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電力会社インタビュー「Looopでんきってどんな会社?プランの特徴は?再エネへの取り組みは?」

電力会社インタビュー「Looopでんきってどんな会社?プランの特徴は?再エネへの取り組みは?」

この記事は2024年1月25日に更新されました。

Looopでんき:新料金プランへの移行【2022年12月】 Looopでんきを契約中の方の電気料金プランは、2022年12月より「スマートタイムONE」プランに移行されます。「スマートタイムONE」プランの詳細についてはこちらからご確認ください。
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Looopでんきのことをもっとよく知るために、株式会社Looop電力事業本部の小嶋本部長にお話を伺いました。Looopでんきの人気の理由、電気料金プランの特徴、再生可能エネルギーへの取り組みについて、幅広くお答えいただきました。(インタビュー実施日:2021年6月21日)

Looopでんきについて

2016年に事業を開始した「Looopでんき」は、全国で展開している人気の電力会社です。2021年2月には、契約件数が30万件を突破。独立系新電力*の中で、低圧向け電力供給実績1位**を獲得しています。

2016年以降に参入した電力会社は700以上もあります。数多くの電力会社の中でも、Looopでんきが目覚ましい実績をあげている理由は何だと思いますか?なぜLooopでんきが選ばれるのだと思いますか?

— 「これが決め手!」というものはなくて、全体的には5年間の地道な積み重ねの結果だと思っています。
ただ、当初から継続してウェブマーケティングに力を入れてきたことが功を奏して、ネットリテラシーの高い層に受け入れてもらえたと感じています。あとはやはり、「基本料金0円」という電気料金プランのシンプルさ・わかりやすさが、Looopでんきの訴求力の高さだと思います。
とは言え、まだ他にもできることはあるし、改善の余地もあると感じています。

ユーザーのサービスに対する満足度も高いですね。その理由は何だと思いますか?

— コールセンターの対応、ウェブの対応、電気料金プラン自体のわかりやすさとお得さではないでしょうか。また、季節ごとに実施している「在宅応援キャンペーン」や「Looop節電道場」のようなDRプログラム*も好評をいただいています。

*電気の需要と供給のバランスを取るため、電気の使用量を調整する取り組みがDRプログラムです。Looopでんきでは、太陽光発電の発電量が増える時間帯を中心に電気を使用すること、逆に、発電量の少ない時間帯に電気を節電することを促進して、取り組みに応じてAmazonギフト券などの特典を提供しています。

ウェブの対応、というのは具体的にどういうことでしょうか?

— ウェブサイトにおける申し込みフォームや、ご契約者様の専用ウェブページ(マイページ)の使いやすさです。マイページでは、契約情報の変更手続きのほか、毎月の請求書や、電気代の節約額を確認することができます。
ウェブサイトでもマイページでも心がけているのは、情報を「あれもこれも」と詰め込むのではなく、シンプルにわかりやすいものを作る、ということです。

Looopでんきの電気料金プラン

Looopでんきの一般家庭向けの電気料金プランは、すべて「基本料金0円」に設定されているのが大きな特徴です。

基本料金0円を提案したのは電力会社の中でLooopでんきが初めてですね。なぜLooopでんきでは基本料金を0円にすることができるのでしょうか?0円でも安定して電気を供給することはできるのでしょうか?

— 結論から言うと、「基本料金が必要」というのは固定概念にすぎないんです。
5年前にサービスを開始するにあたり、電気料金はわかりやすい方が良い、ということで、「基本料金0円」にしてはどうか、という話が出たんです。そこで、実現可能かどうか、一般家庭の電気の使い方や電気料金について詳しく分析したんですね。たしかに、電気の販売において基本料金に匹敵するコストはかかっているものの、原価の使い方を工夫すれば、基本料金を0円にしても問題なく電気の供給ができる、ということが論証できたんです。「ならばやってみよう!」ということで始めました。

電力量料金(1kWhあたりの電気料金)も、多くの電力会社では電気使用量に応じて単価が異なるのに対して、Looopでんきでは単価が一律に設定されています。これも、基本料金と同様に、「電気料金をわかりやすく」というLooopでんきの姿勢を反映しているということでしょうか?

