インターネット回線の種類 - 回線種別・プロバイダを詳しく解説

インターネット回線にはどのような種類があるの?インターネット事業会社はどんなものがあるの?そんな疑問の答えと、インターネットにまつわる基本的な情報を分かりやすくまとめました。
インターネット回線の種類
インターネット回線の種類を大きく分けると、有線タイプ(固定回線)と無線タイプの2種類です。それぞれのインターネットサービスは次のようになります。
有線タイプ ・・・光回線、ADSL※
無線タイプ ・・・WiMAX、モバイルWi-Fi、ソフトバンクエアー(4G・4GLTE)
※ADSLは新規申込受付を終了している過去にインターネットサービスの主流だったADSLですが、新規申込受付はすでに終了しています。これは、光回線インターネットが全国に普及したためです。2023年1月31日には、フレッツ光提供エリア内のフレッツADSL回線サービス自体が完全終了することになります。
インターネット回線ごとの特徴
インターネット回線ごとの特徴やメリット・デメリットをよく理解することで、自分に合った回線を選びやすくなります。以下に、回線の種類と特徴を分かりやすくまとめました。
回線の種類 | 使用可能場所 | 特徴 | |
---|---|---|---|
固定回線 | 光回線 | 宅内 | 通信速度が最も速い プロバイダーごとに異なる特長や特典がある 最初は回線引き込み工事が必要 |
ADSL | 宅内 | 既存の電話回線を使用するため工事不要 通信速度は光回線に比べてかなり遅い サービス終了が近づいている |
|
無線回線 | WiMAX | 宅内/外出先 | 工事不要ですぐに始められる 家でも外出先でもルーターひとつでネット接続可能 電波が遮蔽物に弱く建物内は届きにくい 契約縛りが3年と長い |
モバイルWi-Fi | 宅内/外出先 | 工事不要ですぐに始められる 家でも外出先でもルーターひとつでネット接続可能 電波が遮蔽物に強く届きやすい 料金はWiMAXより高め |
|
据え置き型ホームルーター(ソフトバンクエアー) | 宅内 | 工事不要ですぐに始められる ソフトバンクのスマホ/ケータイ料金が割引される 宅内でしか利用できない |
ではここから、それぞれのインターネット回線について具体的に説明していきます。まずは固定回線からです。
インターネット回線の種類 - 光回線

現在、固定回線として主流なのが光回線インターネットです。光ファイバーケーブルを使用して、大容量かつ高速のインターネット通信が可能になっています。光回線は電磁波の影響や距離によるデータ損失がほとんどなく、安定性が高いという特徴があります。
光回線インターネットを利用するにはまず、宅内に光ファイバーケーブルを引き込む工事が必要となります。宅内からの引き込み工事をゼロからしなければならない場合は、申し込んでから光回線インターネットを実際に利用開始するまで、約1~2ヵ月かかります。
一方、マンションのような集合住宅の場合は、すでに光回線利用までの基本的な工事が済んでいることがほとんどです。そのためよりスピーディーに開通が行われます。
光回線が向いているのは?通信速度を重要視する人。ストリーミングで映画をよく見る人、高画質オンラインゲームの愛好家。ネットを利用する家族の人数が多い家庭。
光回線の種類 - フレッツ光とは?

