ドコモ光のプロバイダはOCNとGMOとくとくBBどちらがおすすめ?
ドコモ光のプロバイダは、OCNとGMOとくとくBBのうちどちらがおすすめかを、4項目(月額料金/申込特典/通信速度/ブランド)で徹底比較して検証しました。
結論、とにかくNTT系のプロバイダというブランドにこだわるならOCN、特典など金銭的なおトクさ重視ならGMOとくとくBBがおすすめです。せっかくドコモ光を申し込むならお得に申し込みたいという方は必見です。
ドコモ光プロバイダ比較:OCNとGMOとくとくBB
ドコモスマホとセットで契約するとお得な光回線、「ドコモ光」。ドコモ光にはいくつかプロバイダが存在しますが、その中から今回はOCNとGMOとくとくBBに注目して、各プロバイダを4項目でそれぞれ詳しく比較してみました。
結論として、豊富な申込特典があるGMOとくとくBBのほうが断然おすすめです。下記では、おすすめ度の違いを項目別に分かりやすく表記しています。
ドコモ光×GMOとくとくBB | ドコモ光×OCNインターネット | |
---|---|---|
月額料金 | ★★★★☆(タイプA料金) 1ギガマンション:4,400円 1ギガ戸建て:5,720円 |
★★★★☆(タイプA料金) 1ギガマンション:4,400円 1ギガ戸建て:5,720円 |
申込特典 | ★★★★★ オプション不要で4.5万円キャッシュバック |
★★☆☆☆(ドコモ公式特典のみ) |
通信速度 | ★★★★★(十分な速さ) | ★★★★★(十分な速さ) |
ブランド | ★★★★☆(プロバイダ大手) | ★★★★★(NTTドコモが運営) |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト |
では、それぞれの項目を具体的に比較してみましょう。
ドコモ光プロバイダ比較①月額料金
OCNインターネットとGMOとくとくBBは、どちらもドコモ光タイプAのプロバイダです。そのため、月額料金は下記のとおり全く同じです。
ただし、総合的なコストパフォーマンスではGMOとくとくBBのほうが勝っています。なぜなら比較②で見るように、GMOとくとくBBにはお得な申込特典があるからです。
ドコモ光(GMOとくとくBB) | ドコモ光(OCNインターネット) | |
---|---|---|
1ギガ戸建て | 5,720円 | 5,720円 |
1ギガ集合住宅 | 4,400円 | 4,400円 |
10ギガ戸建て・集合住宅 | 6,380円 | 6,380円 |
OCNはドコモ光タイプAのプロバイダになった ドコモ光の提携プロバイダはタイプAとタイプBに分かれており、タイプAのほうが月々220円安くなります。OCNはもともとタイプBのプロバイダであり、タイプAのGMOとくとくBBより220円高い料金でした。しかし、従来のOCNは新規受付を2023年6月30日に停止し、2023年7月1日からタイプAのプロバイダ「OCNインターネット」として再登場しました。OCN(タイプB)は、以前から契約しているユーザーのみ継続して利用できます。
ドコモ光プロバイダ比較②申込特典
申込特典で比較すると、GMOとくとくBBのほうがOCNインターネットよりお得です。下記の比較表をご覧ください。
出典:GMOとくとくBBドコモ光公式サイト
まず、GMOとくとくBBは最大45,000円にのぼる現金キャッシュバックがあります。一方でOCNインターネットには現金キャッシュバックがありません。これだけでもお得度に大きな違いが出ます。
さらに、他社インターネットからドコモ光×GMOとくとくBBに乗り換える人は、違約金補助として1万5千円上乗せして現金キャッシュバックされます。それに対してOCNの場合は期間限定dポイントで還元されます。
やっぱり、「ポイントよりも使い道が自由な現金の方がいい!」という方が多いんじゃないでしょうか。
ドコモ光(GMOとくとくBB) | ドコモ光(OCNインターネット) | |
---|---|---|
キャッシュバック | ◎ 最大45,000円キャッシュバック |
✖ なし |
dポイントプレゼント | 〇 1ギガ申込2,000pt、10ギガ申込17,000pt |
