海外旅行で使えるポケット型WiFi - レンタル派?クラウドSIM派?どちらがお得か徹底調査

海外旅行先でのインターネット環境を悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。WiFiをレンタルする以外に方法はあるの?日本で契約しているポケット型WiFiが海外で使えるって本当?この記事ではそんな疑問をスッキリさせます。
海外でWiFiを使う方法

海外でWiFiを使う方法は主に3つあります。
どのパターンが便利なのか?それぞれの特徴を確認してみましょう。旅行中にどのようにWiFiを使いたいか、によって選ぶと失敗しないでしょう。
①海外・日本の両方に対応するポケット型WiFiを持っていく
日本で既にポケット型WiFiを契約中の場合、それが海外対応(クラウドSIM入りのモバイルWi-Fi)であれば、海外旅行でもそのまま使えます。
✅日本/海外兼用タイプの海外用Wi-Fiプラン
日本で使用している端末を海外に持っていき、電源を入れればそのまま使えるので面倒な手間もなく便利です。料金は使った日だけ発生するので、飛行機に乗っている移動日などで使わない日があっても損をしません。
ただし、ほとんどの場合で1日1GBとなるので大容量使う場合には向いていません。LINEでのメッセージなどでのやり取りの場合は、たっぷりと使えます。
クラウドSIMとは?
日本・海外でSIMカードを差し替えなくても、自動で現地の電波を拾ってくれる仕組みのことです。その為、日本でも海外でも自動的に現在地で快適に使えるWi-Fiの電波を拾ってネットにつなげてくれます。
②旅程にあわせてポケット型WiFiをレンタルする
海外旅行の日程に合わせてポケット型WiFiをレンタルする方法です。下の写真のように、キットを空港でレンタルして旅行から戻ったらまた空港で返却します。

先に予約を済ませておいて、空港や自宅で端末を受け取り、帰国後に返却する方法が一般的です。使わない日があっても料金を支払う必要があるので、割高になる場合もあるのがマイナスポイントです。
✅空港でレンタルするタイプの海外用Wi-Fiプラン
仕事で使う、地図の利用をたくさんする、ビデオ通話を長時間行うなどギガをたくさん使う使い方をしたい場合には、レンタルWiFiの無制限プランを選ぶとよいでしょう。
③現地の無料WiFiを使用する
海外でWiFiを使う方法で一番コストがかからないのが、無料WiFiを利用するという方法です。ホテルのWiFiが一番イメージしやすいかと思います。