光回線にもいくつか種類があります。最も有名なのは「フレッツ光」でしょう。フレッツ光は、NTTの提供する光回線の商品名(サービス名)です。光回線市場において高いシェアを有しています。
ぷらら光、OCN光、So-net光、ドコモ光なども、その回線自体にはフレッツ光を使用しています。このようなプランを光コラボと呼びます。
>>光コラボって何?光コラボのメリット・デメリットについて詳しく解説
フレッツ光以外の光回線としては、ソニーネットワークコミュニケーションズの提供する「NURO光」、KDDIによる「auひかり」、ケイ・オプティコム(関西電力系)のeo光などがあります。これらは自社で敷設した光ファイバーケーブルをそのサービスに使用しています。
ちなみに、光回線はNTTフレッツ光だけではありません。auひかり、NUROひかりなどは自社の光回線を使用したインターネットサービスを提供しています。
光回線の申し込み
光回線の申し込み方法、申し込み先としては以下があげられます。
フレッツ光を申し込みたい
① NTTにフレッツ光を申し込む + 好きなプロバイダーを選んで契約する、もしくは、②光コラボ(フレッツ光とプロバイダー契約がセットになっている)の2つの選択肢があります。フレッツ光を新規に契約したい場合は、現在は光コラボを選ぶのが一般的です。
フレッツ光以外
希望の回線業者に直接申し込みを行います。通常はプロバイダー契約も回線契約もセットになっています。
サービス名 |
---|
![]() |
|
サービス名 |
![]() 公式サイト |
|
サービス名 |
![]() 公式サイト |
|
サービス名 |
![]() 公式サイト |
|
サービス名 | 特徴 |
---|---|
![]() |
|
![]() 公式サイト |
|
![]() 公式サイト |
|
![]() 公式サイト |
|
回線事業者とプロバイダー

かつて、インターネットを利用するには、必ず回線事業者・プロバイダー両方と契約する必要がありました。
回線事業者 ・・・物理的な通信回線や設備を敷設・管理するのが主な業務です。東西NTTなどがこれに当たります。
プロバイダー※ ・・・インターネット接続サービスを提供する会社です。
たとえばNTTの光回線を使いたいのであれば、NTTフレッツ光 の契約を回線事業者のNTT東日本/西日本と、接続サービスをプロバイダー(OCN、So-net、ぷらら、BIGLOBE、Yahoo!BBなど)と契約することが必要というわけです。
しかし、現在は、フレッツ光でもプロバイダーに直接申し込みのできる光コラボが主流となってきており、「回線事業者」と「プロバイダー」の2者をはっきり意識する機会も少なくなってきています。
※プロバイダーの意味とはISP(インターネット・サービス・プロバイダー)の略です。プロバイダー(provider)は提供者という意味があります。つまり、、インターネット接続サービス提供事業者という意味です。インターネットサービスプロバイダーという正式名称が長いため、通常はプロバイダーと呼ばれています。
フレッツ光と接続サービスのセット「光コラボ」とは
光コラボ(光コラボレーションの略)は、2015年以降にスタートしたサービスの総称です。プロバイダーがフレッツ光回線をNTTから卸購入し、接続サービスとセットにして提供するサービスのことをいいます。
NTTの光回線、フレッツ光を申し込みたい場合は光コラボを申し込むのが良いでしょう。詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
>>光コラボって何?光コラボのメリット・デメリットについて詳しく解説
おすすめの光回線としてここでは光コラボプランを紹介します。光コラボはNTTのフレッツ光を利用した光回線プラン。全国広く申し込みが可能で、工事も最小限で済むため導入までがとてもスピーディーです。
サービス名 | |
---|---|
![]() 公式サイト |
|
|
|
サービス名 | |
![]() 公式サイト |
|
|
|
サービス名 | |
![]() 公式サイト |
|
|
ドコモ光なら、GMOとくとくBBドコモ光がおすすめです。新規契約で工事費無料・最大20,000円のキャッシュバックでお得にスタートできる特典があります。ドコモユーザーで、一緒に契約するネットプランを探している人はドコモ光がおすすめです。
ドコモユーザーなら
![]() |
GMOはドコモ光シェアNo.1 1. 工事費0円(無料)2. 高品質ルーターのレンタル無料 3. 初回訪問サポート無料 4. このページ限定!オプション加入不要で45,000円キャッシュバック 5. 顧客満足度も高い |
公式サイトを見る |
ドコモユーザーなら
![]() |
プロバイダシェアNo.1のGMO 1.工事費0円(無料)2.選べる無料高品質ルーター 3.初回訪問サポート無料 4.このページ限定!オプション加入不要で45,000円キャッシュバック |
公式サイトを見る |
インターネット回線の種類 - ADSL

