【毎年安くなる電気料金】Looopでんきの「再エネどんどん割」は本当に安い?【北海道限定】

Looopでんき:新料金プランへの移行【2022年12月】 Looopでんきを契約中の方の電気料金プランは、2022年12月より「スマートタイムONE」プランに移行されます。「スマートタイムONE」プランの詳細についてはこちらからご確認ください。
「スマートタイムONE」プランとは?メリットデメリットを徹底解説
電気料金が毎年安くなるLooopでんきの「再エネどんどん割」にはどんな特徴があるのでしょうか?また北海道電力と比べてどれくらいお得になるのでしょうか?
- Looopでんきの「再エネどんどん割」は北海道で利用できます。
- 基本料金は無料、また20年間毎年電気料金が値下がりします。
そもそも、Looopでんきとは?
Looopでんきは全国(一部離島を除く)で電気を販売している新電力会社です。電力自由化後、全国で20万件以上の顧客を獲得しています。
どうして20万件で利用されているの?
Looopでんきの大きな特徴は、基本料金・最低料金が0円ということです。また解約金・違約金も0円です。基本料金がゼロ円だと、北海道電力を含む大手電力会社と比べてどんな違いがあるのでしょうか?
例えば北海道電力で現在従量電灯プランを利用中で、契約アンペア数が40Aの場合、毎月固定の基本料金は1496.00円になります。Looopでんきのおうちプランに切り替えるだけで、この毎月固定の基本料金が0円になります。
また毎月の電気使用量1kWhごとにかかる、従量料金(電力量料金)は1段回となっています。北海道電力の従量電灯プランの場合、3段回に分かれており、120kWhまでよりも120kWh以上の方が、280kWhまでよりも280kWh以上の方が、1kWhあたりの値段が段回的に上がる仕組みになっています。一方、Looopでんきの場合は1kWhあたりの価格は一律となっています。
この基本料金が0円で、従量料金が1段回というのがLooopでんきの電気料金プランの特徴です。
Looop「再エネどんどん割」、何がお得?
基本料金ゼロ円のLooopでんきが2020年4月22日よりスタートした「再エネどんどん割」。一体何がお得なのでしょうか?
従量料金が毎年「どんどん」安くなる
繰り返しになりますが、Looopでんきの特徴は、基本料金が無料で、従量料金が1段回です。そして、さらに「再エネどんどん割」なら従量料金が20年間毎年値下がりします。つまり長く使い続ければ続けるほど、電気料金が安くなる仕組みなんですね。
では実際に20年間利用するとどれくらい価格が変化するか表にしてみました。なお、「再エネどんどん割S」は北海道電力従量電灯B(60アンペアまで)に相当します。また「再エネどんどん割L」は北海道電力従量電灯C(6kVA以上)に相当します。そして「再エネどんどん割」で、毎年1kWhあたりの価格が0.5円割引になります。ここでは「再エネどんどん割S」をとりあげます。
年度 | どんどん割S | 初年度からの割引率 | 300kWhあたり |
---|---|---|---|
初年度 | 32.00円 | - | 9,600円 |
2年目 | 31.50円 | 1.56% | 9,450円 |
3年目 | 31.00円 | 3.13% | 9,300円 |
4年目 | 30.50円 | 4.69% | 9,150円 |
5年目 | 30.00円 | 6.25% | 9,000円 |
10年目 | 27.50円 | 14.06% | 8,250円 |
15年目 | 25.00円 | 21.88% | 7,500円 |
20年目 | 22.50円 | 29.69% | 6,750円 |
このように20年間利用すると、初年度と比べて約30%割引されています。
また、この従量料金には、「燃料費調整額」と「再生可能エネルギー発電促進賦課金」が既に適用されています。といってもなんのことやらという方も多いでしょう。詳しく説明します。
毎月変動する「燃料費調整額」とは?
大手電力会社や新電力が公開している電気料金表は1年に一度程度改定されることはあっても、基本的には変動しません。でも、実は毎月のように電気料金は変動しています。これは「燃料費調整額」の影響があるからです。
これは発電にかかる燃料費調達コスト(為替レートの変動を含む)の高騰や下落を電気料金の単価に反映させるもので、毎月のように上昇もしくは下落を繰り返しています。毎月の使用量につき1kWhあたりいくらという形で、基本料金・従量料金とは別に加算(もしくは減算)されます。
「再生可能エネルギー発電促進賦課金」とは?
