ご注意:電気料金の改定について 2023年4月以降、各地の大手電力会社において、電気料金の値上げが行われます。また、これに伴って料金改定を行う新電力もあると予想されます。
セレクトラでは随時情報更新に努めてまいりますが、ページの情報が最新ではない可能性があります。電力会社への申し込みを検討中の方は、事前に公式サイトにて料金情報を必ずご確認ください。
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電気代の計算方法を知って、電気代を節約しよう!

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毎月の電気代はどのように計算されているのでしょうか。電気料金プランの構成要素を確認し、世帯人数ごとに計算してみました。電気代の計算方法が分かれば、今よりも電気代を安くできます。

  • 電気代は「基本料金(最低料金)」と「電力量料金(従量料金)」から計算されます。
  • 主な電化製品の消費電力を一覧表で確認できます。
  • 電化製品の電気代の計算方法を分かりやすく説明します。
  • 自宅でかかるおおよその電気代を簡単に計算できます。
  • 世帯人数別のひと月あたりの電気代の平均額も分かります。
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毎月の電気代はどうやって計算されている?

まずは、私たちが毎月支払う電気料金がどのような根拠に基づいて計算されているかを確認しましょう。

電気料金プランにはいくつかのタイプがありますが、基本的な計算方法はどの電気料金プランでも変わりません。もし自分が契約している電気料金プランが分からない場合は、書面もしくは契約中の電力会社のウェブページ内にある「検針票」に記載がありますので確認してみましょう。

ちなみに、「電気の切り替えをしたことが一度もない」という場合、東京電力や関西電力などの地域大手電力会社が提供しているもっともスタンダードなプランである「従量電灯」を契約している可能性が高いと言えます。

電気料金プランの内訳

一般的に、電気料金プランは以下の4つの要素で構成されています。ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

  1. 基本料金
  2. 電力量料金(従量料金)
  3. 燃料費調整額
  4. 再生可能エネルギー発電促進賦課金

 基本料金

「基本料金」は、電気代のうち電気の使用量を問わず毎月必ずかかる料金です。

一般家庭向けの電気料金プランの中で、基本料金の決め方には大きく分けて「アンペア制」「最低料金制」の2つのタイプがあります。

基本料金のタイプ・対応エリア
アンペア制 北海道電力エリア・東北電力エリア・東京電力エリア・北陸電力エリア・中部電力エリア・九州電力エリア
最低料金制 関西電力エリア・中国電力エリア・四国電力エリア・沖縄電力エリア

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アンペア制

アンペア制の場合、契約するアンペア容量に基づいて基本料金の金額が決まります。アンペア容量が大きいほど、基本料金も高くなり電気代も上がります。

アンペア制は、北海道電力東北電力東京電力北陸電力中部電力九州電力で採用されています。また、同地域で電気の販売をしている新電力も、大手電力会社にならってアンペア容量を選ぶ電気料金プランを提供している場合が多いと言えます。

例:東京電力 従量電灯B(税込)
契約アンペア容量 基本料金
10A 286.00円
15A 429.00円
20A 572.00円
30A 858.00円
40A 1144.00円
50A 1430.00円
60A 1716.00円

アンペア容量は一度に使える電気の最大容量を左右します。アンペア容量が足りないとブレーカーが落ちるため、たくさんの家電を同時に使う家庭や家族の人数が多い家庭などではアンペア容量を大きくする必要があります。

以下に、世帯人数ごとの必要なアンペア数の目安をまとめましたので参考になさってください。

必要なアンペア数の目安
世帯人数 アンペア数 基本料金
(東京電力・従量電灯Bの場合)
一人暮らし 20アンペア 572.00円
二人暮らし 30アンペア 858.00円
三~四人世帯 40アンペア 1144.00円
四〜五人世帯 50アンペア 1430.00円
五人以上の世帯
(電化製品が多い・大型住宅など)
60アンペア 1716.00円
最低料金制

最低料金制の場合、アンペア容量と基本料金は関係ありません。「1契約あたりx円」のように一律の金額が設定されています。なお、基本料金の中に一定の電気使用量に対する電気料金が含まれています。

