auのスマホを海外で使う - 高額な請求を避ける方法

海外でスマホを気にせず使用すると、後から高額請求をされる場合も。そんな事態を避けるため、auユーザーが海外でスマホ使用時に高額請求を避けるための方法を解説します。
海外でauスマホを使用すると高額になる理由
海外でauのスマホを使用すると、国内での料金プランが適用されません。通話料金は国際電話料金になりますし、データ通信も使用量にもとづいた従量制が適用されるため、通常よりも高額になってしまうのです。
auスマホを国内と同じように海外で使用するには、基本的にスマホの「データローミング機能」をオンにする必要があります。
データローミングとは? データローミング(data roaming)とは、契約している携帯電話会社の電波が届かない所では、提携している現地の電話会社の電波をひろって通信できる機能のことです。
データローミング機能が働くのは、①契約会社の電波が届かない②海外の携帯電話会社の電波が届く、という2つの条件が重なった場合のみです。
ですので、国内にいる状態でデータローミングがオンになっていたとしても、基本的に支障はありません。ただし念には念を入れて、普段からデータローミング機能をオフにしておくほうがいいでしょう。
実は、このデータローミングが高額請求の原因となっているのです。自分ではほとんど使用していないように思えても、ちょっとしたアプリの自動アップデートやメールのやり取りだけで、思った以上に料金がかさむことがあるからです。
では、料金を安く抑えつつ海外でauスマホを使用することは不可能なのでしょうか?そのようなことはありません。自分のスマホの使い方に合った正しい設定を前もってしておくことで、高額請求を避けることは可能です。
これから、料金を抑えつつauスマホを海外で使うための方法を解説していきます。
スマホ海外使用での高額請求を避ける方法
スマホを海外で利用するにあたって、高額請求を避ける一番いい方法はデータローミング機能をオフにすることです。
「データローミングをオフにするとスマホが使えず不便なのでは?」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。海外でもホテルや公共施設、レストランなどにおいて無料で利用できる Wi-Fi(ワイファイ)が一般的になっています。
データローミングをオフにしていても、スマホをWi-Fiに接続してインターネット利用することが可能です。公共Wi-Fiなら、どれだけ使っても料金が発生しないので安心ですね。
また、海外で使用できる携帯型Wi-Fiルーターをレンタルするという方法もあります。これを使えば、公共Wi-Fiがない所でもスマホをインターネットにつなげることができます。
海外用Wi-Fiルーターはネット上でもレンタルできますし、空港でもレンタル専用カウンターがあります。
データローミング機能をオフにする設定方法
auスマホのデータローミング機能をオフにする設定方法は以下の通りです。
au 4G LTEスマートフォンの場合
- 設定画面を開く
- 「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」をオフにする
(機種によって異なることがあるため、詳細はauのホームページにて確認してください)
iPhoneの場合
- 設定画面を開く
- 「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」をオフにする
データローミング機能をオフにしてWi-Fi機能をオンにすることで、海外でもインターネット接続ができるようになります。
ちなみに、データローミングは通話機能とは関係ないので、オフにしても通話は発信受信共に通常通り使用できます。
通話・通信ともに使用しない場合のおすすめ設定
海外では通話もデータ通信も使用しないという場合は、「機内モード」を活用するのがおすすめです。機内モードをオンにすると通話・データ通信ともに使えなくなり、一切料金が発生しなくなるので安心です。
機内モードがオンであっても、Wi-Fiに接続することはできます。「料金は安く抑えたいけど電話は使いたい」という人は、海外でWi-Fiに接続してLINE無料通話やSkypeなどを使うといいでしょう。
auの「世界データ定額」を活用する
auは、海外でも通信をお得に利用したいユーザーのために「世界データ定額」という便利なサービスを提供しています。
世界データ定額は、日本で加入している料金プランのデータ容量を海外でも使えるというサービスです。
980円で24時間サービスが適用され、150ヵ国以上で利用可能です。また、早割キャンペーンまたは早割の対象国であれば、渡航前に日本国内で事前予約をしておくことで、半額の490円(早割キャンペーン対象国)または690円(早割対象国)で利用することができます。
もし海外で、スマホのデータローミング機能を利用して動画を視聴したり、撮った写真やビデオをアップロードしたりするとどうなるでしょうか?たった1日だけで、通信料が万単位という高額になってしまう可能性があります。
しかし世界データ定額を利用すれば、1日の料金が980円を超えることがないので安心です。
対象国・地域 | 150以上の国と地域 |
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サービス内容 | 日本で契約しているスマホプランのデータ容量を海外でもそのまま使える |
使えるデータ容量 | 日本で契約しているauのデータ容量 |
料金 |
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早割キャンペーン対象国・地域 | ハワイ、アメリカ(本土・アラスカ)、カナダ、韓国、台湾、香港、マカオ、タイ、プエルトリコ、米領バージン諸島 |
早割対象国・地域 | ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、イギリス、スイス、オーストリア、ポルトガル、中国、シンガポール、ベトナム、インドネシアなど |
使い方 |
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もし料金プランのデータ容量を使い果たしてしまったら、通信速度が最大128kbpsに制限されてしまいます。ただし、auのデータチャージを利用して容量を追加購入することが可能です。
海外で高額請求の不安なくデータ通信を快適に利用するためには、auの世界データ定額を活用するのが一番おすすめの方法といえます。
「世界データ定額」の利用方法
海外渡航前にしておくこと
- 事前に「世界データ定額アプリ」をダウンロードしておく
- auのデータチャージに加入しておく
海外到着後にすること
- スマホの設定でデータローミングをオンにする
- 海外到着後にauから届くお知らせSMS(海外データ定額が利用可能かどうかの通知メール)を確認する
- 世界データ定額アプリを起動して「利用開始」ボタンを押す
利用開始ボタンを押してから、24時間のカウントが始まります。
世界データ定額アプリだけでなく、auのお知らせSMS本文にあるURLをクリックすることで開くブラウザからも、利用開始することができます。なお、いずれにしても利用開始前にWi-Fiをオフにしておく必要があります。
どれだけ使っても定額「海外ダブル定額」とは
auは、海外でインターネットを好きなだけ使える定額サービスも提供しています。それが「海外ダブル定額」です。
海外ダブル定額の料金は、約24.4MBまで最大1,980円/日、それ以上はどれだけ使っても最大2,980円/日となります。
「世界データ定額」は、自分の料金プランに含まれているデータ容量を消費するサービスです。もし残りデータ容量が少なかったり、海外で沢山データ通信をしたいのであれば、この海外ダブル定額がおすすめといえます。
海外ダブル定額の適用条件は、「LTE NET」か「LTE NET for DATA」に加入していることです。利用方法は、海外到着後にデータローミングをオンにするだけです。
海外ダブル定額の注意点は、渡航先の現地時間ではなく日本時間の0:00~23:59までの通信に対する課金となることです。
世界データ定額・海外ダブル定額ともに、利用できる国はauホームページで確認することができます。
注意点:povo 2.0は海外ローミング非対応

