利用月数)×1,000円(不課税)

LINEモバイル

あのLINEが運営する格安SIMが「LINEモバイル」です。LINEやTwitter、インスタグラムなどの主要SNSが通信量0で使い放題になるという特徴があり、若者を中心に人気の格安SIMとなっています。

LINEモバイル – 解約金
解約金が発生するSIM 音声通話SIM
最低利用期間 利用開始日の翌月を1ヶ月目として12ヶ月目の末日まで
解約手数料 9,800円(税抜)

OCNモバイルONE

NTTコミュニケーションズが運営する「OCNモバイルONE」は、さすがNTT系だけあって、かけ放題プランが充実しています。

格安SIMでは、キャリアのように24時間かけ放題というプランはありません。しかしOCNモバイルONEには、その月の通話料上位3番号の通話料が0円になる通話オプションがあるので、通話時間が長い人でも安心です。

OCNモバイルONE – 解約金
解約金が発生するSIM 音声対応SIM
最低利用期間 申込日の10日後を含む月(利用開始月)を1ヵ月目として6ヵ月目まで
解約手数料 8,000円(不課税)

OCNモバイルONEは最低利用期間が半年間と、他の格安SIMよりも短いのがポイントです。NTT系MVNOとしての安心感もありますので、格安SIMデビューにはもってこいといえるでしょう。

BIGLOBEモバイル

BIGLOBEモバイル」は、老舗プロバイダーのビッグローブが運用する格安SIMです。YouTubeやGoogle Play Music、AbemaTVなどの動画や音楽サービスが通信量0で使い放題になる「エンタメフリー・オプション」が有名ですね。

BIGLOBEモバイル – 解約金
解約金が発生するSIM 音声通話SIM
最低利用期間 サービス開始月の翌月を1ヶ月目として12ヶ月目まで
解約手数料 8,000円(税抜)

DMMモバイル

格安SIM業界の中でも、料金が最安クラスなのが「DMMモバイル」です。データ通信SIMは440円~、音声対応SIMでも1,140円~という安さは目を引きますね。

その他にも、主要SNSが通信量を消費せずに使い放題になる「SNSフリー」が月額250円など、オプションサービスも低料金で提供しています。

DMMモバイル – 解約金
解約金が発生するSIM 通話対応SIM
最低利用期間 利用開始日の翌月1日から12ヶ月間
解約手数料 9,000円(税抜)

nuroモバイル

SONY系列会社が提供する格安SIM「nuroモバイル」は、他とは一線を画すサービスで個性を放っています。

たとえば、nuroモバイルには1ヵ月の通信量が500MB未満であればなんと月額料金0円という「0SIM」があります。データ専用0SIMなら月額0円~、音声通話付き0SIMでも月額700円~という驚くべき安さです。

nuroモバイルもIIJmioと同じく、減額制解約金システムを採用しています。

nuroモバイル – 解約金
解約金が発生するSIM 音声通話プラン
最低利用期間 サービス開始月から12ヶ月目まで
最低利用期間内解約金 12,000円~0円(毎月1,000円ずつ減額)
※「お試しプラン」は解約金なし

nuroモバイルには「お試しプラン」といって、データ容量が0.2GB(200MB)のプランがあります。音声通話SIMはドコモ回線が月額1,000円、ソフトバンク回線が月額1,200円です。

このお試しプランは、解約金が無料となっています。通話専用と割り切って使用する人であれば、要チェックなプランといえるでしょう。

格安SIMにはキャリアにないメリットがある

格安SIMにも解約金はある?

やっぱり格安SIMの価格の安さは魅力的です。

ここまで、格安SIMの解約条件・解約金について考えてきました。格安SIMの解約金システムがユーザーにやさしいということがお分かり頂けたでしょう。

また、格安SIMには次のような特徴(メリット)もありました。

  • 月額料金がキャリアよりも断然安くなる
  • 3種類のSIMの中から利用方法に合ったものを選ぶことができる
  • データ通信専用SIMには最低利用期間も違約金もない
  • 音声通話SIMの最低利用期間は自動更新とは違い、1年経てばいつ解約しても解約金はかからない
  • 解約金は一律制と減額制がある
  • 音声通話SIMでも最低利用期間(しばり)がないプランもある
  • MVNOによって多種多様なサービスや特徴がある

格安SIMには色んな特徴やサービスがあるとはいえ、MVNOは数十種類も存在するため、一つ一つを調べるのは大変なことです。

セレクトラではそれら格安SIMの特徴やポイント、どんな人におすすめなのかを各記事で分かりやすく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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