インターネット契約 -「自動更新」とは?

インターネット契約 -「自動更新」とは?

インターネット契約、ちょっと待って。契約する前に「自動更新プラン」ってどんなプランなのか確認しておきましょう!

インターネット契約をする時に目にする「2年自動更新」や「3年プラン」。どのような意味があるのか知らずに契約してしまうと、後悔するかもしれません。ここではインターネット契約における「自動更新」について解説します。

  • インターネット契約の際に目にする「自動更新」の意味を理解します。

インターネット契約での「自動更新」の意味とは

初めてインターネットの契約をするという人や、他社に乗り換えを検討しているという人なら気になるのが、インターネット契約時に目にする「自動更新」という言葉です。これにはどのような意味があるのでしょうか?

この自動更新とは、更新月が来たら自動的に契約が更新され延長される、という契約タイプのことです。

たとえば、光回線インターネットの2年自動更新プランを選んだとしましょう。この場合、光回線が開通後に2年契約がスタートし、契約満期後に契約更新月(25ヵ月目)となります。

もし契約更新月または契約満了月に解約を申し込まないと、自動的に契約期間が2年間また更新されます。これが自動更新といわれるものです。

ここで気になるのが、更新月以外に解約するとどうなるの?ということですよね。その場合は、各インターネット契約の条件として明記されている「解約金(違約金)」を負担しないといけません。その額は一般的に1万円前後となっています。

このように「自動更新」とは、一定期間契約を続けるという条件(縛り)が自動的に更新されていくプランです。一番多いのは2年自動更新ですが、3年契約や長いものだと5年自動更新プランなども存在します。

インターネット契約の自動更新には、メリットもあればデメリットもあります。それらを具体的に見ていきましょう。

インターネット契約自動更新のメリット

メリット1:自動更新タイプは料金が安く設定されている

インターネットプロバイダー各社では、自動更新タイプではない「標準プラン」を選べる場合もあります。ただし、自動更新プランの方が月額料金は安くなります。

以下に、いくつかのインターネット料金を挙げてみました。標準料金(自動更新なしのプラン)よりも、自動更新プランの料金のほうが安く設定されています。こう比べると、月額料金の安い自動更新プランを選びたくなりますね。

OCN光の月額料金(税抜)
プラン名 2年自動更新タイプ 標準タイプ
OCN光ファミリータイプ(戸建て) 5,100円 6,200円
OCN光マンションタイプ(集合住宅) 3,600円 4,700円
SoftBank光の月額料金(税抜)
プラン名 5年自動更新 2年自動更新 自動更新なし
ファミリー・ギガスピード
- ホーム(戸建住宅)
4,700円 5,200円 6,300円
ファミリー・ギガスピード
- マンション(集合住宅)
なし 3,800円 4,900円
auひかりの月額料金(税抜)
プラン名 1年目 2年目 3年目以降
ホーム1ギガ(ネットのみ)
- ずっとギガ得プラン(3年自動更新)
5,100円 5,000円 4,900円
ホーム1ギガ(ネットのみ)
- ギガ得プラン(2年自動更新)
5,200円
ホーム1ギガ(ネットのみ)
- 標準プラン
6,300円

メリット2:自動更新プランにはお得なキャッシュバックや特典が付いてくる

せっかくインターネットに申し込むのであれば、できるだけお得に申し込みたいというのは当然です。

ISP(インターネット接続事業者)各社は、インターネットの新規申込や転用時に申し込める特典やキャッシュバックを用意していることがあります。

キャッシュバック額は平均1~5万円前後と、ちょっとしたボーナス気分を味わえます。ほかにも、毎月のインターネット料金から割引される特典や、工事費用が無料になる特典などもあり、ユーザーにとってうれしい内容となっています。

このような特典は、基本的に自動更新プラン申込時に付いてきます。また、自動更新プランでない場合でも、条件として必ず2年か3年の契約縛りが付いてきます。特典だけもらって数か月で簡単に解約されてしまうと、プロバイダーも困りますよね。