最低料金制は、関西電力中国電力四国電力沖縄電力で採用されています。また、同地域で電気料金を提供する新電力も同じ形式を取っている場合がほとんどです。

例:関西電力 従量電灯A(税込)
基本料金(最低料金)
1契約につき、最初の15kWhまで 341.01円

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 電力量料金(従量料金)

「電力量料金(従量料金)」は、電気の使用量(kWh:キロワットアワー)に対してかかる電気料金です。電気の使用量が多い月は、この「電力量料金」の料金の部分が増え、トータルの電気代も高くなります。

電力量料金は、「1kWhにつきx円」のように単価が設定されており、この単価にひと月の電気使用量をかけて電力量料金を計算します。大手電力会社のスタンダードなプランである「従量電灯」をはじめ、新電力の多くの電気料金プランにおいて、電力量料金の単価は3段階で設定されています。電気の使用量が多くなるにつれ、3段階で電気料金が高くなるしくみです。

例:東京電力 従量電灯B(税込)
電力消費量 電力量料金(円/kWh)
120kWhまで 19.88円
120kWhを超え300kWhまで 26.48円
300kWh以上 30.57円

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 燃料費調整額

燃料費調整額は、発電に必要な燃料のコスト変動を電気代に反映させるための電気料金です。

日本は、火力発電に使われる燃料(原油・天然ガス・石炭など)のほとんどを輸入で調達しています。燃料の価格は輸入価格や為替レートの影響で常に変動します。この変化を調整するために燃料費調整額が設定されています。

燃料費調整額は電気使用量1kWhに対する単価が設定されており、ひと月あたりの電気使用量をかけることで金額が決まります。燃料費調整額の単価は毎月変動し、燃料コストが上がればプラスに、逆に燃料コストが下がればマイナスになります。

 例:東京電力2021年7月の燃料費調整額=-3.06円/kWh

 例:東京電力2021年8月の燃料費調整額=-3.11円/kWh

 例:東京電力2021年9月の燃料費調整額=-2.58円/kWh

多くの電力会社が燃料費調整額を採用しています。燃料費調整額の単価はそれぞれ電力会社が独自で設定するものですが、多くの新電力が販売地域の大手電力会社と同額の単価を採用しています(例えば、中部電力エリアで供給している新電力の燃料費調整額は、中部電力のそれと同額)(※)。

(※)ただし、電気を作る原料である燃料の取引価格が高騰している間は、燃料費調整額の価格設定に注意が必要です。というのも、大手電力会社の規制料金プラン(東京電力・従量電灯など)では、燃料費調整額の設定に上限を設けているのに対して、電力自由化以降に生まれた自由料金プランでは上限が設けられていないことがあります。そのため、燃料の取引価格が一定以上高騰した場合には、規制料金プランよりも自由料金プランの燃料費調整額が高くなってしまい、結果としてお得にならない場合があります。くわしくは「電気料金の燃料費調整額とは?」をご確認ください。

 再生可能エネルギー発電促進賦課金

再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)とは、電気の利用者すべてが支払いを義務付けられている税金です。名前のとおり、日本の再エネ発電を増やすために使われるお金です。

再エネ賦課金も、1kWhあたりいくらと決まっており、この単価に電気使用量をかけて金額が計算されます。再エネ賦課金の単価は経済産業大臣によって毎年度定められており、電力会社にかかわらず単価は一律です。

 例:2021年度の再エネ賦課金=3.36円/kWh

電力会社の比較で重要なのは「基本料金」と「電力量料金」

ここまで、電気料金(電気代)の構成要素の内容について見てきましたが、お住まいの地域でお得な電気料金プランを見つけたいと思ったら、注目すべきは基本料金と電力量料金です。燃料費調整額は基本的に地域内で同額(※)、再エネ賦課金は全国一律であるためです。基本料金・電力量料金がいくらかを比較して、どの電力会社が一番ご自身に合っているかを確かめましょう。

(※)ただし、電気を作る原料である燃料の取引価格が高騰している間は、燃料費調整額の価格設定に注意が必要です。というのも、大手電力会社の規制料金プラン(東京電力・従量電灯など)では、燃料費調整額の設定に上限を設けているのに対して、電力自由化以降に生まれた自由料金プランでは上限が設けられていないことがあります。そのため、燃料の取引価格が一定以上高騰した場合には、規制料金プランよりも自由料金プランの燃料費調整額が高くなってしまい、結果としてお得にならない場合があります。くわしくは「電気料金の燃料費調整額とは?」をご確認ください。