— そうです。多くの電力会社が提供している3段階制の電力量料金では、電気代の計算が難しいだろうということで、シンプルにしよう、と。また、今日の電気と明日の電気で質が変わるわけではないから、料金も一律の方が自然だと考えています。

消費者側の立場から考えた結果ということでしょうか。

— そうですね。今考えてみると、プロダクトアウトしかなかった業界でマーケットインの商品を作った、と言えるかもしれません。

Looopでんきのもっともスタンダードなプランは「おうちプラン」ですね。一言でいうとどんなプランですか?

— 先ほどお話したとおり、基本料金0円、電力量料金の単価が一律の、シンプルで経済的な電気料金プランです。あとは、「再エネへの入口」とも言えると思います。お財布に負担をかけずに再エネの利用を始められますから、再エネが気になっている方は気軽にどうぞ、とお伝えしたいです。

おうちプランはどんなご家庭に向いていますか?

— 基本的に、単身の方からファミリー世帯まで、多くのご家庭で安くなりやすい料金設定です。実際に、単身から大家族まで、様々なご家庭にご利用いただいています。ただ、特におすすめしたいのはファミリー世帯です。電気代のお得度が高いことはもちろん、電気とセットでお使いいただける商品が多いためです。

電気とセットで使える商品とは何ですか?

— 太陽光発電システムや、蓄電池があります。電気とセットでお使いいただくと、電気代がお得になる割引プランを用意しています。

Looopでんきは、オール電化住宅向けに「スマートタイムプラン」を提供しています。このスマートタイムプランは、春・秋の昼間の電力量料金が非常に安いことが特徴ですね。なぜこのような料金設定になっているのでしょうか。

— まず、需要と供給の観点から、春・秋昼間の電気料金は安くしやすい、というのがあります。そして、実は太陽光の発電量がもっとも多いのが春なんですね。より多く再エネの電気を作ることができるので、それを積極的に使っていただくために、安くしています。

大手電力会社のオール電化プランと比べると、電力量料金の設定の仕方が違っていますね。使ってみるとLooopでんきの方がお得になりますか?

— 電気の使用量・時間帯によりますが、お得になりやすい料金設定にしています。
また、このような料金設定にしたのは、Looopでんきの思うエネルギーシフトの観点、つまり「再エネを増やしていこう」という考えを料金プランに反映するためです。もちろん、大手電力会社と似たような料金設定にすることもできます。でも、単純に真似しただけでは、なぜその価格にしたのか私たちが説明できません。それよりは、自分たちがきちんと内容を説明できる内容にしたい、ということで、このような設定にしました。

「電力自由化」の考えは、世間にだいぶ浸透しましたが、まだ新電力に切り替えるのに抵抗がある方もいらっしゃるようです。これらの方に伝えたいことはありますか?

新電力も普通の電力会社だよ、ということを伝えたいです。電力自由化で参入した電力会社は「新電力」と呼ばれていますが、もうかれこれ5年経っています。この「新」はいつまでつくものなんでしょうか?(笑)「新」電力と言うと、何か異質なもののような感じがしてしまいますよね。でも、決して怪しいもの、怖いものではありませんし、「自分の好きなものを選ぶのが、電気でも当たり前になったんだよ」ということを伝えたいです。

Looopでんきと再エネ

株式会社Looopは、東日本大震災での太陽光パネル設置ボランティアがきっかけとなって誕生した会社です。そのため、電気の販売以外に、太陽光発電システムの開発など、再生可能エネルギーの普及に力を入れています。

脱炭素社会への移行が喫緊の課題となっている今、国の方針もあって、すべての電力会社がCO2排出削減を余儀なくされています。Looopでんき以外にも再エネに対する取り組みを行う会社はどんどん増えてきています。その中で、Looopでんきと他社の違いはありますか?Looopでんきならではのこだわりがあれば教えてください。

— そもそも、「電気を全部再エネにしよう」「日本人の再エネへの意識の低さを変えよう」というのがLooopでんきの大きな目標です。ですから、Looopでんきの事業はすべて、この最終的な目標に向けて行われています。電気を販売するうえの義務として再エネ関連の取り組みを行っているのでなく、再エネを増やすこと自体が目的である、ということが、他社とLooopでんきを差別化するひとつの特徴ではないでしょうか。

今年に入ってから開始した「eneco(エネコ)」のサービスについて教えてください。

— enecoとは、使った分の電気に対し、非化石証書などの「環境価値」を上乗せするためのオプションプランです。環境価値を上乗せすることで、使った電気が排出するCO2の量を実質的にゼロにすることができます。

「環境価値を付与するサービス」というのは他社でも似たようなものがあると思いますが、Looopでんきと他社のサービスの違いはなんですか?