インターネット契約自動更新のデメリット

デメリット1:自動更新タイプは「更新月」に解約しない限り解約金がかかる

インターネットプロバイダー各社では、自動更新タイプではない「標準プラン」を選べる場合もあります。ただし、自動更新プランの方が月額料金は安くなります。

以下に、いくつかのインターネット料金を挙げてみました。標準料金(自動更新なしのプラン)よりも、自動更新プランの料金のほうが安く設定されています。こう比べると、月額料金の安い自動更新プランを選びたくなりますね。

違約金(契約解除料)の一例
プロバイダー プラン 更新月以外に解約した場合の違約金
OCN光 年自動更新型割引 11,000円
auひかり ホーム1ギガ:ずっとギガ得プラン(3年) 15,000円
auひかり ホーム1ギガ:ギガ得プラン(2年) 9,500円
SoftBank光 2年自動更新プラン 9,500円
SoftBank光 5年自動更新プラン 15,000円

このように、契約期間が長ければ長いほど、違約金が上昇する傾向にあります。月額料金の安さや特典だけを見てすぐに契約を決めてしまうと、後々解約したい時に高額な違約金に泣かされることもありますので、前もってしっかり確認しておきましょう。

デメリット2:自動更新は契約更新月を見過ごしてしまいがち

自動更新プランに申し込んだ人で、契約解除料が発生しない更新月に解約するつもりの人もいるでしょう。しかし、自動更新プランは2年や3年といった長期契約なので、更新月までかなり待つ必要があります。

長い契約期間に対して更新月は1ヵ月間と短く、気を付けていないといつの間にか更新月が過ぎてしまって、また契約が更新されてしまっていたという事態も起こり得ます。

また、プロバイダーによって契約期間・契約更新月の考え方が異なる場合もあり、それも更新月を見過ごしてしまう一因となります。次に一例を挙げてみます。

プロバイダーごとの契約期間・更新月の違い
プラン名 2年自動更新タイプ 標準タイプ
OCN光 2年間(利用開始月の翌月の割引開始月を1ヵ月目として、24ヵ月目の末日まで) 25ヵ月目、26ヵ月目
auひかり 2年間(利用開始月を1ヵ月目として、24ヵ月目の末日まで) 25ヵ月目、26ヵ月目
SoftBank光 2年間(課金開始日の属する月を1ヵ月目として、24ヵ月目の末日まで) 24ヵ月目
@nifty光 2年間(利用開始月の翌月~24カ月目の月末まで) 25ヵ月目

契約期間の1ヵ月目がどの月なのか、また契約更新月が何ヵ月目で1ヵ月間なのか2ヵ月間なのか、プロバイダーごとに異なることが分かりますね。

ですので、自動更新型プランに申し込むつもりなのであれば、まずは条件をしっかりと読み、契約更新月がいつに当たるのかを確認することをおすすめします。

正しい契約更新月が判明したら、その更新月を忘れないようにスマホやパソコン上のカレンダーで記録しておき、その月が来ればアラートが鳴るように設定しておきましょう。そうすることで、更新月忘れ防止になります。

もし現在すでに自動更新タイプのインターネットサービスを利用している場合はどうしたらいいでしょうか?

利用中のプロバイダーの契約者向けアカウントページに入ると、契約更新月がいつなのか確認できるようになっています。または、カスタマーサービスに問い合わせることでも教えてもらえます。

自動更新インターネット契約の注意点

光回線の「しばり」や「解約金」

「自動更新」という名称が使用されていなくても、実質、自動更新と同じ契約内容のインターネットプランも存在します。

自動更新タイプのインターネットプランに関して、いくつか注意したい点を考えてみましょう。

名称は違っても実質的に自動更新の場合がある

全ての自動更新型プランに「自動更新」という名称が付いているわけではありません。自動更新という名称はないものの、決められた月に解約しない限り違約金がかかるという縛りパターンもあります。

たとえば「So-net 光プラス」には、表向き自動更新という名称はありません。しかし契約の際に適用される「大幅割引キャンペーン」(36ヵ月間月額基本料から2,000円割引)の条件をよく読むと次のような記載があります。

