電気料金の計算方法 | 東京電力

毎月何気なく払っている電気料金ですが、どのように請求額が計算されているのかご存じでしょうか?東京電力の電気料金の計算方法について詳しく説明します。また、電気料金を安くするための方法についてもご紹介します。
東京電力の電気料金プラン
日本最大手の電力会社である東京電力は、複数の電気料金プランを販売しています。
もっとも契約者が多いのは、電力自由化前から存在する規制料金プラン、「従量電灯」です。電力自由化以降は、従量電灯に似た「スタンダード」や、電気使用量が多い家庭でお得になる「プレミアム」、また、オール電化住宅に向けた「スマートライフ」などの自由料金プランを提供しています。
ここでは、東京電力でもっとも契約者が多い「従量電灯B」を例にとって電気料金の計算方法を確認していきます。別の電気料金プランをご契約の場合も、基本的な電気料金の構成や計算方法は同じですので、ぜひ参考にご覧ください。
なお、自分の契約中のプランがわからない、という方は、紙で届く「電気ご使用量のお知らせ(検針票)」や、会員ぺージの「くらしTEPCO Web」などで確認することができますよ。
東京電力の電気料金表
それではさっそく、東京電力「従量電灯B」の電気料金表を見てみましょう。
基本料金(円/月) | ||
---|---|---|
契約アンペア数 | 10A | 311.75円 |
15A | 467.63円 | |
20A | 623.50円 | |
30A | 935.25円 | |
40A | 1247.00円 | |
50A | 1558.75円 | |
60A | 1870.50円 | |
電力量料金(円/kWh) | ||
電力使用量 | 120kWhまで | 29.80円 |
120kWhを超えて300kWhまで | 36.40円 | |
300kWhを超える | 40.49円 |
基本料金
「基本料金」は、電気の使用量にかかわらず毎月かかる固定料金です。基本料金の金額は、従量電灯Bを含めたほとんどの場合、電気の契約容量(A、kVA)によって決まります。
契約容量とは、一度に使用できる電気の最大容量を表します。つまり、契約容量が大きいほど一度に使える電気の量も大きくなります。また、従量電灯Bをはじめ多くの電気料金プランで、契約容量に比例して基本料金も高くなります。(一方、リボンエナジーや楽天でんきのように「基本料金ゼロ円」の電気料金プランを提供している新電力もあります)
日常的にたくさんの電気機器を使っているご家庭や、世帯人数の多いご家庭では、ある程度大きな契約容量を選ぶ必要があるため、基本料金も高くなる傾向があります。
電力量料金
「電力量料金」は、電気の使用量に応じてかかる料金です。「電気の使用1kWhにつきいくら」という風に単価が決まっていて、毎月の電力量料金は電気使用量にこの単価をかけて決まります。
従量電灯Bの場合、単価は電気の使用量に応じて3段階で設定されており、単価も電気使用量が多いほど高くなっています。

