WiMAXの速度制限(通信制限)とは?内容と条件を解説

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WiMAXの通信制限とは?
WiMAXの通信制限とは?

2022年2月にWiMAX(ワイマックス)の速度制限ポリシーが大きく変更されました。この記事では、最新のワイマックス速度制限について詳しく解説します。

ワイマックスの速度制限はプランごとに異なる

WiMAX(ワイマックス)には、一定条件を満たすと通信速度が一時的に制限される「速度制限」があります。

速度制限の条件は、従来のプランか5G対応プランかによって大きく異なります。沢山データ通信をする人には、速度制限の条件がゆるい5G対応プランが一押しです。

ワイマックスの具体的な制限内容は下記をご覧ください。ちなみに、ワイマックスは複数のプロバイダーから提供されていますが、どのプロバイダーでも速度制限の条件は同じです。

WiMAXの速度制限の条件
プラン:WiMAX2+ ギガ放題
標準モード利用時 3日間で10GB以上通信すると翌日18時~翌々日2時頃にかけて概ね1Mbpsに制限
プラスエリアモード* 月に7GB以上通信すると月末まで最大128kbpsに制限(標準モードを含む)
プラン:WiMAX+5G ギガ放題プラス
標準モード利用時 一定期間内に大量のデータ通信をすると混雑時間帯の通信速度を制限
プラスエリアモード*利用時 月に15GB以上通信すると月末まで最大128kbpsに制限(標準モードは含まない)

*より電波が繋がりやすい通信モードのこと

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WiMAX月間7GBプランの速度制限について

ギガ放題プランが主流のワイマックスですが、月間7GBプランも存在します。このプランだと、通信量が7GBを超過すると月末まで通信速度が最大128Kbpsに制限されます。

7GBというデータ量は、インターネットを日常的に使う人ならあっという間に使ってしまいます。そして、128kbpsに速度制限されると通常のブラウザ閲覧すら困難になってしまいます。

なお、7GBプラン⇒ギガ放題プランに変更することは可能です。もし現在7GBプランで速度制限がすぐにかかって困っているなら、ギガ放題にプラン変更するといいでしょう。

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「WiMAX2+ ギガ放題」の速度制限とは

従来の5G非対応のワイマックス「WiMAX2+ ギガ放題」プランは、直近3日間で消費データ量が合計10GBを超過すると速度制限がかかります。

速度制限の内容ですが、3日10GBを超えた日の翌日の混雑時間帯(18時~翌2時)に、通信速度が最大1Mbpsに制限*されます。

単純に考えると、速度制限がかからないのは1ヵ月100GBまでのように受け取れますが、実際にはそれ以上使えます。なぜなら、3日10GBを超えたとしても深夜2時~18時までは速度制限されないからです。

そのため、ワイマックスを使うのが主に日中なのであれば、速度制限のことを気にする必要はありません。

*制限速度1Mbpsでできること ワイマックスに速度制限がかかり速度が1Mbpsになった場合でも、テキストメインのブラウザ閲覧・メール送受信・LINE・YouTube標準画質の再生などは快適にこなせます。 いっぽう、高画質画像の表示や高画質動画の再生はカクついたりモタモタすることも。オンラインゲームをする場合も読み込みが遅くなりイライラするかもしれません。

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ハイスピードプラスエリアモードで月7GB超過には要注意

WiMAX2+には「ハイスピードプラスエリアモード」というLTE通信モードがあります。注意したいのは、ハイスピードプラスエリアモード使用時に月間7GBを超過すると、通常のWiMAX通信時も含めて最大128Kbpsに速度制限されるということ。

速度制限がいったんかかると月末まで解除することはできず、解除する裏ワザもありません。もし月始めからハイスピードプラスエリアモードのみ使用したとすると、月間たったの7GBしか使えずもったいないですね。

そのため、ハイスピードプラスエリアモードはここぞという時のみ利用し、利用する際には7GBを超えないように端末のデータ量カウント機能などを活用するといいでしょう。

ハイスピードプラスエリアモードとは? WiMAXルーターでLTE回線(au 4G LTE)を使用できる機能です。WiMAX回線は電波が障害物に弱く、コンクリートの建物内や地下などでは電波が入りにくくなります。それに対してLTE回線の電波は障害物に強いので、場所を問わず高速インターネットができるというメリットがあります。

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「WiMAX+5G ギガ放題プラス」の速度制限とは

5G対応ワイマックスの「WiMAX+5G ギガ放題プラス」ですが、2022年2月1日に速度制限の条件が次のように変更されました。一定期間内に大量のデータ通信をすると、混雑時間帯の通信速度が制限される場合があります。

分かりやすく言い換えると、あるユーザーがネットワーク全体において突出したデータ通信をしており、かつネットワークが混雑している場合にのみ該当ユーザーに速度制限が課されるということです。

「ギガ放題プラス」の速度制限の条件はもともと、3日15GBを超えると翌日の混雑時間帯(18時~翌2時)に速度が概ね1Mbpsに一律制限されるというものでした。普段から通信量が多い人は、夜間に速度が大きく落ちるため使いにくく感じることもあったでしょう。

