光回線・Wi-Fi・ネット回線の基本知識・用語解説集|プロバイダやIPv6って何?ルーターとは?

光回線とWi-Fiの基本知識・用語集
光回線・ネット回線・Wi-Fiにまつわる用語をリストで一覧化して解説しています。初心者にも分かりやすく、難しい専門用語を使わない、やさしい解説を掲載。「ルーター」「IPv6」とは?「プロバイダ」って何?といった、今さら聞けないネット回線契約でよく聞くワードや基礎知識をまとめて解説。各用語に関連する解説記事も紹介しています。
※専門的な用語については、大体のイメージを持っていただけるよう、便宜上、厳密な定義ではない別の表現の仕方をしている部分があります。
用語一覧と解説
縛り(しばり)
「縛り(しばり)」のあるプランとは、解約する時には解約違約金がかかるプランのことです。解約するのに料金がかかる仕組みが、他社プランへ乗り換えを妨げ、利用者を1つのプランに縛り付けているという様子から生まれた表現です。「定期契約」や「自動更新」と呼ばれることもあります。
▼関連記事
ルーター
複数の端末をインターネットに接続するために使用する機器です。ルーターは、ONU・ホームゲートウェイとお使いのパソコンとの間に設置します。
▼関連記事
最低契約期間(最低利用期間)
契約から一定の期間に定められる、「この期間に解約すると違約金が発生するよ」という期間のことです。最低利用期間は一定期間がすぎれば、その条件は解除されます。ほとんどのケースで、最低利用期間は1年~2年です。
▼関連記事
自動更新
契約更新のタイミングが来ても、契約者が何も手続きをしなければ自動的に契約が更新され延長される契約タイプのことです。契約更新以外のタイミングで解約すると、解約違約金が発生します。
自動更新は、「定期更新」や、契約の「縛り」とも呼ばれます。
▼関連記事
Ping値(ピン値/ピング値)
ping値(ピン値/ピング値)は、発信元が宛先のサーバにデータを送信し、宛先のサーバが返した応答が戻って来るまでの往復時間(RTT=ラウンドトリップタイム)に対して使われる単位です。
数値が小さいほど回線品質が優れているということになります。
▼関連記事
通信速度
インターネットを接続する際の通信の速さのことを指します。1秒間で送受信できるデータの量で効率が表され、単位にはbps(ビット毎秒)Mbps、Gbpsが使われます。
▼関連記事
工事(開通工事)/派遣工事
光回線における開通工事とは、光ファイバーを家の中に引き込む工事のことを指します。作業員を自宅に派遣することから、派遣工事ともよばれます。既に光ファイバーの引き込みが完了しており作業員の派遣が不要な工事は、無派遣工事と呼ばれます。
▼関連記事
IPv6接続
IPv6とは、IPアドレス規格の名前です。インターネット上でパソコン、スマートフォン、ウェブサイトなどがお互いにインターネットの世界のどこにいるか分かるように付けた住所や名前のことをIPアドレスと言います。このIPアドレスの振り方のルールがIPv6です。
この規格が適用された状態でインターネットに接続することをIPv6接続と言います。IPv6接続では、結果的に従来よりも通信の効率が上がるため、通信速度の向上が期待できます。
▼関連記事
IPoE通信
IPoEは「IP over Ethernet(アイピー・オーバー・イーサネット)」の略です。これは、データをやりとりする際のルールのようなものです。通信のルールにはいろいろな種類がありますが、現在のインターネット通信に一番適した、効率のいい方式がIPoEなのです。多くの場合、IPv6接続を採用している場合、このIPoEという通信方式がセットで使われます。
▼関連記事
光コンセント
自宅の壁に設置されている、光ファイバーの末端のことです。主にNTTが管理している光ファイバーを引き込んでいるお部屋に設置されます。電気のコンセントのように、NTTのマークがついた白いケースでおおわれている場合がほとんどです。
▼関連記事
インターネット回線
インターネットへ接続できる回線のことです。インターネットに接続できる回線には、電話線、光回線、5G、4G、LTE、3G、WiMAXなどがあります。
▼関連記事
プロバイダ
プロバイダを一言でいうと、インターネット接続をする時に、利用者とインターネットの世界とを仲介者となる会社のことです。例えば、OCN、ビッグローブなどの会社がプロバイダです。インターネットを利用するには、このプロバイダと契約する必要があります。
▼関連記事
10G(ギガ)の光回線
最大通信速度が10Gbpsの光回線のことです。現在主流である1Gbpsの光回線プランに加えて、10Gbpsのプランを用意している会社が増えています。(NURO光、ドコモ光など)
▼関連記事
フレッツ光
フレッツ光とは、NTT東日本・NTT西日本が提供する光回線接続サービスのことです。
また、契約そのものではなく、NTTが管理している物理的な光ファイバーの通信網全体を指して「フレッツ光」と呼ぶ場合もあります。