「So-net 光 プラス」には36ヵ月の契約期間が設定されており、37ヵ月目から再び36ヵ月間の契約期間が開始します。契約更新期間は、37ヵ月目と38ヵ月目です。
契約更新期間以外の月に解約または退会される場合、解約金として20,000円 (不課税) もかかります。

また、ビッグローブ光の「3年プラン」にも自動更新という名称はありません。しかし、36ヵ月間の定期利用期間の最終月が更新月となり、更新月中に解約の手続きがされない場合は、以降36ヵ月毎に定期利用期間が自動更新される、という記載があります。ビッグローブ光の3年プランも違約金が20,000円と高額です。

いずれも、表立っては自動更新という表記はありませんが、条件をよく見てみると内容は自動更新型であることが分かります。インターネット契約時には、必ず契約期間の縛りがあるかどうかを確認するようにしましょう。

自動更新と最低利用期間は異なる

光回線の「自動更新」を「最低利用期間」と間違わないよう注意が必要です。

たとえば、2年間の「最低利用期間」なら2年間契約の継続後は、いつ解約しても違約金は一切かかりません。2年縛りから解放されるというわけです。

一方、自動更新の場合は違約金がかからないのは更新月だけです。再度2年縛りが更新されると、その後の解約には違約金が発生してしまいます。

最低利用期間というのは光回線インターネットではほとんど見かけませんが、格安SIMでは主流のシステムです。混同してしまわないように気を付けましょうね。

違約金を払っても自動更新プランのほうがお得な場合もある

違約金を払いたくないからと、縛りがない標準プランに申し込むことを検討する人もいるかもしれません。でも、じつは違約金を払ったとしても全体的に見て自動更新プランのほうがお得になる場合もあります

たとえばOCN光のマンションタイプを例に取ってみましょう。OCN光の「2年自動更新型割引」の違約金は11,000円です。違約金よりも割引額のほうが上回ればお得ということになります。

OCN光マンションタイプの月額基本料の比較(税抜)
  標準料金 2年自動更新型割引
適用後の料金
差額
1ヵ月間の料金 4,700円 3,600円 1,100円
2ヵ月間の合計金額 9,400円 7,200円 2,200
3ヵ月間の合計金額 14,100円 10,800円 3,300円
4ヵ月間の合計金額 18,800円 14,400円 4,400円
5ヵ月間の合計金額 23,500円 18,000円 5,500円
6ヵ月間の合計金額 28,200円 21,600円 6,600円
7ヵ月間の合計金額 32,900円 25,200円 7,700円
8ヵ月間の合計金額 37,600円 28,800円 8,800円
9ヵ月間の合計金額 42,300円 32,400円 9,900円
10ヵ月間の合計金額 47,000円 36,000円 11,000円
11ヵ月間の合計金額 51,700円 39,600円 12,100円
12ヵ月間の合計金額 56,400円 43,200円 13,200円

上記を見ると、10ヵ月目には標準プランと2年自動更新プランの差額がちょうど11,000円で違約金と同額になっています。ということは、11ヵ月目以降に解約すれば、総額で見て自動更新プランのほうがお得になるということです。

1年間は最低でも利用するつもりなのであれば、自動更新プランに申し込むほうが特典も付いてお得になるといえます。

もちろん、プロバイダーごとに違約金の額も異なるため、契約から何ヵ月目で通常プランよりも自動更新プランのほうがお得になるのか確認しておきましょう。

自動更新や縛りがない光回線プラン

少数ではありますが、自動更新や解約金を設定していない光回線プロバイダーも存在します。

近々引越しする可能性がある人や、いつまで続けられるか分からないという人は、以下のプロバイダーを検討するといいでしょう。これらは光コラボなので、月額料金もかなり安くおすすめです。

自動更新・解約金がないプロバイダー一覧(税抜)
プロバイダー 光回線種類 戸建てタイプ料金 マンションタイプ料金
エキサイト光 NTTフレッツ光 4,360円 3,360円
ぷらら光 NTTフレッツ光 4,800円 3,600円
DTI光 NTTフレッツ光 4,800円 3,600円

この他に例外として、2年間の最低利用期間が過ぎればいつでも自由に解約できる「DMM光」もあります。最低利用期間中の解約手数料は9,500円です。

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