光回線の乗り換え方法・手順を解説・乗り換え先におすすめの光回線やデメリットもチェック
光回線の乗り換え方法は、現在契約中の光回線のタイプによって4種類、①事業者変更、②転用、そして③一度解約して新規契約する(独自回線→光コラボ)、④一度解約して新規契約する(光コラボ→独自回線)に分けられます。
①「事業者変更」と②「転用」は、どちらもNTTのフレッツ光を使っているため、解約の手続きが不要で、その分簡単です。フレッツ光はすでに基本的な導入が済んでいるため、③も比較的手間はありません。④は必ず工事が必要となります。
- ①「事業者変更」(光コラボから光コラボへの乗り換え)
- ②「転用」(フレッツ光から光コラボへの乗り換え)
- ③「解約して新規契約」(独自回線→光コラボへの乗り換え)
- ④「解約して新規契約」(光コラボ→独自回線への乗り換え)
乗り換えパターンから適切な乗り換え方法を探す
あなたの乗り換えのバターンはどれに該当しますか?必要な手続きをクリックをすると説明の章にとびます。
▼私の乗り換えは・・・
乗り換えパターン | 乗り換え方法 |
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【光コラボ】→【光コラボ】 | 事業者変更 |
【フレッツ】→【光コラボ】 | 転用 |
【独自回線】→【光コラボ】 | 解約して新規契約 |
【光コラボ】→【独自回線】 | 解約して新規契約 |
乗り換え先をまだ考え中 | おすすめ光回線を見る |
自分が今契約している光回線プランが分からない
「今契約中の光回線が光コラボ(光コラボレーション)なのか、何なのか分からない」という方は、下の表を参考にしてみてください。
まずは、独自回線でないかどうかだけの確認でも良いでしょう。そうでなければ、「解約」という作業は含まれません。①「事業者変更」も②「転用」は、いずれもフレッツ光を使ったプランなので、手続きに共通点もあり簡単です。
①事業者変更(光コラボから光コラボへの乗り換え)
事業者変更(じぎょうしゃへんこう)とは、現在光コラボを契約中の方が他の光コラボへ乗り換える手続きのことです。
「光コラボ」間の乗り換えですから、同じ回線「フレッツ光」を利用します。このため、工事は不要で手続きも簡単です。
光コラボ(コラボ光)とは?
光コラボ(光コラボレーションモデルの略)とは、プロバイダがNTT東日本/NTT西日本から光ファイバーの設備を借り受けて、インターネット接続サービスとして提供するものを指します。反対に、プロバイダが自社独自の光ファイバーの設備を持っており、NTTの回線設備を借りずに運営している光回線は光コラボではありません。
📝事業者変更の手順
事業者変更の手順は以下のとおりです。まずは乗り換え先の光回線プロバイダへの申込手続きからスタートです。
- 乗り換え先の光回線プロバイダ/光コラボ事業者へ申し込み手続きを行う
- 旧契約プロバイダから「事業者変更承諾番号」を取得する
- 乗り換え先の光回線プロバイダへ「事業者変更承諾番号」を提出する
- プロバイダから契約の切り替え日の通知を受け取る
- 乗り換え(事業者変更)完了
申し込みフォームを送っただけは、契約完了にはなりません。必ず、折り返しの電話があり、諸々口頭で確認を行います。不明点はここで聞くことできますので、まずは申し込みフォームを送る、というのもありです。
✏️事業者変更承諾番号の取得方法
「事業者変更承諾番号」とは、スマホの乗り換えで必要になる「MNP予約番号」と同じようなもの。これを取得して、新規の契約先に連絡しないと、乗り換えは完了しません。
事業者変更承諾番号は、乗り換え先のプロバイダへ申し込みを済ませたあと、現在契約中のプロバイダへ問い合わせて取得します。先に取得しておいても問題ありませんが、有効期限があるので注意しましょう。(仮に有効期限が切れた場合は再取得します。)
「事業者変更承諾番号」の取得方法は、現在申し込み中のプラン(事業者)によって異なります。オンラインで確認するところ、電話でしか確認できないところがあります。
事業者変更承諾番号とは 事業者変更承諾番号は、アルファベットと数字で構成される11ケタの番号です。
例)F0375000100
有効期限は発行日から15日間となっています。もし有効期限を過ぎると無効になるため再度取得しないといけません。
⚖️事業者変更のメリットとデメリット
事業者変更の一番のメリットは、とにかく簡単、乗り換え時に工事をしなくて済むという点です。工事が無いので、乗り換え時にネット環境が無い期間が生じる心配もありません。
また、今よりも安い光コラボプランをみつけて乗り換えたなら、通信費の節約にもなります。また、乗り換え特典で、臨時収入ゲットの可能性もありますよ。