▼関連記事
非フレッツ光(独自回線)
NTT以外の会社が管理する光ファイバーケーブルを使用した光回線接続サービスのことです。NURO光(ソニーの光ファイバーを使用)、auひかり(KDDIの光ファイバーを使用)などが非フレッツ光にあたります。「非フレッツ光」、「独自回線」という表現は、フレッツ光とその他の光回線を区別するためにセレクトラが独自に使っている呼称です。
▼関連記事
光コラボ(コラボ光)
NTTが管理している光ファイバーの通信網を他の会社が借り上げ、独自のブランド名を付けて販売している光回線プランです。OCN光、ビッグローブ光、ドコモ光などが例として挙げられます。
▼関連記事
光電話(ひかり電話)
光ファイバーを使用し、インターネット回線経由で音声を伝達する電話サービスのことです。従来の固定電話では金属の銅線(電話線)を使用して音声信号をやりとりしていましたが、光電話では光ファイバーを使用します。
▼関連記事
モデム
従来のインターネット接続方法である、「ADSL」で使用する機器の1つです。パソコンとモジュールジャック(壁にケーブルを差し込む挿入口)の間に設置し、アナログ信号とデジタル信号を相互に翻訳する役割があります。
▼関連記事
光回線終端装置(ONU)
光回線でのインターネット接続に使用する機器の1つです。光コンセント(家の中に引き込んだ光ファイバーの末端)と、パソコンの間に設置します。光ファイバーを通る光信号と、パソコンが処理可能なデジタル信号とを相互に翻訳する役割があります。
▼関連記事
ホームゲートウェイ
光回線終端装置(ONU)と、Wi-Fiルーターの機能が1つになった機器のことです。ホームゲートウェイは、光回線の信号をWi-Fiの電波に変換することができます。
▼関連記事
無線LAN
電波を使用して通信を行う方法のことです。インターネット上のWEBサイトへの接続のみならず、スマホとヘッドホンの間の通信、スマートスピーカーとパソコンの間の通信といったような通信も含まれます。Bluetooth、Wi-Fiが無線LANの例です。
▼関連記事
VOD
VODとは、Video on demand(ビデオ・オンデマンド)の略です。好きな時に、好きな番組を自分で選んで視聴するスタイルの映像配信サービスを指します。ネットフリックスや、HuluなどがVODの例です。
▼関連記事
Wi-Fi
PPPoE
古くからあるインターネットの通信方式です。データのやり取りの方法に関する世界共通のルールで、IPoEよりも古い歴史を持ちます。
▼関連記事
IPv6 over IPv4
IPv6とIPv4の両方のモードを切り替えながら接続を行いたいという場合に使用します。
例えば、自分のパソコンがIPv6接続を行う場合、IPv4にしか対応していないサイトにはアクセスできません。
しかし、IPv6 over IPv4を使用することで、自分のパソコンはIPv6接続のままで、IPv4にしか対応していないサイトへアクセスすることができます。
▼関連記事
IPアドレス
IPアドレスとはインターネット上での住所のようなもので、自分のスマホやパソコンに割り当てられています。ウェブサイトの閲覧やメールの送受信というのは、ある地点からある地点へ、というデータのやりとりで行われるため、通信相手を特定する必要があります。
▼関連記事
メッシュWi-Fi
メッシュWi-Fiは、通常は家の中に1つだけあるWi-Fiの通信ポイント(Wi-Fiルーター)に中継地点を追加し、自宅のWi-Fiが届く範囲を拡げます。それにより、家中どこにいても快適な通信速度でネット接続できるようになります。
▼関連記事
スマホ割(スマホセット割、おうち割、光セット割)
1社でスマホプランとネットプランの両方を提供している場合、その両方を申し込むことでスマホの料金が割引になる仕組みのことです。ドコモ、ソフトバンク、auなど大手通信会社で提供されています。会社によって割引の呼び方は「おうち割(ソフトバンク)」、「光セット割(ドコモ)」など、様々です。
▼関連記事
VPN接続
VPNとはVirtual Private Network(バーチャル・プライベート・ネットワーク)の略で、日本語だと「仮想専用通信網」となります。
インターネットは、誰がどこから通信しているか簡単に分かりますが、VPNを使用するとそれを隠すことができます。これにより、セキュリティの度合いが上がります。
また、実際にアクセスしている場所とは別の場所からウェブサイトにアクセスすることで、日本からアクセスできないウェブサービスの利用も可能になります。
▼関連記事
ADSL
電話線を使用して、インターネットに接続する従来の方式のことです。
光回線が光ファイバーを使用するのに対して、ADSLは金属の電話線を使用します。現在、ADSLはほとんどの会社でサービス提供を終了しており、ほとんど使われていません。