東京電力の新しい「スマート契約」ってなに?お得になるの?

2016年4月に迫った電力自由化に向け、電気業界最大手の東京電力が、新たな電気料金プランと基本料金の決定方法「スマート契約」を発表。

一般家庭向け電気料金プランとしては業界初となる実量制の導入です。

果たして、東京電力の「スマート契約」で電気料金を節約することができるのでしょうか?

過去のピーク電力で基本料金が決まる「スマート契約」

電気料金の計算方法でもご紹介しているように、毎月支払う電気料金は主に「基本料金」と「電力量料金」の合計で決定されています。

これまでの一般家庭向け電気料金プランは、40A、60Aなどブレーカの容量に応じて基本料金が決定する「ブレーカー契約」でした。

一方、電気の使用量が多い法人向けの電気料金プランでは、電気メーターで計量された過去1年間(当月1月+直前の11カ月)のピーク電力(最大需要電力)によって基本料金を決定する「実量制」が取り入れられていました。

今回、東京電力が発表した「スマート契約」は、一般家庭へもこの実量制を採用したものです。

「スマート契約」は消費電力量のコントロールが鍵

東京電力の「スマート契約」では、スマートメーターで計測した過去1年間(その月と前11か月)の各月のピーク電力のうち最も大きい値を契約電力とし、その契約電力に料金単価を乗じることで 基本料金を決定します。

ピーク電力を抑える秘訣は、消費電力量のコントロール。

各月のピーク電力は、スマートメーターで30分ごとに計測される使用電力量をもとに算定されます。なのでドライヤーや電子レンジなど消費電力の多い電化製品をを同時に使うことがあっても、瞬間的な利用であればピーク電力が一気に上がってしまうことはありません。

東京電力の「スマート契約」ではわたしたち利用者それぞれの過去1年間の電気の使用実績をもとに基本料金が決まるため、継続的に電化製品の使い方を工夫してピーク電力を低く保つことができれば、基本料金が今よりも安くなり電気料金を節約することができそうです。

電気の使い方によっては危険!?「スマート契約」

一方で、東京電力の「スマート契約」にすると従来のような「電気を使いすぎてブレーカーが落ちてしまった!」という強制的な電気の使用量の制限がなくなります。

いつも無意識に多くの電化製品を同時に使用してしまうような家庭では、逆に基本料金が跳ね上がってしまう危険性もあります。

また、一度その月のピーク電力が上がってしまうと、その後11ヶ月間ずっと基本料金が割高になってしまうので注意が必要です。

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