ソフトバンクとドコモが事務手数料を値上げ!ワイモバイル・LINEMO・ahamoのユーザーへの影響とは?

2025年8月20日から、ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOの事務手数料が一律で値上げされます。新規契約や機種変更、SIMの再発行など、ほぼすべての主要手続きが対象です。
さらに、これに追随するようにドコモも2025年9月5日から事務手数料の改定を決定。昨今の物価高を理由に、次々と事務手数料値上げが発表されました。
ソフトバンクの場合はこれまで無料だったオンライン手続きにも料金が発生するようになり、ユーザーからは「改悪だ」の声が上がっています。
結論から言えば、事務手数料の大幅な値上げになるため、2025年8月19日もしくは2025年9月4日までに各種手続きを終えることをおすすめします。
この記事では、ソフトバンクとドコモによる事務手数料の値上げについてわかりやすく解説。改定前と改定後の料金比較から、ワイモバイル・LINEMO・ahamoユーザーへの影響まで詳しくお伝えします。
ソフトバンクの改定前と改定後の料金表をチェック
2025年8月20日より一律で引き上げられる事務手数料。対象となるのは、「ソフトバンク」「ワイモバイル」「LINEMO」の3ブランドで、各種手続きにかかる費用が一斉に値上げされます。
改定前と改定後の料金を比較してみましょう。
手続き方法 | 改定前 (税込) | 改定後 (税込) | 備考 |
---|---|---|---|
店頭 | 3,850円 | 4,950円 | 新規契約/機種変更/SIM再発行など |
Web | 無料 | 3,850円 | 新規契約/機種変更/SIM再発行など |
事務手数料の改定後は手続き方法(店頭・オンライン・電話)に関係なく、すべての手数料が4,950円に統一されるため、これまで無料で済んでいたオンライン手続きでもコストが発生するようになります。
また、LINEMOのようなオンライン専用ブランドにおいても例外ではなく、SIM再発行やeSIMの切り替えなど、一部の手続きでしっかりと手数料が発生することになります。
つまり今回の改定は、「どこで・どのように手続きしても一律で料金がかかる」仕組みに変更される点が大きなポイントです。ユーザーにとっては自由度が減り、実質的な負担が増すことになるでしょう。
PayPayカードで支払えば実質おトクに!ポイント還元で手数料をカバー
2025年8月20日以降の手数料値上げにあわせて、PayPayカードを使った支払いでポイント還元が受けられる特典もスタートします。以下のような特典により、値上がりした手数料を実質的に軽減することが可能です。
- PayPayカードを利用するユーザーを対象に、1,100円相当のPayPayポイントを還元(※1)
- ブランド間乗り換え(例:ワイモバイル→ソフトバンク)で最大3,850円の追加ポイント付与(※2)
- LINEMOでも、PayPayカードでの支払い継続でポイント還元の対象に
※1:特定の手続きを行う必要があるなど、付与条件あり。詳しくは公式ホームページを確認ください。
※2:店頭申込の場合は最大3,850円相当の還元、Web申込の場合は最大2,750円相当の還元。
これらの特典を活用すれば、4,950円に値上げされた事務手数料も実質的に負担を抑えることが可能です。特にPayPayカードをすでに持っている方やソフトバンクグループを利用中の方は、導入前に準備しておくとお得です。
ドコモの改定前と改定後の料金表をチェック
2025年9月5日から実施されるドコモの事務手数料の値上げにより、店頭やコールセンターでの手続き費用が一部変更されます。
どの手続きがどのように変わるのか、改定前と改定後の料金を以下の比較表にまとめました。
手続き方法 | 改定前 (税込) | 改定後 (税込) | 備考 |
---|---|---|---|
店頭・コールセンター | 3,850円 | 4,950円 | 新規契約・機種変更など対象 |
Web(オンライン) | 無料 | 無料 | 改定の対象外 |
携帯電話の各種手続きを店頭や電話で行う場合、1,100円の値上げとなります。一方で、オンラインでの手続きは引き続き無料となっており、コストを抑えたい方はオンライン経由での手続きが断然おすすめです。
ソフトバンク、ドコモ、au、楽天モバイルとの手数料比較は?
