ギガらくWi-Fi(NTT東日本)がよくわかるガイド - 料金や契約の注意点・解約方法・連絡先

NTT東日本が提供する、法人向けWi-Fiアクセスポイントのサービスである、「ギガらくW-Fi」について、プランの内容や料金の構成や提供エリアなど、詳しくご紹介します。
NTT東日本 - ギガらくWi-Fiってどんなプラン?
ギガらくWi-Fiは、NTT東日本による、法人向け(店舗・事務所)のWi-Fiアクセスサービスです。
Wi-Fi接続サービスに加え、オフィスやショップ、学校や宿泊施設等でWi-Fiを導入したい人を対象としており、マーケティングや集客に役立つ機能も付いています。
すでにフレッツ光など、すでにインターネット接続サービス(およびプロバイダーサービス)を利用中の方が、このギガらくWi-Fiを申し込むことが可能です。
DoRACOON:NTT提供のもう一つの法人向けWi-Fiサービス インターネット接続サービスが整っていない方には、NTT提供のもう一つの法人向けWi-Fiサービスとして、DoRACOON(ドラクゥーン)があります。DoRACOONは、いわゆるクラウドSIMの技術を使ったWi-Fiで、ボタン一つで簡単につながります。(詳しくはこちら )
ギガらくWi-Fiのアクセスポイント装置には、すでに必要な設定がされていますので、契約者が自分で何か細かい設定をする必要はありません。アクセスポイント装置を設置し、電源コードとLANケーブルを挿すだけですぐに、簡単にWi-Fiでインターネットできるようになります。
また、NTT東日本のサポートセンターによるトラブルサポートも含まれているので万が一の時も安心です。
ギガらくWi-Fiには、「ハイエンドプラン(5年タイプ / 2年タイプ)」とSOHOなど小規模事業主向けの「ベーシックプラン」の2種類があります。
ギガらくWi-Fiの機能
ギガらくWi-Fiでは、Wi-Fiの接続の他に以下のような機能がついています。ハイエンドプランにしかない機能にはそのように記載をしています。
- モバイル端末同時接続機能
- 来訪者向けWi-Fiインターネット機能
- 電源オンオフのスケジュール
- 接続端末限定
- ダッシュボード機能(利用状況表示画面)
- Facebook Wi-Fi機能 [ハイエンドのみ]
- Japan Wi-Fi連携 [ハイエンドのみ]
- 指定Webサイト表示機能 [ハイエンドのみ]
モバイル端末同時接続機能
Wi-Fiアクセスポイント装置1台あたり、端末50台(パソコン、タブレット、スマートフォン)まで利用できます。お客様や従業員が増えた時場合も安心です。
来訪者向けWi-Fiインターネット機能
従業員は社内システムにアクセス出来る従業員向けWi-Fiに接続し、お客様や来訪者は、従業員向けWi-Fiに接続できないよう設定できます。
電源オンオフのスケジュール
Wi-Fiの使用できる日時や時間帯を設定することができます。
接続端末限定
あらかじめ登録したMACアドレス(各端末や機器についている固有の識別番号)から、Wi-Fiに接続できるパソコン等を制限することができます。
ダッシュボード機能(利用状況表示画面)
Wi-Fiの利用状況を専用Webページで確認する事が出来ます。来訪者数や滞在時間などの情報を収集しています。従業員のWi-Fi利用状況の把握や、来訪者やお客様の情報をマーケティングに活用する事ができます。
Facebook Wi-Fi機能
お客様が店舗のFacebookページにチェックインすると、Wi-Fiを使えるようになるしくみです。
オフィス、ショップ、宿泊施設などのFacebookページにチェックインすると、お客様の友達のタイムライン上に店舗の名前が表示されるので、同時にお店のPRをすることもできます。(ハイエンドプランのみの機能)
Japan Wi-Fi連携
日本全国のフリーWi-Fiに接続できる無料アプリ「Japan Connected-free Wi-Fi」に提携することが可能です。フリーWi-Fiへの接続をきっかけとした集客を見込めます。(ハイエンドプランのみの機能)
指定Webサイト表示機能
