日本三大キャリアの一つ、ドコモ。近年格安SIMが台頭してきたとはいえ、ドコモのサービスは一貫して安定しているため依然として人気です。そんな頼りになるドコモのスマホを契約する際に気になる料金や申込・解約方法などをご紹介します。
ドコモの特徴・メリット
ドコモは、携帯電話業界においてauやソフトバンクと並んで日本の三大キャリアの一つです。
最近は、その名のとおり料金が格安である「格安SIM」が増加してきましたが、いまだにドコモの人気は衰えていません。その人気の理由は、ドコモのサービスの質の高さにあるといえるでしょう。
ドコモのスマホを契約する上で、格安SIMにはない大きなメリットを見てみましょう。
キャリアと格安SIM キャリアとは、スマホや携帯電話の回線を自ら保有しており、自社ブランドで通信サービスを提供している通信事業者のことをいいます。これに対して、いわゆる格安SIMは自らは回線を保有しておらず、キャリアの回線を借りて、サービスを提供しています。
詳細記事 「スマホ・携帯のキャリアや大手キャリアとは?」
「格安SIMとは? - 初心者でもわかる格安SIMの解説」
通話・通信の品質が高い
通話・通信の品質は、ドコモと格安SIMを決定的に隔てる大きな違いです。
格安SIMはドコモかauの回線を借りてサービスを提供しているのですが、やはり「回線の所有者」と「賃貸契約者」では異なります。ドコモのSIMと格安SIM各社のSIMとでは、通話の品質もデータ通信の速度も目に見えて差があります。
あくまで一例ですが、都市圏にてドコモのスマホでデータ通信をすると平均で30~50Mbps程度の通信速度があるという人もいます。ネット利用者が増える時間帯でも20Mbpsほどは出るようです。
それに対して格安SIM各社は、ネットが混雑する時間帯だと1Mbps以下になることもざらです。通信速度が1Mbpsになってしまった場合には、メールの送受信や比較的軽いウェブサイトの閲覧はできるかもしれませんが、添付ファイルを送受信したり、サイトが少しでも重かったりすると、通信時のイライラのもとになってしまいます。
このため、ドコモの通信サービスは安定して高速通信を楽しく事ができるという利点があります。加えて、ドコモは災害時の情報提供や電話回線確保など、大手ならではの安心感もあります。
ドコモショップで何でも相談できる
格安SIMにはなくドコモにあるサービスといえば、何といっても実店舗(ショップ)の存在でしょう。ドコモショップは日本全国に約2,400店舗もあり、大都市から地方の小さな町に至るまで展開しています。
格安SIMは料金が安い代わりに、基本的にインターネット上で調べたり申し込みをする必要があります。そのため、インターネットやパソコンの操作が苦手な方は苦労するかもしれません。
その点、ドコモショップに行けばスタッフが懇切丁寧に契約の案内をしてくれます。スマホを購入するのが初めての方や、自分は機械音痴だ、という方でも、スタッフが手取り足取り教えてくれるので安心です。
スマホ購入以外にも、どれくらい料金がかかるか聞いたり、どんな割引を受けられるか相談したりするだけでもOKです。つまり、ドコモショップはスマホのことを何でも気軽に相談できる場所なのです。
電話かけ放題のプランがある
ドコモにはかけ放題オプションがあります。これは、24時間国内通話をどれだけ行っても定額というプランです。
格安SIMの中には、完全なかけ放題プラン(時間無制限)を提供していないところもあります。格安SIMは通話よりもデータ通信に重きを置いている傾向があるため、通話をよく行う人は注意しなければなりません。
このため、固定電話や携帯電話に長電話をする人にとっては格安SIMよりもドコモのほうが満足度が高い、という可能性が高いでしょう。
関連記事:時間無制限のかけ放題プランを提供している格安SIMはある?