例えば家庭用の太陽光発電の買取など、再生可能エネルギー電力の売電を促進するために、電気利用者がみんなで負担する費用になります。これも基本料金・従量料金とは別に、1kWhあたりいくらという形で加算されます。どの大手電力会社または新電力の電気を使用していても必ず払わなくてはいけない賦課金になります。また年に1度程度価格が改定され、価格は年々上昇しています。
Looopでんきの「再エネどんどん割」なら全部コミコミ
北海道電力のような大手電力会社や、その他の新電力会社のお使いの方、毎月の検針表をよーく見てみましょう。基本料金と従量料金のほかにこれらの「燃料費調整額」と「再生可能エネルギー発電促進賦課金」がちゃんと合算されていることに気づくでしょう。
これらの「燃料費調整額」と「再生可能エネルギー発電促進賦課金」は電力会社で共通なので、見過ごされがちですが、実はとても重要なんですね。
そしてこの「再エネどんどん割」はこれらの費用が全部コミコミなので、とってもスッキリなのです。
実際に北海道電力・従量電灯Bの料金表と比較してみましょう。なお、「燃料費調整額」については2019年5月あkら2020年3月までの平均値を基準としています。また「再生エネルギー発電促進賦課金」は2019年5月から2020年4月検針分を基準としています。
基本料金 | ||
---|---|---|
契約アンペア数 | 北海道電力 従量電灯B ![]() |
Looopでんき 再エネどんどん割S ![]() |
10A | 374.00円 | 0円 |
15A | 561.00円 | |
20A | 748.00円 | |
30A | 1122.00円 | |
40A | 1496.00円 | |
50A | 1870.00円 | |
60A | 2244.00円 | |
電力量料金・その他(1kWhあたりの料金) | ||
120kWhまで | 35.44円 | 32.00円(初年度) 30.00円(5年目) 27.50円(10年目) 25.00円(15年目) 22.50円(20年目) |
120kWh超えて280kWhまで | 41.73円 | |
280kWh超える | 45.45円 | |
燃料費調整額 | -1.13円 | |
再生エネルギー発電促進賦課金 | 2.95円 |
このように、北海道電力を利用していると毎月様々な費用がかかるのに対して、Looopでんきの「再エネどんどん割」なら従量料金(電力量料金)1つだけでスッキリですね。そして、その従量料金が毎年「どんどん」安くなります。

北海道電力と比べるとどれくらい「お得」?
では実際に北海道電力の従量電灯Bプランと比べるとどれくらい安くなるのでしょうか?気になりますよね。それぞれの世帯によって、今契約しているアンペア数や、毎月の平均使用量は異なりますので、ここでは3パターンの想定をしてみました。
- パターン①・・・2人家族(30Aで月平均250kWh利用)
- パターン②・・・3人家族(40Aで月平均350kWh利用)
- パターン③・・・4人家族(50Aで月平均450kWh利用)
比較する北海道電力・従量電灯Bの料金は2020年4月1日時点のものになります。「燃料費調整額」については2019年5月から2020年3月までの平均値を基準としています。また「再生エネルギー発電促進賦課金」は2019年5月から2020年4月検針分を基準としています。
比較期間 | 従量電灯B | 再エネどんどん割 | 差額 |
---|---|---|---|
初年度・月間 | 8,291円 | 8,000円 | 291円 |
初年度・年間 | 99,492円 | 96,000円 | 3,492円 |
5年目・月間 | 8,291円 | 7,500円 | 791円 |
5年目・年間 | 99,492円 | 90,000円 | 9,492円 |
10年目・月間 | 8,291円 | 6,875円 | 1,416円 |
10年目・年間 | 99,492円 | 82,500円 | 16,992円 |
15年目・月間 | 8,291円 | 6,250円 | 2,041円 |
15年目・年間 | 99,492円 | 75,000円 | 24,492円 |
20年目・月間 | 8,291円 | 5,625円 | 2,666円 |
20年目・年間 | 99,492円 | 67,500円 | 31,992円 |
比較期間 | 従量電灯B | 再エネどんどん割 | 差額 |
---|---|---|---|
初年度・月間 | 12,101円 | 11,200円 | 901円 |
初年度・年間 | 145,212円 | 134,400円 | 10,812円 |
5年目・月間 | 12,101円 | 10,500円 | 1,601円 |
5年目・年間 | 145,212円 | 126,000円 | 19,212円 |
10年目・月間 | 12,101円 | 9,625円 | 2,476円 |
10年目・年間 | 145,212円 | 115,500円 | 29,712円 |
15年目・月間 | 12,101円 | 8,750円 | 3,351円 |
15年目・年間 | 145,212円 | 105,000円 | 40,212円 |
20年目・月間 | 12,101円 | 7,875円 | 4,226円 |
20年目・年間 | 145,212円 | 94,500円 | 50,712円 |
比較期間 | 従量電灯B | 再エネどんどん割 | 差額 |
---|---|---|---|
初年度・月間 | 16,023円 | 14,400円 | 1,623円 |
初年度・年間 | 192,276円 | 172,800円 | 19,476円 |
5年目・月間 | 16,023円 | 13,500円 | 2,523円 |
5年目・年間 | 192,276円 | 162,000円 | 30,276円 |
10年目・月間 | 16,023円 | 12,375円 | 3,648円 |
10年目・年間 | 192,276円 | 148,500円 | 43,776円 |
