プロバイダーとインターネット回線、どう違うの?

プロバイダーとインターネット回線って違うの?いまさら聞けないプロバイダーとインターネット回線について、その違いをわかりやすく解説します!
- 「接続業者」のプロバイダー、「回線業者」のインターネット回線、それぞれ役割が違う!
- ただし、プロバイダーとインターネットをまとめて契約できる「光コラボ」も登場!
プロバイダーとインターネット回線、どう違うの?
日本におけるインターネット利用者数は、1億46万人(総務省「通信利用動向調査」2015年末)。その人口普及率は83.0 %、つまり国民の10人に8人以上がインターネットを使っている計算です。
そんな身近な存在となったインターネットですが、どのような仕組みで利用されているのか、詳しくご存知でしょうか?何気なく使っているもののよく分かっていないこともあります。
じつは、日本の一般家庭でインターネットを使えるようにするには、プロバイダーとインターネット回線の2つを契約することが必要です。
プロバイダーのみ、インターネット回線のみでは、インターネットを利用することはできません。どちらもインターネットに欠かせないプロバイダーとインターネット回線、一体どう違うのでしょうか? ご説明します!
プロバイダーは「接続業者」
まず、プロバイダーまたはプロバイダとは、英語のインターネット・サービス・プロバイダー(IPS = Internet Service Provider)の略称。
その名の通り、インターネット・サービスを供給する事業者、つまり家庭やオフィスのパソコンをインターネットにつなげる「接続業者」のことです。
プロバイダーと契約を結び、プロバイダーが流すインターネット信号に接続しなければ、家庭やオフィスのパソコンでホームページを閲覧したり、メールを送受信することはできません。
また、次のようなさまざまなインターネットにおけるサービスを提供しているのもプロバイダーです。
- プロバイダーメールサービス
- ホームページやブログスペースサービス
- 音楽や映像コンテンツの配信サービス
- ひかり電話(IP電話)サービス
- ネットウイルスチェックサービス
- 迷惑メール(スパムメール)対策サービス
現在、日本には大小あわせるとなんと数百以上ものプロバイダーが存在していますが、OCN、Yahoo!BB、So-net、BIGLOBEなどが有名です。
インターネット回線は「回線業者」
一方、インターネット回線とは、そのままズバリ、電線や電話線のようにインターネットの回線を取り扱う「回線業者」のこと。
プロバイダーによってインターネットに接続するためには、物理的なインフラとなるインターネット回線も必ず契約して用意しなければなりません。
また逆に、インターネット回線だけあったとしても、インターネット信号を流すプロバイダーがなければ、インターネットに接続できない、ということです。
インターネット回線には、次のように時代の変化とともにさまざまな種類が生まれていますが、それぞれ一定時間に運べるデータの量が違います。
- 光ファイバー回線(FTTH = Fiber To The Home)
- ケーブルテレビ回線(CATV)
- ADSL回線
- ISDN回線
- 電話回線
有名なインターネット回線には、NTT東日本およびNTT西日本のフレッツ光、ソフトバンクのYahoo! BB ADSLなどがあります。
プロバイダーとインターネット回線をひとつに「光コラボ」
すでにご説明した通り、通常、インターネットの利用には、それぞれ違う役割を担っているプロバイダーとインターネット回線を別々に契約する必要があります。
しかし、2015年にスタートした「光コラボレーション」は、NTTがインターネット回線のフレッツ光サービスをプロバイダーへ卸売、ユーザーはプロバイダーとインターネット回線をまとめて契約できるようになりました。
光コラボの登場により、インターネット回線における光ファイバーのシェアが増加、プロバイダーが提供するサービス内容の違いでインターネットを選ぶ人も増えてきています。

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