OCNモバイルONEと日本通信SIMを徹底比較:結局おすすめなのはどっち?
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OCNモバイルONE新規受付終了 OCNモバイルONEは2023年6月26日をもって新規申込・SIMカードの追加申込の受付を終了しました。現在契約中の方は継続してサービスを利用できます。
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OCNモバイルONEとは?
OCNモバイルONEは、NTTコミュニケーションズが提供する格安SIM・格安スマホです。ドコモ回線を利用しているので、通信品質が非常に良いということでも評判です。
電話もネットもできる音声対応SIMは月額550円から、ネット利用のみができるデータ通信専用SIMでも月額638円からとなっており、高品質でお得なプランが人気の理由となっています。
それでは、OCNモバイルONEの料金表を見てみましょう。
データ容量 | 500MB | 1GB | 3GB | 6GB | 10GB |
---|---|---|---|---|---|
月額料金 | 550円 | 770円 | 990円 | 1,320円 | 1,760円 |
OCN光モバイル割 適用 |
220円割引 | ||||
ミュージックカウントフリー | 音楽配信サービスでのデータ利用がカウントされない。(無料) | ||||
対象サービス:Amazon music・AIUTA・AWA・Sportifyなど | |||||
通話料 | 通常通話アプリ:11円/30秒 | ||||
10分間分の無料通話 | なし | ||||
トップ3かけ放題*:935円/月 | |||||
10分かけ放題:935円/月 | |||||
完全かけ放題:1,430円/月 | |||||
*その月の通話料上位3番号について 通話料が自動的に0円に
通話もできる音声対応SIMカードは、500MBで550円(税込)からスタートです。その後、1GB、3GB、6GB、10GBの容量から選べます。
仕事場や家のWifiを使うことが多く、あまり携帯のデータを使わないという方には使いやすくお得なプランとなっています。
OCNモバイルONEの通話オプションには、次の3つがあります。
- 10分:10分で月額935円(税込)
- トップ3:3つ番号への通話無料で月額935円(税込)
- 完全:国内通話いつでもどこでもかけ放題で月額1,430円(税込)
さらに、家のインターネットとセットで契約する「OCN光モバイル割」を使うと、月々の料金が220円安くなる割引もあります。
データ通信専用のSIMカードは、3GBで月額858円(税込)からとなっています。
ただ、通話ができないため、このタイプでOCNモバイルONEのみでの契約はおすすめできません。デュアルSIMで、他社格安SIMと併用して利用することも検討してみましょう。
データ容量が3GBだと、OCNモバイルONEの方が日本通信SIMよりも128円高くなっていますが、回線品質を重視するなら、OCNモバイルONEをおすすめします。
日本通信SIMとは?
日本通信SIMとは、日本でも格安SIM事業にいち早くスタートした、日本通信株式会社が運営する格安SIMです。回線はドコモ回線なので、格安SIMの中でも安定しています。
2010年からSIMカード製品の販売を始め、2020年に始めた「合理的かけほプラン」から話題になっていました。
2022年5月に楽天モバイルが「基本料金0円の廃止」を発表してから、業界最安値の格安SIMの一つとして大きな注目を浴びています。
それでは、日本通信SIMの全体の料金表を見てみましょう。
項目 | 料金 |
---|---|
基本料金 | 1GB290円スタートで以後1GBごとに220円追加の段階性プラン |
データ量ごとの料金 | 1GB:290円 |
2GB:510円 | |
3GB:730円 | |
4GB:950円 | |
5GB:1,170円 | |
通話料金 | 30秒11円 |
通話オプション | 70分無料通話:700円/月 完全かけ放題:1,600円/月 |
日本通信SIMのサイトを見る |
「合理的シンプル290プラン」「合理的みんなのプラン」「合理的20GBプラン」「合理的かけほプラン」「Wスマートプラン」の5種類のプランがあります。
現在、楽天モバイル基本料金0円廃止を受けて、この中で最も注目されているのは、業界最安値の「合理的シンプル290プラン」です。
データ容量をあまり使わない方にとって、このプランは最も安くてかなりお得になっています。
また、20GBくらい使うという方でも、月額2,178円(税込)は他社格安SIMと比べてもかなり安くなっています。
日本通信SIMの通話オプションには次の3つがあります。
- 「合理的シンプル290プラン」対象:70分通話無料で月額700円
- 「合理的シンプル290プラン」対象:国内通話かけ放題月額1,600円
- 「合理的20GBプラン」対象:国内通話かけ放題月額1,200円
