【2023年最新版】ここは注意!ワイモバイルのデメリット9選

ワイモバイルとは?
ワイモバイルは、ソフトバンクの格安SIM業者を運営しているサブブランドです。
ソフトバンクに合併された会社ですが、独自の格安SIMと格安スマホを取り扱っています。
サブブランドとしてソフトバンクの回線を利用しているので、他の格安SIMと比べて、通信速度と回線品質が安定していて使いやすいです。
ただ、その分他の格安SIMよりも高いなどというデメリットもあります。この記事では、そんなワイモバイルのデメリットと注意点を解説していきます。
ワイモバイルを現在利用中で何か疑問を感じている方、乗り換えでワイモバイルも検討している方は必見です。
デメリット①他の格安SIMに比べて高い
まず、一番のデメリットと考えられるのが、他の格安SIMに比べて月額料金が高いということです。
キャリアのソフトバンクのサブブランドなので、ソフトバンクの回線をそのまま使えるため、確かに通信速度や回線品質は安定しています。
使いやすさには定評がありますが、やはり月額料金が他の格安SIMよりも高いとなると、少し迷ってしまう方もいるでしょう。
もし、月額料金の安さを求めているのであれば、楽天モバイルはデータ使用量が1GB以下なら、まさかの月額0円となります。
また、IIJmioのeSIMは、2GB月額440円(税込)と破格の値段になっています。しかし、eSIMの場合はデータ通信のみで通話はできません。
通話もできる格安SIMの中で一番安いのは、HISモバイルの1GB月額590円で業界最安値となっています。
eSIMとは? eSIMは、”Embedded SIM”(組み込まれたSIM)の略で、端末内に組み込まれたSIM機能となるので、従来のSIMカードのように抜き差しする必要がありません。 通信事業者のアプリやサイトから契約すれば、その場ですぐ利用することができます。
デメリット②家族割を使わないと安くならない
2つ目のデメリットとして、家族割を使わないと安くならないという点があります。
デメリット①で、他の格安SIMと比べて高いことを解説しましたが、実際にどれくらいの値段なのか見てみましょう。
次の表をご覧ください。

- Sプラン:3GB月額2,178円(税込)
- Mプラン:15GB月額3,278円(税込)
- Lプラン:25GB月額4,158円(税込)
キャリアよりは安いですが、やはり他の格安SIMよりも高い印象があります。
そこで、「家族割」を使うと、2回線目以降が月々1,188円の割引となり、
- Sプラン:3GB月額990円(税込)
- Mプラン:15GB月額2,090円(税込)
- Lプラン:25GB月額2,970円(税込)
となります。
「家族割」を使うとやはり安くなりますが、1回線目は個人利用の値段のままとなるので注意が必要です。
例えば、最初にMプランを契約した1回線目の人は、月額3,278円のまま。
家族で次にMプランを契約した2人目の人は月額2,090円、次にLプランを契約した3人目の人は月額2,970円、といった具合です。
また、「ワイモバ親子割」もあり、これを適用すると、1回線目から
(5歳~18歳の子供がいる家庭)
- Mプラン:15GB月額2,178円(税込)
- Lプラン:25GB月額3,058円(税込)
となり、更に2回線目以降は、1年間だけ月々1,100円の割引があり、
(2か月目~13か月目のみ)
- Mプラン:15GB月額990円(税込)
- Lプラン:25GB月額1,870円(税込)
となります。ただ、14か月以降は1回線目と同じ値段に値上がりするので注意が必要です。
ちなみに、この「ワイモバ親子割」にはSプランのオプションはありません。
家族割を使わなくても安い格安SIMには、先ほど紹介した楽天モバイルの1GB以下月額0円と、HISモバイルの1GB月額590円があります。
また、その他に、HISモバイルの1GB月額590円もとても安くておすすめです。
デメリット③おうち割は実はオプションを付けないと安くならないので要注意!