ADSLは電話回線を通して電気通信する方式のインターネットです。すでに各家庭に届いている電話回線を利用するため工事も必要なく、申し込んですぐに開始できるのがメリットでした。光回線は光ファイバーケーブルを使っていますが、ADSLでは金属の線を使用します。
ただ、ADSLの最大通信速度は約50Mbpsで、1Gbpsのフレッツ光と比べても20分の1と光回線には遠く及びません。
今では光回線に取って代わられ、すっかりマイナーになったADSL回線。ヤフーBBや@nifty、BIGLOBEなど大手プロバイダーは軒並みADSLサービスの新規申込を停止しています。
現在は光回線がインターネット市場においてメインの回線となり、ADSLはこれから数年以内にサービスの完全終了へ向かいます。
値段の安さと、宅内工事がなく簡単に始められる手軽さにより人気があったADSL。すでに契約中の方はしばらくの間は引き続き使用が可能ですが、ADSLサービス自体が終了してしまう前に光回線など他の回線に乗り換える必要があります。
>>ADSLの終了はいつ? - ADSLからなるべく安く他のインターネットを申し込む方法
インターネット回線の種類 - ワイヤレス回線

無線回線とは、有線ケーブルが不要で遠隔接続できるインターネットのことです。工事が不要なので、光回線と違って申し込みから1~3日以内に使い始めることができます。
無線回線の代表格はWiMAXやポケットWi-Fi、ソフトバンクエアーなど。それぞれのサービスを具体的に説明します。
WiMAX(ワイマックス)

無線通信技術の主流となっているのが、このWiMAXです。WiMAX回線を提供しているのは、KDDIグループのUQコミュニケーションズのみ。光回線はNTTだけでなく他社も提供していますが、WiMAXは一社独占というわけです。
その代わりに、WiMAX接続サービスはプロバイダーごとに独自の割引や特典を打ち出しつつ提供しています。WiMAXを選ぶのであれば、プロバイダーのサービス内容や口コミを比較検討するといいでしょう。
WiMAXは、小型ルーターを持ち歩くことで、宅内でも外出先でもインターネット可能という大きなメリットがあります。タワー型の据え置き型ルーターは宅内でのみ使用できますが、小型ルーターに比べてより安定した通信ができます。
無線回線は料金が割高で速度は遅いというイメージがあるかもしれませんが、WiMAXは光回線と同じような金額で、ADSLよりも高速なインターネットを実現しています。
WiMAXが向いているのは、一人暮らしや外出が多い人、またこの先引っ越しを控えている学生や単身赴任の方などです。
WiMAXが一台あれば、外ではスマホにつなげてSNSチェックや音楽ストリーミング、家に帰ったらパソコンをつなげてネットサーフィンや動画を観たりダウンロードしたりすることができます。スマホのデータ通信も節約できてお得になりますよ。

\セレクトラおすすめ/月額料金最安級。分かりやすい料金体系で、契約時の不安なし。カスタマーサポートも電話で対応。長く利用する人に月額料金の安さで還元。

月額料金最安級。他社から乗り換え時の違約金最大19,000円まで負担。最新ルーター端末0円。解約違約金が0円になる「いつでも解約サポート」も。

最低利用期間が1年間とWiMAXプロバイダーの中で最短で、解約金も業界最安の1,100円であることが特徴。開始月は月額料金無料でSIMのみ契約もあり。キャッシュバックあり。

WiMAXの回線事業者UQコミュニケーションズのプロバイダ。15日間無料お試しあり。

最新ルーター端末0円。ソネットの各種オプションが12ヵ月無料。U-NEXT同時申込で初月無料かつ2,000円分ポイントプレゼント。

高額キャッシュバックキャンペーンがポイント。最新ルーター端末0円。20日以内キャンセルOK。
ソフトバンクエアー(SoftBank Air)