ここで注目したいのが、「合理的かけほプラン」の月額2,728円(税込)には、かけ放題の値段も含まれていることです。
データ容量3GBで国内いつでもどこでも24時間のかけ放題が含まれているので、データはあまり使わないけれど、通話はたくさんするという方にはお得なプランとなっています。
OCNモバイルONEと日本通信SIMの共通点
まず、OCNモバイルONEと日本通信SIMの共通点を見ていきましょう。
- OCNモバイルONEと日本通信SIMの共通点
- ドコモ回線を利用している
- 5Gに対応している
- 初期費用がかかる
- 国内通話が11円/30秒で専用アプリは不要
- 自動停止・解約はされない
ドコモ回線を利用している
OCNモバイルONEも日本通信SIMも、ドコモ回線を利用しています。ドコモ回線の利点として、回線品質が高く通信環境が安定していてるので使いやすいことが挙げられます。
人口カバー率は99.9%なので、日本全国どこからでも安心してスマホを利用できますね。
5Gに対応している
OCNモバイルONEは5Gにも対応しています。一方、日本通信SIMも2023年1月より5G対応を開始しました。
どちらも5G対応なので、どんなスマホ端末で乗り換えても快適に利用できるでしょう。
初期費用がかかる
OCNモバイルONEも日本通信SIMも、契約する時に初期費用として、3,300円(税込)がかかります。
両方とも月額料金が安いだけに、初期費用にこれだけの値段がかかると少し高く感じるかもしれません。
国内通話が11円/30秒で専用アプリは不要
OCNモバイルONEも日本通信SIMも、国内通話の値段は30秒ごとに11円です。楽天モバイルと異なり、通話に専用アプリは必要ありません。
通話をたくさん使うという方は、通話オプションをつけて利用することをおすすめします。
一月当たり合計55分以上通話をするという方でしたら、やはり、かけ放題をつけた方が安くてお得です。
また、次の章でも説明しますが、3GBにかけ放題をつけるのは、OCNモバイルONEの方がお得になっています。
自動停止・自動解約はされない
最後に、OCNモバイルONEも日本通信SIMも、しばらく使ってない期間があったとしても、自動停止や自動解約は勝手にされないことになっています。
海外に行くことが多い方や、デュアルSIMであまり利用することがないという方にとっても、これは安心ですね。
OCNモバイルONEと日本通信SIMの比較
それでは、さっそくOCNモバイルONEと日本通信SIMを比較してみましょう。
日本通信SIMの方が月額料金が安い
先ほど、両社の料金表も見てきましたが、月額料金は、OCNモバイルONEよりも日本通信SIMの方が全体的に安くなっています。
ただ、安いのは日本通信SIMですが、日本通信SIMには通信速度や回線品質の点で問題があるようです。
次からその詳細を解説していきます。
日本通信SIMのシンプル290プランはデータ超過後は使えなくなってしまう(2023年3月31日以降)
注意したいことの一つとして、3月31日以降、日本通信SIMのシンプル290はデータ容量の超過後に、通信不可つまりインターネット利用ができなくなってしまいます。
その他のプランは「低速通信」となっていますが、実際の速度は公表されていません。
一方、OCNモバイルONEは、データ容量超過後は速度最大200kbpsでデータ超過後でも利用できます。
ただ、速度200kbpsでできることは限られるので注意しましょう。一般的に格安SIMで速度制限がかかると200kbpsもしくは128kbps程度になると言われています。この程度の速度だと、だいたいLINEやメールのテキストメッセージ送信はできますが、動画視聴や写真の送受信など、テキストでのやり取りを超えた利用は厳しい印象です。
日本通信SIMは低速への切り替えができない
また、日本通信SIMには通信速度を低速へ切り替える「低速モード」のシステムがありません。
それに対して、OCNモバイルONEは低速モードへの切り替えが可能です。低速モードへ切り替えた後は、速度最大200kbpsで利用することができます。
「通信速度を切り替えてデータ容量を節約したい」という場合は、OCNモバイルONE一択となります。
データ追加料金は日本通信SIMの方が安い
データ容量超過後は、データ追加料金が気になるところです。データ追加料金は、OCNモバイルONEより日本通信SIMの方が安くなっています。
- OCNモバイルONE:1GBあたり550円(税込)
- 日本通信SIM:1GBあたり220円(税込)
日本通信SIMはOCNモバイルONEの半額以下で1GBを購入できます。
ただ、気を付けないといけないのが、日本通信SIMでは購入したデータ容量には有効期限があり、当月末まで利用が可能となっています。また、データの繰り越しはできません。
それに対して、OCNモバイルの購入データの使用期限は購入してから3か月となっているので、余裕を持って利用できますね。
【読者様情報】かけ放題をつけておすすめなのは…どっち?
