北海道電力:電気料金の計算方法

私達が普段払っている電気料金ですが、この毎月の電気料金は北海道電力ではどのように計算されているのでしょうか?北海道電力での電気料金の計算方法について詳しく調べ、また毎月の電気料金を安くする方法についても調べました。
- 北海道電力の電気料金のポイントは、「基本料金」及び「電力量料金」です。
- 北海道電力の電気料金を実際に計算してみました。順をおってみていきましょう。
- 電気料金の見直し・切り替えなら、セレクトラのコールセンター(03-4540-6619)がおすすめ。
北海道電力の電気料金プラン
北海道電力で提供されている電気料金プランは以下のようになっています。北海道電力では、一般的なプランである「従量電灯」だけでなく、電気の使用量が多い家庭向けのプランや季節により電気料金が変わるプランなど、いくつかの種類の電気料金プランを提供しています。
各メニューボタンをクリックするとそれぞれの料金表を確認することができます。なお、料金表の金額以外に「燃料費調整額」、「再生可能エネルギー発電促進賦課金」が使用量に応じてかかります。
![]() |
夜間割引料金あり | ![]() |
季節料金あり |
---|---|---|---|
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週末祝日料金あり | ![]() |
時間帯料金あり |
主な電気料金 メニュー |
概要 | |
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従量電灯B・C |
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エネとくLプランB・C |
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エネとくMプランB・C |
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エネとくシーズンプラスB・C |
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eタイム3プラス |
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北海道電力の電気料金の内訳
北海道電力では、一般的な料金プランだけでなく使用量の多い人向けの料金プランも提供している事がわかりました。しかしながら、使用量の多い人向けの料金プランを契約している家庭は当然ながら限られます。大多数の家庭がスタンダードな「北海道電力・従量電灯プランB」を申し込んでいます。
そのため、ここでは契約者数が最も多い「北海道電力・従量電灯プランB」の電気料金の中身とその計算方法を紹介していきます。
ちなみに、自分が契約しているプランを確認するには、「検針票」やwebサービスの「Web料金お知らせサービ」「ほくでんエネモール」などで見る事が出来ます。
北海道にもたくさんの新電力が登場。安い電気料金や特徴ある電力会社を探してみよう。 電力自由化により、北海道電力による地域独占は終了しました。北海道にお住まいの方は北海道電力に限らず好きな電力会社を選ぶことができます。
北海道で選べる電気料金プランを探す
私達が北海道電力に支払っている電気料金(従量電灯B)は、以下の料金で構成されています。
1. 基本料金 |
|
|
---|---|---|
2. 電力量料金 |
|
|
(その他) | 燃料費調整額 |
|
再生可能エネルギー発電促進賦課金 | 北海道電力が再生可能エネルギーで発電された電気を買い取る際に生じたコストを負担するための税金。 |
この中でも北海道電力の電気料金を計算のポイントは「基本料金」と「電力量料金」です。以下にもう少し詳しく説明します。
北海道電力の基本料金と電力量料金 - 料金表
北海道電力の電気料金の計算で重要なポイントになるのは「基本料金」と「電力量料金」です。なぜ重要かといえば、この2つの料金が電力会社によって異なるからです。もし、北海道電力より安い電気料金を探すならば、この「基本料金」と「電力量料金」をの単価をチェックする必要があります。
補足説明すると、上の表の(その他)に入っている「燃料費調整額」は北海道電力管内であればどこの電力会社でも同じ金額です。「再生可能エネルギー発電促進賦課金」は税金で消費税のように全国共通の金額です。そのため、「基本料金」と「電力量料金」の2つが重要になってくるのです。
そんな、北海道電力の電気料金の計算で重要な「基本料金」と「電力量料金」について料金表も交えながらもう少し詳しく見ていきましょう。
