快適なインターネットの回線速度とは? - 必要な速度や目安。スピードチェックの方法

快適なインターネットの回線速度とは? - 必要な速度や目安。スピードチェックの方法
快適なインターネットの回線速度とは? - 必要な速度や目安。スピードチェックの方法

インターネットを新規契約または乗り換える際、気になるのが回線速度ですよね。ここでは、利用用途ごとのインターネットの快適な速度を説明します。回線のスピードをチェックするサイトも紹介します。

快適なインターネット速度の目安は?

快適なインターネットの速度は、非常におおまかにいって20Mbps(メガビーピーエス※)が目安となります。現在使用しているインターネット回線の速度を計って20Mbps出ていれば、大抵のことは快適にこなせる状態といえるでしょう。

※Mbps(メガビーピーエス)とは? これはデータ通信における速度の単位です。megabits per secondの略で、1秒間当たり1メガビット(0.125MB)のデータを転送できるという意味があります。1,000Kbps(キロビーピーエス)=1Mbpsとなり、1,000Mbps=1Gbps(ギガビーピーエス)となります。

20Mbpsがどれ位のスピードなのか考えてみましょう。もし 20Mbpsの一定速度で音楽CD1枚分(700MB)のデータをダウンロードしたとすると、4分40秒かかる計算になります。一服している間にダウンロードが終わるという感じですね。

インターネット利用用途別の快適な速度

インターネットで何をするかは人それぞれです。ウェブページ閲覧が主という人や、映画やドラマ・アニメなど動画の視聴がメインの人、スマホやパソコンでオンラインゲームを楽しむ人もいます。また、SNS(Facebookやインスタグラムなど)に写真や動画をアップする人もいることでしょう。

それら利用用途に応じた快適なインターネット速度は、以下を参考にしてみてください。

インターネット利用用途別 - 快適な通信速度(下り)の目安
速度 インターネット利用用途
1Mbps ウェブページ閲覧、メール受信、LINE
3Mbps YouTube動画(720p)、ビデオ通話
5Mbps YouTube動画(1080p)、スマホのオンラインゲーム
25Mbps 4K動画の再生、PCオンラインゲーム

なお、インターネットにはダウンロード(下り)とアップロード(上り)があります。これはデータを受け取るのか、それとも送るのかの違いです。Webサイトを開いたり動画を観たりするのはダウンロード、LINEやインスタグラムに写真や動画を投稿するとアップロードすることになります。

インターネット利用用途別 - 快適な通信速度(上り)の目安
速度 インターネット利用用途
1Mbps メール・チャット送信、フォーム送信
3Mbps SNSに写真投稿、ビデオ通話(映像送信)
10Mbps SNSに動画投稿、データファイルの共有

一般的に、インターネット回線はアップロード速度よりもダウンロード速度のほうが速くなります。アップロード速度は10Mbpsもあれば快適と思えるでしょう。

インターネット速度に応じた動画の画質

インターネットで動画を視聴する際は、基本的にインターネットの速度に応じて画質が自動調整されます。

たとえばYouTubeでは画質が144p/240p/360p/480p/720p/1080pとあり、インターネット環境に合わせて快適に再生できる画質が自動的に選択されます。どの画質になっているか確認することで、現在のインターネット速度をある程度推し量ることも可能です。

動画の画質と必要な通信速度
画質 画素数 最低限必要な通信速度
144p(最低) 256×144 180kbps
240p(低) 400×266 270kbps
360p(普通) 640×480 530kbps
480p(SD※) 720×480(DVDと同レベル) 800kbps
720p(HD※) 1280×720 1.8Mbps
1080p(フルHD) 1920×1080(Blu-rayと同レベル) 3.0Mbps
2160p(4K UHD※) 4096×2160 20.0Mbps

※SD=標準解像度、HD=高精細(ハイビジョン)、UHD=超高精細(ウルトラハイビジョン)

これを見ると、動画の再生は案外低い通信速度でもOKだということが分かりますね。冒頭でも説明したとおり、ネットスピードが20Mbpsあれば高画質の動画でも問題なく観ることができます。

光回線/モバイルWiFiの実効速度

次に、インターネット回線ごとの最大速度と実効速度(実際に出る速度)を調べてみましょう。

回線別 – 最大速度と実効速度
  光回線 モバイルWiFi
最大速度 1~2Gbps 220Mbps~1Gbps
実効速度 10Mbps~200Mbps 1Mbps~40Mbps

CMなどで大きくうたわれるのは最大速度なので、そればかりに目が行ってしまいがちです。しかしインターネットの最大速度はベストエフォート型※のサービスであり、大事なのは実効速度のほうです。

※ベストエフォート型とは? ベストエフォート型とは、回線仕様上の最大速度になるべく近づける努力をしますという意味です。最大速度が1Gbpsだとしてもそれは理論上の最大値であって、現実的には最大速度が出ることはあり得ません。回線は複数のユーザーで共有されているほか、通信機器を介することで速度低下などが起きるからです。