2020年発表の総務省調べによると、49%もの人が実際のデータ通信使用量が2G未満と一番多いことが分かっています。ここでは、データ3GBを契約し、更にかけ放題を利用した場合の比較を見ていきます。
日本通信SIM:「合理的かけほプラン」=3GBで月額2,728円(税込)
OCNモバイル:3GBコース(990円)+完全かけ放題(1,430円)=月額2,420円(税込)
上記の通り、日本通信SIMの「合理的かけほプラン」月額2,728円(税込)よりも308円安くなっています。
使えるデータ容量が3GBでかけ放題をつけるプランは、日本通信SIMよりもOCNモバイルの方がお得になっています。
セレクトラ読者の方からお寄せいただいた情報によると、日本通信SIMの裏技を使うと、なんとOCNモバイルONEよりも3GB+かけ放題が安くなることが分かりました。
日本通信SIM:「合理的290」(290円)+データ2GB追加(440円)+かけ放題(1600円)=月額2,330円(税込)
OCNモバイル:3GBコース(990円)+完全かけ放題(1,430円)=月額2,420円(税込)
この場合、日本通信SIMが90円安くなることが分かりました。熱心なセレクトラ読者様、貴重な情報をありがとうございます!
セレクトラの結論としては、やはりデータ追加の手間がない分、コンスタントにデータを3GB程度利用される方にはOCNモバイルONEがおすすめです。
OCNモバイルONEはデータ繰り越しができる
先ほど、日本通信SIMは購入したデータの繰り越しができないと解説しましたが、契約してるデータ容量も繰り越しはできません。
一方、OCNモバイルONEは、前月の余ったデータ容量を翌月末まで繰り越すことができます。なお、そのための手続きも必要ありません。これは便利ですね。
OCNモバイルONEは日中の速度低下が少なく回線品質が高い
ほとんどの格安SIMは、利用者の多いお昼の12時〜13時と通勤時間に、アクセスが増えて繋がりにくくなることがあります。
しかし、OCNモバイルONEは他の格安SIMと比べて、お昼時でも回線品質が安定していると評判です。
それに対して、日本通信SIMは、使用上はあまり問題ありませんが、一時的に速度低下が起こるので、回線品質を重視する方はOCNモバイルONEがおすすめです。
OCNモバイルONEには無料通話がついている
日本通信SIMの基本プランには、通話オプションの選択はありますが、無料で通話できるサービスはありません。
しかし、OCNモバイルONEは、データ容量500MBのコースには10分の無料通話がついてきます。
基本料金に無料通話がついてくる格安SIMはあまりないので、これはお得ですね。
OCNモバイルONEはスマホの格安販売をしている
また、スマホの格安販売があるかどうかも気になるところです。一部の格安SIMでは、契約と同時にスマホを購入すると、かなり安くなる割引を行っています。
OCNモバイルONEでは、スマホの格安販売をしていると評判で人気の理由となっています。
ただ、500MBコースの利用の方は、スマホの格安販売の対象外となってしまうので注意してください。
一方で、日本通信SIMでは、スマホの販売は行っていません。元々ドコモ回線を使っていたスマホでの乗り換えなら、問題なく使うことが出来ます。
しかし、それ以外の回線だと、動作確認をする必要があるので、契約をする前に、自分が使ってるスマホが日本通信SIMでも使えるかの確認を忘れないようにしましょう。
日本通信SIMはeSIMに対応している
日本通信SIMは、eSIMに対応しています。eSIMの再発行費用が1,100円と少し高いのが残念なところでもあります。
それに対して、OCNモバイルONEはeSIMの対応はしていません。
もし、デュアルSIMでOCNモバイルONEの利用を考えているのなら、eSIMに対応している格安SIMとの組み合わせの方が便利です。
詳しくは、デュアルSIMの記事をご覧ください。
関連記事:【2022年最新版】デュアルsim最強の組み合わせはこれ!もう悩まないおすすめ4選
OCNモバイルONEはデータ容量のシェアをすることができる
OCNモバイルONEでは、最大5枚のSIMカードでデータ容量をシェアすることができます。