また、セレクトラのらくらく窓口 03-4520-9550)ではお得な電気料金プラン探しを無料でお手伝いしています。お気軽にご連絡ください。

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世帯人数別:ひと月当たりの電気代・計算方法

電気代の構成要素について理解したところで、次に、実際に「アンペア制」と「最低料金制」、それぞれの場合の電気代を計算してみましょう。

代表的な料金プランとして、アンペア制の電気料金プランには【東京電力 従量電灯B】、最低料金制の電気料金プランには【関西電力 従量電灯A】の料金プランを用い、世帯人数別ごとに細かく計算していきます。

【アンペア制】 の電気料金プラン : 世帯人数別ひと月あたりの電気代の計算

例① 一人暮らし : 東京電力 従量電灯B

東京電力の従量電灯Bプランを契約しており、契約アンペアは20A、ひと月当たりの電気使用量が150kWhだったと仮定して、2021年8月の電気代を計算してみましょう。

  • 契約アンペア:20A
  • 電気使用量:150kWh
  • 2021年8月の燃料費調整額:-3.11円/kWh
  • 2021年度の再エネ賦課金:3.36円/kWh
東京電力 従量電灯B(税込)
契約アンペア数 基本料金(円/月)
10A 286.00円
15A 429.00円

20A

572.00円

30A 858.00円
40A 1144.00円
50A 1430.00円
60A 1716.00円
電力消費量 電力量料金(円/kWh)
~120kWh 19.88円
121~300kWh 26.48円
300kWh以上 30.57円
  1. 基本料金 = 572円
  2. 電力量料金 = 120kWh × 19.88円 + 30kWh × 26.48円 = 3,180円
  3. 燃料費調整額 = 150kWh × -3.11円 = -466.50円
  4. 再エネ賦課金 = 150kWh × 3.36円 = 504円

  +   +   +   = 3,789円(小数点以下切り捨て)

例② 二人暮らし : 東京電力 従量電灯B

東京電力の従量電灯Bプランを契約しており、契約アンペアは30A、ひと月当たりの電気使用量が250kWhだったと仮定して、2021年8月の電気代を計算してみましょう。

  • 契約アンペア:30A
  • 電気使用量:250kWh
  • 2021年8月の燃料費調整額:-3.11円/kWh
  • 2021年度の再エネ賦課金:3.36円/kWh
東京電力 従量電灯B(税込)
契約アンペア数 基本料金(円/月)
10A 286.00円
15A 429.00円
20A 572.00円

30A

858.00円

40A 1144.00円
50A 1430.00円
60A 1716.00円
電力消費量 電力量料金(円/kWh)
~120kWh 19.88円
121~300kWh 26.48円
300kWh以上 30.57円
  1. 基本料金 = 858円
  2. 電力量料金 = 120kWh × 19.88円 + 130kWh × 26.48円 = 5,828円
  3. 燃料費調整額 = 250kWh × -3.11円 = -777.50円
  4. 再エネ賦課金 = 250kWh × 3.36円 = 840円

  +   +   +   = 6,748円(小数点以下切り捨て)

例③ 三~四人世帯 : 東京電力 従量電灯B

東京電力の従量電灯Bプランを契約しており、契約アンペアは40A、ひと月当たりの電気使用量が350kWhだったと仮定して、2021年8月の電気代を計算してみましょう。

  • 契約アンペア:40A
  • 電気使用量:350kWh
  • 2021年8月の燃料費調整額:-3.11円/kWh
  • 2021年度の再エネ賦課金:3.36円/kWh
東京電力 従量電灯B(税込)
契約アンペア数 基本料金(円/月)
10A 286.00円
15A 429.00円
20A 572.00円
30A 858.00円

40A

1144.00円

50A 1430.00円
60A 1716.00円
電力消費量 電力量料金(円/kWh)
~120kWh 19.88円
121~300kWh 26.48円
300kWh以上 30.57円
  1. 基本料金 = 1,144円
  2. 電力量料金 = 120kWh × 19.88円 + 180kWh × 26.48円 + 50kWh × 30.57円 = 8,680.50円
  3. 燃料費調整額 = 350kWh × -3.11円 = -1,088.50円
  4. 再エネ賦課金 = 350kWh × 3.36円 = 1,176円