15年目・月間 | 16,023円 | 11,250円 | 4,773円 |
15年目・年間 | 192,276円 | 135,000円 | 57,276円 |
20年目・月間 | 16,023円 | 10,125円 | 5,898円 |
20年目・年間 | 192,276円 | 121,500円 | 70,776円 |
家族の数多く、消費量が多ければ多いほど、毎月・毎年の削減額が増えていることがわかります。特に4人家族なら、初年度から年間約1万9千円もお得、20年間利用したら年間約7万円もお得になる計算になりました。ただし、これは北海道電力の電気料金、および「燃料費調整額」「再生エネルギー発電促進賦課金」が今後20年間変わらないという前提になります。
忘れてはいけない「再エネ」
ついつい、お金の話ばかりが気になってしまいましたが、何を隠そうこのプランは「再エネどんどん割」なんです。この「再エネ」というは再生可能エネルギーのことです。つまり、太陽光発電や風力発電など燃料費がかからず、環境負荷が比較的少ないエネルギーです。再生可能エネルギーできるだけ利用した電気を供給し、普及を促進させることがLooopでんきの思いなんですね。
というのもLooopはもともと太陽光発電ビジネスからスタートした会社で、今でこそ新電力として有名になりましたが、住宅用太陽光発電システムの開発・販売も行っている会社です。そして、再生可能エネルギーの利用普及を目指して、北海道は中標津町にLooopでんきとしては最大級の太陽光発電所を作りました。
そういう経緯から、まずは北海道エリア限定でこの「再エネどんどん割」がスタートしたんですね。もちろん、北海道ではこのほかにも再生可能エネルギーを含むFIT(フイット)電気を活用した電気料金プランがあります。しかしながら、それらと比較しても引けを取らない価格になっています。
ただし、このプランは再生可能エネルギーまたはFIT(フイット)電気100%を保証するプランではありません。供給する電気のうちFIT(フイット)電気の割合を40%にするのが、計画目標となっています。それでも、一般的な電力会社の電源構成からすると、大きな割合を占めています。
また一般的にFIT(フイット)電気を多く活用するプランは、火力発電や原子力発電を利用した通常のプランよりも価格が高くなる傾向にありますが、どんどん割なら、長く続けることでどんどんお得になっていきます。
20年も使い続けられるか心配な方へ
でも20年も同じ場所で電気を利用するだろうか?ふと疑問に思う方もいるかもしれません。Looopでんきの「再エネどんどん割」は使用場所が同じなら、家族に引き継ぐことができます。酪農や農業をされている家庭などで、2世帯・3世帯と数世代にわたって、同じ場所で生活されるのであれば、代々契約を受け継いでいくことができます。今から契約すれば、未来の孫の世代にちょっとしたプレゼントを残せますね。
Looopでんき「再エネどんどん割」に申し込む
すでに北海道でLooopでんきを利用している方も、新規にこれから北海道でLooopでんきを利用される方、どちらも「再エネどんどん割」に変更または新規利用申請ができます。
新規でLooopでんき「再エネどんどん割」に申し込む
北海道でLooopでんき初めて利用される方は、オンラインからお申し込みできます。北海道エリアを選択すると。再エネどんどん割の選択が可能になります。もちろん、Looopでんき通常メニューの「おうちプラン」「ビジネスプラン」もこちらから申し込むことができます。お申し込みの際にはお手元に、現在の契約内容がわかる直近の「検針表」を用意しましょう。
- Looopでんき公式サイト申し込みページにアクセス
- 電気供給約款・重要事項説明書・個人情報の取り扱いについて確認する
- 北海道エリア・ご利用中の電気会社・供給地点番号を入力する(検針表を確認しましょう)
- 契約者名義・お客様番号を入力する
- 契約電力(アンペア数・キロワット数)の情報を入力する
- 再エネどんどん割SもしくはLを選択する
- 契約者の情報(氏名・住所・連絡先等)
- 契約開始希望日
- 支払い情報(クレジットカード支払いのみ対応)
既にLooopでんきを利用している場合
既に北海道でLooopでんきを利用している場合は、マイページからプラン変更ができます。
- マイページからプラン変更を選択
- 該当する契約を変更するを選択
- 変更内容を選択・確認して次へ
- プラン変更が完了
まとめ:再エネどんどん割
このページでは再エネどんどん割について解説しました。改めて情報をまとめてみます。
まとめ:再エネどんどん割について 再エネどんどん割は、基本料金ゼロ円・従量料金1段階でおなじみのLooopでんきが「北海道限定」で販売sする電気料金プラン。再エネどんどん割は、北海道中標津町の太陽光発電を含む、再生可能エネルギーを積極的に利用しています。再エネどんどん割は、使い続けると電気料金(1kWhあたりの料金)が毎年値下がりします。
よくある質問一覧(再エネどんどん割)
以下に、Looopでんき「再エネどんどん割」に関するよくある質問をまとめました。
質問1:「再エネどんどん割」は、毎年どれくらい安くなるの? |
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回答1
再エネどんどん割は電気を利用した量に支払う従量料金のみになります。再エネどんどん割Sの場合、初年度の料金は1kWhあたり32円です。毎年0.5円値下がりするので、20年後には1kWhあたり22.5円となります。 |
質問2:「再エネどんどん割」は、北海道以外でも利用できますか? |
回答2
現在、Looopでんきの「再エネどんどん割」は北海道でのみお申し込み可能です。 |
質問3:「再エネどんどん割」は、どんな人でも利用できますか? |
回答3
⭕利用できる方
❌利用できない方
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