ワイモバイルには、「家族割」「ワイモバ親子割」以外に、「おうち割 光セット」の割引があります。
次の表をご覧ください。

この「おうち割 光セット」を適用すると、1年間無料でデータ容量が増量し、
- Sプラン:5GB月額990円(税込)
- Mプラン:20GB月額2,090円(税込)
- Lプラン:30GB月額2,970円(税込)
となります。前出した「家族割」と同じ値段ですね。
ただ、ここで気を付けないといけないのは、「おうち割 光セット」を適用するには、指定オプション月額550円の加入が必要となります。
つまり、実質的には月額1,100円でなく、月額550円のみの割引となるので注意してください。
同じような割引のプランで、UQモバイルの「自宅セット割」「インターネットコース」と「でんきコース」があります。
自宅のインターネットか電気代をUQモバイルでまとめて申し込むことによって、
- Sプラン・Mプラン:月額638円(税込)の割引
- Lプラン:月額858円(税込)の割引
が適用されます。UQモバイルの「セット割」はワイモバイルの「おうち割」より安くなるのでおすすめです。
デメリット④電話・店舗での対応が良くない
ワイモバイルの4つ目のデメリットとして、ワイモバイルの電話問い合わせ、店舗での対応が良くないと評判になっていることが挙げられます。
筆者も3年間ワイモバイル利用者でしたが、同じ印象を受けました。
カスタマーセンターに電話で問い合わせると、プラン内容の詳細を把握してない人が多く、別のセクションに回されて、長時間待つことが多かったです。
また、店舗でも、ソフトバンクからの派遣でまだワイモバイルの内容が分かっていないのか、間違った情報を教えられ、ちゃんとした対応をしてもらえませんでした。
ただ、これは当たった担当者によって対応の質に差があるようです。
電話・店舗での対応の評価が良いレビューもあるので、100%ダメだとは言い切れないでしょう。
ほとんどの格安SIMは実店舗を持たず、オンラインでの申し込み・問い合わせになるのがほとんどです。
モバイル
実店舗があるブランドもありますが、ほとんどは店舗数が少なくあまり便利ではありません。
格安SIMの中で、全国に実店舗があり、なおかつ電話・店舗の対応が良いと評判なのは、楽天モバイルとUQモバイルです。
楽天モバイルは、2022年3月時点で全国で1,001店舗、UQモバイルは、一部のauショップでも対応しているので、全国で2,700店舗以上と非常に多くておすすめです。
デメリット⑤3GB~15GBの間のプランがない
デメリット5つ目として、ワイモバイルには、3GB〜15GB、15GB〜25GBの間のプランがないことも挙げられます。
月によって使うデータ容量が変わるという人は、多く払って損をしてしまったり、足りなくなって買い足さないといけない月も出てきてしまいます。
他の格安SIMで、データ容量の選択肢が多いのは、
- HISモバイル
- イオンモバイル
です。
HISモバイルの「ピタッ!プラン」が、100MB〜30GBの間で使った分だけ支払うというシステムになっているのでおすすめです。
また、イオンモバイルでは、0.5GB〜10GBまでは1GBごと、10GB以降は10GB〜50GBまで10GBごとに料金が分かれています。
さらに、余ったデータ容量は翌月に繰り越しが可能で、毎月の容量は何度でも無料で変更することができます。
データ容量を無駄なく利用して節約したいという方には、HISモバイルとイオンモバイルがおすすめです。
デメリット⑥無制限のプランがない
6つ目のデメリットとして、ワイモバイルには、使用できるデータ容量が30GB以上のプランがありません。
これでは、データをたくさん利用するという方にはやはり物足りなく感じると思います。
他の格安SIMでデータ使用量無制限のプランがあるのは、
- 楽天モバイル
- mineo
です。
楽天モバイルはデータ使用量無制限で、月額3,278円(税込)となっています。
第4のキャリアである楽天モバイルで、データ無制限がこの値段になるのはとてもお得ですね。
また、mineoではオプションで月額385円という安さで、データ通信量無制限の「パケット放題Plus」を利用できます。
最大速度1.5Mbpsでこの安さは本当にお得ですね。さらに、10GB以上のプランであれば、このオプション料金は無料となっています。
2022年11月28日(月)をもって、下記対象コースにおける「パケット放題 Plus」の 新規申込の受け付けは終了致します。
対象コース:3GB/1GB/500MB/お試し200MB/シングルタイプ(データ通信のみ)の基本データ容量3GB以下のコース
デメリット⑦購入できるスマホ機種が少ない