多彩な特典・キャンペーンがある
ドコモは、スマホ契約時に何かしらの特典やキャンペーンを実施しています。ドコモでスマホ契約をする前に、どんなキャンペーンがあるかを確認してみましょう。
キャンペーンの内容は多彩です。他社からの乗り換えで何万円もの現金還元だったり、対象機種を購入した人に特別な割引やdポイントのプレゼントだったりします。
なお、キャンペーンはドコモショップとドコモオンラインショップ(ドコモの公式オンラインショップ)で異なる場合があります。余裕があれば、どちらもチェックしてみることをおすすめします。
古い機種を下取りしてくれる
ドコモには、これまで使っていた機種を下取りしてくれる「下取りプログラム」があります。最大で55,000円(iPhone Xの場合)もの高価下取りをしてくれて、新たな機種の購入代にも充てられます。
他社の携帯電話端末でも下取りしてくれるので、まずは手持ちの機種が下取り対象機種かどうか確認してみましょう。ドコモオンラインショップにて調べることができます。
ドコモの料金プラン
ドコモでは現在、「ギガホ プレミア」と「ギガライト」の2つ料金がメインのプランとなっています。これから新規にドコモでスマホの契約をする場合は、この2つのプランのうちいずれかを選ぶことになります。
ドコモのこれまでのサービス 「ギガホ プレミア」と「ギガライト」の2つの新料金プランの導入により、これまでドコモが提供してきた過去のプラン、「カケホーダイ」や「カケホーダイライト」は、新規加入受付が停止されているので注意が必要です。
「ギガホ プレミア」と「ギガホライト」という2つの料金プランの違いは、使用できるデータ容量です。ですので、たくさんデータ通信を行う人は「ギガホ プレミア」、そこまでもない人は、「ギガライト」を選ぶことになります。さらに「ギガライト」の場合は、データの使用料に合わせて段階別に料金が設定されています。
ギガホ プレミア
ギガホでは、「定期契約あり」を選ぶか、「定期契約なし」を選ぶかで月額料金が異なります。定期契約は、2年の自動更新プランです。2年の定期契約を行った場合は、契約満了となる月・翌月・翌々月以外で解約をすると、1,100円(税込)の解約金が発生します。
通話プランは、あとから見ますように、かけ放題や5分間定額といったオプションを追加することができますが、オプションを付けなければ30秒22円の料金がかかります。ただし、家族間の通話であれば無料です。このためには、「ファミリー割引」に申し込んでおく必要がありますが、ファミリー割引は無料であるため、実質的にプランの中に組み込まれているものとみなせます。
月額基本使用料 | ~3GB | 5,368円 (2年間の定期契約あり) 5,555円 (定期契約なし) |
---|---|---|
~60GB | 7,018円 (2年間の定期契約あり) 7,205円 (定期契約なし) |
|
国内通話料 | 家族間通話無料 家族以外への通話30秒あたり22円 |
|
SMS送信料 | 国内:1回あたり3.3円~(受信 無料) | |
国際:1回あたり50円~(受信 無料) |
ギガライト
ドコモの「ギガライト」は、1GBから7GBまでデータの使用料に合わせて、料金が段階性になっています。
ギガホの場合と同様に、ギガライトでも定期契約(2年)ありを選ぶかそうでないかで月額料金が変わります。定期契約は、2年ごとの自動更新です。2年定期契約満了月の当月・翌月・翌々月以外に解約をすると違約金がかかります。
データ容量に応じた、ギガライトの各料金は次の通りです。通話料やSMS送信料はギガホ プレミアと同じです。
データ通信容量 | 月額料金月額料金 | |
---|---|---|
定期契約あり | 定期契約なし | |
~1GB | 3,278円 違約金:1,100円 |
3,465円 |
~3GB | 4,378円 違約金:1,100円 |
4,565円 |
~5GB | 5,478円 違約金:1,100円 |
5,665円 |
~7GB | 6,578円 違約金:1,100円 |
6,765円 |
電話かけ放題オプション
「ファミリー割引」による電話の無制限通話は家族間通話に限られます。このため、日常的に家族間外の電話通話もよく行うという方は、上記の「ギガホプレミア」と「ギガライト」にそれぞれオプションを追加しなければなりません。
通話オプションの内容は以下のとおりです。
オプション | 月額料金 | 通話料 |
---|---|---|
