光回線の契約方法 - 注意点やポイントをご紹介

光回線を契約するには、どんなことに気を付けたらいいのでしょうか?これから初めて光回線を契約するという方のために、注意点とポイントをまとめてみました。
- インターネット、光回線の良いところは?
- 光回線の契約を決めたなら、契約時の注意点を確認しましょう。
光回線にすると何がいいのか

光回線は通信速度も速く、安定性も良いので安心です。
光回線とは、光ファイバーケーブルのことです。実際には、光ファイバーケーブルを利用したインターネットの略称として“光”または“光回線”という言葉が用いられています。
光回線を利用するには、光回線を宅内に引き込む工事が必要になります。そのため、光回線の導入までに1~2ヵ月程度かかるのが一般的です。
お引っ越しを機に新規に光回線の申し込みをする場合は、新居に入居する前から手続きを開始することをおすすめします。
光回線は通信速度が速く、安定している
光回線の特徴は何といっても、その通信速度と安定性です。ADSL回線の通信速度が最大50Mbpsなのに対して、光回線は最大1Gbpsとされています。およそ20倍の違いがあるわけです。
もちろんこれはあくまで理論上の最大スピードですので、実質はもっと落ちることになります。それでも、ADSLに比べて断然通信速度が速いことは間違いありません。
これまでADSL回線やモバイルWi-Fiを利用していた人が、光回線を利用し始めるとどんな時に違いを感じるでしょうか?それは、高画質の映像を見たり、大容量のファイルをダウンロードしたり、通信量が大きいゲームをしたりする時です。
光回線インターネットなら、これまでとは明らかに次元が違う快適なネット生活が可能になるんです。
光コラボなら申し込みから開通までが分りやすい
NTT東日本/西日本が提供している光回線は「フレッツ光」といいます。以前は、このフレッツ光とインターネット接続サービス業者(プロバイダー)を別々に契約する必要がありました。
しかし、今では光回線と接続サービスがセットになった「光コラボ」系のプランが料金も安く、サービスも充実しているため一般的になっています。
なお、光回線はNTTのフレッツ光だけではありません。独自に敷設した光ファイバーケーブルを使用したインターネットプランも存在します。たとえばNURO光、auひかり、eo光などがそれに当たります。
光回線契約上のポイント
これから初めて光回線を契約するという方のために、光回線契約(光コラボ)におけるポイント・注意点を分かりやすくまとめました。
自動更新の有無を確認しよう
現在、光回線インターネットプランの主流となっているのは、2~5年で契約が自動更新される「自動更新プラン」です。
自動更新プランは、ユーザーへ契約期間という“しばり”を条件に、一般的な標準プランよりもお得な料金で光回線を利用できるのが魅力となっています。
自動更新プランでは、契約期間の最終月か更新月に解約の手続きをしない限り、再度新しい契約が自動的に更新されます。たとえば2年自動更新プランであれば、24ヵ月目か25ヵ月目がタダで解約できる更新月となり、その後に契約が2年間自動更新されるわけです。
もし自動更新プランの契約期間中に解約すると、1~2万円程度の違約金を払わないといけません。契約した後になってプランが自分に合わないと感じたり、引越ししなければいけなくなったりと、解約が必要になった場合のことも前もって考えるのが賢明です。
ですので、光回線を契約する前に必ず自動更新プランなのかどうか、自動更新なのであれば何年しばりなのか、違約金はいくらなのかを確認するようにしましょう。
自動更新(しばり)のないプランもあるの?自動更新タイプの光回線プランの他に、自動更新無しの標準プランを用意している光コラボもあります。標準プランは割引がない代わりに、契約期間や解約金などの条件もありません。 また、数は少ないですが自動更新や最低契約期間などのしばりがないインターネットプランを提供している光回線もあります。解約金などが心配なら、そういったプランを選ぶとよいでしょう。
プロバイダーごとの特徴を把握しよう
光回線インターネットを提供しているプロバイダーは数多くあります。そのため、どのプロバイダーを選んだらいいのか分からないというのも無理はありません。
そこで、自分に適した光回線を契約するためには、プロバイダーごとの特徴を把握するのが大事です。以下に光回線プロバイダーを特徴別に挙げてみますので、参考にしてみてください。
知名度・シェア率ナンバーワンで選ぶ
NTT系のOCNは、プロバイダー業界でも一番知名度が高く、契約数もNo.1のプロバイダーです。安心感や信頼感を重視するなら、そんなOCNが提供する「OCN光」が間違いないでしょう。
スマホとのセット割を狙う
今は誰もがスマホを持っている時代です。そして、スマホの契約とネットの契約をまとめることでセット割になる光回線プランもあります。下記をご覧ください。
利用中のスマホ | スマホとのセット割が適用される光インターネット |
---|---|
・「ドコモ光」・・・光回線の契約とのセットで料金割引かdポイント進呈 | |