家族や友人とのシェアや、他のスマホ・タブレット・ゲーム機でのシェアも可能です。これは便利ですね。
ただ、もともと契約できるデータ容量が少ないので、シェアできる容量も少なくなってしまうのは少し残念なところです。
また、容量シェアをする他のSIMカードは、1枚当たり月額440円(税込)かかることも注意してください。
それに対して、日本通信SIMにはデータ容量シェアのサービスはありません。
OCNモバイルONEのMUSICカウントフリーで音楽が無料で聞き放題
OCNモバイルONEには、「MUSICカウントフリー」というサービスがあり、SpotifyやAmazon MUSICが無料で聞き放題となっています。
無料で音楽アプリを利用できる上に、データ容量の消費も一切なしです。これは音楽好きにはとてもお得ですね。
それに対して、日本通信SIMでは音楽関係のサービスはありません。音楽をたくさん聞く人にはOCNモバイルONEがおすすめです。
OCNモバイルONEと日本通信SIMのメリット・デメリットまとめ
OCNモバイルONEのメリット・デメリットまとめ
それでは、OCNモバイルONEのメリット・デメリットをまとめていきます。
- OCNモバイルONEのメリット
- ドコモ回線をドコモよりもずっと安く利用できる
- データ容量超過後も速度最大200kbpsで利用が可能
- 低速モードへの切り替えができる
- 購入した追加データ容量の有効期限が3ヶ月ある
- 3GBのコースにかけ放題をつけると日本通信SIMよりも安い
- データ容量の翌月繰り越しができる
- データ容量の繰り越しは自動で手続きがいらない
- 日中の速度低下が少なくて通信が安定している
- 500MBコースだと10分の無料通話がついてくる
- スマホの格安販売をしている
- 5Gに対応している
- 自動停止・解約はされない
- データ容量をシェアすることができる
- MUSICカウントフリーで音楽が無料で聞き放題
- OCNモバイルONEのデメリット
- 日本通信SIMよりも月額料金は高い
- 大容量プランがない
- 店舗でのサポートが受けられない
- 追加のデータ容量の料金が日本通信SIMの2倍以上高い
- 500MBコースはスマホの格安販売の対象外
- eSIMの対応はしていない
- 契約事務手数料は3,300円(税込)かかる
- データ容量シェアにSIMカード1枚当たり440円(税込)かかる
日本通信SIMのメリット・デメリットまとめ
それでは、日本通信SIMのメリット・デメリットもまとめていきます。
- 日本通信SIMのメリット
- 月額290円(税込)~で業界最安値
- ドコモ回線をドコモよりもずっと安く利用できる
- 1GBから20GBまで選べる
- 通話料・通話オプションが安い
- デザリングが利用できる
- eSIMが利用できる
- 5Gに対応している
- 解約手数料や違約金がかからない
- 最低利用期間がなく、長期間利用がなくても利用停止にならない
- 日本通信SIMのデメリット
- バースト機能がない
- くりこし機能がない
- 高速通信のON/OFF機能がない
- 端末のセット販売がない
- オンラインサポートのみで店舗対応ができない
- 支払いがクレジットカードのみ
- 契約事務手数料は3,300円(税込)かかる
結論:OCNモバイルONEと日本通信SIMおすすめなのはどちら?
OCNモバイルONEも日本通信SIMも非常に安くてお得なことが分かりましたが、それぞれおすすめな人はどのような人でしょうか?
セレクトラの見解としては、「安いだけではなく通信品質にもこだわりたい」「乗り換えと同時にお得な端末を購入したい」という場合にはOCNモバイルONEをおすすめします。
一方で、「ほとんど通信利用がない」という場合や、「とにかく月々のスマホ代を安く抑えたい」という方には日本通信SIMをおすすめします。
同じ格安SIMでも特徴があるので、ご自身のライフスタイルにあったものを選んで、快適なスマホライフを楽しんでくださいね。
OCNモバイルONEがおすすめの人 | 日本通信SIMがおすすめの人 |
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