供給地点特定番号とは?【電気の引っ越し・切り替え手続き】
「供給地点特定番号」とは、電気を利用している地点を特定するための番号です。通常は検針票や各電力会社の会員サイトで確認できます(▶番号の調べ方を見る)。
供給地点特定番号を知ることで、お得になりやすい電力会社にもスムーズに切り替えることができます。
供給地点特定番号とは?
「供給地点特定番号」とは、電気を利用している地点を特定するための番号です。
22桁で構成されており、通常は電気の検針票等に記載されています。
2016年(平成28年)4月1日の電力小売全面自由化に先駆け、同年1月に電力会社切り替えの事前受付が本格化したのと同時に付与が開始されました。
供給地点特定番号が必要になるのはどんな時?
主に電気の切り替え申込の際に必要となります。
電気の切替に供給地点特定番号が必要なのはなぜ?
クリックして表示 閉じる
その他、災害時に復旧が必要な地点を特定し、迅速に対処するためにも用いられます。
供給地点特定番号の調べ方
供給地点の調べ方は場合によって異なります。以下からご自身の状況をお選び下さい。
【電気の切替】供給地点特定番号の調べ方
供給地点特定番号は主に以下のような方法で調べることができます。
以下で詳しく見ていきましょう。
各電力会社の会員サイト(マイページ)を確認する
多くの場合、各電力会社の会員サイト(マイページ)で供給地点特定番号を確認できます。
供給地点特定番号が記載されている場所は電力会社によって異なりますが、会員サイトにログイン後、契約情報を確認することで番号を確認できることが多いです。
例:東京電力(自由料金プラン契約者)の場合
会員サイト「くらしTEPCO web」にログインする⇒「契約情報の確認・変更」(あるいは「利用明細」)を見ることで、供給地点特定番号を確認できます。
「電気ご使用量のお知らせ(検針票)」や請求書を確認する
供給地点特定番号は、電力会社から毎月送付される「電気ご使用量のお知らせ」(検針票)や請求書から確認することができます。なお、記載場所は各電力会社によって異なります。
例:関西電力の場合
検針票の上部②の部分に供給地点特定番号が記されています。
各電力会社に問い合わせる
や の方法を試しても供給地点特定番号を見つけられなかった場合は、各電力会社に直接問い合わせて供給地点特定番号を尋ねることも可能です。
その際、本人確認が必要となるため、あらかじめ現在の契約内容(名義人・住所・電話番号など)を確認しておきましょう。
大手電力会社 | 問い合わせ先 |
---|---|
北海道電力 | 北海道電力カスタマーセンター |
東北電力 | 東北電力カスタマーセンター |
東京電力 | 東京電力カスタマーセンター |
中部電力 | 中部電力カスタマーセンター |
北陸電力 | 北陸電力カスタマーセンター |
関西電力 | 関西電力カスタマーセンター |
中国電力 | 中国電力カスタマーセンター |
四国電力 | 四国電力カスタマーセンター |
九州電力 | 九州電力カスタマーセンター |
沖縄電力 | 沖縄電力カスタマーセンター |
大手ガス会社 | 問い合わせ先 |
---|---|
東京ガス | 東京ガスカスタマーセンター |
東邦ガス | 東邦ガスカスタマーセンター |
大阪ガス | 大阪ガスカスタマーセンター |
【電気の引越し】供給地点特定番号の調べ方
実は、引越しの場合は、引越し先の供給地点特定番号が分からなくても基本的に問題ありません。多くの電力会社では引っ越し手続きで供給地点特定番号を必要としないためです。
引越し先の供給地点特定番号が必要な場合/不要でも念のため知っておきたい場合はどうしたらいい?
引越し先の供給地点特定番号は以下のような方法で知ることができます。
- 新規契約先の電力会社に問い合わせる
- 新居の管轄エリアの大手電力会社に問い合わせる
- 新居を管理する不動産会社・大家などに問い合わせる
まずは、引っ越し先で新たに契約予定の電力会社に問い合わせてみましょう。そこで分からない場合は、引っ越し先のエリアで送配電網を管理している大手電力会社に問い合わせることをお勧めします。新居の住所から、供給地点特定番号を調べてもらうことが可能です。
そのほか、新居を管理している不動産会社や大家に問い合わせるという方法もあります。ただし、不動産会社や大家があらかじめ新居の給地点特定番号を把握している場合を除き、情報を得るまでに時間がかかってしまう可能性がありますのでご注意ください。
詳細を見る(クリックして表示) 閉じる
電気の切替は簡単!よりお得な電力会社に切り替えてみませんか?
供給地点特定番号が分かれば、電力会社の切替を簡単に行うことができます!以下で、当サイトがおすすめする【お得になりやすい電力会社】をご紹介します!