◎ 1ギガ申込20,000pt、10ギガ申込35,000pt |
工事費無料 | ◎ 新規工事費無料 |
◎ 新規工事費無料 |
解約違約金負担 | ◎ 15,000円キャッシュバック還元 |
〇 11,000dポイント還元 |
WiFiルーター無料レンタル | ◎ 1ギガ対応ルーター無料レンタル |
◎ 1ギガ対応ルーター無料レンタル |
セキュリティ無料 | ◎ マカフィーマルチアクセス550円/月⇒1年間無料 |
〇 マイセキュア275円/月⇒1年間無料 |
初回サポート無料 | ◎ ドコモ光専用無料訪問サポート |
◎ OCN無料訪問サポート |
その他特典 | 開通前モバイルWi-Fiレンタル3ヶ月無料 | ー |
比較:キャッシュバック特典
ドコモ光申し込みの目玉特典といえるのがキャッシュバックです。各プロバイダのキャッシュバック特典を比べてみましょう。
GMOとくとくBBのキャッシュバック特典
出典:GMOとくとくBBドコモ光公式サイト
ドコモ光のプロバイダにGMOとくとくBBを選ぶと、オプション加入不要で45,000円の現金キャッシュバックがもらえます。キャッシュバックの内訳は以下のとおりです。
他社からの乗り換えであったり、10ギガプランへの申し込みの場合、さらに上乗せでキャッシュバックが加算されます。
たとえば、他社からドコモ光に乗り換えて10ギガプランに申し込むと、映像サービスに加入しなくても計70,000円キャッシュバックされます。
キャッシュバック金額 | 申込区分 |
---|---|
45,000円 | ドコモ光のみ |
上記+15,000円 | 他社インターネットから乗り換えで違約金が発生 |
上記+20,000円 | 10ギガプランに申込み |
キャッシュバック振込は5ヵ月目 GMOとくとくBBのキャッシュバック特典ですが、ドコモ光工事開通月を含む4ヵ月目に案内メールが届きます。そのメールにしたがって口座登録すると、その翌月末日にキャッシュバック額が口座振り込みされます。つまり、最短5ヵ月で受け取ることができるわけです。
OCNインターネットのdポイントプレゼント特典
OCNインターネットには現金キャッシュバックがありません。OCNの場合、特典はドコモdポイントプレゼントとなっています。進呈ポイント数は下記のとおりです。
ポイント進呈時期はドコモ光利用開始月の4ヵ月後になります。ちなみに、dポイント(期間・用途限定)の有効期限は進呈月を含む6ヵ月間です。
ドコモ光1ギガ | ドコモ光10ギガ | |
---|---|---|
新規申し込み | 20,000pt(期間・用途限定) | 35,000pt(期間・用途限定) |
転用 | 15,000pt(期間・用途限定) | 30,000pt(期間・用途限定) |
dポイント(期間・用途限定)の使い道は? dポイント(期間・用途限定)は、コンビニや街のお店、インターネットでの買い物などに使えます。いっぽうで通常のdポイントと異なり、ケータイ料金の支払いやデータ量追加、ポイント交換商品などには利用できません。
比較:セキュリティ無料特典
OCNインターネットとGMOとくとくBBのセキュリティ特典を比較してみましょう。どちらも1年間無料ですが、セキュリティソフトとその内容が異なります。
一番大きな違いはセキュリティを設定できるデバイス数です。GMOとくとくBBは3台まで、たとえばパソコン1台+スマホ2台にセキュリティソフトを設定できます。
一方のOCNは1台までしか設定できないうえに、iPhone/iPadは設定不可となっています。機能面でも、OCNのセキュリティソフトは少し物足りない印象を受けてしまいます。
ドコモ光(GMOとくとくBB) | ドコモ光(OCNインターネット) | |
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セキュリティソフト | マカフィーマルチアクセス | マイセキュア |
基本料金(税込) | 550円/月\1年間無料/ | 275円/月\1年間無料/ |
対応デバイス | パソコン・スマホ・タブレット | パソコン・スマホ・タブレット ※iPhone/iPadは非対応 |
