インターネット - 光回線とADSL回線の違い

光回線とADSL回線、その違いについて解説します。すでにインターネットの契約をしている人も、これから契約する人も、光回線とADSL回線の違いについて学びましょう。
もくじ:
- ADSLと光回線の違い - 回線の種類が違う
- ADSLと光回線の違い - 通信速度が違う
- ADSLと光回線の違い - 料金が違う
- ADSLと光回線の違い - 契約件数が違う
- ADSLと光回線の違い - まとめ(メリット・デメリット)
ADSL以外のインターネット回線を申し込むなら
ADSLの新規受付は終了しています。 ADSLは2024年3月31日に完全終了の予定(2023年1月31日にほとんど終了)となっており、新規に申し込みをすることができません。こらから、インターネットを申し込む場合は、光回線など他の回線を選ぶ必要があります。
ADSLと光回線の違い - 回線の種類が違う
ADSLと光回線とでは、そもそも使用している回線が異なります。
ADSLには電話線が使用される
ADSLの場合は、昔からご家庭に引かれている電話線を使用します。ちなみに、この電話線には銅線が使われているため、電話線のことを銅線、メタル線などと呼ぶこともあります。
電話回線は、音声が銅線を伝わって相手先に届けられるしくみです。このため、「ADSLはアナログ回線」と表現されているのを見ることがあるかもしれません。
ADSLは、すでに自宅にある電話線を使用するため、ADSLインターネットの使用をするにあたって自宅内での工事は必要ありません。
ADSL - 契約者の見えないところでの工事はある宅内では工事の必要のないADSLですが、NTTの電話回線収容局でのADSLの取り付け工事は必要です。ただし、インターネットプロバイダーが処理をしてくれますので、契約者が何か特別なことをする必要は一切ありません。ただし、家に電話回線がない場合は、電話回線(ADSL回線)を引く工事が必要になります。
光でネットする場合は光ファイバーが必要

ADSLと光回線のここが違う - 光回線には光ファイバーが使用されます。ADSLは電話線を使用。
一方、光回線は、名前の通り光を使用して通信を行います、光を送るために「光ファイバー」という銅線は違う新しい線を使用します。
ADSLと異なり、光回線は自宅にあらたに線(光ケーブル)を引くため、光回線でのインターネットを希望する場合は、工事が必要になります。
このようにADSLと光回線では物理的に回線の種類が異なります。それに伴い導入の際のプロセスも異なります。
ADSLの新規受付は終了しています。 ADSLは2024年3月31日に完全終了の予定(2023年1月31日にほとんど終了)となっており、新規に申し込みをすることができません。こらから、インターネットを申し込む場合は、光回線など他の回線を選ぶ必要があります。
ADSLと光回線の違い - 通信速度が違う
ご存知の通り、光の伝播する速度(光速)はこの世に存在する最大速度です。雷がピカっと光るのと実際にゴロゴロと音が届くのに時間差があるのが思い出されますね。
光は圧倒的に音速よりスピードが早いのです。電話線を使用するADSLに比べて光で通信を行う光回線が速いというのはこのような理由のためです。
加えて、ADSLの場合は、NTT収容局から契約者までの距離も通信速度に影響し、遠いと遅くなってしまいます。一方、光回線の場合、その通信速度は距離に影響されることはありません。
具体的に速度を数字で表示すると以下のようになります。
回線速度 | 上り | 下り |
---|---|---|
ADSL | 1-5 Mbps | 12-50 Mbps |
光回線 | 1Gbps(≒1000Mbps) | 1Gbps - フレッツ光 2Gbps - NURO光 |
上りの速度を見ても、光回線(フレッツ光)はADSLよりも約50倍速いことが分かります。インターネットの黎明期、文字を主としたサイトの閲覧であればADSLでも不便を感じることはありませんでした。一方、現在は自宅では高画質の動画・ストリーミングなどを楽しむことができるようになりました。このようなサービスを積極的に利用するならば、光回線が必須です。
このように通信速度も光回線とADSLの違いの一つです。