ショップなどでお客様がWi-Fiを利用してインターネットに接続する際に、ショップのホームページ等任意のWebページを表示出来ます。店舗のWebサイトに設定をして、おすすめの商品などを紹介することもできます。(ハイエンドプランのみの機能)
NTT東日本 - ギガらくWi-Fi の料金
NTT東日本が提供するギガらくWi-Fiは、以下のような料金設定となっています。ギガらくWi-Fiは、アクセスポイントという装置を設置するだけですので、工事費などはかかりません。
以下の料金設定は、「ギガらくWi-Fi」にかかる料金です。毎月のインターネット料金(フレッツ光 + プロバイダ料金)にプラスされる料金と考えてください。
ギガらくWi-Fiでは、その他カメラオプションや訪問修理オプションなどを追加で申し込むことが可能です。
プラン名 | 初期費用 | 月額料金(税込) |
---|---|---|
ハイエンドプラン バリュータイプ(5年タイプ) | 不要 | 3,630円 |
ハイエンドプラン(2年タイプ) | 不要 | 4,928円 |
ベーシックプラン* | 不要 | 3,278円 |
ベーシックプランは2021年3月31日新規販売終了
ギガらくWi-Fi 契約の注意点
ハイエンドプラン バリュータイプ(5年タイプ)、ハイエンドプラン (2年タイプ)は、それぞれ最低利用期間が設定されており、途中で解約をすると違約金がかかります。
最低契約金は、プラン名が示すように、ハイエンドプラン バリュータイプ(5年タイプ)であれば60ヵ月、ハイエンドプラン (2年タイプ)の場合は24ヵ月です。
また、ギガらくWi-Fiの解約金は、ハイエンドプラン バリュータイプ(5年タイプ)ならば、契約の残月数 x 1,800円(税抜)、そしてハイエンドプラン(2年タイプ)の場合は、契約の残月数 x 4,480円(税抜)となっています。オプションによっても、同じように解約金がかかる場合があります。
・「ハイエンドプラン バリュータイプ(5年タイプ)」:残月数×1,800円
・「5年タイプ」(リモートアクセスオプション):残月数×2,200円
・「5年タイプ」(LAN給電オプション):残月数×320円
・「ハイエンドプラン 2年タイプ」および各オプションの「2年タイプ」:残月数×月額利用料
ハイエンドプラン バリュータイプ(5年タイプ)を申し込み、仮に1年で解約をしてしまった場合は、86,400円(48ヵ月 x 1800円)が違約金となります。しかも、これはWi-Fiアクセスポイント装置1台についてですので、複数台の場合はさらに違約金がかかることになります。
この点をよく把握しないままギガらくWi-Fiを申し込んでしまった人の中には、高額な違約金に驚き、苦情へと発展することも多いようです。ですから、実際に契約にすすむ前にはあらかじめ理解しておきましょう。
ギガらくWi-Fiの解約方法・連絡先
NTT東日本では、電話にて解約の手続きを受け付けています。フリーダイヤル 0120-116116(受付時間 : 午前9時~午後5時 土日・休日も営業)に連絡をします。
ギガらくWi-Fiのメリット・デメリット
ギガらくWi-Fiのメリットは、簡単にオフィスや店舗でWi-Fiを導入できる点につきます。自分でもろもろの設定をしなくて良いので便利です。また店舗の場合は集客に便利な機能もついているのも魅力的です。
一方、デメリットとしては、月額費用が通常のインターネット使用料に加えて一番安いプランでも、さらに2,980円かかる、そして解約金が高いことがあげられます。
NTT東日本のギガらくWi-Fiについているような機能は、ある程度大きな企業であれば社内のIT関連の担当者が設定できるような内容なので、追加で契約する必要はないでしょう。
一方、小規模なショップやカフェの場合は、費用対効果がきちんとあるのかよく見極めた方が良いと言えます。というのも、単純にWi-Fiを使用したいだけならば、毎月の使用料を払ってギガらくWi-Fiを申し込まなくても、簡単に導入できるからです。ギガらくWi-Fiについている機能が十分に活用できるか、必要かチェックしてみましょう。