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クラウドSIMとは?クラウドWi-Fiとは?WiMAXとの違いも解説

「よく見かける“クラウドSIM”や“クラウドWi-Fi”って何?」という人のために、クラウドSIMの仕組みやメリット・デメリットを分かりやすく解説します。WiMAX(ワイマックス)との違いも説明するので、どちらが自分向きなのか参考にしてくださいね。

クラウドSIMとは?クラウドWi-Fiとは?

一言でいうとクラウドSIMは、複数のキャリア回線を使える技術のこと。1つのキャリア回線にとらわれないのが最大の特徴です。

クラウドWi-Fiとは、そのクラウドSIM技術を利用したモバイルルーターサービスの総称です。

最近よく見かける“○○WiFi”というサービスは、クラウドWiFiの場合が多いといえます。(THE WiFi、どこよりもWiFiなど)

クラウドSIMの仕組みを解説

従来の一般的なモバイルルーターは、物理データSIM(回線情報が入っているSIMカード)を挿して通信します。たとえば、SoftBank回線のデータSIMが入っているとSoftBank LTE通信だけが可能です。

それに対してクラウドSIMは物理データSIMが入っておらず、クラウド上からSIMカードの情報をダウンロードします。クラウドSIMという名前の由来はここから来ているんですね。

そもそも「クラウド」って何? ネットワーク上に存在する様々なサービスのことを総称してクラウドといいます。ネット接続するだけで色んなサービスが使えるのがクラウドの利点です。たとえば、ワードやエクセルなどのオフィスソフトは以前ならPCにインストールしないと使えませんでした。でもクラウドサービスのOffice365なら、インストールしなくてもワードやエクセルを利用できます。

クラウド上の専用SIMサーバーには、日本国内だとソフトバンクドコモauのSIM情報が収められています。クラウドWiFiルーターは、その中で最適なキャリアの回線情報を自動的にダウンロードして通信するわけです。

クラウドWiFiサービスは、国内の3大キャリア対応なので「マルチキャリア対応」と表記されています。

クラウドSIMのルーターで通信する流れは以下のようになります。

  1. ルーター端末が位置情報を専用SIMサーバーに通知する
  2. 位置情報に基づいてキャリア回線が自動的に選択される
  3. 選択されたキャリアのSIM情報をルーター端末に送信する
  4. 受信したSIMのキャリア電波をキャッチして通信する

クラウドSIMと、他のモバイルWiFiとの違いを下記にまとめました。

なお、クラウドSIMルーターと物理SIMルーターの両方を提供しているサービスも存在します。(縛りなしWiFi、どこよりもWiFiなど)

  クラウドWiFi 他のモバイルルーターサービス
通信技術 クラウドSIM 物理SIMカード
通信規格 LTE(マルチキャリア) LTE(ソフトバンク/ドコモ/auいずれか)
海外利用 可能 不可
主なサービス THE WiFi、ZEUS WiFi、DoRACOONなど SAKURA Wi-Fi、Pocket WiFi(Y!mobile)など

クラウドSIMのメリット

クラウドSIMの3つのメリットを紹介します。

  1. 場所を選ばず電波が繋がる
  2. 1ギガあたりの料金が安い
  3. 海外でもネットが使える

①場所を選ばず電波が繋がる

上でも触れたように、クラウドSIMは1つのキャリア回線にとらわれず、ルーターの位置情報に応じて最適なキャリア回線に繋がります。

たとえば、使っている場所でソフトバンクが圏外なのであれば、ドコモかauの回線に自動で切り替わります。おかげで対応エリアが広く、都市部や地方、田舎など場所を選ばずインターネットができるんです。

最近はテレワークやリモートワークが一般的になり、自宅だけでなく色んな場所で仕事をする人が増えていますよね。そのようなノマドワーカーにとって、どこでも繋がるクラウドSIMはとても便利といえるでしょう。

②1ギガあたりの料金が安い

一般的なクラウドWiFiは、月間100GBという大容量に対して3千円台と、非常に安い料金設定になっています。

これがどれだけ安いのかは、キャリアのスマホプランと比較すると一目瞭然です。下記を見ると、オンライン専用の新料金プランと比べても大きく安いことが分かりますね。

クラウドWiFiとキャリアスマホ - 料金比較(税込)
  クラウドWiFi(どこよりもWiFi) キャリアスマホ(SoftBank)※ キャリアスマホ(SoftBank)※
プラン しばりありプラン メリハリプラン ラインモLINEMO
基本料金 3,718円/月 9,328円/月 2,728円/月
月間データ容量 100GB 50GB 20GB
1ギガ料金 37円/ギガ 187円/ギガ 136円/ギガ

※キャリアスマホのプランには通話基本料も含まれています。

ちなみに「どこよりもWiFi」には200GBプランもあり、1ギガあたり料金はさらに安くなります。

  • 月間100GBってどれくらいの容量?
  • YouTube(360p標準画質)約410時間・・・1日あたり13時間
  • Netflix(SD画質)約330時間・・・1日あたり11時間
  • ZOOM会議 約166時間・・・1日あたり5時間

③海外でもネットが使える

クラウドSIM特有のメリットは、ルーターを持って行くと海外でも気軽にインターネットが使えることです。

普通、海外旅行や出張などの際には海外用のWiFiルーターをレンタルする必要があります。でもクラウドWiFiルーターなら、現地のキャリア回線に自動でつながるので手続きは一切不要です。

「海外インターネットに繋げたら料金がはね上がるんじゃないの?」という不安も要りません。なぜなら、海外では1日単位で利用した日のみ一定料金が発生するからです。

海外での利用料金は、クラウドWiFiサービスごとに異なるほか、対象国によっても変わります。おおまかな目安としては、1GBあたり1,000円/日となります。(海外利用は非課税)