事業者変更のメリット | 事業者変更のデメリット |
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デメリットを強いて言うなら、「通信速度が遅い」という理由で乗り換える場合、事業者変更では解決しない可能性が高いという点です。
光コラボはどのプロバイダでも同じフレッツ光の光ファイバーケーブル網を共用するため、どのプロバイダで契約しても通信速度に大きな差はありません。
もし今光コラボを契約中で、劇的な通信速度の改善を希望している場合は、一度解約してNURO光のような独自回線の光回線を契約することで通信速度が改善する可能性があります。
②転用(フレッツ光から光コラボへの乗り換え)
転用(てんよう)は、現在フレッツ光とプロバイダ契約を別々に行っている方が光コラボへ乗り換える手続きのことです。
契約を別々に行っているとは、具体的に「NTTとフレッツ光の契約」を、「プロバイダとプロバイダ契約」の両方での契約を結んでいる場合を指します。
📝転用の手続き方法
転用で光回線を乗り換える場合、手続きは以下の順に進めます。転用の手続きが完了するまでの期間は2週間程度です。
- 乗り換え先の光コラボ事業者へ申し込み手続きを行う
- NTTから「転用承諾番号」を取得する
- 乗り換え先の光回線プロバイダへ転用承諾番号を提出
- 光コラボ事業者から契約の切り替え日の通知が来る
- 乗り換え(転用)完了
✏️転用承諾番号の取得方法
転用では、「転用承諾番号」をNTT東日本/NTT西日本のいずれから取得し、乗り換え先の光コラボ事業者に連絡しないと、乗り換えが完了しません。
まずは、新しいプランに申し込み手続きを行ってから、NTTへ連絡して転用承諾番号を取得しましょう。取得する際、本人確認のためにお客様IDや現在の支払い方法、住所を確認されます。契約情報を手元に用意しておくとスムーズです。
▼転用承諾番号取得に必要な情報
- フレッツ光のお客様ID(フレッツ光契約時にNTTから届く「開通のご案内」に記載)
- フレッツ光の契約者名
- フレッツ光を利用している住所
- 現在の支払い方法(請求書/口座振替/クレジットカード)
NTT東日本・NTT西日本で転用承諾番号を取得する時の連絡先は以下のとおりです。
ウェブ | https://flets.com/tenyou/ 受付時間 8:30~22:00 |
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電話 | 0120-140-202 受付時間 9:00~17:00 |
ウェブ | https://flets-w.com/collabo/ 受付時間 8:30~22:00 |
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電話 | 0120-553-104 受付時間 9:00~17:00 |
⚖️転用のメリットとデメリット
転用のメリットとデメリットは以下のとおりです。
転用の場合は、同じフレッツ光を使用しているため、工事が不要で、手続きも簡単です。ネットが使えなくなる期間もありません。
光コラボにすると、今までNTTとの契約と、プロバイダとの契約で2つに分かれていたインターネット契約を1つにまとめることができるというのも嬉しいポイントです。
転用のメリット | 転用のデメリット |
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一方で、フレッツ光も、光コラボも、同じNTTフレッツの光ファイバーケーブル網を使用しています。そのため、もし通信速度の不満が理由で乗り換えをする場合は、フレッツ光から光コラボに乗り換えたとしても改善しない可能性が高いということを覚えておきましょう。
③解約して新規契約(独自回線から光コラボへの乗り換え)
光回線を乗り換える際、一度解約して新規契約が必要なのは、NURO光やauひかりなどNTTフレッツの設備を使用しない独自の光回線から光コラボへの乗り換えを行う場合です。
NTTフレッツの設備を使用しない光回線の場合は、事業者変更・転用のいずれの手続きも該当しません。一度、解約をし、別途光コラボを申し込む必要があります。
回線の種類が異なるため、再度工事もしなければなりません。しかしながら、フレッツ光の場合は、すでに回線工事が済んでいる可能性が高く、派遣工事なしですぐに光コラボが利用できる可能性大です。
家に光コンセントと呼ばれるものがついていれば、派遣工事なしで開通となることが多いとされています。特に集合住宅の場合に多いとされています。
関連記事:光コンセントとは?確認方法・光コンセントがあれば、本当に工事は不要?