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1. 基本料金
北海道電力の従量電灯Bでは、「基本料金」がアンペア毎に設定されています。もし全く電気を使用しなかった場合でも、基本料金ですので毎月支払う必要があります。
ちなみに、北海道電力だけでなく多くの電力会社ではこのような基本料金(電力会社によっては最低料金)が定められています。(ただし、新電力の中にはLooopでんきのように基本料金がない電力会社も登場しています。)
契約アンペア数 | 基本料金 |
---|---|
10A | 341.00 |
15A | 511.50 |
20A | 682.00 |
30A | 1023.00 |
40A | 1364.00 |
50A | 1705.00 |
60A | 2046.00 |
2. 電力量料金
「電力量料金」は電気を使った量、つまり電力消費量に対してかかる料金です。その月の合計「電力消費量(kWh)」に北海道電力の設定する1kWhあたりの料金(円)を掛けて計算をします。
以下の料金表からも分かるように、この「電力量料金」は使用量が増えるほど1kWhあたりの料金も3段階で高くなる仕組みになっています。
電力消費量(kWh) | 1kWhあたりの値段 |
---|---|
0 - 120kWh | 23.97円 |
120 - 280kWh | 30.26円 |
280kWh以上 | 33.98円 |
北海道電力の料金 - 実際に計算してみました
北海道電力の電気料金の中身が分かりました。ポイントは1.「基本料金」と2.「電力量料金」でしたね。
それでは、北海道電力・従量電灯Bの電気料金を実際に計算してみることにしましょう。ここでは仮に40Aの契約で今月の電気の消費量が500kWhだったとします。(4人家族を目安にしています。)
まず、40Aの場合1364.00円が「基本料金」としてかかります。ここは固定の料金です。
次に、「電力量料金」を計算します。「電力量料金(1kWhあたりの単価)」は3段階に分かれているため、ちょっと複雑ですが1つずつみていけば大丈夫です。
まずは、1段階目、120kWhに「1段階目の1kWhあたりの料金単価」23.97円を掛けます。
次に、2段階目部分は180kWh(=300-120)ですから、これに「2段回目の1kWhあたりの料金単価」30.26円を掛けます。そして最後3段階目は、残りの200kWh(=500-300)に「3段階目の料金単価」33.98円を掛けます。
これを全部足したものに、もちろん「基本料金」も忘れずに加えてください。このようにして北海道電力から請求される電気料金は計算されています。
ちなみに、もし一か月の電力消費量が120kWh未満だったならば1段階目だけを、300kWh未満だったならば1段階目と2段階目だけを計算します。
- 基本料金
- 電力量料金(1段階目を計算、2段階目を計算、3段階目を計算)
燃料調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金も加わります・・・燃料調整額は、発電のための燃料の価格や為替ルートの変動を電気料金に調整するためのもので、毎月マイナスになったりプラスになったりと、変動します。燃料費調整額は、燃料費調整単価 × 電力使用量(1か月の電気使用料:1kWh)で算出されます。再生可能エネルギー発電促進賦課金は、再エネ発電促進賦課金単価(円/kWh)× 電力使用量(1か月の電気使用料:1kWh)で算出します。最終的な電気料金は、上記の「基本料金」「電力量料金」にこれらが加えられたものです。
北海道で電気料金を安くする方法

北海道電力の従量電灯プランを申し込んでいるならば
北海道電力の電気料金の計算方法をご紹介しました。北海道は冬の寒さが厳しいため、消費電力も増え、全国的にも電気料金が高くなりやすい地域です。
前の項目でも述べたように、毎月の北海道電力の電気料金を決定するのは、従量電灯プランの場合アンペア毎に異なる「基本料金」と毎月の「電力量料金(消費量(kWh)×電力料金単価)」です。
毎月の「電気の消費量(kWh)」は、節電をすれば下げる事も可能ですが努力が必要です。安易なアンペアダウンもブレーカーが頻繁に落ちる原因になりますから慎重に行う必要があります。色々工夫をしてみても、冬に電気の使用量を下げるのは厳しい家庭も多いでしょう。辛い努力をするよりも、北海道電力より安い「基本料金」や「電力量料金」を設定している電力会社に申し込めば、簡単に単純に電気料金は安くなります。以下に北海道電力より料金を安く設定している電力会社をピックアップし料金の比較してみました。
中には、アンペア容量に限らず「基本料金」が完全に0円というプランを提供している電力会社も存在します。またリミックスでんきは、「基本料金」も「従量料金」も北海道電力よりも5%安いという分かりやすい料金プランを設定しています。
