格安SIMの通信制限とは?:解除の方法から制限を回避する方法まで解説
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格安SIMでインターネットをしていて急に遅くなったら、通信制限がかかっているものと思われます。ここでは、通信制限について詳しく説明するほか、通信制限を避ける方法や通信制限されても快適な格安SIMなどを紹介します。
格安SIMの通信制限とは?
格安SIMの通信制限とは、一定条件の下で通信速度が制限されることをいいます。通信制限がかかると、端末(スマホやタブレット)のネットスピードが大幅に落ち、快適な通信ができなくなってしまいます。
なぜ通信制限があるのかというと、ネットワーク混雑を回避するためです。一部のユーザーが一時的に大量のデータ通信をするとネットワーク回線が混み合い、他のユーザーにも影響が及ぶ可能性があります。
通信制限は、全ての格安SIMユーザーが快適なインターネットを楽しめるための決まり事といえるでしょう。
ここから、格安SIMの通信制限について次の点を考察していきます。
- 通信制限がかかる条件
- 「データ使い放題プラン」でも通信制限がかかる
- 通信制限時の速度
- 通信制限を解除する方法
通信制限がかかる条件
通信速度が制限される条件には次の2つが挙げられます。
契約プランのデータ量を超過した場合:
格安SIMはプランごとに高速通信可能なデータ量が決まっていて、それを超過すると通信制限がかかります。たとえば契約が10GBプランだとすると、それを超過した時点で通信速度が極端に低下し、月末まで低速のままになります。
データ量をたびたび超過してしまうのはプランが自分に合っていないということなので、もっとデータ量が大きめのプランに変更するといいでしょう。
一定期間に大量のデータ通信をした場合:
プランのデータ量を超えていなくても、一定期間内に一般的な範ちゅうを超える大量のデータ通信をした場合に通信制限されることがあります。
どれだけのデータ通信量が大量とみなされるかは、利用回線によって異なります。回線ごとの通信制限の条件は下記の通りです。
ドコモ回線 | au回線 | ソフトバンク回線 | |
---|---|---|---|
通信制限がかかる条件 | 通信制限なし | 直近3日間で6GBを超えた場合 | 明言されていない(一定期間で大量のデータ通信をしたと判断された場合に通信制限あり) |
ドコモ回線は、短期間で大量のデータ通信をしても通信制限がかかりません。そのため、たとえば週末はスマホで動画を一日中観るのが趣味という人など、集中的にデータ通信を利用するならドコモ回線の格安SIMを選ぶのがおすすめです。
ドコモ回線の主な人気格安SIMは、OCNモバイルONEやIIJmio、DMMモバイルなどがあります。
ソフトバンク回線を利用した格安SIMの場合は基準が明らかにされておらず、各事業者が独自に定める基準に沿って通信制限が課されるようです。
「データ使い放題プラン」でも通信制限がかかる
格安SIMのプランで、完全無制限でネットが使い放題というのはあり得ません。
U-mobileやDTI SIMなど、いくつかの格安SIMには「データ使い放題プラン」がありますが、これは通信制限がないという意味ではありません。上で説明したとおり、一定期間内に大量のデータ通信をしたとみなされた場合に通信制限がかかります。
ドコモ回線なら通信制限はないのでは?と思うかもしれませんが、残念ながらドコモ回線で使い放題プランの場合は通信制限があります。たとえば、ドコモ回線を利用するDTI SIMの「ネットつかい放題プラン」は、1日1GBを超えると通信制御される可能性があります。
通信制限時の速度
格安SIMの通信制限時の速度は一般的に最大200Kbpsです。格安SIMの実効速度(下り)は10Mbps前後が多いことを考えると、速度が50分の1に落ちるということになります。
200kbpsがどれ位のスピードなのかというと、テキストメールやLINEのやり取り、Twitterの使用程度なら問題なくこなせるスピードです。ただ、画像や動画は読み込みに時間がかかってしまいイライラするかもしれません。
ちなみに後述する「楽天モバイル」は、通信制限速度が1Mbpsと他の格安SIMの5倍も速いため、スマホでデータ通信を沢山使いたい人に一押しの格安SIMです。
通信制限を解除する方法
通信制限がかかっても翌月になれば自動的に制限解除されますが、待てない場合は追加データ量を購入することですぐに解除できます。
ほとんどの格安SIMはデータ量を追加購入(チャージ)できるようになっています。データ追加料金の相場は1GBあたり1,000円前後です。
格安SIMの通信制限を回避するには
格安SIMの通信制限を回避するため、次の2つの対策が考えられます。
- 格安SIMのカウントフリーサービスを利用する
- モバイルWi-Fiを利用する
どういうことなのか、具体的に見てみましょう。
格安SIMのカウントフリーサービスを利用する
カウントフリーとは、特定のアプリやネットサービスを利用する際に通信量が発生しないことを意味します。たとえばYouTubeがカウントフリーなのであれば、どれだけYouTubeで動画を観ても通信量は0のままです。
カウントフリーサービスを提供している格安SIMを下記に紹介します。自分がよく利用するサービスがカウントフリーになる格安SIMを選ぶのがおすすめです。

動画・音楽配信サービスなどでのデータカウントがされない「エンタメフリー」。対象サービスはYoutube・U-NEXT・Abema TVなど。新プランでは音声SIMの場合以前の半額の308円で追加可能。

音楽配信サービスでのデータがカウントされないMUSICカウントフリー。無料で追加可能。対象サービスはAmazon music・AIUTA・AWA・Sportifyなど
モバイルWi-Fiを併用する
格安SIMとモバイルWi-Fiを併用するのも、通信制限を回避するのに役立ちます。モバイルWi-Fiとは、持ち運びできる小型ルーターを利用した通信サービスのことです。
モバイルWi-Fiにスマホを接続すると、格安SIMのデータ通信よりも高速で安定したインターネットが可能になります。一人暮らしの人であれば、自宅でのインターネットもモバイルWi-Fiでまかなうことが可能です。
代表的なモバイルWi-FiであるUQ WiMAXは、格安SIMのUQモバイルと併用することでさらに割引になるキャンペーンを実施しています。これらを活用すれば、通信制限回避に加えて料金の節約にもなりますよ。
楽天モバイル - 通信制限されても快適に使える格安SIM

データ通信を使いすぎて通信制限がかかったとしても、それなりに快適にインターネットができるのが「楽天モバイル」です。
楽天モバイルのプラン「スーパーホーダイ」は通信制限時に、他の格安SIMが最大200kbpsのところ最大1Mbpsと5倍の速さが出ます。(通信が混み合う12~13時、18~19時は最大300kbps)
速度200kbpsでは動画の再生はもちろん、通常のwebブラウジングでも画面や画像の読み込みが遅く、イライラすることになります。でも1Mbpsならブラウジングは快適にこなせるスピードで、動画も低画質ならカクカクせずに観られる程度です。
格安SIMの中で、通信制限時の最大速度が1Mbpsなのは楽天モバイルの「スーパーホーダイ」だけ。大手キャリアの中でもドコモの「ギガホ」だけなので、楽天モバイルは格安SIMとはいえ通信速度の面で大きくリードしているといえるでしょう。
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