かけ放題オプション | 1,870円 | 国内通話かけ放題 |
5分通話無料オプション | 770円 |
国内通話(1回5分までの通話は回数無制限で無料) |
ドコモの割引サービス
すでに言及した2年間定期契約による割引以外にも、ドコモには多数の割引サービスがあります。
dカードお支払割
dカードお支払い割とは、「ギガホ」「ギガライト」を定期契約なしで契約している場合に、支払い方法をdカードまたはdカード GOLD(家族カード含む)に設定すると、月額料金が2年定期契約の割引があった場合と同じく毎月187円引きになるサービスです。(dカード・dカード GOLDはドコモのクレジットカードです。)
みんなドコモ割
みんなドコモ割は、同一の「ファミリー割引」グループ内の対象音声回線数に応じ、各回線ごとに月額料金が割引されるサービスです。割引額は2回線で月額550円割引、3回線以上の場合は、月額1,100円割引です。
ドコモ光セット割
「ドコモ光」は、ドコモが提供する光インターネットサービです。月額4,400円(税抜)から利用することができます。ドコモ光セット割は、みんなドコモ割と同じように、同一ファミリー割引グループ内にドコモ光を契約している人がいる場合、回線数に応じて月額料金が割引されるサービスです。
実際には「ギガホ プレミア」の月額料金が永年1,100円割引になります。
初期費用
ドコモの店頭で申し込みを行った場合には、新規契約・契約変更を行うために3,300円(税込)が初期費用として必要です。また、機種変更を場合にも、2,200円(税込)が事務手数料・登録等手数料として必要です。
ドコモのスマホをドコモオンラインショップで契約する
ドコモのスマホ契約をするには、ドコモショップに行くかドコモオンラインショップで申し込むかの2通りの方法があります。
ドコモショップではスタッフが親切に色々と教えてくれるため、スマホをこれまで使ったことがない方や、パソコンを使えない方はドコモショップに行くことをおすすめします。
これまで他社のスマホを使用していた方やパソコンでインターネットを使える方であれば、ドコモオンラインショップで契約することで費用と時間の節約になります。
ドコモオンラインショップでスマホ契約する流れは次のようになります。
機種を選んで希望の購入手続きを選択する
機種一覧ページの左側に絞り込み条件が表示されます。商品カテゴリーや価格、機能、発売時期など自分が求める条件を選ぶと、容易に自分が求める機種が見つかります。
購入手続きには次の3つがあります。
- 新規(追加)契約
- 機種変更
- 他社からのりかえ(MNP)
上記のいずれかを選択すると、機種代金や実質負担金が表示されます。一括払いか24回分割払いを選べます。
機種のカラーやオプションを選んで注文手続きに移る
その機種に複数のカラーやオプション機器がある場合、選ぶことができます。
お客様情報と配送先の入力
他社からのりかえ(MNP)の場合は、ここでMNP予約番号を入力します。MNP予約番号は、以前利用していたSIMの会社から発行してもらいます。
料金プランの選択
ギガホ プレミアにするか、ギガホライトにするかを選択します。
支払情報の入力
注文内容を確認して手続き完了
3のステップからの注文手続き全体にかかる時間は10~15分程度です。
ドコモのスマホの解約方法
ドコモのスマホを解約する場合、次の2つのどちらのパターンなのかによって手続きが異なります。
- パターン1.携帯電話をもう使わない / これまでの電話番号を捨てる
- パターン2.電話番号はそのままで他社に乗り換える(MNP)
パターン1の場合、解約手続きはドコモショップでしかできません。
パターン2であれば、MNP予約番号を取得する手続きになります。この手続きはドコモショップだけでなくオンライン・電話でも可能です。
オンラインでMNP予約番号を取るには「マイドコモ」にアクセスして、「携帯電話番号ポータビリティ予約(MNP)」を選びます。
電話でMNP予約番号を取得するには、ドコモインフォメーションセンター(ドコモのコールセンター)にかけます。
ドコモショップ | ドコモオンラインショップ | |
---|---|---|
電話番号 | (ドコモの携帯から)151 | (一般電話から)0120-800-000 |
受付時間 | 9:00~20:00(年中無休) |
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