観光中はWiFiを使わず、ホテルに戻ってきてからまとめてメールやLINEをチェックするという方であればホテルのWiFiだけで十分かもしれませんね。しかしながら、ネットが途切れやすかったり、セキュリティ面で信頼できなかったりするため、おすすめ度は低め。
どっちが安い?レンタルWiFiと国内外使えるポケット型WiFiを比較
海外レンタルWiFiのWiFiBOXとクラウドSIMのポケット型WiFiで料金比較をしてみましょう。韓国、ハワイ、フランスでそれぞれ想定される旅程での比較です。クラウドSIMのポケット型WiFiはおすすめから一番安い料金の事業者での比較をしています。
🛫WiFiBOXとZEUS WiFiを比較 - 韓国 2泊3日
韓国 2泊3日の旅行の場合は、どちらも3日間で計算しています。1日あたりの料金が安いZEUS WiFiの方が安い結果になりました。
ZEUS WiFi (クラウドSIM) | WiFiBOX (海外レンタルWiFi) | |
---|---|---|
1日あたり(1GB) | 680円 | 690円 |
2泊3日 | 2,040円/3日分 | 2,070円/3日分 |
🛫WiFiBOXとクラウドWiFi東京を比較 - ハワイ 5泊7日
ハワイ 5泊7日では、現地で使う期間としてクラウドSIMの場合は5日間、レンタルWiFiは旅の行程である7日間で計算しています。
クラウドWiFi東京はレンタル期間が2日間短いにもかかわらず、レンタル料金が安いWiFiBOXの方が安くなりました。旅行期間中に3日ほどしかWiFiを使わないという場合には、クラウドWiFi東京の方が安くなります。ホテルの無料WiFiをメインに使い、数日間だけWiFiを使いたいという方にはクラウドWiFi東京はお得でしょう。
クラウドWiFi東京 (クラウドSIM) | WiFiBOX (海外レンタルWiFi) | |
---|---|---|
1日あたり(1GB) | 1,050円 | 690円 |
5泊7日 | 5,250円/5日分 | 4,830円/7日分 |
3,150円/3日分 |
🛫WiFiBOXとクラウドWiFi東京を比較 - フランス 7泊9日
フランス 7泊9日では、現地で使う期間としてクラウドSIMの場合は7日間、レンタルWiFiは旅の行程である9日間で計算しています。
こちらの場合では、両者の料金がほぼ同じなので、日数の少ないクラウドWiFi東京の方が安くなりました。
クラウドWiFi東京 (クラウドSIM) | WiFiBOX (海外レンタルWiFi) | |
---|---|---|
1日あたり(1GB) | 900円 | 890円 |
7泊9日 | 6,300円/7日分 | 8,010円/9日分 |
失敗しないポイント 上記は全て1日1GBで比較しています。クラウドSIMの場合、1日1GBの1日の定義は日本時間の0:00~23:59となります。日本と旅行先の時差が大きければ大きいほど、時間のギャップが発生するため注意が必要となります。時差も考慮して選ぶとよいでしょう。
国内外使えるポケット型WiFi(クラウドSIM)おすすめ 5選

日本で契約しているポケット型WiFiの端末を海外に持っていくだけでそのまま使えるクラウドSIMのポケット型WiFiを紹介します。
ほとんどの場合で、使用した日数のみ料金が発生し使っていない日(電源をいれていない日)は0円になります。ただし、1日の定義が日本時間の0:00~23:59となるため、注意が必要です。
①クラウドWiFi東京

クラウドWiFi東京は縛りなしポケット型WiFiとして、国内でもおすすめできるポケット型WiFiです。海外で利用する際も料金が安いので、海外によく行く方には1番おすすめできるポケット型WiFiです。
利用国 | 料金(1日1GB) |
---|---|
韓国・タイ・台湾・イギリス | 750円 |
シンガポール・マレーシア | 850円 |
フランス | 900円 |
アメリカ・オーストラリア・サウジアラビア | 1,050円 |
ノルウェー・スウェーデン・デンマーク・ウルグアイ | 1,200円 |
グアム・南アフリカ共和国 | 1,450円 |
1日に国をまたいで利用する場合、該当国の利用料金が個別に発生致します。
※国境付近でのご利用の場合、国境をまたいでいない場合でも2ヵ国の電波を受信してしまう場合がございますのでご注意ください。
②ZEUS WiFi

ZEUS WiFiは500MB・1GB・無制限の3つの容量プランから選ぶことができます。無制限プランでもリーズナブルな価格で提供しているので、大容量を使う予定の方は迷わず無制限プランを購入したいですね。

その他の国・地域の料金はZEUS WiFiの公式サイトより確認できます。ZEUS WiFiを海外で利用する場合は事前にマイページで購入する必要があります。現地で追加したい場合はマイページにログインすれば旅行中でも追加が可能。
③THE WiFi

THE WiFiは現地で電源を入れるだけでWiFiの利用が可能になります。東南アジア17ヵ国は1日1GBが850円、その他の国では1日1GB 1,250円となり、1日最大3GBまで利用できます。
対象国 | 料金(1GBあたり) |
---|---|
アジア17ヵ国(中国、台湾、韓国、香港、マカオ、 シンガポール、インドネシア、タイ、フィリピン、 マレーシア、ベトナム、インド、ミャンマー、モンゴル、 ラオス、カンボジア、バングラデシュ) | 850円 |
その他の国 | 1,250円 |
④リチャージWiFi

