【2024年最新】一般家庭の電気代平均はいくら?世帯人数・地域・季節別に徹底解説!
2024年2月発表の総務省統計局のデータによれば、2023年の一般家庭の電気代の平均は【1ヶ月あたり10,222円】でした。
ただし、世帯人数や地域、季節によって1ヶ月の電気代は変動します。
本記事では【世帯人数・地域・季節別】に、1ヶ月あたりの詳細な電気代の平均と、今よりも電気代を安くする方法を詳しく解説します。
- この記事でわかること
- 【世帯人数別】最新の電気代平均
- 【地域・季節別】最新の電気代平均
- 電気代を安くする方法
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1ヶ月の平均的な電気料金はいくら?
2024年の総務省の調査によると、2023年1月~12月の一般家庭の1ヶ月あたりの電気代平均は10,222円です。
2022年1月~12月の電気代平均は10,559円だったので、この一年で家庭の電気代平均は337円安くなりました。
なお、2023年1月~12月のガス代の平均は4,527円・水道代の平均は4,048円なので、1ヶ月あたりの一般家庭の光熱費平均は18,797円となっています。
世帯人数別の電気代平均
世帯人数別の1ヶ月あたりの電気代平均は以下のとおりです。2023年1月~12月の一般家庭における1年間の電気代の月額平均です。
世帯人数が増えるほど、電気代も高くなります。一方で、3人以上になると電気代の増加はゆるやかになることが見てとれますね。
次に、2023年1月~12月の電気代平均を【1ヶ月/年間/1日】ごとに世帯人数別に細かく一覧化しました(※1日分の電気代平均は四捨五入して算出)
電気代・ガス代の平均【一人暮らし】
2024年2月発表の総務省の統計データによれば、2023年1月~12月の一人暮らしの電気代の平均は【1ヶ月あたり10,222円】・ガス代の平均は【1ヶ月あたり3,359円】でした。
電気代・ガス代の平均【二人暮らし】
2024年2月発表の総務省の統計データによれば、2023年1月~12月の二人暮らしの電気代の平均は【1ヶ月あたり10,940円】・ガス代の平均は【1ヶ月あたり4,971円】でした。
電気代・ガス代の平均【3人世帯】
2024年2月発表の総務省の統計データによれば、2023年1月~12月の3人世帯の電気代の平均は【1ヶ月あたり12,811円】・ガス代の平均は【1ヶ月あたり5,591円】でした。
電気代・ガス代の平均【4人世帯】
2024年2月発表の総務省の統計データによれば、2023年1月~12月の4人世帯の電気代の平均は【1ヶ月あたり13,532円】・ガス代の平均は【1ヶ月あたり5,284円】でした。
電気代・ガス代の平均【5人世帯】
2024年2月発表の総務省の統計データによれば、2023年1月~12月の5人世帯の電気代の平均は【1ヶ月あたり14,373円】・ガス代の平均は【1ヶ月あたり5,131円】でした。
電気代・ガス代の平均【6人以上の世帯】
2024年2月発表の総務省の統計データによれば、2023年1月~12月の6人以上の大家族の電気代の平均は【1ヶ月あたり18,9410円】・ガス代の平均は【1ヶ月あたり5,469円】でした。
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*1 資源エネルギー庁電力調査統計「電力需要実績」(2023年11月時点)における、みなし小売電気事業者以外の事業者(新電力)での低圧電力の需要実績値。
*2 東京ガスのガスと電気(基本プラン・ずっとも電気3) の使用場所および契約者が同じであり、ガス料金と電気料金を合算してお支払いできる方が対象です。
上記以外のエリアを含む【まとめてお得な電気とガスのおすすめセットプラン】については、地域別・世帯人数別に以下で詳しく解説しています。
一般家庭の電気代平均【地域別・年間平均】
一般家庭の電気代は、世帯人数だけでなくお住まいの地域によっても大きく異なります。
2023年1月~12月の一般家庭(総世帯)の電気代平均を地域別に一覧化しました。
地域 | 電気代平均 |
---|---|
北海道 | 11,254円 |
東北 | 12,397円 |
関東 | 9,881円 |
北陸 | 13,096円 |
東海 | 10,517円 |
近畿 | 9,268円 |
中国 | 11,699円 |
四国 | 11,225円 |
九州 | 8,649円 |
沖縄 | 9,277円 |
全国 | 10,222円 |
※総務省統計局「家計調査 家計収支編」を基にセレクトラが作成
上記から、地域によって大きく電気代が異なることがわかります。これは、気候の差や、地域ごとに利用できる電力会社の電気料金が異なることが要因です。
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一般家庭の電気代平均【地域別・季節平均】
一般家庭の電気代は、世帯人数や地域だけでなく、季節によっても異なります。
2023年1月~12月の電気代の平均を【春夏秋冬】の季節ごとに3ヶ月単位で算出し、地域別にそれぞれ詳しくまとめました。
地域 | 冬(1~3月) | 春(4~6月) | 夏(7~9月) | 秋(10~12月) |
---|---|---|---|---|