デメリット7つ目として、ワイモバイルでは購入できるスマホの機種が少ないことが挙げられます。
購入できる機種は、iPhone SE第2・第3世代、iPhone12、XperiaなどのAndroid機種、タブレット、Pocket wifiなどを取り扱っています。
iPhone機種は3種類、Android機種が17種類と、やはりキャリアと比べたら種類は少なくなってしまいます。
最新の機種が欲しかったり、もっと多くの種類の中から選びたい方は、キャリアで機種を購入することをおすすめします。
特にソフトバンクでは機種のみの購入が可能で、分割払いも承っています。
自分が欲しい機種を事前に問い合わせて、機種はソフトバンクで購入し、通信に関しては自に合った格安SIMを利用するのがおすすめです。
デメリット⑧節約モード・データシェアのサービスなし
8つ目のデメリットとして、ワイモバイルでは節約モードへの切り替えやデータシェアのサービスがないことも挙げられます。
やはり、使わない時は節約モードにして、無駄なデータ消費は避けたいですし、余ったデータを家族や友人にシェアできたら便利ですよね。
格安SIMで節約モードがあるのは、楽天モバイル、UQモバイル、mineo、IIJmio、OCNモバイルONEです。
また、データシェアができる格安SIMには、IIJmio、mineo、イオンモバイル、OCNモバイルONE、BIGLOBEモバイルがあります。
この両方の機能を備えてる格安SIMは、IIJmio、mineo、OCNモバイルONEです。
中でもIIJmioは、データシェアが10人まででき、どのタイプのSIMでもシェアすることができます。事業者シェアもナンバー1でおすすめです。

顧客満足度の高い格安SIMで、通信品質の高さも特徴。新プラン「マイピタ」はデータ増量・価格は値下げとさらにお得に。5Gも利用可能
デメリット⑨月額料金が途中から高くなる可能性がある
9つ目のデメリットとして、ワイモバイルでは、月額料金が途中から高くなる可能性があることが挙げられます。
それは、いくつかのプランでは契約した最初の1年だけ割引があるものがあるからです。
途中で月額料金が高くなるのは、
- 「ワイモバ親子割」で2回線目以降は2か月~13か月目まで月々1,100円の割引
- 「おうち割 光セット」のプランで13か月目までデータ増量オプション月額550円が無料
のプランの時です。
両方とも、14か月目以降から割引なしの値段となるので、この時期には注意が必要です。
月額料金が高くなってもこのサービスを利用したいのか、それとも必要ないのか、しっかり見極めましょう。
必要のない場合は、13か月目のタイミングでキャンセルの連絡をするのを忘れないでください。
注意点①キャリアメールが有料になる
ワイモバイルの注意点として、乗り換え後にキャリアメールを継続する場合は月額330円(税込)で有料となることが挙げられます。
ドコモ・au・ソフトバンクのキャリアから乗り換えをした時に、今まで使っていたキャリアメールを続けて利用したいという方は多いでしょう。
実は2021年11月まで、乗り換え後はキャリアメール自体が使えなくなっていました。
今でも一部の記事では、「乗り換え後はキャリアメールが使えない」と古い情報のままになったものも多くあるので注意しましょう。
正しくは、2021年12月以降は、乗り換え後もキャリメールは引き続き使えますが、月額330円(税込)で有料となっています。
年額料金 | 年額3,300円 ただし、2022年夏以降には月額330円でも提供 |
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提供開始日 | 2021年12月20日 |
申し込み方法 |
|
条件 | 支払い方法はクレジットカードのみ |
注意点②解約金・契約期間の縛りはなくなった
現在では、キャリアでも格安SIMでも、解約金・契約期間の縛りはなくなりました。
一部の記事では、解約金や契約期間の縛りの古い情報が出回っているので注意が必要です。
正しくは、2019年9月以前にあったプランでは、2年契約の縛りが一般的でした。
2年に一度訪れる更新月の間に解約をすれば請求はされませんが、それ以外の時期に解約をすると、解約金として10,450円(税込)がかかっていました。
また、この更新月に何も連絡をしないと勝手に自動更新されるシステムがあり、かなり強引な契約システムになっていたものです。
それが、総務省の指導により、2019年10月からはこの解約金が1,100円(税込)に、そして2021年10月からは、解約金のシステム自体が廃止となりました。
現在は、いつでも自由に好きな格安SIMに自由に乗り換えが可能となっています。自分の使い方に合わせて、安くお得にスマホを利用しましょう。
