電気契約 - 2人暮らしに必要なアンペア(A)は?:アンペア容量の目安と計算方法【徹底解説】

電気契約の際、一般的な2人暮らしに必要な契約アンペア容量は、30A~40Aです。
- 2人暮らし:契約アンペア容量の目安
- 電気の使用頻度が普通:30A
- 家電の使用頻度・在宅時間が長い:40A
- 同時使用の家電が多い・在宅時間が長い・電気使用量も多い:50A
ただし、2人暮らしに最適なアンペア(A)は、各家庭の電化製品の数やその消費電力(ワット数)、ライフスタイルによって大きく異なります。
本記事では、電気代を節約したい方のために、2人暮らしに最適な契約アンペア容量の目安のほか、2人暮らしに必要なアンペア(A)の計算方法、【2024年最新】二人暮らしの電気代平均&効果的な電気代の節約方法についても解説します。
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アンペア(A)と電気の「基本料金」の関係
2人暮らしに必要なアンペア(A)の解説の前に、まずは、アンペア(A)とは何か、また、アンペア(A)と密接にかかわっている電気料金の仕組みについて簡単に解説します。
アンペア(A)と電気契約に必要なアンペア容量とは?
「アンペア(A)」とは、一度に流れる電気の量(=電流)を表す単位のこと。一度に使う電気の量が小さければアンペア数も小さく、一度に使う電気の量が多ければアンペア数も大きくなります。
電気契約における「アンペア容量」は、一般家庭で「同時に」使える電気の最大量を決定するものです。
「アンペア制」の料金体系とそうでない電力会社
一般的に、東京電力などの大手電力会社をはじめとする多くの電力会社の電気料金は、以下の①~④の料金で構成されています。

アンペア(A)と電気料金の関係で注目すべきは「基本料金」です。
なぜなら、この「基本料金」は毎月決まった金額を支払う固定料金で、「基本料金」は電気の契約アンペア数に応じて決定されるためです。
つまり、電気の契約アンペア容量が大きければ大きいほど「基本料金」は高くなる仕組みになっています。
しかし、だからといって安易に契約アンペア容量を小さいものにすると、契約アンペア容量を超えて電気を使用する度にブレーカーが落ちる状態に陥ります。
だからこそ、電気契約の際は、2人暮らしに最適なアンペア容量を選ぶことが重要なのです。
ただし、すべての電力会社がこのような「アンペア制(基本料金制)」で電気料金を決めているわけではなく、関西電力のように「最低料金制」を採択している電力会社もあります。
料金体系 | 電力会社と特徴 |
---|---|
アンペア制(基本料金制) | 北海道電力、東北電力、東京電力、中部電力、北陸電力、九州電力など 毎月、契約アンペア(10A~60A)ごとの「基本料金」がかかる。 |
最低料金制 | 関西電力、中国電力、四国電力、沖縄電力など 毎月、10kWh~15kWhの電力量料金を含む「最低料金」がかかる。 |
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また、Looopでんきのように、「基本料金」も「最低料金」もかからず、毎月の固定額がゼロ円という画期的な電気料金プランで人気を集める新電力も存在します。

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アンペア容量で「基本料金」はこれだけ変わる!

東京電力のように料金体系が「アンペア制(基本料金制)」の電力会社では、契約アンペア容量と基本料金の単価が比例して高くなります。
つまり、必要以上に大きいアンペア容量を契約することは「電気代のムダ」であり、アンペア容量を変更するだけで電気代の削減が可能、ということです。
それでは、契約時に選んだアンペア容量によって実際に「基本料金」がどのくらい変わるのか、電力会社の料金表で確認してみましょう。
アンペア | 東京電力 | 北海道電力 | 中部電力 | 九州電力 |
---|---|---|---|---|
10A | 311.75円 | 402.60円 | 321.14円 | 316.24円 |
15A | 467.63円 | 603.90円 | 481.71円 | 474.36円 |
20A | 623.50円 | 805.20円 | 642.28円 | 632.48円 |
30A | 935.25円 | 1207.80円 | 963.42円 | 948.72円 |
40A | 1247.00円 | 1610.40円 | 1284.56円 | 1264.96円 |
50A | 1558.75円 | 2013.00円 | 1605.70円 | 1581.20円 |
60A | 1870.50円 | 2415.60円 | 1926.84円 | 1897.44円 |
上表から、契約アンペア容量が大きくなるほど「基本料金」は高くなり、10Aと60Aでは「基本料金」だけで約6倍もの差額が生じることがわかります。
複数の家電を同時に使用する頻度や電気使用量に対して契約アンペア容量が必要以上に大きい場合は、契約アンペア容量を変更することで、毎月の電気代を簡単に節約できます。
ただし、電気料金の「基本料金」単価は、電力会社・電気料金プランによって大きく異なります。
また、契約中の電力会社がアンペア制を採択していない電力会社だったり、すでに2人暮らしに適切なアンペア容量を契約している場合は、アンペア容量の変更による電気代の節約は見込めません。
そのため、電気代そのものを節約したい場合は、電力会社や電気料金プラン自体を見直すのが最も効果的です。
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【実際に計算】二人暮らしに必要なアンペア数は?