ソフトバンクのSoftBank Airは、工事不要で無線接続するタイプのインターネットです。ターミナルと呼ばれる専用の機器を置いてコンセントに差すだけで設定も不要、すぐにインターネットがはじめられます。
SoftBank Airは光回線ほどではなくても十分に高速インターネットが可能で、データ容量制限もなく使い放題です。
パソコン、スマホ、ゲーム機(PlayStationやニンテンドーDSなど)、タブレットなど、 Wi-Fi接続に対応している機器であれば全てSoftBank Airに接続が可能。家中の通信機器がSoftBank Airひとつでインターネットにつながります。
WiMAXの据え置き型ルーターと同じタイプですが、使用回線はソフトバンクの4G/4G LTEモバイル回線です。最大通信速度はWiMAXに劣りますが、実際に体感できる速度は大差なく、よほどヘビーな通信をしない限り快適にインターネット接続ができます。
ただし、WiMAXの小型ルーターのように外出先で使用することはできません。SoftBank Airは宅内専用であることを覚えておきましょう。
工事不要のインターネット
![]() |
SoftBank Airなら他社からの乗り換えでかかる違約金も還元。ソフトバンクのスマホが永年割引に。 |
タップして詳細を見る |
工事不要のインターネット
![]() |
SoftBank Airなら他社からの乗り換えでかかる違約金も還元。ソフトバンクのスマホが永年割引に。 | クリックして詳細を見る |
各回線事業者一覧
インターネット回線を提供している主な事業者を紹介します。回線サービスのみ提供していることもあれば、回線と接続サービスどちらも提供している事業者もあります。
回線タイプ | 回線事業者 | サービス名 | 概要 |
---|---|---|---|
光回線 | NTT東日本 NTT西日本 |
フレッツ光 | 人口カバー率およそ96%で一番メジャーな光回線 東西合わせると光回線市場のシェアは約68%、3人に2人が利用している |
KDDI | auひかり | auスマホ料金が割引になる フレッツ光より速度が速いという声あり |
|
So-net | NURO光 | ダークファイバー使用で最大速度2Gbpsと圧倒的に速い 未対応の県・地域あり |
|
ケイ・オプティコム | eo光 | 関西エリア限定の光インターネット ガスや電気料金のセット割引あり |
|
中部テレコミュニケーション | コミュファ光 | 東海地方限定の光インターネット プロバイダーは自由に選べる |
|
BBIQ(ビビック) | BBIQ光 | 九州エリア限定の光インターネット 速度・サービスに定評がある |
|
ワイヤレス回線 | UQコミュニケーションズ | WiMAX | 端末はモバイル・ホームルーターから選べる |
接続サービス事業者(プロバイダー)一覧
日本には非常に多くのプロバイダー会社があり、全国的にサービス展開しているところや、地域限定サービスを提供しているところまで様々です。
ここでは、有名な大手プロバイダーから地域限定でも規模が大きいプロバイダーまで、提供サービスを一覧にしてみました。小規模な事業者を加えると、この欄以外にもまだまだプロバイダー会社は存在します。
プロバイダー | 光回線 | ワイヤレス回線 | 格安SIM |
---|---|---|---|
OCN | OCN光 | - | OCNモバイルONE |
BIGLOBE | BIGLOBE光 | BIGLOBE WiMAX2+ | BIGLOBEモバイル |
So-net | So-net光プラス | So-netモバイル WiMAX 2+ | So-netモバイル |
GMOとくとくBB | ドコモ光 auひかり |
GMOとくとくBB WiMAX | GMOとくとくBB SIM(docomo) |
@nifty | @nifty光 | @nifty WiMAX | NifMo(ニフモ) |
@TCOM | @TCOMヒカリ | - | LIBMO(リブモ) |
au one net | auひかり | - | - |
SoftBank | SoftBank光 | SoftBank Air | ワイモバイル |
楽天モバイル | 楽天ひかり | - | 楽天モバイル |
DTI | DTI光 | DTI WiMAX 2+ | DTI SIM |
NTTぷらら | ぷらら光 | - | - |
Hi-ho(ハイホー) | Hi-hoひかり | hi-hoモバイルコースWiMAX 2+ | hi-ho LTE typeD |
エディオンネット | エディオン光 | - | - |
WAKWAK | WAKWAK光プラス | - | - |