ギガ活実施中
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注意点として、auのプランでありながらも、povo 2.0は海外ローミング非対応だということに留意しなければなりません。
このため、海外に行ったときに便利な世界データ定額も使うことができません。
つまり、povo 2.0で海外に行き、トッピングをチャージして通信を行うということは行うことができないのです。
povo 2.0を使っていて海外旅行を予定している人や、海外によく行く人でpovo 2.0への乗り換えを考えている人は注意しましょう。
海外に行くならahamoに乗り換えるのもおすすめ
海外によく行く機会があるという人であれば、ahamoに乗り換えるのもオススメです。
ahamoでは、20GBまでの海外ローミングがプランに入っています。このため、追加料金を払うことなく、ahamoのスマホを海外でそのまま使うことができます。

約5千円
約5千円
サービス内容 | 海外82の国・地域でデータ通信が20GBまで可能 |
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申し込み | 必要なし |
追加料金 | 不要 |
注意事項 |
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ahamoの海外ローミングのうれしいポイントは、申し込みも追加料金もなしで、20GBという大満足な容量をいつものスマホそのままで使えることです。
海外に行く際には、いくら慣れていても準備が大変です。旅行先でも、もちろん空港内なら無料のWi-Fiがありますが、電車でWi-Fiがないということはしばしばあります。また、いちいち無料Wi-Fiを見つけるのも面倒です。ahamoなら長期滞在でない限り、20GBのデータを使えるため、快適な海外旅行をサポートしてくれるので、おすすめです。
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