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東京電力の電気料金の構成要素
さて、上記で東京電力の従量電灯Bの料金表を確認しましたが、実際に私たちが請求される電気料金には、料金表以外の要素が含まれています。
上記で見た「基本料金」・「電力量料金」の他にどのような要素が電気料金に加わるのか、次で確認しましょう。
基本料金 |
---|
電気の使用量にかかわらず、毎月固定でかかる料金 |
電力量料金 |
電気の使用量に応じてかかる料金。基本的には1kWhあたりの単価が設定されており、その単価に実際に使用した電力量をかけて金額が決まる |
燃料費調整額 |
発電の燃料費の変動を電気料金に反映するための料金。燃料費が上がればプラスになり、下がればマイナスになる。単価は「1kWhにつきいくら」という設定で、毎月単価が変わる |
再生可能エネルギー発電促進賦課金 |
再生可能エネルギー普及のためにすべての電力需要家に課される料金。電力会社が再エネを買い取る際に生じる費用の一部をまかなっている。単価は「1kWhにつきいくら」という設定で、全国一律。単価は一年単位で国が設定している |
燃料費調整額についてもっと詳しく:燃料費調整額は電力会社によって値段が違う?
「燃料費調整額」は、それぞれの電力会社が自由に設定できる料金です。そのため、電力会社が違えば燃料費調整単価が違うということもあり得ます。単価が違うのであれば、電気料金を比べる際に、燃料費調整額がいくらかということも考慮にいれなくてはなりませんね。
ただし、電力自由化以降に誕生したほとんどの電気料金プランは、料金比較を簡単にするため、同じエリアの大手電力会社の規制料金プラン(関東なら東京電力の従量電灯等)と燃料費調整額の計算方法を同じにしていました。
そのため、これまではエリア内における燃料費調整単価に差が出ることはほぼありませんでした。
ですが、ここ最近の燃料価格の急激な高騰により、以下のように状況が少し変わっています。
- 東京電力の規制料金プランは、燃料費調整単価に上限設定を設けている。燃料価格が著しく高騰したことにより、燃料費調整単価がこの上限を突破。計算方法は同じでも、上限設定の有無によって、東京電力の規制料金プランとそれ以外(東京電力の自由料金プランや、新電力のプラン)に差額が生じるようになった
- 燃料価格高騰に伴って、東京電力とは違う方法で燃料費調整単価を計算する新電力も出てきた
- 2023年6月、東京電力は料金改定を行って燃料費調整額の算定基準も変更した。2023年6月時点においては、まだ東京電力の料金改定に追随しておらず、引き続き旧東京電力の算定基準で燃料費調整額を計算している新電力が多い
東京電力の新しい燃料費調整額の算定基準においては、燃料費調整単価が以前よりも上限突破しづらくなっています。今後、他の新電力が東京電力に合わせて算定基準を変える場合、燃料費調整単価はまた以前のように「東京電力も新電力も同額」という状況に戻ると予想されます。
関東エリアのおすすめ新電力は?
関東エリアでは、東京電力以外の電力会社も選ぶことができます。
自分のライフスタイルに合ったプランを選ぶことで、今よりぐっと電気代を節約できる可能性があります。

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東京電力のひと月当たりの電気料金を計算してみよう
では実際に、東京電力の従量電灯Bプランでかかるひと月の電気代を計算してみましょう。
シミュレーション条件は以下のとおりとします。
- 東京電力・従量電灯B:ひと月の電気料金シミュレーション
- 電気を使用した月:2024年4月
- 電気の使用量:400kWh
- 契約アンペア数:40A
- 2024年4月分の燃料費調整単価:-9.21円
- 2023年5月分~2024年4月分の再エネ賦課金単価:1.40円
なお、料金表に掲載されていない、燃料費調整単価(単価は毎月変動)や再エネ賦課金の単価(一年ごとに変動)は東京電力エナジーパートナーの公式サイトで確認可能です。
基本料金 |
---|
契約アンペア数40Aなので1247.00円 |
電力量料金 |
29.80円 × 120kWh + 36.40円 × 180kWh + 40.49円 × 100kWh = 14,177円 |
燃料費調整額 |
-9.21円 × 400kWh = ‐3,684円 |
再生可能エネルギー発電促進賦課金 |
1.40円 × 400kWh = 560円 |
合計 |
① + ② + ③ + ④ = 12,300円 ※小数点以下は切り捨て |
ひと月の電気料金はこのように計算されます。ご自身の毎月の電気使用量がどれくらいかがわかれば、このように電気代のシミュレーションを行うことができます。
自動計算ツールで簡単確認!自宅の電気料金の内訳
東京電力の従量電灯Bを契約している方は、以下のフォームに契約アンペア数とひと月あたりの電気使用量をご記入いただくと、詳しい内訳を含めたご自宅の電気料金がご覧いただけます。
東京電力・従量電灯Bの電気料金を計算
東京電力エリアで電気料金を安くするには?
ここまで見てきたとおり、電気料金は「基本料金」と「電力量料金」によっておおよその価格が決まります。特に占める割合の大きい「電力量料金」は電気の使用量で決まりますから、節電努力によって電気代を下げることも可能です。
しかし、場合によっては電気の使用を減らせないことも当然あるでしょう。そういう時は「基本料金」や「電力量料金」の単価が安い電気料金プランに切り替えるのが効果的です。
関東エリアには、東京電力以外にも選べる電力会社がたくさんあります。電気代を安くしたいと思ったら、これらの電力会社を検討してみてはいかがでしょうか?
関東エリアで選べる新電力一覧
関東(東京電力エリア)で選べる新電力の一例をご紹介します。
電力会社 | 概要 |
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✎2025年4月2日更新