  +   +   +   = 9,912円(小数点以下切り捨て)

例④ 四〜五人世帯 : 東京電力 従量電灯B

東京電力の従量電灯Bプランを契約しており、契約アンペアは50A、ひと月当たりの電気使用量が450kWhだったと仮定して、2021年8月の電気代を計算してみましょう。

  • 契約アンペア:50A
  • 電気使用量:450kWh
  • 2021年8月の燃料費調整額:-3.11円/kWh
  • 2021年度の再エネ賦課金:3.36円/kWh
東京電力 従量電灯B(税込)
契約アンペア数 基本料金(円/月)
10A 286.00円
15A 429.00円
20A 572.00円
30A 858.00円
40A 1144.00円

50A

1430.00円

60A 1716.00円
電力消費量 電力量料金(円/kWh)
~120kWh 19.88円
121~300kWh 26.48円
300kWh以上 30.57円
  1. 基本料金 = 1,430円
  2. 電力量料金 = 120kWh × 19.88円 + 180kWh × 26.48円 + 150kWh × 30.57円 = 11,737.50円
  3. 燃料費調整額 = 450kWh × -3.11円 = -1,399.50円
  4. 再エネ賦課金 = 450kWh × 3.36円 = 1,512円

  +   +   +   = 13,280円(小数点以下切り捨て)

例⑤ 五人以上の世帯 : 東京電力 従量電灯B

東京電力の従量電灯Bプランを契約しており、契約アンペアは60A、ひと月当たりの電気使用量が600kWhだったと仮定して、2021年8月の電気代を計算してみましょう。

  • 契約アンペア:60A
  • 電気使用量:600kWh
  • 2021年8月の燃料費調整額:-3.11円/kWh
  • 2021年度の再エネ賦課金:3.36円/kWh
東京電力 従量電灯B(税込)
契約アンペア数 基本料金(円/月)
10A 286.00円
15A 429.00円
20A 572.00円
30A 858.00円
40A 1144.00円
50A 1430.00円

60A

1716.00円

電力消費量 電力量料金(円/kWh)
~120kWh 19.88円
121~300kWh 26.48円
300kWh以上 30.57円
  1. 基本料金 = 1,716円
  2. 電力量料金 = 120kWh × 19.88円 + 180kWh × 26.48円 + 300kWh × 30.57円 = 16,323円
  3. 燃料費調整額 = 600kWh × -3.11円 = -1,399.50円
  4. 再エネ賦課金 = 600kWh × 3.36円 = 1,512円

  +   +   +   = 18,151円(小数点以下切り捨て)

「電力量料金」の計算の仕方に注意! 電気代の計算の際、気をつけたいのが「電力量料金」の計算についてです。「使用量が500kWhだから、500kWh×30.57円」というのは間違いで、計算式のように、使用量が属する単価に合わせ、その都度 掛け算を行う必要があります。

【最低料金制】 の電気料金プラン : 世帯人数別ひと月あたりの電気代の計算

例① 一人暮らし : 関西電力 従量電灯A

関西電力の従量電灯Aプランを契約しており、ひと月当たりの電気使用量が150kWhだったと仮定して、2021年8月の電気代を計算してみましょう。

  • 電気使用量:150kWh
  • 2021年8月の燃料費調整額:最初の15kWhまで=-8.66円、15kWhを超える1kWhにつき-0.58円
  • 2021年度の再エネ賦課金:3.36円/kWh
関西電力 従量電灯A(税込)
1契約につき 基本料金(円/月)
電気使用量15kWhまでを含む 341.01円
電力消費量 電力量料金(円/kWh)
16~120kWh 20.31円
121~300kWh 25.71円
300kWh以上 28.70円
  1. 基本料金 = 341.01円
  2. 電力量料金 = 105kWh × 20.31円 + 30kWh × 25.71円 = 2,903.85円
  3. 燃料費調整額 = -8.66円 + 135kWh × -0.58円 = - 86.96円
  4. 再エネ賦課金 = 150kWh × 3.36円 = 504円