リチャージWiFiは端末買い切り、ギガがなくなったらチャージして使うチャージ式ポケット型WiFiです。海外旅行先のギガを事前に購入することで、海外でもWiFiが利用できます。

韓国での利用の場合、1GB 1,280円と他社に比べると少し割高ですが、有効期限が365日と他社より長め。同じ渡航先に頻繁に行く方にはおすすめです。
⑤ギガセットWiFi

リチャージWiFiと同様、ギガセットWiFiも端末買い切り、ギガがなくなったらチャージして使うチャージ式ポケット型WiFi。ギガセットの公式サイトより海外渡航先のギガを事前に購入することで、海外でもWiFiを利用することができます。

ギガセットの場合、有効期限は365日ではなく購入後1ヶ月以内に利用する必要があります。おかわりギガは1日1GB、3日2GB、7日5GBから選択可能。
海外旅行レンタルWiFiおすすめ 3選

海外旅行に行く前に海外で使える端末をレンタルすることも可能です。レンタルWiFiのおすすめも見ていきましょう。
①WiFiBOX

予約も簡単、料金も安いと人気のWiFiBOX。空港だけでなく、駅やショッピングモールでもレンタルができ、海外だけでなく日本でも利用できます。500MB・1GB・無制限の3つのプランがあるので用途に合わせてギガを選びましょう。

レンタル方法は、Webで予約をし、貸出場所でQRコードを読み取るだけ。スロットから端末を取り出したらレンタルが開始され、返却時にはスロットに入れ込むだけというシンプルなもの。
1日1GBの料金は、韓国・台湾・ハワイ・タイは690円、フランス・シンガポールは890円と低価格で提供しています。
②jetfi(ジェットファイ)

無制限プラン・1Gプラン・500MB・350MBと料金プランが豊富にあるjetfi(ジェットファイ)。100ヵ国以上の国でインターネットができるので、旅行だけでなく、出張でも安心して使えるのが高ポイント。

使い方も簡単でWeb予約をし自宅やコンビニで受け取り。旅行から戻ったら郵便ポストに返却するだけ。
③グローバルWiFi

レンタルWiFiといえばグローバルWiFiというほど人気で老舗のレンタルWiFi。当サイトからの予約で1,000円引きになるので、お得にレンタルしたい方は「公式サイトから申し込み」を。
長期でのレンタルの場合、長期割引もあるので留学や出張でも安くレンタル可能です。