📝一度解約して新規契約する場合の手順
一度解約して新規契約する場合の手順は以下のとおりです。手続きは、新規契約を開始したい日の1ヶ月ほど前からスタートすると良いでしょう。
オンラインフォームで申し込みをしても、それで契約完了ではありません。必ず折り返しの電話があり、そこでもろもろ確認の手続きが行われます。工事が不要かどうかも電話で確認することが可能です。
- 光コラボを申し込む
- 新規開通工事日の調整
- 新規契約先の光回線開通工事を行う
- 旧インターネット回線を解約する
- 乗り換え完了
⚖️一度解約して新規契約する(光コラボに乗り換える)メリットとデメリット
一度解約手続きを行わなければならないのがやはり面倒ですが、より安いプランを選んだ場合は節約につながります。
また、独自回線では、撤去工事が必要なことがあります。この点はよく確認しましょう。
一度解約して新規契約するメリット | 一度解約して新規契約するデメリット |
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④「解約して新規契約」(光コラボ→独自回線への乗り換え)
光コラボから独自回線に乗り換える場合、必ず解約手続きが必要になります。
加えて、必ず工事が必要となる点が特徴的でもあります。独自回線は工事が2回必要な場合などもあり、開通までに時間がかかります。
📝一度解約して新規契約する(独自回線に乗り換える)場合の手順
一度解約して新規契約する場合の手順は以下のとおりです。NURO光などは、工事に時間がかかりますから、可能な限り早めに申し込みを行いましょう。2ヶ月ほど前からの手続きスタートが理想的です。
- 乗り換え先の光回線で新規申し込み手続きを行う
- 新規開通工事日の調整
- 新規契約先の光回線開通工事を行う
- 光コラボ回線を解約する
- 乗り換え完了
関連記事:非フレッツ光(独自回線)の光回線7選
⚖️一度解約して新規契約する(独自回線に乗り換える)メリットとデメリット
光コラボから独自回線への乗り換えは、工事が避けられない点で面倒だというデメリットがあります。
その一方で、現在フレッツ光または光コラボを契約していた方が独自回線に乗り換える場合、通信速度が改善する可能性があります。
ただし、通信速度でお悩みの方は、回線事体よりも使用環境をまずは確認してみることをおすすめします。WiFiルーターが古い、パソコンが古い、こんな理由で通信速度が遅いのならば、回線を変更しても劇的な速度改善は見込めないためです。
関連記事:インターネットの速度が遅い - 5つの原因と対策方法
一度解約して新規契約するメリット | 一度解約して新規契約するデメリット |
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光回線を乗り換えるメリット
今契約中のネット回線を乗り換えるべきか否か迷っている方もいますよね。乗り換える際のメリットは主に下の2つです。
- 気に入ったプランを選べる
- 今よりも光回線の料金を安くできる
気に入った新しいプランを選べる
光回線を乗り換えるメリットの1つ目は、今契約中のプランを選んだ時には無かった新しいプランを契約できるという点です。
新しいプランが魅力的である理由は、コストパフォーマンスです。数年前と比べると光コラボのプロバイダ数もぐっと増え、光回線プロバイダ同士の競争率が上がっています。そのため、特に最近ではギリギリまで料金を下げた低料金かつ料金体系がシンプルで明快なプランが続々登場しています。
基本料金が安く料金体系が分かりやすいプランがおすすめ
今から契約するなら、やはり安くてシンプルな光回線プランが狙い目です。今契約中のプランに、面倒な加入必須オプションや分かりづらい料金システムがある方は、光回線を乗り換えて心機一転、分かりやすいプランを契約するのが良いかもしれません。
特に、長いことネット回線や料金の見直していない方は、思い立ったが吉日、この機会にネット回線を乗り換えることをおすすめします。
今よりも光回線の料金を安くできる
2つ目のメリットは、光回線を乗り換えるだけで毎月のネット料金を安くできる可能性があるという点です。
先ほど、「新しいプランは安くてシンプル」と言いましたが、仮に最近ネット回線を契約し始めたばかりの方であってもさらに安い光回線プランへ乗り換えることで月額料金を下げることができます。
例えば、平均的な価格設定の光回線プランから業界最安値級プランGMOとくとくBB光へ乗り換えた場合いくら料金を下げられるかを実際に比較してみましょう。