設定可能台数 | 3台 | 1台 |
セキュリティ機能 |
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ドコモ光プロバイダ比較③通信速度
不特定多数のユーザーによる速度レポートで割り出した平均速度を見てみましょう。下記では、ダウンロード速度はどちらもほぼ同じスピードですが、アップロード速度はGMOとくとくBBのほうが速いことが窺えます。
一般的な用途であればどちらのプロバイダでも十分快適な通信ができます。動画や大容量ファイルをネットに頻繁にアップする人であれば、アップロード速度が速いGMOとくとくBBのほうがおすすめです。
ドコモ光(GMOとくとくBB) | ドコモ光(OCNインターネット) | |
---|---|---|
平均ダウンロード速度 | 280Mbps | 279Mbps |
平均アップロード速度 | 298Mbps | 251Mbps |
平均Ping値 | 19.3ms | 19.0ms |
参照:みんなのネット回線速度(2023年9月時点)
プロバイダごとに平均速度が異なる理由
ドコモ光はどのプロバイダと契約しても使用回線はNTTフレッツ光ですが、プロバイダごとに通信速度が異なる場合があります。これは、プロバイダごとにNTT局内に設置される網終端装置がひとつの原因かもしれません。
網終端装置でトラフィック(回線混雑)が発生すると通信速度は遅くなります。網終端装置は、プロバイダの契約者数が一定数を超えることで増設されます。
つまり、契約者数が増加中の人気プロバイダであればあるほど網終端装置も増えて、トラフィックが改善されやすいということです。
ドコモ光プロバイダ比較④ブランド
プロバイダの会社としての規模では、NTTドコモ直営のOCNのほうが圧倒的に大きいといえます。もし多少高くてもNTT系列のブランドを重視するのであればOCNを選ぶのもアリかもしれません。
いっぽう、GMOとくとくBBもプロバイダ業界では老舗かつ大手です。じつはインターネット事業をOCNより1年前にスタートしています。OCNと比べても全く遜色ないといえるでしょう。
GMOとくとくBB | OCNインターネット | |
---|---|---|
運営会社 | GMOインターネットグループ株式会社 | NTTドコモ |
事業開始日 | 1995年12月 | 1996年12月 |
資本金 | 50億円 | 9,496億7千9百万円 |
従業員数 | 7,393名 | 7,903名(グループ47,151名) |
プロバイダOCNの概要
OCNは会員数も730万人(2023年3月31日時点)と、日本最大級のインターネットサービスプロバイダです。
プロバイダのOCNは1996年に事業を開始しました。もともとNTT系列のNTTコミュニケーションズが運営していましたが、2022年にNTTレゾナントに移管されました。そのNTTレゾナントは2023年7月1日にNTTドコモに吸収合併されたため、以降OCNはNTTドコモの直営となりました。
プロバイダGMOとくとくBBの概要
GMOインターネットグループは関連上場企業10社を含め、グループ会社108社をたばねる大企業です。インターネットインフラ事業に加えて、広告メディア事業、インターネット金融事業なども扱っています。
プロバイダGMOとくとくBBの会員数は130万人(2019年5月時点)です。2020年にはオリコン顧客満足度ランキング1位を獲得するなど、ユーザーからも高い評価を獲得しています。
まとめ:ドコモ光はGMOとくとくBBのほうがOCNよりおすすめ
ドコモ光のプロバイダ「OCNインターネット」と「GMOとくとくBB」を比較してきましたが、4項目中3つでは大きな差はありませんでした。一番大きな違いは特典内容で、GMOとくとくBBの方がお得になります。
GMOとくとくBBは最大10万円の現金キャッシュバックがあるのに対して、OCNインターネットは最大35,000円分のdポイント(期間・用途限定)進呈となっています。
還元額が高いうえに現金で受け取れるGMOとくとくBBのほうが、利用期間と用途が限定されるポイント還元のOCNよりもおすすめなのは間違いありません。