auの格安プランpovo2.0には家族割はない...どうすればよい?

この記事のポイント |
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povo 2.0で家族割は有効?
povo 2.0はauのオンライン専用格安プランです。povo 2.0は基本料金0円で、自分の使いたいサービスを必要に応じて足していく「トッピング」を基調とした斬新なプランとして知られています。
ベースプラン | |
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基本料金 | 0円 |
データ容量 | 0GB |
通信速度 (容量0GB時) |
最大128kbps |
通話 | 30秒あたり22円 |
トッピング | |
データトッピング | データ使い放題 (24時間):330円/回 |
1GB追加 (7日間):390円/回 | |
3GB追加 (30日間):990円/回 | |
20GB追加 (30日間):2,700円/回 | |
60GB追加 (90日間):6,490円/回 | |
150GB追加 (180日間):12,980円/回 | |
コンテンツ トッピング |
DAZN使い放題パック (7日間):925円/回 |
smash.使い放題パック (24時間):220円/回 | |
通話トッピング | 5分以内通話かけ放題:550円/月 |
通話かけ放題:1,650円/月 | |
サポート トッピング |
スマホ故障サポート:830円/月 |
povo 2.0の公式サイトを見る |
そんなpovo 2.0への乗り換えを迷っている人にとって、気になるポイントの一つは家族割かもしれません。povo 2.0で家族割はきくのでしょうか?
結論から言うと、povo 2.0では家族割はありません。
以下では、このことを詳しく説明します。また、povo 2.0に家族割がないからどうすればよいのかという疑問にもお応えいたします。
家族がauを使っていても、povo 2.0は家族割の頭数には入らない
povo 2.0はオンライン専用格安プランといってもauのプランです。
このため、家族がauを使っている場合に、一人だけpovoに乗り換える場合、ほかの家族は今までと同じように家族割がきくと思う方がいるかもしれません。
しかし、残念ながら、povo 2.0はauの家族割プラスの頭数には入りません。
このため、家族のうちだれか一人がauからpovo 2.0に乗り換えたとしたら、ほかの家族の人は家族割の割引金額が変わり、毎月のスマホ代が高くなる可能性があります。
たとえば、家族3人の方でauを使っていて、一人だけpovo 2.0に乗り換えるとほかの2人の人は、家族割の金額が550円下がり、合計で毎月1,100円料金が高くなってしまいます。年間では1万3,200円の差額です。
もちろん、povo 2.0に乗り換えた人の分の料金が安くなるなら、全体としては安くなるかもしれません。しかし、家族割のお得感が減るため、実はそこまで安くならなかったという可能性もあるため、気を付けましょう。
povo 2.0同士での家族割もない
auのメインブランドのプランとpovo 2.0との間には家族割がないことを確認しました。
では、povo 2.0同士ではどうかが気になるかもしれませんが、povo 2.0同士でも家族割はありません。
そもそも、povo 2.0は基本料金0円にトッピングで必要な機能をその都度追加していく特殊なスマホプランです。
家族割は基本的にスマホの基本料金についての割引であるため、基本料金0円のpovo 2.0に家族割がないのはある意味当然のことといえるでしょう。
povo 2.0とauを使っている家族との家族間通話は無料ではない
家族割と関連して注意したいのが、家族間無料通話です。
povo 2.0では、auを使用している家族の人との通話も無料ではありません。このため、これまでかけ放題オプションを付けずに、家族に頻繁に電話をしていたという人だと急に通話料がたくさん請求されてびっくりしたということになる可能性があります。
具体的にどれくらいの金額になる可能性があるのか考えてみましょう。
povo 2.0もauのメインブランドのプランも、通話料金は30秒22円です。家族間通話無料なしで、家族間で毎週計40分電話を掛けたとした場合、合計の通話料金は7,040円になります。言い換えると、家族間で平均して毎日5分から6分程度の電話をかける場合、これまで0円だった通話料金が一気に7,000円代になることになります。
povo 2.0では1,650円でかけ放題を付けることができるので、通話料が心配な人はこのオプションを付けておいた方が安全でしょう。
家族割を利用したいのであれば、家族でワイモバイルに乗り換えるのがおすすめ
以上のことを見てきて、家族で乗り換えようとしている、または家族の誰かが乗り換えを検討しているのに、povoだと家族割がきかないため残念に思った人もいるかもしれません。
そんな方には家族割がお得なワイモバイルがおすすめです。