クラウドSIMのデメリット

次に、クラウドSIMのデメリットも紹介します。

  1. データ量に上限がある
  2. 速度制限されると厳しい
  3. 通信速度がWiMAXより遅い

①データ量に上限がある

クラウドSIMは使い放題ではなく、月間で使えるデータ容量が最大100GB程度となっています。

もともとクラウドSIMが始まった当初(2019年)は、データ通信無制限が売りでした。しかし、一部ユーザーが著しいデータ通信を行ったために、他の大多数ユーザーの通信速度が低速になってしまうなどの弊害が生じました。

さらに2020年に入り、コロナウイルスのために外出自粛する人の急増に伴って、インターネット通信量も倍増しました。このような事態を受けて、クラウドSIMの無制限使い放題は完全に終了することになりました。

今ではクラウドWiFi各社ともプラン内容を見直し、安定したサービスを提供しています。

②速度制限されると厳しい

クラウドSIMルーターで月間容量を超過してしまうと、月末まで超低速(128kbps)に速度制限されます。これは、ストリーミング動画の視聴ができないのはもちろん、Webページの閲覧すら厳しい速度です。

テキストメールの送受信やLINEメッセージのやり取りくらいはなんとか可能ですが、これでは使い物になりませんよね。

ただしクラウドWiFiによっては、データ容量を使い切った後に容量チャージ(追加)することができる場合もあります。たとえば、ZEUS WiFiなら2GB500円でチャージ可能です。

③通信速度がWiMAXより遅い

インターネットで大事な通信速度ですが、クラウドSIMは下り最大150Mbps・上り最大50Mbpsです。実際には、時間帯や場所など通信環境によってスピードが低下し、下り平均10~20Mbps程度になります。

それに対してWiMAX(ワイマックス)は、下り最大440Mbps・上り最大75Mbpsです。平均速度は下り40Mbps程度出るので、WiMAXのほうがクラウドSIMより2~3倍速いといえます。

とはいえ、高画質動画を観たり通信量が多いオンラインゲームを遊んだりしないのであれば、クラウドSIMでもストレスなくデータ通信できますよ。

通信速度別の快適にできること
回線速度 下り 上り
1Mbps
  • メール・SNSメッセージ受信
  • ブラウザ閲覧
  • YouTube(360p)再生
  • メール・SNSメッセージ送信
3Mbps
  • YouTube(720p)再生
  • スマホのオンラインゲーム
  • SNSに写真投稿
  • ZOOM会議(映像送信)
5Mbps
  • YouTube(1080p)再生
  • Netflix(HD画質)再生
 
10Mbps
  • Netflix(SD画質)再生
  • SNSに動画投稿
  • データファイルの共有
25Mbps
  • Netflix(UHD画質)再生
  • 4K動画ストリーミング再生
  • PCオンラインゲーム
 

クラウドSIMとWiMAXの違いは?

クラウドSIMとWiMAXはどちらもモバイルWiFiサービスですが、通信規格が異なります。スマホと同じLTE回線を利用するクラウドSIMに対して、WiMAXは無線通信技術を利用しています。

また、WiMAXにはデータ容量の上限がない「ギガ放題プラン」があります。3日で10GB超過すると最大1Mbpsの速度制限はあるものの、翌日18-26時の間だけです。それ以外の時間帯では制限がないので使い放題というわけです。

クラウドSIMとWiMAXの主な違いを下にまとめてみました。

  クラウドSIM WiMAX
端末タイプ モバイルルーター モバイルルーター/ホームルーター
データ容量 20~200GB程度 月間7GB/容量無制限
通信エリア とても広い やや広い(主に都市や町中)
最大速度 下り150Mbps/上り50Mbps 下り440Mbps/上り75Mbps
速度制限の条件 月間容量を超過すると月末まで最大128kbpsに制限 直近3日で計10GBを超過すると翌日18~26時まで最大1Mbpsに制限
海外利用 可能 不可

クラウドSIMがおすすめなのはこんな人

クラウドSIMは次のような人におすすめです。

  • ノマドワーカー
  • コストパフォーマンス重視
  • 契約に縛られたくない(縛りなしプランもある)
  • WiMAXの電波が入らないエリアに住んでいる
  • 海外でも気軽にインターネットを使いたい

比較:おすすめのクラウドSIMはどれ?

最後に、おすすめのクラウドSIMをいくつか紹介します。

他社にない1日2GBプランやWiMAXプラン(3日10GB)が特徴。月額料金:1,430円~3,630円。月間20GB/50GBもしくは2GB/日プランを選べる。3年縛り/縛りなしを選べる。法人契約も可能。

国内15万ヵ所のWiFiスポット利用が可能なのと365日オペレーター対応サポートが特徴。月額料金:3,278円~4,226円。40GB/100GBプランを選べる。ルーター端末レンタル無料。

200GBの大容量プランとSoftbank LTE専用ルーターがあるのが特徴。月額料金:2,508円~4,378円。20GB/50GB/100GB/200GBプランから選べる。2年縛りあり/縛りなしを選べる。

データ容量のチャージが可能(2GB/5GB/10GB)なのが特徴。20GB/40GB/100GBプランから選べる。月額料金:2,178円~4,708円。2年縛りあり/縛りなしを選べる。ルーター端末レンタル無料。

更新日

価格表示について 2021年4月1日以降、各種サービスの料金は総額(税込)での表示が義務づけられています。当サイトでは順次表示の切替を進めておりますが、一部の記事及び掲載中のサービス提供元のサイトで表示が切り替えられていない可能性があります。料金をご参照いただく際は十分ご注意ください。
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