- 当サイトおすすめ!お得になりやすい電力会社
- CDエナジーダイレクト【東京電力エリア】
- idemitsuでんき【沖縄除く全国】
以下で詳しく解説します。
CDエナジーダイレクト【東京電力エリア】
東京電力エリアにお住まいなら、CDエナジーダイレクトの「ベーシックでんき」がおすすめです。
東京電力よりも電気料金が安くなりやすい
東京電力の最も一般的なプラン(従量電灯B)よりも基本料金・電力量料金(第二段階以上)が安く設定されているため、電気代がお得になります。
※ただし、CDエナジーダイレクトの燃料費調整額には上限がないことに注意が必要です。電気の原材料となる燃料の高騰により上限を突破した場合、CDエナジーダイレクトの燃料費調整額が東京電力・従量電灯Bよりも高くなり、結果的にお得にならない可能性があります。
実際の料金表(クリックして表示)
基本料金 | ||
---|---|---|
契約アンペア数 | 東京電力 従量電灯B |
CDエナジーダイレクト ベーシックでんきB |
10A | 311.75円 | 276.90円 安い |
15A | 467.63円 | 415.35円 安い |
20A | 623.50円 | 553.80円 安い |
30A | 935.25円 | 830.70円 安い |
40A | 1247.00円 | 1107.60円 安い |
50A | 1558.75円 | 1384.50円 安い |
60A | 1870.50円 | 1661.40円 安い |
電力量料金(1kWhあたりの料金) | ||
東京電力 従量電灯B |
CDエナジーダイレクト ベーシックでんきB |
|
120kWhまで | 29.80円 | 29.90円 |
120kWh超えて300kWhまで | 36.40円 | 35.59円 安い |
300kWh超える | 40.49円 | 36.50円 安い |
*実際の電気料金には、上記の基本料金と電力量料金の他に、燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金が加算されます。CDエナジーダイレクトの燃料費調整額には上限がないため、燃料価格が高騰している間は東京電力・従量電灯(上限あり)に比べて電気代が高くなる可能性があります。
中部電力×大阪ガスの共同経営なので安心
CDエナジーダイレクトは中部電力と大阪ガスという大手エネルギー会社が共同で経営しているエネルギー企業です。新電力への切り替えに不安を感じておられる方も安心してご利用いただけます。
idemitsuでんき【沖縄除く全国】
ガソリンスタンドでおなじみの出光興産が運営するidemitsuでんきもおすすめです。
120kWh以上の電気料金がお得に
idemitsuでんきの「Sプラン」は、大手電力会社の最も一般的なプラン「従量電灯」と比べて120kWh以上の電気の使用量にかかる料金(電力量料金)が割安になっています。
実際の料金表を見る(東京電力エリア)
電力量料金(円/kWh) | ||
電力使用量 | 東京電力 従量電灯B |
idemitsuでんき Sプラン |
~120kWhまで | 29.80円 | 29.80円 |
120kWhを超えて300kWhまで | 36.40円 | 34.76円 安い |
300kWhを超える | 40.49円 | 37.10円 安い |
・実際の電気料金には、上記以外に基本料金と燃料費調整額および再エネ賦課金が加算・減算される
・東京電力の従量電灯Bは燃料費調整額に上限があるのに対してidemitsuでんきのSプランでは上限がない。仮に燃料価格が高騰した場合、Sプランの燃料費調整額が上限を超えて東京電力よりも電気料金が高くなる場合あり
・再エネ賦課金は電力会社に関わらず一律料金
*ただし、大手電力会社の従量電灯は燃料費調整額に上限があるのに対してidemitsuでんきのSプランでは上限がありません。仮に燃料価格が高騰した場合、Sプランの燃料費調整額が上限を超えて大手電力会社よりも電気料金が高くなる場合があります。
そのため、電気料金が以下のようにお得になります(東京電力エリアの場合)。
東京電力 | idemitsuでんき | 年間お得額 | |
---|---|---|---|
一人暮らし |
7,423円 / 月 | 7,292円 / 月 | 1,572円 / 年 お得 |
2人暮らし |
11,375円 / 月 | 11,079円 / 月 | 3,552円 / 年 お得 |
3‐5人暮らし |
17,760円 / 月 | 16,956円 / 月 | 9,648円 / 年 お得 |
【比較条件】
・東京電力「従量電灯B」とidemitsuでんき「Sプラン」を比較
・契約アンペアと電気使用量は、1人暮らしで30A・200kWh、2人暮らしで40A・300kWh、3-5人暮らしで50A・450kWhと仮定
・2024年10月時点の単価を参照。基本料金・電力量料金の合計で燃料費調整額と再エネ賦課金を含まない
・燃料費調整単価は、idemitsuでんきでは上限がない一方、東京電力「従量電灯B」では上限がある。そのため燃料価格の著しい高騰により燃料費調整単価が上限を超える場合、idemitsuでんきの電気料金が割高になる可能性あり