  +   +   +   = 3,661円(小数点以下切り捨て)

例② 二人暮らし : 関西電力 従量電灯A

関西電力の従量電灯Aプランを契約しており、ひと月当たりの電気使用量が250kWhだったと仮定して、2021年8月の電気代を計算してみましょう。

  • 電気使用量:250kWh
  • 2021年8月の燃料費調整額:最初の15kWhまで=-8.66円、15kWhを超える1kWhにつき-0.58円
  • 2021年度の再エネ賦課金:3.36円/kWh
関西電力 従量電灯A(税込)
1契約につき 基本料金(円/月)
電気使用量15kWhまでを含む 341.01円
電力消費量 電力量料金(円/kWh)
16~120kWh 20.31円
121~300kWh 25.71円
300kWh以上 28.70円
  1. 基本料金 = 341.01円
  2. 電力量料金 = 105kWh × 20.31円 + 130kWh × 25.71円 = 5,474.85円
  3. 燃料費調整額 = -8.66円 + 235kWh × -0.58円 = - 144.96円
  4. 再エネ賦課金 = 250kWh × 3.36円 = 840円

  +   +   +   = 6,510円(小数点以下切り捨て)

例③ 三~四人世帯 : 関西電力 従量電灯A

関西電力の従量電灯Aプランを契約しており、ひと月当たりの電気使用量が350kWhだったと仮定して、2021年8月の電気代を計算してみましょう。

  • 電気使用量:350kWh
  • 2021年8月の燃料費調整額:最初の15kWhまで=-8.66円、15kWhを超える1kWhにつき-0.58円
  • 2021年度の再エネ賦課金:3.36円/kWh
関西電力 従量電灯A(税込)
1契約につき 基本料金(円/月)
電気使用量15kWhまでを含む 341.01円
電力消費量 電力量料金(円/kWh)
16~120kWh 20.31円
121~300kWh 25.71円
300kWh以上 28.70円
  1. 基本料金 = 341.01円
  2. 電力量料金 = 105kWh × 20.31円 + 180kWh × 25.71円 + 50kWh × 28.70円 = 8,195.35円
  3. 燃料費調整額 = -8.66円 + 335kWh × -0.58円 = - 197.96円
  4. 再エネ賦課金 = 350kWh × 3.36円 = 1,176円

  +   +   +   = 9,514円(小数点以下切り捨て)

例④ 四~五人世帯 : 関西電力 従量電灯A

関西電力の従量電灯Aプランを契約しており、ひと月当たりの電気使用量が450kWhだったと仮定して、2021年8月の電気代を計算してみましょう。

  • 電気使用量:450kWh
  • 2021年8月の燃料費調整額:最初の15kWhまで=-8.66円、15kWhを超える1kWhにつき-0.58円
  • 2021年度の再エネ賦課金:3.36円/kWh
関西電力 従量電灯A(税込)
1契約につき 基本料金(円/月)
電気使用量15kWhまでを含む 341.01円
電力消費量 電力量料金(円/kWh)
16~120kWh 20.31円
121~300kWh 25.71円
300kWh以上 28.70円
  1. 基本料金 = 341.01円
  2. 電力量料金 = 105kWh × 20.31円 + 180kWh × 25.71円 + 150kWh × 28.70円 = 11,065.35円
  3. 燃料費調整額 = -8.66円 + 435kWh × -0.58円 = - 260.96円
  4. 再エネ賦課金 = 450kWh × 3.36円 = 1,512円

  +   +   +   = 12,657円(小数点以下切り捨て)

例⑤ 五人以上の世帯 : 関西電力 従量電灯A

関西電力の従量電灯Aプランを契約しており、ひと月当たりの電気使用量が600kWhだったと仮定して、2021年8月の電気代を計算してみましょう。

  • 電気使用量:600kWh
  • 2021年8月の燃料費調整額:最初の15kWhまで=-8.66円、15kWhを超える1kWhにつき-0.58円
  • 2021年度の再エネ賦課金:3.36円/kWh
関西電力 従量電灯A(税込)
1契約につき 基本料金(円/月)
電気使用量15kWhまでを含む 341.01円
電力消費量 電力量料金(円/kWh)
16~120kWh 20.31円
121~300kWh 25.71円
300kWh以上 28.70円
  1. 基本料金 = 341.01円
  2. 電力量料金 = 105kWh × 20.31円 + 180kWh × 25.71円 + 300kWh × 28.70円 = 15,370.35円
  3. 燃料費調整額 = -8.66円 + 585kWh × -0.58円 = - 347.96円
  4. 再エネ賦課金 = 600kWh × 3.36円 = 2,016円