・「SoftBank光」・・・光回線の契約とセットでSoftBankスマートフォン、ケータイ、タブレット、Wi-Fiルーターが最大10回線まで1回線当たり月額500円か1,000円割引 | |
au | ・「auひかり」・・・auスマホ/ケータイ/タブレットと光回線・光電話の契約で月額500~2,000円割引 ・「ソネット光プラス」・・・auスマホ/ケータイ/タブレットと光回線・光電話の契約で月額500~2,000円割引 ・「ビッグローブ光」・・・auスマホ/ケータイ/タブレットと光回線の契約で月額500円か1,200円割引 |
契約期間のしばりや解約金がないプロバイダー
光回線は自動更新タイプが主流とはいえ、契約期間の縛りがない、いつ解約しても解約金が発生しない光回線プロバイダーもあります。
契約に縛られるのが嫌な人や、引越しが多い人などはそのようなプロバイダーを選ぶといいでしょう。下記に縛りがない光回線プロバイダーを紹介します。
光回線プロバイダー | 戸建てタイプ月額料金 | 集合住宅タイプ月額料金 |
---|---|---|
「ぷらら光」・・・NTT系だから安心 | 4,800円 | 3,600円 |
「DTI光」・・・通信速度の速さに定評があるプロバイダー | 4,800円 | 3,600円 |
「excite光」・・・月額料金の安さは業界ナンバーワン | 4,360円 | 3,360円 |
NTTのフレッツ光ではない光回線を利用しているプロバイダー
NTTは全国規模で光回線を提供していますが、NTT以外にも光回線を独自に有している事業者も存在します。そして、それらの事業者はプロバイダーとして光インターネットサービスも提供しています。
auひかり | ・KDDIの光回線を使用 ・対応エリアは全国 ・auスマートバリューで月額最大2,000円割引 |
NURO光 | ・ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が運営 ・自社独自の光回線を使用 ・下り最大2Gbpsの高速回線 ・対応エリアは関東/東海/関西地方の1都2府13県 |
eo光 | ・株式会社ケイ・オプティコムが運営 ・関西電力グループの光回線を使用 ・通信の安定性に定評がある ・対応エリアは近畿地方の2府5県 |
初期費用をチェックしよう
光回線を初めて契約する場合は、まず最初に光ファイバーケーブルを室内へ引き込む配線工事が必要になります。工事にはもちろん費用が発生します。
工事費用は、集合住宅(マンション)タイプなら15,000円(税抜)、戸建てタイプなら18,000円(税抜)が一般的になっています。初期費用として工事費がかかるのは、光回線のネックともいえます。
ですが、光回線の新規契約の際に「工事費0円キャンペーン」など、工事費無料で契約できる特典などが実施されていることもあります。ですので、工事費無料の特典がないかチェックしてみるといいでしょう。
また、初期費用をどうしても抑えたいなら、光回線以外の選択肢もあります。無線モバイルルーターの「WiMAX(ワイマックス)」なら、工事不要なので初期費用はかかりません。通信速度も光回線には劣るものの、スマホのモバイル通信より断然速いですよ。
特典・キャンペーンは条件を必ず確認しよう
光回線の新規申込時や転用時には、特典やキャッシュバックなどが適用されることがあります。特典内容は様々で、工事費無料キャンペーンや月額割引、中には5万円を超えるような高額キャッシュバックなどもあったりします。
そんな魅力的な特典に目がくらんでしまいがちですが、まずは特典の条件を必ずしっかり確認しましょう。なぜなら、特典内容が豪華であればあるほど条件(縛り)も厳しい場合が多いからです。
先々後悔することにならないように、プロバイダーの特典内容の中で条件や注意事項をチェックするのは必須です。
光回線の契約方法
最後に、光回線インターネットの契約方法を説明します。
契約するプロバイダー・申し込むオプションを決める
上でも解説した通り、様々な特徴などを比較した上でプロバイダーを選びましょう。また、オプション(ひかり電話・映像配信サービス・Wi-Fiなど)がある場合には、申し込むかどうか検討しておきましょう。
光回線の契約を申し込む
いよいよ光回線を契約します。契約の申込手続きは、光回線の公式ホームページより、申込専用フォームに記入して送信します。その際、住所がサービス提供エリアに入っているかの確認、オプションの選択、個人情や支払情報の入力などが必要になります。また、光回線の開通工事を希望する日時も決めます。
光回線の開通工事をする
申込み時に伝えた希望日時に光回線の開通工事が行われます。光回線の開通工事の所要時間は1時間程度で、立ち合いが必要です。(プロバイダーによっては宅外と宅内と2回工事が必要な場合もあります)
また工事日までにプロバイダーよりインターネットの利用を開始するのに必要な情報が書面にて郵送されます。
光回線インターネット利用開始
光回線が開通し、書面で郵送された情報をセットアップできたら、いよいよインターネットの利用がスタートします。