メリット①通信速度と回線品質は安定している
デメリットばかりを挙げてきましたが、そんなワイモバイルにももちろんメリットがあります。
ソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルは、やはり他の格安SIMと比べ、通信速度も回線品質もトップクラスに安定しています。
お昼時や通勤時間帯など、普通の格安SIMなら通信速度に制限がかかる時でも、全く問題なく動画視聴もゲームプレイも可能です。
また、通信速度が制限された後でも、シンプルM・シンプルLのプランなら、通信速度1Mbpsで快適に利用できるのも大きなメリットとなります。
通信速度1Mbpsでは、メール送信やサイトの閲覧はもちろん、YouTubeも高画質でない標準画質なら問題なく視聴できます。
これなら、通信速度が制限されても心配ありませんね。

ソフトバンクのサブブランド。通信品質トップクラス。新プラン「シンプルS/M/L」なら家族割(2回線目以降)または光回線とのセット割の割引で3GB 月額税込990円。10分かけ放題・24時間かけ放題もあり。iPhone12シリーズも取り扱い中。
メリット②全国の実店舗で対応してもらえる
ワイモバイルのもう一つのメリットとして、全国の実店舗で対応してもらえることが挙げられます。
ほとんどの格安SIMは実店舗を持たず、全てオンラインでのやり取りとなり、直接の手続きや修理の対応をしていません。
やはり店舗がないと、スマホの修理やプラン変更の対応にも手間がかかります。
ネットにあまり詳しくない方や、カスタマーサポートのアクセスを重視する方なら、ワイモバイルはおすすめです。
全国で4,000店舗以上も店舗を持ち、契約・解約・プラン変更等の各種手続きや修理まで、全て対応してくれるのは安心ですね。
メリット③家族3人以上でまとめて利用するならお得
ワイモバイルの3つ目の大きなメリットは、家族で一緒に利用すると、家族割が適用され、とてもお得になることです。
ワイモバイルの家族割は、
- 「家族割引サービス」
- 「ワイモバ親子割」
の2つがあります。
「家族割引サービス」を使うと、2回線目以降が月々1,188円の割引が適用され、
- Sプラン:3GB月額990円(税込)
- Mプラン:15GB月額2,090円(税込)
- Lプラン:25GB月額2,970円(税込)
となります。
「家族割引サービス」を使うとやはり安くなりますが、1回線目は個人利用の値段のままとなるので注意してください。
「ワイモバ親子割」を適用すると、1回線目から
(5歳~18歳の子供がいる家庭)
- Mプラン:15GB月額2,178円(税込)
- Lプラン:25GB月額3,058円(税込)
となり、更に2回線目以降は、1年間だけ月々1,100円の割引があり、
(2か月目~13か月目のみ)
- Mプラン:15GB月額990円(税込)
- Lプラン:25GB月額1,870円(税込)
となります。ただ、14か月以降は1回線目と同じ値段に値上がりするので注意が必要です。

ソフトバンクのサブブランド。通信品質トップクラス。新プラン「シンプルS/M/L」なら家族割(2回線目以降)または光回線とのセット割の割引で3GB 月額税込990円。10分かけ放題・24時間かけ放題もあり。iPhone12シリーズも取り扱い中。
ワイモバイルのデメリットまとめ
ワイモバイルのデメリットとして、次のことが挙げられます。
- ワイモバイルのデメリット
- 他の格安SIMに比べて高い
- 家族割を使わないと安くならない
- おうち割は実はオプションを付けないと安くならないので要注意
- 電話・店舗での対応が良くない
- 3GB~15GBの間のプランがない
- 無制限のプランがない
- 購入できるスマホ機種が少ない
- 無料通話オプション・データシェアのサービスなし
- 月額料金が途中から高くなる可能性がある
- キャリアメールは有料になる
ワイモバイルがおすすめでない人、逆にワイモバイルがおすすめな人というのは、
- ワイモバイルがおすすめでない人
- とにかく安くスマホを利用したいという人
- 月ごとに使うデータ容量が異なり無駄に支払いたくない人
- 通話を多く利用する人
- データ容量をたくさん使う人
- 乗り換えと同時に新しい機種も買いたい人
- ワイモバイルがおすすめな人
- 家族そろってワイモバイルを利用できる人
- 安定した通信速度と回線品質で快適にスマホを使いたい人
- オンラインのみの手続きが不安で実店舗でのサポートが必要な人
となります。
自分のスマホの使い方をちゃんと知った上で、自分に一番合った格安SIM・プランを見極め、今よりもっとお得にスマホを利用してみましょう。