Web申込をし、空港等で受け取りをし、帰国後「返却BOX」に返却するのみで簡単にレンタルできます。
海外旅行時のポケット型WiFiを選ぶ際に考慮したいポイント

海外旅行に持っていくポケット型WiFi選びに迷っている方。何に注意して選ぶべきか考慮したい項目を確認しておきましょう。
1日に使えるデータ容量の上限
一番考慮したいポイントは、1日に使えるデータ容量です。1日1GBで足りるのか、無制限がよいのかを考えてみましょう。クラウドSIMの場合は1日1GBが多いので、無制限がよい場合はレンタルWiFiがよいでしょう。
ホテルのWiFiをメインに利用し、いざという時にWiFiを使える状態にしておきたいというのであれば、クラウドSIMを持っていくと安心です。
また、一人で使うのかグループや家族でシェアするかによっても変わるでしょう。2人で1GBをシェアするのであれば、1人500MBずつになりますし、4人の場合は250MBずつとなり、すぐ1GBを使い果たしてしまいます。一人で使うか、グループでシェアをするかは容量を選ぶ際に大きなポイントになります。
WiFiを利用する日数
現地でWiFiを利用する日数によっておすすめが変わります。クラウドSIMの場合は、現地で電源を入れた日のみ料金が発生する仕組みになっています。ですので、飛行機での移動が多い場合や特定の日だけWiFiを使いたいという方にはクラウドSIMがおすすめです。
レンタルWiFiの場合は旅行の日程全てでレンタル料金が決まるため、移動中で使用できない日程分は損をすることになります。また、自宅までの郵送代がかかる場合もあるので確認が必要です。レンタルWiFiの場合、無制限を低価格で提供しているので、無制限が良い人にはおすすめです。
料金システム
全てが無制限の料金というわけではなく、1日〇GBといった制限を設けている場合がほとんどなので、注意深く料金を確認しましょう。クラウドSIMの場合、1日1GBというのが多い傾向にあります。レンタルWiFiの場合は、無制限もしくは1日〇GBというプランが選べます。また、1ヵ国もしくは複数ヵ国渡航する場合では料金が違ってきます。まずは旅行中に利用したいギガ数を考えてプランを決めましょう。
渡航先のエリア
もう一つのポイントは自分が行こうと思っている渡航先のエリアが使用可能か?確認する必要があります。レンタルWiFiやクラウドSIMのサービス提供国を事前にチェックしておきましょう。
海外旅行でWiFiを使うデメリットと注意点
海外旅行中にWiFiを使うメリットはどのようなものがあるでしょうか。初めての海外旅行の場合は勝手が分からないので、とりあえずWiFiをレンタルしようと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
海外でも常にインターネットが使え観光ができる
一番のメリットはやはり旅行中に常にインターネットが使えることなのではないでしょうか。WiFiがあるということは、現地で人気のレストランやお店を地図で確認したり、旅行中でも日本にいる家族や友達と連絡を取れるということ。WiFiがなければ、外出中はスマホを使わず、ホテルに戻ってから無料WiFiを使ってまとめて見ることになります。
海外ローミングに比べて安い
各キャリアで料金設定がありますが、レンタルWiFiやクラウドSIMに比べると割高になることがほとんどです。3大キャリアのドコモ・ソフトバンク・auで海外ローミングを使用する場合、1日最大2,980円ほどが相場になります。
海外旅行でWiFiを使うデメリットと注意点
荷物が増える
海外でポケット型WiFiを使うには、端末だけでなく充電器やコンセントアダプターを持っていく必要があります。外出先で充電が気になる方は予備バッテリーを準備したりと、ただでさえ荷物が多くなりがちな海外旅行にプラスで荷物が増えます。
1日で決まっているデータ容量を超えると低速になる
無制限の場合は問題ありませんが、1日での制限がある場合は使いすぎると低速になります。複数人で使う場合は特に容量の消費が多くなるので、注意が必要です。
レンタルWiFiの場合は受取・返却が必要になる
レンタルWiFiの場合、空港や自宅で端末の受取が必要になります。また、帰国後は返却をしないといけません。空港での受取の場合は時間に余裕を持って空港に到着するなど注意が必要です。
このような手続きが面倒だという方はクラウドSIMのポケット型WiFiがおすすめです。日本で契約している端末を持っていくだけなので、便利です。
レンタルWiFiの場合、使わない移動日でも利用料がかかる
レンタルWiFiの場合は、出国してから帰国するまでがレンタル期間となるため、移動日で使えない日があってもレンタル料金を支払わなくてはなりません。
クラウドSIMのポケット型WiFiの場合は、現地で電源を入れた日のみ料金が発生する仕組みになっています。その為、使えない時間が多い場合はクラウドSIMの方がお得に使えます。
【まとめ】使う日と使わない日があるならクラウドSIMのポケット型WiFiがおすすめ◎
比較をしたところ、クラウドSIMは全ての旅行行程の料金を支払う場合だと割高になることが分かりました。使う日と使わない日がある場合はクラウドSIMのポケット型WiFiの方が安くなります。
海外旅行によく行く方は海外でも利用できるクラウドSIMのポケット型WiFiを契約しておくと便利です。今回紹介したクラウドWiFi東京は縛りなしプランなのでいつ解約しても解約金ゼロなのに月額料金も安いポケット型WiFiですよ。
場合によってはレンタルWiFiもお得ですが、日本国内でもポケット型WiFiを使用したいという場合には海外でも利用できるポケット型WiFiを契約しておくといざという時に活躍します。