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ADSLと光回線の違い - 料金システムが違う
ここまで、ADSLと光通信の技術的な側面における違いをご紹介しましたが、次は実際に契約する際に気になるADSLと光回線の料金の違いについてみてみましょう。
ADSLは、通信速度ごとにプランを選ぶことができます。ADSLで通信速度の低いものを選べば、料金もかなり安くおさえることができます。
ただし、あまり遅いプランを選ぶと高画質の動画などはストレスなく観るには無理があります。
一方光回線は、戸建てか集合住宅かなどで料金が異なり事があるものの、プランは一種類のみ一律の料金であることが一般的です。
ADSLと光回線の違い - 契約件数が違う

ADSLと光回線の違い - 契約件数が多いのは圧倒的に光回線
ADSLの契約件数は、実際2006年から、徐々に減り始め、2008年には、光回線利用世帯がADSL回線利用世帯を上回りました。ADSLの契約数が一番多かったころに比べ、契約件数は2割までに減りました。
このように、ADSLのシェアは下がってきています。光回線は距離に左右されず、通信速度もADSLより早く、そして安定しているという優位性に加え、事業者によるの販促・キャンペーンが功を奏し、ADSLから光への切り替えもすすみました。
ADSLの新規受付は終了しています。 ADSLは2024年3月31日に完全終了の予定(2023年1月31日にほとんど終了)となっており、新規に申し込みをすることができません。こらから、インターネットを申し込む場合は、光回線など他の回線を選ぶ必要があります。
ADSLと光回線の違い - まとめ(メリット・デメリット)
ここまででADSLと光回線の違いをご紹介してきました。細かい特徴も含め以下にADSLと光回線の違いを複数の項目に分けて一覧にしましたので参考にしてください。
宅内工事が不要で、通信速度にこだわらなければ安く利用できたADSL。しかしながら、現在、通信速度でいえば大きく光回線におとり、手軽さでも据え置きインターネットやポケットWi-Fiなどの登場により、その優位性は失われました。
ADSLはすでにサービスの終了も決まっており、新規契約もできませんので、インターネットの新規契約を考えている方は、光回線か無線回線など他を契約する必要があります。
比較項目 | ADSL | 光回線 |
---|---|---|
速度 | 上り:1-5 Mbps 下り:12-50 Mbps |
上り:1Gbps(≒1000Mbps) 下り:1Gbps(≒1000Mbps) |
通信の安定性 | アナログ回線のため不安定になることもある。 | 安定している。 |
速さの安定性 | 各契約者専用の回線なので、他の契約者の影響は受けない。 | 他の契約者と回線を共有しているので、使用者が多い場合や時間帯は速度が落ちる。 |
地域による 速度の違い |
ある。 自宅がNTT収容局から遠いと速度が下がる。 |
ない。 |
初期費用 (+工事費) |
宅内工事が不要の場合は数千円、必要な場合は~20,000円程度 | 最高40,000円くらいまでかかる。 |
月額費用 | 3,000円 - 4000円 | 4,000円 - 7,000円 (長期契約否かで料金が異なります。) |
解約金 | 無料のことが多い。 キャンペーン割り引きなどしばりがあると解約金があることもありえる。 |
長期契約のプラン(自動更新プラン)が多いため、途中解約すると解約金が発生。1,500円から10,000円以上 |
インターネットが使える までかかる期間 |
1~2週間程度 | 最低1か月(戸建て) マンションだともっと早い |
メリット |
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デメリット |
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ADSL以外のインターネット回線を申し込むなら
ADSLは残念ながら新規申し込みをすることができません。サービス終了が予定されているためです。ADSLを申し込もうと思っていた方のために、他にどのような回線があるのか、どのような人におすすめなのか分かりやすくご紹介します。
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