  +   +   +   = 17,379円(小数点以下切り捨て)

「最低料金制」では一定の電気使用量が基本料金(最低料金)に含まれています! 「最低料金制」の電気料金プランでは、一定の電気使用量が基本料金(最低料金)に既に含まれているため、これを電力量料金の計算に含めないようにする必要があります。つまり、関西電力のケースでは、最初の120kWhまでの電力量料金を計算する際、「120kWh - 15kWh = 105kWh」と計算しなければならないことにご注意ください。

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世帯人数別:ひと月当たりの電気代平均

上記では、「アンペア制」の電気料金プランと「最低料金制」の電気料金プランについて、それぞれひと月あたりの世帯人数ごとの電気代・およびその計算方法について解説しました。ただし、月々の電気代はライフスタイルや冷房・暖房の使用の有無などにも左右され、毎月常に一定ではありません。

そこで、総務省の実施する家計調査のデータをもとに、平均的な1ヵ月あたりの電気代を調べてみました。世帯人数別の平均、地域・季節別の平均をそれぞれ確認していきましょう。

世帯人数別の電気代平均

2020年の全国における年間平均によれば、世帯人数別の平均的な1ヵ月あたりの電気代は以下のとおりです。

世帯人数別:1か月あたりの平均的な電気代(2020年)

参考:総務省統計局「家計調査 家計収支編 総世帯」

世帯人数が増えれば増えるほど電気代も高くなる一方、ある程度人数が多くなると、家庭内で共有するスペースや電化製品も多くなるため、電気代の増加は比較的緩やかになることが分かりますね。

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地域・季節別の電気代平均

続いて、地方別の電気代の平均を季節ごとに確認してみましょう。以下の表では、世帯人数ごとではなく全世帯の平均値を示しています。なお、日本の全世帯の平均値とは、およそ2人世帯の平均的な電気代を指します。

地域・季節別:1か月あたりの平均的な電気料金(2020年)
地域 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月
凡例 全国で一番低い 全国平均より高い 全国で一番高い その地域で一番高い
全国平均 9,010 8,480 7,972 10,520
北海道 11,323 8,368 8,101 13,119
東北 10,066 7,587 7,801 12,300
関東 8,925 7,960 7,857 10,707
北陸 10,060 8,801 8,818 12,455
東海 8,681 8,935 8,205 10,673
近畿 8,549 8,406 8,158 10,223
中国 9,253 7,885 7,465 10,262
四国 9,423 8,908 8,962 10,544
九州 7,950 8,119 7,148 9,422
沖縄 5,872 9,833 7,204 5,499

参考:総務省統計局「家計調査 家計収支編 総世帯」

多くの地域において、冬の電気代が高くなっていますね。これは、エアコンなど空調が調整しなければならない室外気温と室内気温の差が大きく、電気をたくさん消費するためです。これと同じ原理で、温暖な沖縄では夏場の電気代が高くなっています。

また、電気料金は電力会社によって異なります。さらに、地域ごとの料金傾向があるため、このことも、電気代平均の地域ごとの差に影響を与えています。

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自分の家でかかる電気代はどのくらい?

毎月の電気代がどのように計算されているかお分かりいただけたでしょうか。続いて、家庭でかかるおおよその電気代を計算する方法を見ていきましょう。

身近な電化製品の消費電力を知ろう

毎月自宅でどのくらい電気代がかかるのかを計算するためには、普段使っている電化製品の消費電力を知る必要があります。

消費電力は、電化製品を動かすために必要な電気の量を表します。単位には「W:ワット」が使われます。それぞれの電化製品の消費電力は、製品本体に貼られたラベル、もしくは取扱説明書などで確認することができます。