最大1万円相当
最大1万円相当
ワイモバイルとはどのような格安SIM?
ワイモバイルはソフトバンクによる格安SIMです。
格安SIMといっても、ワイモバイルの場合、ソフトバンクの電波を間借りしてサービスを提供しているのではありません。(携帯大手の回線を借りてサービスを提供している会社はMVNOと呼ばれます。)
ワイモバイルは、実はソフトバンクのサブブランドと呼ばれる会社であり、ソフトバンクの回線を自社回線として使用としてサービスを提供しています。MVNOは回線を借りてサービスを提供しているため、お昼時や夕方などに通信速度が低下しがちですが、ワイモバイルの場合にはそのような心配はありません。
ワイモバイルの料金プラン
ワイモバイルの料金プランは3GB・15GB・25GBの3つのデータ容量が用意されています。
シンプルS | シンプルM | シンプルL | |
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高速データ通信容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
月額料金(税込) | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
割引適用* | 990円 | 2,090円 | 2,970円 |
割引条件 | 家族での利用、もしくはSoftBank光/SoftBankAirの利用 | ||
容量超過後の通信速度 | 最大300Kbps | 最大1Mbps | |
データ増量オプション | データ容量を追加:1年間無料、その後月額料金550円(税込) | ||
+2GB | +5GB | +5GB | |
データ くりこし |
翌月加入のプランのデータ容量(データ増量オプションによる増量分を含む)まで翌月にデータくりこし | ||
通信方式 | 4G・5G | ||
通話料 | 30秒22円 10分かけ放題:770円(税込) 24時間かけ放題:1,870円(税込) |
||
公式サイト | 公式サイト |
*家族割の場合は適用は2回線目以降
3つのプランのうちどれを選べばよいかが問題になりますが、次の指標を基準にするとよいでしょう。
- 3GBのデータ容量があれば、スマホユーザーの6割の人は十分だと推計されます。
- 3GBで不安という人は、シンプルMの15GBを選びましょう。
- データを比較的多めに使うという人でも、25GBのデータ容量があれば十分です。
ワイモバイルの家族割はお得
ワイモバイルのシンプルS/M/Lのポイントは家族割により料金が大きく割引されることにあります。
割引額は1,100円で、割引後の料金は次の通りです。
- シンプルS(3GB):990円
- シンプルM(15GB):2,090円
- シンプルL(25GB):2,970円
それぞれの料金は、各データ容量で最安ではないものの、ワイモバイルの通信速度の安定性やサービスの良さを考えると非常に安い料金設定になっているといえます。
一つ注意点としては、家族割の場合、割引が適用されるのは、2回線目以降であり、1回線目は割引前の料金であるということです。
たとえば、家族3人でシンプルSに加入した場合、合計の基本料金は
2,178円×1人+990円×2人=4,175円
です。990円×3人で2,970円ではないので注意しましょう。とはいえ、これは非常にお得です。以下見てみましょう。
au・povo 2.0と比べてもワイモバイルはおすすめ
au・povo 2.0と比べてもワイモバイルはおすすめです。ワイモバイルに家族で乗り換えた場合と比較してみましょう。
3人家族:親2人がauのピタットプラン 5Gを使っており、子供がpovo 2.0で毎月20GBをトッピングしている場合
この場合、次のような一例では、ワイモバイルに乗り換えた方が基本料金が6,752円安くなります。
スマホユーザーの大半の毎月の消費データは3GB程度に収まります。このため、親2人がauピタットプラン 5Gで毎月3GB程度消費していると仮定します。この場合、料金は(5,115円ー550円)×2人で9,130円です。子供が毎月povo 2.0で20GBのデータのトッピング(2,700円)を買ったとすると、合計の基本料金は11,830円です。
これに対して、ワイモバイルを使った場合、両親がシンプルSで子供がシンプルMを使ったと考えると、合計の基本料金は5,258円です。このため、差額は6,752円でワイモバイルの方が圧倒的にお得です。
家族3人:全員でpovo 2.0を使っている場合
この場合、先ほどと同じような一例ではワイモバイルとpovo 2.0で料金に大きな差はでないかもしれませんが、総合的に考えるとワイモバイルの方がお得です。
先ほどの例と同じように、両親2人はpovo 2.0で毎月3GBのトッピングを購入して、子供は20GBのトッピングを購入したと仮定しましょう。この場合、合計の料金は4,680円です。
同じデータ容量で考えると、ワイモバイルの料金は5,258円です。このため、基本料金で考えるとpovo 2.0の方がお得なように思われるかもしれません。差額は578円です。
しかしながら、差額578円を上回るメリットがワイモバイルにはあります。
- ワイモバイルの場合、データ繰り越し機能があるため、povo 2.0よりも実際はより多く・有効にデータを使える
- ワイモバイルなら困ったときにソフトバンクやワイモバイルの店頭でサポートしてもらえる
- ワイモバイルなら月額料金508円のヤフープレミアムが無料でついてくる
- ワイモバイルなら口座振替でも支払い可能
ワイモバイルの場合、データ繰り越し機能があるため、povo 2.0よりも実際はより多く・有効にデータを使える
ワイモバイルでは毎月使い切れなかったデータ容量を翌月に繰り越すことができます。これに対して、povo 2.0では毎回トッピングを購入して高速データ通信の容量を足していくスタイルですが、これには有効期限があり、3GBの場合30日間です。使い切れなかったとしても翌月に繰り越すことはできません。
このことを考えると、ワイモバイルの方が余ったデータ容量をより有効に・賢く使うことができるといえるでしょう。
ワイモバイルなら困ったときにソフトバンクやワイモバイルの店頭でサポートしてもらえる
スマホにトラブルはつきもの。しかし、ワイモバイルであれば、困ったときにソフトバンクやワイモバイルのショップ・店舗でサポートしてもらうことができます。これに対して、povo 2.0はオンライン専用プランですので、ショップ・店舗でのサポートはありません。オンラインチャットでサポートしてもらえますが、つながりにくいこともあり、また店頭サポートほど店員の方に頼れるわけではないので、ショップサポートのあるワイモバイルの方が安心かもしれません。
ワイモバイルなら月額料金508円のYahoo!プレミアムが無料でついてくる
ワイモバイルでは月額料金508円のYahoo!プレミアムが無料でついてきます。Yahoo!プレミアムではYahoo!ショッピングやPayPayモール、LOHACO等のキャンペーンでPayPayポイントがもらえたり、雑誌やスポーツ番組が見放題といったような、様々な特典があります。
詳細については次の記事をご覧ください。
ワイモバイルなら口座振替でも支払い可能
多くの格安SIMでは支払い方法はクレジットカード決済に限定されています。povo 2.0も同様で、支払いはクレジットカードのみです。これに対して、ワイモバイルでは口座振替でも支払いを行うことができます。
以上の点を考慮すると、料金の面であまり差はないため、ワイモバイルの方が実際のところメリットが大きく、お得だといえるでしょう。
おすすめSIM会社

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