一般的に、2人暮らしに必要な電気の契約アンペア容量は、以下のとおりです。
- 電気の使用頻度が普通:30A
- 家電の使用頻度・在宅時間が長い:40A
- 同時使用の家電が多い・在宅時間が長い・電気使用量も多い:50A
例えば、一人暮らしから二人暮らしになった場合、契約アンペア容量が一人暮らしのままだと、頻繁にブレーカーが落ちてしまうリスクがあります。
逆に、3人世帯から2人暮らしになった場合は、契約アンペア容量を変更せずとも問題なく電気を使用できる一方、電気代を余計に払ってしまう可能性も。
ここでは、電気の契約で2人暮らしに必要かつ最適な契約アンペア容量の計算方法・選び方について詳しく解説します。
アンペア(A)とワット(W)の関係
アンペア(A)とは、一度に流れる電気の量(大きさ)のことでしたね。
電化製品には、動かすために必要な消費電力(ワット数)がそれぞれ決まっており、消費電力(W)の大きい家電ほど多くの電気の量(大きさ)=アンペア(A)が必要です。
2人暮らしに必要なアンペア容量の計算方法
電気契約で必要な契約アンペア容量を正確に知りたい場合は、家庭でよく使う電化製品の消費電力(ワット:W)から、次の4ステップで計算できます。
- 一度に最も多くの電化製品を使うシーンを想定
- 同時に使用する各家電の消費電力(W)を確認
- ワット(W)から必要なアンペア(A)を計算
- 各家電に必要なアンペア(A)を合計して算出
電化製品の消費電力(ワット数)は、通常、各製品の目立たない場所に記載されているか、シールで表示されています。
アンペア数(A)は、「電化製品の消費電力(W)を日本の電圧(100V)で割る」ことで求められます。
各家電の消費電力(ワット数)を確認したら、以下の計算式によりワット(W)から必要なアンペア(A)の計算が可能です。
- ワット(W)からアンペア(A)を計算する方法
- アンペア数(A)= 電化製品の消費電力(W)÷ 電圧(100V)
例えば、消費電力が700Wのエアコンを使った場合に必要なアンペア容量は
700W ÷ 100V = 7アンペア(A) です。
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二人暮らし:よく使う家電のアンペア一覧
二人暮らしの家庭でよく使われる電化製品の必要なアンペア(A)の目安を以下にまとめました。
電化製品 | 消費電力(W) | 必要なアンペア(A) |
---|---|---|
エアコン | 700W | 7A |
冷蔵庫 | 300W | 3A |
照明 | 200W | 2A |
IHクッキングヒーター | 1000W | 10A |
IH炊飯器 | 700W | 7A |
電子レンジ | 700W | 7A |
洗濯機 | 500W | 5A |
掃除機 | 600W | 6A |
4Kテレビ | 100W | 1A |
ノートパソコン | 30W | 0.3A |
※各家電に必要な消費電力(W)はその家電の性能やサイズ等によって異なるため、上表は一例です。電化製品のモデルにより消費電力(W)は異なるため、アンペア数の計算時は、現在使用中の電化製品の消費電力(W)をご確認ください。
契約アンペア容量を決めるうえで最も重要なのは「最大で同時にいくつの電化製品を使うか」です。
よく使う家電の種類や数が同じでも、同時に使う頻度の高さによって、必要なアンペア容量は変わってくるためです。
そのため、2人暮らしに必要な電気の契約アンペア容量を正確に把握するには、前述した4ステップを参考に、必要アンペア数を計算したうえで慎重に判断しましょう。

契約アンペア容量の変更方法
もし、契約中のアンペア容量が適切でなく、アンペア(A)変更をしたい場合は、契約中の電力会社に「契約アンペア容量の変更」を依頼するだけです。
変更後のアンペア数が10A~60Aであれば、無料でアンペアを変更してもらえます。
変更手続きは、電力会社サイトのマイページなどオンラインで依頼するか、コールセンターがある場合は電話での申し込みが可能です。
なお、契約アンペア変更手続きには、電力会社の「お客様番号」が必要になる場合が多いため、検針票や請求書をあらかじめ準備しておくとスムーズです。
原則として、電気の契約は年間契約が基本のため、季節ごとに何度も契約アンペア変更をすることはできません。一度アンペア変更を行ったら、一年間は同じ容量を契約する必要があります。
もし、ご自宅の電気メーターがスマートメーターではなく旧型の場合は、アンペアブレーカーの取り外し工事が必要になります。
スマートメーターに交換後は、遠隔で契約アンペアの設定・変更が行われます。
なお、電気メーターの取り換え工事は無料ですが、まれに配線工事や設備の交換などが生じる場合は費用が発生する場合もあるため、事前に電力会社に確認しておくと安心です。
【2024年最新】二人暮らしの電気代・光熱費平均

※総務省統計局「家計調査・家計収支編」を基にセレクトラが作成
2024年の総務省の調査によると、2023年1月~12月の二人暮らしの1ヶ月あたりの電気代の平均は10,940円です。
2023年1月~12月のガス代の平均は4,971円・水道代の平均は4,242円・石炭や木炭などその他の光熱費は1,466円なので、1ヶ月あたりの二人暮らしの光熱費平均は21,619円となっています。
ただし、二人暮らしの電気代・光熱費はお住まいの地域や季節によっても変動します。
また、総務省は上記の電気代平均の基となった電気の使用量についてはデータを公表していないため、実際の使用量と単純に比較することができない点を考慮しておきましょう。
二人暮らしの電気代を節約する方法
契約アンペア数の変更をする必要がなかったり、契約アンペア数の変更なしで電気代そのものを安くしたいと思ったら、電気代節約に最も効果的なのは電力会社の乗り換えです。
今よりも単価の安い電気料金プランや、ご自身のライフスタイルに合った電気料金プランに契約を切り替えることで、アンペア容量や電気の使い方の見直しをすることなく、簡単に電気代を節約できます。
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