基本料金 | |||||
---|---|---|---|---|---|
契約アンペア数 | 北海道電力 従量電灯B ![]() |
Looopでんき おうちプラン ![]() |
リミックスでんき 従量電灯B ![]() |
HTBエナジー プライムプラン ![]() |
|
10A | 341.00円 | 0円 | 提供なし | 提供なし | |
15A | 511.50円 | ||||
20A | 682.00円 | ||||
30A | 1023.00円 | 971.85円 | |||
40A | 1364.00円 | 1295.80円 | |||
50A | 1705.00円 | 1619.75円 | 852.00円 | ||
60A | 2046.00円 | 1943.70円 | 1023.00円 | ||
電力量料金 | |||||
電力使用量 | 北海道電力 従量電灯B |
Looopでんき おうちプラン |
リミックスでんき 従量電灯B |
HTBエナジー プライムプラン |
|
120kWhまで | 23.97円 | 29.50円 | 22.77円 | 26.95円 | |
120kWh超えて280kWhまで | 30.26円 | 28.74円 | |||
280kWh超える | 33.98円 | 32.28円 |
このように比較すると、電力会社によって料金単価が違う事がよくわかります。
北海道電力よりも電気料金が安くてオススメの新電力の特徴
あわせて、北海道のおすすめの電力会社の会社ごとの特徴も紹介します。
基本料金(最低料金)がゼロ円のLooopでんき
Looopでんき:おうちプラン(北海道エリア)は、基本料金がなんとゼロ円です。契約アンペア容量が高い人ほど、毎月必ずかかる基本料金がゼロ円になった時の差額が大きいことが分かります。さらに、Looopでんきは、解約金もゼロ円です。
また従量料金(電力量料金)に注目すると、北海道電力が3段階なのに対して1段階で120kWh以上だと安くなります。毎月300kWh以上利用するるような家庭ですと、北海道電力から切り替えるだけでとてもお得です。
電気の使用量が少なくても5%安くなるリミックスでんき

リミックスでんきは、北海道電力に比べて基本料金も従量料金(電力量料金)もそれぞれ一律で5%安くなります。電気使用量が少ない家庭でも切り替えるだけで確実に安くなるのが最大のメリットです。
契約アンペア数が30A以上だけど、月々の使用量が300kWh未満の方などは、着実に安くする手段として有効です。
アンペア数が多いとお得な幅も広がるHTBエナジー
HTBエナジーには大きく分けて二つのプランがあります。契約アンペア数が30A・40A向けのウルトラプランと、50A・60A向けのプライムプランです。
ウルトラプランの場合は基本料金と従量料金(電力量料金)がそれぞれ北海道電力よりも安くなり、40Aの場合最大8%お得になります。
プライムプランの場合は、上の比較表にもあるように、基本料金が半額になります。また従量料金(電力量料金)も1段階となり120kWh以上では、他の新電力と比べても安くなっています。
HTBエナジーでは北海道電力エリア向けのプランとして、この他にも1日のうち2時間の電気料金が無料になる「ママとくプラン」があります。
オール電化住宅ならidemitsuでんき(出光興産)
上記では、北海道電力の一般的な電気料金プラン:従量電灯Bとの比較を行いました。ただ、現在オール電化住宅の方は北海道電力オール電化プラン「eタイム3プラス」を利用されている方も多いでしょう。
この北海道電力のeタイム3プラスから基本料金が安くなるのが、idemitsuでんき(出光興産)の深夜におトクな「オール電化」プランです。
idemitsuでんき(出光興産)の電気は、この他にもカーオプションでガソリン代1リッターあたり2円割引(月100Lまで)なったり、電気自動車ユーザーでも毎月200円割引になるカーオプションがあります。
深夜用の電気料金プランを契約しているならば
私道などの深夜の街灯向けのプランは、昼間の間は電気を使用しないことを前提に、夜間の限られた時間帯の電気料金が安く設定されています。その他、農業用の電力など特別な電気料金プランは北海道電力でしか契約ができません。このようなプランを契約されている方は引き続き北海道電力との契約が必要です。
また、かつては、夜間に長時間電気を必要とするロードヒーティング専用の電気料金プラン「融雪用電力」などが北海道電力から提供されていましたが、このプランは新規加入の受付を終了しています。
電力会社の切り替えで電気料金が安くなるのは、従量電灯プランを契約しているご家庭が主となります。