ソフトバンクが2025年8月20日から事務手数料を一律4,950円(税込)に値上げ、ドコモが店舗・コールセンターでの手続きを4,950円(税込)に値上げします。気になるのは他の大手キャリアとの料金差ではないでしょうか。
ここでは、新規契約・機種変更・SIM再発行など、主要な手続きごとの手数料をキャリアごとに比較します。
手続き内容 | ソフトバンク/ワイモバイル/LINEMO | ドコモ | au | 楽天モバイル |
---|---|---|---|---|
新規契約手数料 | 店頭:4,950円 Web:3,850円 | 4,950円 (店頭・コールセンター) Webは0円 | 3,850円 (店頭・Web共通) | 0円 (店頭・Web共通) |
機種変更手数料 | 店頭:4,950円 Web:3,850円 | 4,950円 (店頭・コールセンター) Webは0円 | 3,850円 (店頭・Web共通) | 0円 (店頭・Web共通) |
SIM再発行手数料(eSIM含む) | 店頭:4,950円 Web:3,850円 | 4,950円 (店頭・コールセンター) Webは0円 | 3,850円 (店頭・Web共通) | 0円 (店頭・Web共通) |
店頭での手続き | 有料 | 有料 (新規・変更・再発行:4,950円) | 有料 | 無料 (一部例外あり) |
オンライン手続き | 有料 | 無料 | 有料 | 一部有料 (SIM交換・再発行手数料3,300円など) |
※上記はすべて税込価格です。
特にソフトバンクは大幅値上げとなっており、他社と比較しても最も高額です。一方、ドコモはオンラインでの手続きが無料のままのことから、まだ負担は少ないと考えられます。
手数料を少しでも抑えたい場合は、ソフトバンクの場合は2025年8月19日、ドコモの場合は2025年9月4日までの手続き完了がおすすめ。また、楽天モバイルなど、手数料無料のキャリアへの乗り換えもひとつの選択肢として検討する価値があるでしょう。
ワイモバイル・LINEMOユーザーへの影響は?影響大なので早めの手続きがおすすめ!
今回のソフトバンクによる事務手数料の値上げは、ソフトバンク本体だけでなく、サブブランドである「ワイモバイル」や「LINEMO」も対象です。ブランドによって提供方法や利用スタイルが異なるため、それぞれどのような影響があるのかを詳しく見ていきましょう。
ワイモバイルユーザーへの影響
ワイモバイルは、ソフトバンクと同様に店舗でのサポートや契約が可能なブランドです。これまで、店頭での機種変更や契約手続きは3,850円(税込)の事務手数料がかかっていましたが、2025年8月20日以降は4,950円(税込)に値上げされます。
また、オンライン手続きに関しても基本的に有料化され、例えばSIMカードの再発行や名義変更といった手続きでも、これまで無料だったものが有料になるケースが増える見込みです。店舗を利用する機会が多いワイモバイルユーザーにとっては、値上げによるコスト増が避けられない状況と言えます。
ただし、PayPayカード割の対象となっているため、条件を満たせばポイント還元を受けられる点は、ある程度の負担軽減につながります。
LINEMOユーザーへの影響
LINEMOは完全オンライン専用ブランドのため、そもそも店頭サポートや契約手続きが存在しません。そのため、機種変更や新規契約といった手続きはすべてWeb上で完結するようになっており、これまでは事務手数料が完全無料という大きなメリットがありました。
しかし、今回の改定により、2025年8月20日以降はオンラインでの一部手続きにも事務手数料(4,950円)が発生する可能性があります。特にSIMの再発行やeSIMの切り替えなど、トラブル時に発生しやすい手続きについては注意が必要です。
ただし、LINEMOの場合もPayPayカードによる支払いを設定しているユーザーには1,100円相当のポイント還元特典があります。還元をうまく活用すれば、手数料の実質負担を軽減することも可能です。
ahamoユーザーへの影響は?オンライン専用なので影響なし
今回のドコモによる事務手数料の改定は、店頭やコールセンターで手続きを行う場合に限って適用されるものです。
そのため、オンライン専用プランである「ahamo(アハモ)」のユーザーには、基本的に影響はありません。
ahamoの契約・機種変更・各種設定変更は、すべて公式サイトやアプリなどのオンライン手続きが前提となっており、従来通り手数料は無料です。
以上のことから、ahamoユーザーは今回の手数料改定による追加負担を心配する必要はありません。むしろ、オンライン手続きの利便性とコストメリットを活かせるプランとして、今後も引き続き注目される存在となりそうです。
思い切ってUQモバイルや楽天モバイルに乗り換えるのもひとつの選択
手数料を抑えたい場合は、思い切って別のキャリアや格安SIMに乗り換えるのもおすすめ。基本料金や機種価格など、総合的に比較すると、おすすめは「UQモバイル」と「楽天モバイル」です。
UQモバイルは手数料がかかるものの、基本料金が安く、通信速度もトップレベルです。一方、楽天モバイルは基本料金が格安で、iPhoneなどの人気機種も比較的安価に手に入れることができます。
格安SIMに乗り換えれば、月額料金が大幅に節約できます。事務手数料の値上げが気になるなら、思い切って他社に乗り換えるもの選択肢のひとつです。
まとめ:ソフトバンク系列ユーザーなら8月19日までの手続き、ドコモユーザーは9月4日までの手続きがおすすめ!
ソフトバンクおよびドコモは、それぞれ事務手数料の値上げを発表しており、ユーザーの負担が今後大きくなる可能性があります。
- ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOなどのソフトバンク系列は、2024年8月20日から値上げがスタートするため、手続きを予定している方は、8月19日までに完了させるのがベスト。
- ドコモは2025年9月5日から、店頭・コールセンターでの手続きにかかる事務手数料が最大1,100円値上げされるため、9月4日までに済ませることで現行の料金で手続き可能。
どちらのケースでも、Web(オンライン)での手続きは引き続き無料となっているため、費用を抑えたい方はオンライン対応がおすすめです。特に機種変更や名義変更、回線契約を検討中の方は、スケジュールに余裕を持って早めの対応を心がけましょう。