— まずは、「手軽さ」ではないでしょうか。他社では電気料金プランの中に環境価値が含まれている場合が多いと思います。それに対して、Looopでんきでは環境価値を「オプション」として提供しています。オプションなら、電気料金プランをわざわざ切り替える必要はありません。どんな電気料金プランにもプラスできるうえ、マイページからの操作で簡単に開始・停止することができます。
次に、「お得さ」です。enecoでは、環境価値を原価で提供しています。つまり、市場で買い取った価格そのままでお客様に販売しているということです。環境価値を原価で販売しているところは他にはないと思います。ですから、お得な価格で実質CO2ゼロの電気を使っていただくことができます。

なぜ原価で販売しようと思ったのでしょうか?

— 環境価値を買うことは、誰でもできることだからです。「誰でもできることで利益を取るのはおかしいだろう」ということで、原価での販売を決めました。LooopでんきはLooopでんきでしかできないこと、つまり、再エネの発電所を作って再エネの電気を供給することを通じてお金をもらうべきだと思っているからです。

「基本料金0円」や、利益をとらない環境価値のサービス「eneco」など、Looopでんきは今までの電力市場になかったことを提案してきていらっしゃいます。「新しいことをやろう」というのが社風としてあるのでしょうか?

再エネを第一に考えて、やるべきことをやる

— 決して「とっぴなことをやってやろう」というわけではありません。私たちは、常に「電気を全部再エネにするにはどうすればよいか」ということを考えて、それに必要なサービスを作って提供していきたいと思っています。「すべての電気が再エネ」という状態に向けて、できることから行動にうつしていく、というスタイルです。そうすると、既存のシステムとは違った提案が生まれることもありますから、それがもしかしたらとっぴに見えるのかもしれません。
再エネが増えていけば、いろんなことが変わりますよね。それに常に対応していけるように、と考えています。もし、各家庭が自宅で太陽光発電をするようになれば、もはや電力会社に電気代を支払う必要もなくなるかもしれませんね。

でも、そうなってしまうと、電力会社は困ってしまいませんか?

— 再エネが増えて儲けられなくなることを心配するのは、保身でしかないと思うんです。今のモデルで儲けられなくなるとすれば、それは時代に必要なくなったということですよね。でも、完全に電力会社のやることがなくなる、ということはないはずです。新しい時代でも、新しいかたちの電力サービスが必要になるでしょうから、そこで役に立てるように柔軟に動くべきだと思っています。

Looopでんきの今後

今後の目標、ビジョンについて教えてください。

— まずは、契約100万件の早期達成です。1~2年後の達成を目指しています。再エネの発電だけでなく、それを使っていただく方を増やすことが必要不可欠と考えています。
次に、再エネ発電の増加です。2030年までに発電容量を1ギガワットにすることを目標としています。そのために、太陽光・風力の発電所開発を進めているところです。「屋根上の太陽光」による発電量の増加にも力を入れていて、Looop未来発電という、一般家庭向けの太陽光発電システム導入プランを提供しています。
最後に、「電気を使うところで作る」という目標に向けて、蓄電池の開発・販売などを進めています。

Looopの屋根置き太陽光0円設置プラン「Looop未来発電

最後に、この記事を読んでくださる方に一言お願いします。

— 自分の使うエネルギーについて考えることって、あまりないと思います。でも、実は、それについて考えることが社会を変えることにつながるんです。考えてみると結構面白いので、たまに考えてみるのはどうでしょうか。考えてみて、もし何かしたいと思ったら、ぜひLooopでんきに入ってもらえたらうれしいです。再エネ社会への一歩をストレスなく踏み出すきっかけになれるんじゃないかと思っています。

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