この消費電力の大きさが分かると、ご自宅でかかる電気代の目安を計算することができます。ご家庭の電化製品の消費電力を確認してみましょう。

ちなみに、主な電化製品の消費電力の目安は以下のとおりです。IHクッキングヒーターやエアコン、アイロンや電子レンジなど、熱を発生させる電化製品の消費電力が大きい傾向にあることが分かります。これらの電化製品をうまく節約して使うことが電気代の節約につながります。

よく使われる電化製品の消費電力:目安
製品 消費電力
IHクッキングヒーター 700~1,700W
エアコン 400~3,200W
食器洗浄機 600~800W
電子オーブンレンジ 1,200~1,400W
アイロン 900~1,400W
電気ポット 700~1,300W
ドライヤー 1,000~1,400W
掃除機 【スティック式】10~300W
【サイクロン式】60~600W
ホットカーペット 300~1,000W
温水洗浄便座 300~1,400W
こたつ 300~600W
ファンヒーター 200~1,300W
洗濯機(洗濯時) 200~1,200W
冷蔵庫 150~300W
ノートパソコン 60~90W
デスクトップパソコン 5~70W
炊飯器 700~1,400W
液晶テレビ 40~600W
インクジェットプリンター 10~30W
空気清浄機 4~90W

※参照:日本メーカー2021年製品カタログ

上記の一覧表をグラフで視覚的に表すと、次のようになります。

よく使われる電化製品の消費電力の目安

※参照:日本メーカー2021年製品カタログ

なお、エアコンは最大値と最小値の振れ幅が大きいですが、これはエアコンのカバーする面積などにより規格が異なることも影響しています。エアコンは必ずしも消費電力が大きいわけではないことにご注意ください。

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電化製品にかかる電気代の計算方法

電化製品の消費電力をもとに、電気代を計算してみましょう。

まずは、電化製品に対する電気使用量を以下のように計算します。なお、電化製品の消費電力は「W」で示されているので、電気使用量を計算するときは「×0.001」と単位をkWに直してから計算しましょう。

電気使用量の計算方法電気使用量(kWh) = 消費電力(kW) × 使用時間(h)
※1,000W=1kW

例えば、消費電力1000Wの電子レンジを6分使用した場合、その電気使用量は「1(kW)×0.1(h)=0.1kWh」となります。

この計算式に、ご家庭で使用しているそれぞれの電化製品の消費電力と1ヵ月あたりの使用時間をあてはめて計算すれば、月あたりのおおよその電気使用量(kWh)を知ることができます。これが分かれば、あとは契約中の電気料金プランの電力量料金をかけることで、ご家庭の電化製品にかかる電気代の目安を導き出すことができます。

以下に、主な電化製品の使用1回あたりの電気代を計算し、まとめてみました。

東京電力の従量電灯Bプラン(関東エリア)の電力量料金: 1kWh(120kWh~300kWhまで)あたり 26.48円として計算しました。

①電子レンジの電気代

・消費電力1200Wの電子レンジで6分加熱した場合の電力消費量
⇒ 1200W(1.2kW) × 6分 ÷ 60(0.1時間)=0.12kWh

・消費電力1200Wの電子レンジで6分加熱した場合の電気代
⇒ 0.12kWh(電力消費量) × 26.48円(電力量料金)=3.17円(以下切り捨て)

電子レンジの消費電力と電気代
②冷蔵庫の電気代

・消費電力200Wの冷蔵庫の1日の電力消費量
⇒ 200W(0.2kW) × 24時間 =4.8kWh

・消費電力200Wの冷蔵庫の1日の電気代
⇒ 4.8kWh(電力消費量) × 26.48円(電力量料金)=127.10円(以下切り捨て)

冷蔵庫の消費電力と電気代
③洗濯機の電気代

・消費電力400Wの洗濯機を1時間使用した場合の電力消費量
⇒ 400W(0.4kW) × 1時間 =0.4kWh

・消費電力400Wの洗濯機を1時間使用した場合の電気代
⇒ 0.4kWh(電力消費量) × 26.48円(電力量料金)=10.59円(以下切り捨て)