全国 | 15,585円 | 9,678.75円 | 8,774.5円 | 8,840円 |
北海道 | 18,472円 | 9,861円 | 8,303円 | 9,907円 |
東北 | 16,960円 | 9,646円 | 9,096円 | 9,405円 |
関東 | 13,933円 | 9,512円 | 8,268円 | 8,689円 |
北陸 | 18,127円 | 10,968円 | 11,485円 | 10,006円 |
東海 | 15,950円 | 9,521円 | 8,698円 | 8,198円 |
近畿 | 13,815円 | 8,508円 | 7,641円 | 8,157円 |
中国 | 16,167円 | 9,823円 | 8,914円 | 8,277円 |
四国 | 13,486円 | 9,128円 | 8,294円 | 8,887円 |
九州 | 12,566円 | 7,390円 | 7,294円 | 6,964円 |
沖縄 | 7,663円 | 6,897円 | 9,503円 | 8,125円 |
※総務省統計局「家計調査 家計収支編」を基にセレクトラが作成
上記から、多くの地域で冬の電気代平均が突出して高いことがわかります。特に、北海道・東北での冬の電気代の高さが顕著ですね。
寒冷な地域では冬季の室内外の気温差が大きいため、暖房の使用により電気をたくさん消費することが一因です。
逆に、沖縄では夏季の電気代が高い一方で、温暖な冬の電気代平均は他の地域よりも低くなっていることが特徴的ですね。
このように、気候によっても地域ごとに電気代に差が生じますが、電力会社の電気料金プランや料金体系は地域ごとに異なる点にも留意する必要があります。
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* 東京ガスのガスと電気(基本プラン・ずっとも電気3) の使用場所および契約者が同じであり、ガス料金と電気料金を合算してお支払いできる方が対象です。
オール電化住宅の電気代平均
オール電化住宅では、すべてのエネルギーが電気によってまかなわれているため、電気とガスを利用している家庭よりも必然的に電気代が高くなります。
オール電化住宅の平均的な1ヶ月あたりの電気代について、関東の新電力CDエナジーダイレクトと、関西の大手電力会社関西電力の自社実績データを比較してみます。
世帯人数 | CDエナジーダイレクト | 関西電力 |
---|---|---|
1人 | 9,125円 | 10,777円 |
2人 | 14,011円 | 13,406円 |
3人 | 15,715円 | 14,835円 |
4人 | 16,749円 | 16,533円 |
※出典:CDエナジーダイレクト・関西電力
地域の電気使用量の傾向、および、各電力会社の電気料金の違いによって上記2社の平均料金にも差がありますが、オール電化の方は、一人暮らしでも平均して月1万円前後の電気代がかかると考えられます。
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どのくらい高くなった?【一般家庭の電気代の推移と傾向】
2022年~2023年初頭まで、電気代高騰のニュースをたくさん耳にしましたが、この高騰によって電気代は実際にどのくらい高くなったのでしょうか。
一般家庭(総世帯)における過去5年間の【1ヶ月あたりの電気代平均】の変化を以下の表にまとめました。
2023年 | 10,222円 |
---|---|
2022年 | 10,559円 |
2021年 | 8,606円 |
2020年 | 8,974円 |
2019年 | 9,100円 |
※総務省統計局「家計調査 家計収支編」を基にセレクトラが作成
2021年から2022年にかけて、電気代の値上がりが最も顕著であることがわかります。
これは、ウクライナ情勢による燃料費の高騰に加えて、火力発電所の老朽化による相次ぐ廃止等に起因した電力不足が原因です。
ただし、2023年の動向を見ると、1~3月の電気代は昨年と比べて高いものの、4月以降は2022年よりも電気代が下がっていることがわかります。
1~3月 | 4~6月 | 7~9月 | 10~12月 | |
---|---|---|---|---|
2023年 | 14,646円 | 9,190円 | 8,390円 | 8,514円 |
2022年 | 12,301円 | 9,904円 | 9,764円 | 10,201円 |
※総務省統計局「家計調査 家計収支編」を基にセレクトラが作成
上記のとおり、燃料価格の下落に伴い2023年の電気代は2022年に比べて安くなったまま、2024年も落ち着いている状況です。
料金比較のエキスパート【セレクトラ】おすすめの新電力会社をご紹介します。
*リスト中の比較は各地域の大手電力会社の従量電灯プランと比べたもの。燃料費調整額・再エネ賦課金は除く
電力会社 | 特徴 |
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【全国(一部離島を除く)】
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【関東エリア】 新規申込割:基本プランへの新規申し込みで電気代の基本料金1か月無料!