下の表をご覧ください。光回線大手3社からの乗り換えで、平均780円ほど月額料金を下げることができます。
OCN光 | BIGLOBE光 | ソフトバンク光 | |
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月額料金 | 5,610円 | 5,478円 | 5,720円 |
乗り換え後 GMOとくとくBB | 4,818円 | 4,818円 | 4,818円 |
差額(お得になる金額) | 792円お得 | 660円お得 | 902円お得 |
「今契約中のネット料金が高いからもっと安くしたい」と考えている方であれは、今より安い光回線プランへ乗り換えることをおすすめします。
光回線を乗り換えるデメリット
次に、光回線を乗り換える際のデメリットを解説します。デメリットは主に下の2点です。
- 旧契約プランで違約金がかかることがある
- プランによっては撤去工事費がかかる
旧契約プランで違約金がかかることがある
現在契約中のプランが2年や3年の自動更新プランの場合、乗り換え時に違約金がかかることがあります。自動更新プランを契約中の場合は契約更新期間に解約することで違約金の支払を避けることができます。
新規契約先に乗り換え時にかかった違約金を負担してくれる光回線プランを選べば、違約金を自分で負担することなく解約することができます。
プランによっては撤去工事費がかかる
一度解約して新規契約する場合、乗り換え時に撤去工事費がかかる場合があります。auひかりやeo光などの独自回線から乗り換える場合に撤去工事費がかかるパターンがあります。
乗り換え時の費用負担をできるだけ減らしたいのであれば、乗り換え費用を負担してくれる光回線を選ぶという手もあります。
乗り換えの注意点と対策
光回線の乗り換えの際には大きく分けて2つの注意点があります。
- 混雑期は早めに準備を開始
- ネット環境が無い空白期間に注意
それぞれの注意点を、対策と一緒に解説します。
混雑期は早めに準備を開始
光回線を一度解約して新規契約する場合、一番時間がかかるのが工事です。特に引っ越しが増える2月~4月は工事が立て込んでスケジュール通りに進まない可能性があります。早めに乗り換え手続きを開始しましょう。
光回線の乗り換え手続きは、プロバイダにもよりますが早くて2ヶ月ほど前から始めることができます。先延ばしにせず、できるだけ早めにスタートしましょう。
ネット環境が無い空白期間に注意
光回線を一度解約して新規契約する場合、解約するタイミングによっては、新規契約先の光回線開通工事までネット環境が無い空白期間が生まれることがあります。基本的には新しい光回線が開通してから解約するのが理想ですが、スケジュール上間に合わないこともあります。
「事業者変更」、「転用」の場合であれば、"ネット環境が無い空白期間"はありませんので、心配は不要です。また、独自回線から光コラボへの乗り換えの場合も、家に光コンセントがついていたならば、派遣工事なしで開通の可能性が大です。
ネット環境のない空白期間をなくす方法は?
どうしてもネット環境が必要だという場合は、開通前Wi-Fiをレンタルしてくれる光回線プロバイダを乗り換え先に選ぶのがおすすめです。無料・または特価でホームルーターやモバイルWi-Fi(ポケットWi-Fi)をレンタルできるので、わざわざ他のWi-Fiプランを契約する手間が省けます。光回線が開通していない間もインターネット環境が手に入ります。
また、スマホを使ったテザリングという手段でしのぐ、という方法もあります。
光回線の乗り換えに関するよくある質問
光回線の乗り換え方法ついてのよくある質問とその回答です。光回線の乗り換え方法について疑問がある場合はこちらをご覧ください。
よくある質問一覧
ADSLから光回線への乗り換え方法は?
ADSLから光回線に乗り換える場合は、一度ADSLを解約してから光回線への乗り換えを行います。
- まず乗り換え先の光回線に申し込み手続きを行う
- 光回線の開通工事を行う(同時にADSLの設備を撤去)
- ADSLの解約手続きを行う
- 光回線接続の初期設定完了後に利用開始
ADSLから光回線に乗り換えると、大幅な通信速度の向上が期待できます。
NTTの「フレッツ・ADSL」は2023年1月ですでにサービス終了しています。そして、2024年にはすべてのADSLサービスが終了となります。今仮にADSLを契約中の方は早めに光回線への乗り換えをおすすめします。
ケーブルテレビ(CATV)のインターネット回線から光回線への乗り換え方法は?