家電の消費電力と電気料金 節電のコツも解説電力消費量洗濯機(洗濯時)はどのくらい?
④掃除機の電気代

・消費電力300Wの掃除機を50分使用した場合の電力消費量
⇒ 300W(0.3kW) × 50分 =0.25kWh

・消費電力300Wの掃除機を50分使用した場合の電気代
⇒ 0.25kWh(電力消費量) × 26.48円(電力量料金)=6.62円(以下切り捨て)

掃除機の消費電力と電気代
⑤エアコンの電気代

・消費電力1000Wのエアコンを5時間使用した場合の電力消費量
⇒ 1000W(1kW) × 5時間 =5kWh

・消費電力1000Wのエアコンを5時間使用した場合の電気代
⇒ 5kWh(電力消費量) × 26.48円(電力量料金)=132.40円(以下切り捨て)

家電の消費電力と電気料金 節電のコツも解説電力消費量エアコンはどのくらい?
⑥ファンヒーターの電気代

・消費電力700Wのファンヒーターを6時間使用した場合の電力消費量
⇒ 700W(0.7kW) × 6時間 =4.2kWh

・消費電力700Wのファンヒーターを6時間使用した場合の電気代
⇒ 4.2kWh(電力消費量) × 26.48円(電力量料金)=111.21円(以下切り捨て)

家電の消費電力と電気料金 節電のコツも解説
⑦液晶テレビの電気代

・消費電力100Wの液晶テレビを2時間使用した場合の電力消費量
⇒ 100W(0.1kW) × 2時間 =0.2kWh

・消費電力100Wの液晶テレビを2時間使用した場合の電気代
⇒ 0.2kWh(電力消費量) × 26.48円(電力量料金)=5.29円(以下切り捨て)

家電の消費電力と電気料金 節電のコツも解説電力消費量テレビ(液晶)はどのくらい?
⑧デスクトップパソコンの電気代

・消費電力200Wのデスクトップパソコンを5時間使用した場合の電力消費量
⇒ 200W(0.2kW) × 5時間 =1kWh

・消費電力200Wのデスクトップパソコンを5時間使用した場合の電気代
⇒ 1kWh(電力消費量) × 26.48円(電力量料金)=26.48円(以下切り捨て)

パソコンの消費電力と電気代

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電気代を効果的にカットする方法

電気代節約の方法にはいろいろありますが、以下に代表的な方法をご紹介します。

  1. 待機電力をカットする
  2. 電化製品の使用方法を工夫する
  3. 古い電化製品を省エネ製品へ買い替える
  4. 電力会社・料金プランを切り替える

しかし、最も手軽かつ簡単に電気代を安くしたいと思ったら、電力会社・電気料金プランの切り替えがおすすめです。

電気料金のうち「基本料金(最低料金)」および「電力量料金」が大手電力会社よりも安くなっている電力会社を選べば、電気の消費量は同じでも毎月の電気代を節約しやすくなります(※)。

(※)ただし、電気を作る原料である燃料の取引価格が高騰している間は、電気代の中に含まれる「燃料費調整額」の価格設定に注意が必要です。というのも、大手電力会社の規制料金プラン(東京電力・従量電灯など)では燃料費調整額の設定に上限を設けているのに対して、電力自由化以降に生まれた自由料金プランでは上限が設けられていないことがあります。そのため、燃料の取引価格が一定以上高騰した場合には、規制料金プランよりも自由料金プランの燃料費調整額が高くなってしまい、結果としてお得にならない場合があります。くわしくは「電気料金の燃料費調整額とは?」をご確認ください。

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新電力の電気料金には、「基本料金(最低料金)」が割安なところ、「電力量料金」を特に安く設定しているところなど、料金設定もさまざまで選択肢が豊富です。大抵、どこも大手電力よりも電気料金が安く設定されていますが、「いくら安くなるか」は各契約者の電気の使用量によって異なります。

ご自身で納得のいく電力会社に切り替えるには、これまで確認した電気代の計算方法を使用し、実際に電気代がどのくらい安くなるか計算してみるとよいでしょう。セレクトラのらくらく窓口 03-4520-9550)では、お客様の状況に合ったお得な電気料金プラン探しをお手伝いしています。電気代を今よりも安くしたいと思ったら、ぜひご相談ください。

また、以下の記事ではおすすめ電力会社とその料金比較をエリア別にまとめていますので、ぜひ参考にご覧ください。

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