*1 東京ガスの料金プランには燃料費調整の上限が設けられていません。これにより、燃料費の高騰によって、上限を設けている他社の料金プランと比べて高くなる場合があります。 |
電話で詳細を確認/申し込み(03-4540-6705) | |
公式サイト |
【全国(沖縄・離島を除く)】
|
公式サイト (引越しの方向け)または 公式サイト (切替の方向け) |
【関西エリア】
*出典:電力・ガス取引監視等委員会「制度設計専門会合」第74回 配布資料(2022年3月末時点)。新電力とは旧一般電気事業者以外の小売電気事業者 |
公式サイト |
【関東エリア】
*電気・ガスともに対象プランを同一名義・支払方法で契約した場合。スマートでんき・ゆかぽかガス・はつでんガスは対象外。電気の割引対象となるのは基本料金+電力量料金(燃料費調整額を除く)の合計 |
電話で詳細を確認(03-4540-6647) |
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【全国(一部離島を除く)】
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電話で詳細を確認/申込 03-4578-0406 | |
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【全国(沖縄・離島を除く)】
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*出典:電力・ガス取引監視等委員会「制度設計専門会合」第74回 配布資料(2022年3月末時点)。新電力とは旧一般電気事業者以外の小売電気事業者 |
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*電気・ガスともに対象プランを同一名義・支払方法で契約した場合。スマートでんき・ゆかぽかガス・はつでんガスは対象外。電気の割引対象となるのは基本料金+電力量料金(燃料費調整額を除く)の合計 |
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電気料金の内訳を知って電気代を安くしよう!
2022年は電気燃料の価格高騰により、電気代を節約することが難しい時期が続きました。
しかし、燃料価格が下落し落ち着いている現在では、電気代を今よりも安くすることが可能です。
電気代を安くするには、以下の2つの方法があります。
電力会社の乗り換え
一般に、電気料金の内訳は、以下の大きく3つの料金に分けられます。
- 基本料金
- 電力量料金
- 再エネ賦課金
再エネ賦課金は全国一律料金です。
電気料金の約9割を占める 電力量料金は、電気の使用量(kWh)に応じてかかる料金です。つまり、電気の使用量が多ければ多いほど、電気代は高くなります。
一般家庭では、この 電力量料金と、毎月固定でかかる 基本料金が安い電力会社の電気料金プランを選ぶことで、電気代を安くすることができます。
電力会社の乗り換えはカンタン!「電気の契約を切り替えたい」と思ったら、現在の電気の契約情報(お客様番号・供給地点特定番号)を準備して、新しく契約したい電力会社に切り替え申し込みをするだけです。
現在契約中の電力会社への解約申し込みや切り替え工事も不要です。
例えば、全国(沖縄・一部離島を除く)で電気を提供しているTERASELでんきは、東京電力や関西電力など各地域の大手電力会社の「従量電灯」プランよりも、お得な電気料金プランを販売しています。
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TERASELでんき以外にも、電気代が安くなりやすい電力量料金が安い電力会社を以下にまとめました。
下記のような電気料金が安い電力会社に契約を切り替えることで、手軽に電気代を安くすることができます。
*リスト中の比較は各地域の大手電力会社の従量電灯プランと比べたもの。燃料費調整額・再エネ賦課金は除く
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【関西エリア】
*出典:電力・ガス取引監視等委員会「制度設計専門会合」第74回 配布資料(2022年3月末時点)。新電力とは旧一般電気事業者以外の小売電気事業者 |
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電気の使い方の見直し
今よりも電気代を安くしたいなら、最もカンタンで効果的な方法は電力会社の乗り換えですが、少しでも電気代を抑えたい場合は、家庭でもできる節電方法を実行しましょう。
電気料金の内訳のうち、約9割を占める 電力量料金は、電気の使用量が多ければ多いほど、電気代が高くなると説明しました。
そのため、電気の消費電力を抑えると、節電となり電気代の節約にも有効です。
- 【節電ポイント】消費電力の大きい家電をチェック!
- エアコン・暖房器具の設定温度は適切か?
- エアコンのフィルターはキレイか?
- カーテンなどで断熱をしているか?
- 冷蔵庫まわりに隙間があるか?
- 照明をこまめに消しているか?
さらに詳しい節電方法を知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。