ケーブルテレビ(CATV)のインターネット回線から光回線に乗り換える場合は、一度解約してから乗り換えを行います。ケーブルテレビのネット回線とは、J:COMネット、ベイコムネットなどケーブルテレビ局が運営するインターネット接続サービスのことです。
ケーブルテレビ(CATV)から光回線への乗り換え手順は以下のとおりです。
- 乗り換え先の光回線に申し込み手続きを行う
- 乗り換え先の光回線の開通工事を行う
- ケーブルテレビのネット回線の解約手続きを行う
- (場合によってはのケーブルテレビのネット設備の撤去が必要になります)
- 光回線接続の初期設定完了後に利用開始
光回線を乗り換える時、今契約中の光回線を解約するタイミングは?
光回線の解約のタイミングは、手続きにより異なります。
転用と事業者変更の場合、新しいプランへの切り替えはプロバイダ側が行うため解約手続きは必要ありません。切り替えのタイミングもプロバイダから通知されます。
一方、一度解約して新規契約する場合は解約のタイミングは自分で決めます。おすすめの解約タイミングは、新しい光回線が開通したあとです。そうすれば、ネット環境がない期間が発生しません。
しかし、新規契約先とで使用する光ファイバーが異なる場合は、新規開通工事の前に旧契約を解除し、設備を撤去する場合もあります。
その場合、ネット環境が無い空白の期間が発生する可能性がありますので、そんな時は開通前Wi-Fiをレンタルしてくれるプロバイダを選ぶという手があります。
乗り換え先の光回線の選び方は?契約者にやさしいプランを選ぼう
乗り換え先の光回線は、納得いくプランを選びたいですよね。乗り換え先の光回線プランを選ぶ時に注目すべきポイントを解説します。
契約者にやさしいプラン3カ条
30社以上の光回線プランを比較検証した結果、契約者にやさしいプランに共通するのは下の3条件だということが分かりました。
- 料金システムが分かりやすく安い
- 契約の縛りがない(解約金がない)
- 公式サイトに料金や各種条件の明記がある
では、それぞれのポイントを詳しく解説します。
👍料金システムが分かりやすく安い
当たり前かもしれませんが、あえて最初に念を押したいのは、基本料金が安いプランは消費者に優しいプランだということです。
ネット料金は家賃や税金と同じく長く払い続ける固定費。お得に使えるかどうかの見極めはとにかく基本料金の安さが重要です。基本月額料金ができるだけ安いプランを選びましょう。
「分かりやすい」プランとは?面倒な条件が無いプラン
また、料金そのものに加えて、「料金システムの分かりやすさ」も必ず注目しましょう。「分かりやすいプラン」は、言い換えると「安くするための条件が無いプラン」です。
光回線プランに関わらず、割引されたサービスを見て「割引できるなら、最初から安くして!」と思った経験はありませんか?
例えば「〇年契約を続けたら安くなる」など、条件付きで安くなるプランもありますよね。そういったプランは、契約者に優しいとは言えません。
割引が無くても最初から料金が安いプランが一番契約者によって安心できるプランです。
🪢契約の縛りがない(解約金がない)
縛り(しばり)とは、簡単に言うと自動更新プランのことです。自動更新プランは、決まった期間以外に解約すると違約金が発生します。この違約金により、途中で解約したくてもできない状況になり、乗り換えの自由を奪います。そのため、契約の「縛り」と呼ばれています。
👀公式サイトに料金や各種条件が分かりやすく明記されている
公式サイトに月額料金の明記や、契約条件が分かりやすく明記されているプランを選びましょう。中には、かなり重要な情報を、お客さんに不利な面を隠そうとして目立つところに書かないウェブサイトもあります。
料金がはっきり分からなければ、実際に支払う料金の明記が無ければプラン内容を勘違いしたまま申し込んでしまう原因にもなります。
本当に契約者に優しいプランの公式サイトであれば、仮に契約者に不利になる情報でもしっかり分かりやすく説明しているものです。
公式ウェブサイトに月額料金や各種条件がはっきり分かりやすく書いてある光回線を選ぶのがおすすめです。
契約者にやさしくないプランとは?