しかし、2022年2月以降は3日15GBという“しきい値”を気にしなくてよくなりました。事実上、極端に沢山のデータ通信をしない限り制限なしで使い放題になったと考えていいでしょう。

実際に使っているユーザーも次のように評価しています。

 WiMAXの通信に関するユーザーの声

5G契約のUQ WiMAXサービス、1日15GBぐらい流してても速度制限は(たぶん)無い。実は制限されてるのかもしれないけど十分な速度が出てる。 pic.twitter.com/5O9QVu2CMG

— Jun Shimada (@shimajiro) February 22, 2022

3日間15GB制限がないとストレスなくて最高。でも、意外とそこまで使ってない。気にしないで動画観たりゲームやったりしているんだけどね。 #WiMAX

— ダイス3Y 🇯🇵🐟 (@daisu3y) February 23, 2022

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プラスエリアモードは月15GB超で速度制限される

5G対応ワイマックスの「プラスエリアモード」の利用が月間15GBを超過すると、月末までプラスエリアモードの速度が最大128kbpsに制限されます。プラスエリアモードとは、地下鉄やコンクリートの建物内部などでも繋がりやすいプラチナバンドです。

なお、速度制限時の128kbpsではまともにネットを使えませんが、心配は要りません。なぜなら、標準の「スタンダードモード」に戻せば速度制限はないからです。

そもそも、5G対応ワイマックスのスタンダードモードも十分過ぎるほど高速なので、プラスエリアモードに頼りきりになることはまずありません。

スタンダードモードとプラスエリアモードの違い
  スタンダードモード プラスエリアモード
利用可能な回線 WiMAX2+/au 5G/au LTE(Band1/3) au LTE(Band18/26)(auプラチナバンド)
追加料金 なし 1,100円/月*

*一部プロバイダ―(Broad WiMAX・GMOとくとくBB WiMAXなど)は0円です。

比較:WiMAX+5G/ドコモ home 5G/光回線

ワイマックスを検討している方のために、他の高速回線サービスと比較してみました。

ルーターを持ち運んで外出時にも高速通信を使いたいのであれば、ワイマックス一択となります。テレワークやリモートワークなど、自宅でも外でもパソコンをWiFiに繋げて高速データ通信をする人はワイマックスを重宝すること間違いないでしょう。

ドコモ home 5Gはワイマックスのようにモバイルルーターがなく、据え置きルーターのみとなっています。月額料金も割高ですが、その代わりに通信スピードはもっと速く速度制限はさらに緩いため、インターネットのヘビーユーザー向けです。

インターネットは自宅でしか使わないという人、家では家族みんなネットを利用するという人は、WiMAXよりも光回線を検討するといいかもしれません。下り(ダウンロード)・上り(アップロード)共に無線回線に比べて圧倒的に速く、家族みんなが同時にネット接続しても速度制限はなく快適です。

WiMAX・ホームルーター・光回線 比較表
  WiMAX+5G ドコモ home 5G
(据え置きルーター)
光回線
エキサイトMEC光
月額料金 3,894円 4,950円 マンション3,850円/戸建て4,950円
速度制限 一定期間内に大量のデータ通信をすると混雑時間帯の通信速度が制限される場合がある 直近3日間のデータ利用量が特に多いユーザーは、それ以外のユーザーに比べて通信速度が遅くなる場合がある なし
外出先での使用 可能 不可 不可
工事 不要 不要 必要(工事費無料)
申し込み~開通まで 数日 数日 約1~2ヵ月
最大通信速度* 下り2.7Gbps/上り183Mbps 下り4.2Gbps/上り218Mbps 下り上り1Gbps
平均速度** 下り67Mbps/上り12Mbps 下り205Mbps/上り22Mbps 下り324Mbps/上り210Mbps

*理論上の最大速度
**参照:みんなのネット回線速度(2022年2月現時点)

ワイマックスの速度制限を気にしなくていい人とは?

まとめると、以下のような人はワイマックスの速度制限を気にする必要はありません。

ワイマックスの速度制限を気にしなくていい人

  • インターネット利用は主にブラウザ閲覧・YouTubeなど
  • インターネットを利用するのは主に日中
  • ネットはワイマックスだけに頼らない(スマホのデータ通信や光回線を使う等)

おすすめのWiMAX プロバイダ

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月額料金最安級。他社から乗り換え時の違約金最大19,000円まで負担。最新ルーター端末0円。解約違約金が0円になる「いつでも解約サポート」も。

いっぽう、以下のようなタイプはワイマックスの速度制限が問題になり得るので、光回線またはドコモhome 5Gを検討するといいでしょう。

WiMAXの速度制限がネックになる人

  • 大容量のオンラインゲームをするヘビーユーザー
  • インターネット利用は主に夜間
  • すべてのネット接続をワイマックス一本でまかないたい

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おすすめの光回線としてここでは光コラボプランを紹介します。光コラボはNTTのフレッツ光を利用した光回線プラン。全国広く申し込みが可能で、工事も最小限で済むため導入までがとてもスピーディーです。

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