インターネットの実効速度は、様々な要因によって上下します。たとえば昼間は速くても夜になると回線速度が落ちることがよく見られます。これは、夜にインターネット利用者が増加するため回線が混雑するからです。週末や祝日なども同じ理由により速度が落ちやすくなります。

たとえば光回線では、昼間100Mbpsのスピードが出ていても夜に10Mbps以下になることもあります。そこで、インターネット回線に申し込みまたは乗り換える前に、実効速度がどれほど出るかある程度調べることが必要になってきます。

光回線/モバイルWiFi別に実効速度がどれ位出るのかユーザーの口コミや評判を調べましたので、参考にしてみてください。

光回線のインターネット速度

光回線のインターネット平均速度は下記が一つの参考になるでしょう。すべてNTTフレッツ光を利用した光コラボ(プロバイダーがフレッツ光を借り受けて提供するサービス)です。

ただし、接続環境や時間帯、利用通信機器などによって速度は上下するので、あくまで参考程度と理解してください。

光インターネットサービス(光コラボ)別 – 平均通信速度(下り)
順位 光インターネットサービス名 平均速度(Mbps)
1 @T COM(アットティーコム)ひかり 362.8
2 ビッグローブ光 277.1
3 IIJmioひかり 225
4 ぷらら光 202.8
5 So-net光プラス 189.2
6 ドコモ光 181
7 ソフトバンク光 177.3
8 AsahiNet光 164.6
9 @nifty光 159.6
10 OCN光 129.9

※2019年5月度測定(RBB SPEED TEST統計)

これを見る限り、光コラボでは快適なインターネットが可能といえます。じつは、上記の各サービスは全て次世代接続方式「IPv6」※対応となっています。IPv6が平均速度を押し上げていることは間違いないでしょう。

※IPv6接続方式とは? IPv6とは、インターネット接続する際に守らなければいけない通信プロトコル(ルール)の最新バージョンのことです。これまではIPv4接続方式でしたが、インターネット利用者の急増により問題やスピード低下が発生するようになりました。そこで光回線の速度向上を図って登場したのがこのIPv6接続方式です。

光インターネットの速度について、ユーザーの口コミはどうなっているのでしょうか?一例を調べてみました。

  ビッグローブ光:

  ぷらら光:

  So-net光プラス:

上記を見ると、同じ光インターネットサービスでも利用ユーザーによって実効速度が大きく異なることが分かりますね。でもIPv6接続対応であれば20Mbpsという目安を大きくクリアするので、データ通信を沢山使う人でも安心して申し込むといいでしょう。

モバイルWiFiのインターネット速度

モバイルWiFiとは、工事不要で場所を選ばずにインターネット接続できるモバイル回線です。WiMAXポケットWi-Fiといったサービスがこれに当たります。最新ルーターなら最大速度1Gbps超えとされていますが、実際のスピードはどうなのか口コミを調べてみました。

モバイルWiFiは光回線に比べて速度が低くなり、平均で10~40Mbps程度となります。また、居住エリアやモバイルWiFiルーターの位置によって速度が落ちることもあります。

そのためモバイルWiFiは、4K動画を観たり大容量通信オンラインゲームをしたりするのにはあまり向きません。モバイルWiFiのメリットは速度よりも、持ち運び可能で利便性が高いことにあるといえるでしょう。

現在利用中インターネットの速度をチェックする方法

現在利用しているインターネット回線の速度を調べるのはとても簡単で誰でもできます。以下にいくつかのスピードテストツールを紹介しますので、ぜひ試してみてください。

なお、スピードテストの結果は瞬間を切り取ったもので、時間帯やサーバーの混雑度によっても結果が変わります。あくまで目安として参考にしましょう。

お手軽度NO.1スピードテスト「Fast.com」

Fast.com(https://fast.com)は、動画配信サービスのNetflixが提供するスピードテストツールです。他の多くのスピードチェックサイトのように広告が表示されないのも好印象といえます。

ページを開くだけですぐにダウンロードスピード測定が始まるので、誰でも簡単にチェック可能。「詳細を表示」をクリックすると、アップロード速度も確認できます。

正確度NO.1スピードテスト「SPPEDTEST.NET」

SPPEDTEST.NET(https://www.speedtest.net)は、正確に速度を測定できるテストツールです。なぜ正確なのかというと、利用中のインターネット環境において最も速度が出るサーバー※に自動的につながるからです。

※サーバーとは? サーバーとは、情報サービスを提供する大元のコンピューターのことを指します。インターネットで何かを検索して表示される情報は、その情報を提供するサーバーにつながっていることになります。

これも使い方は簡単で「GO」をクリックするだけ。スピードメーターが表示されて、PING※/DOWNLOAD/UPLOADが順に表示されます。

※PINGって何? PING(ピン)とは応答速度のことで、ネット通話やオンラインゲームをする人にとって大事な数値です。PINGの単位はms(ミリセカンド)で、1msならデータ送信して応答が返ってくるまで1/1000秒かかるという意味になります。LINE無料通話なら100ms以下、オンラインゲームなら50ms以下が快適に使える目安です。

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