逆に、契約者に優しくないプランはどんなプランなのでしょうか?特徴を紹介します。
料金表が無くとりあえずシミュレーションを勧められる
公式サイトにはっきりと月額料金が明記された料金表が無く、料金のシミュレーションをしないと月額料金が分からないプランは、消費者に優しいとは言えません。
このようなプランがシミュレーションを勧めるのは、割引額やオプションの組み合わせパターンが無数にあるため、料金表を作れないという理由からです。
しかし裏を返せば、割引が沢山あるプランは割引が無ければたいしてお得にならないプランです。
こういった理由で、公式サイトに月額料金が明記されておらず料金シミュレーションでしか料金を教えてもらえないプランはあまりおすすめできません。結局一番お得になるのは、月額基本料金そのものが最初から安いプランです。
途中から料金が高くなるプラン
光回線プランの中には、月額料金が途中から料金が高くなるプランがあります。厳密に言うと、最初の1年か2年だけ割引が適用され、その後割引が無くなり通常料金に戻るプランのことです。このような仕組みは、やはり消費者に優しいとは言えません。
最初の数年だけに適用される割引は確かに最初はお得です。ただ、途中で通常料金に戻ってしまうとなんだかがっかりしますよね。
加えて、契約時には分かっていたつもりでも、やはり何年か経つうちにこのような割引があったことは忘れてしまうパターンもあります。
割引が無くても安いプランを選んだ方がお得
このような最初だけ適用される割引を実施しているプランは、通常料金がそこまで安くないパターンが多いです。元から安い料金設定で、さらに割引を実施するプランはかなりレアケースです。
通常料金が安く、しかもその料金がずっと変わらない光回線プランが最終的に一番お得になることが多いです。
乗り換え先におすすめの光回線
セレクトラが厳選した乗り換え先におすすめの光回線は、とくとくBB光です。
とくとくBB光は、先の章で紹介した「契約者にやさしいプラン3カ条」をクリアしています。安心して申し込めるお得な光回線です。
業界最安値級の低価格で、縛りがありません。割引がなくても最初から安い料金で、途中で料金が上がることもありません。ずっと安い料金で使い続けられるのが嬉しいポイントです。
今なら、乗り換えでかかる違約金も負担してくれます。
また、今なら乗り換えにかかる違約金を負担してくれるため、今契約中のプランの解約金がかかりそうという方も安心です。違約金を負担してくれるキャンペーンは実施期間が決まっていますので、早めの申し込みをおすすめします。
スマホとのセット割がある光回線はおすすめ?家族全員同じスマホ会社ならお得
家族全員が同じスマホ会社を契約している場合はスマホ料金の大幅な節約になるのでおすすめです。スマホのセット割引は、光回線の契約者の分だけでなく、その家族のスマホまで対象になります。
そのため、スマホとのセット割がある光回線は、家族全員これからもずっと同じスマホ会社で契約を続ける見込みだという方にはおすすめです。
具体的に、ドコモ、ソフトバンク、auのスマホとのセット割でお得になる光回線を紹介します。
各ラベルの意味
ラベルの種類 | 意味 |
---|---|
セット割 | スマホとのセット割引があるプランです。 |
工事費無料 工事費還元 |
工事費が完全無料、または工事費相当額が後から還元されるプランです。 |
違約金還元 | 乗り換え時にかかる違約金・工事費残債等を負担してくれる特典があります。 |
IPv6/IPoE対応 | IPv6接続・IPoE通信に対応している光回線です。この先も長く使えて高速通信が期待できます。 |
フレッツ回線 | NTTフレッツの回線を使用。日本全国で契約ができ、フレッツ回線同士の光回線は乗り換えが簡単です。 |
縛りなし | 自動更新プランの途中解約による違約金発生(縛り)がありません。 |
白いラベル | プランに含まれません。 |
ドコモユーザーにおすすめの光回線
▼ドコモ光
ドコモのスマホとセットで月々のスマホ料金から1台あたり最大1,100円永年割引(ドコモ光のセット割)
SoftBankユーザーにおすすめの光回線
▼ソフトバンク光
SoftBankのスマホとセットで月々のスマホ料金から1台あたり最大1,100円永年割引(おうち割)
auユーザーにおすすめの光回線
▼auひかり
auスマホとセットで月々のスマホ料金から1台あたり最大1,100円永年割引(auスマートバリュー)
セット割引対象者が少ない場合は低料金プランの方がおすすめ
逆に、家族や同居人の中で、同じ会社のスマホを契約しているメンバーが1人や2人だけの場合はとくとくBB光のような基本料金が安いプランを契約した方がお得です。
また、スマホとセット割がある光回線を一度契約すると、その先乗り換えがしにくくなるというデメリットもあります。スマホかネットどちらかを解約した時点で割引が打ち切りになってしまうためです。
光回線とのセット割が無い格安SIMをお使いの方は、スマホとのセット割なしでも基本料金が安いGMOとくとくBBがおすすめです。
格安SIMスマホユーザーにおすすめの光回線
▼GMOとくとくBB光
料金体系がシンプルで、低価格・縛りなしがずっと続きます。工事費が実質無料・他社の違約金も還元されるので乗り換えでも安心です。