電気会社を乗り換えるメリット・デメリットは?
          電力会社の乗り換えには、お得になりやすい料金プランを選べる等のメリットがある一方で、上手に選ばないと逆に割高になることもあるというデメリット・注意点もあります。
  そこで、上手に電力会社を選ぶコツを説明したうえで、お得になりやすいおすすめ電力会社を紹介します。
電力会社の乗り換え:メリットとデメリットは?
2016年の電力自由化によって、大手電力会社(東京電力・関西電力等)以外の電力会社(新電力)にも契約できるようになりました。電力会社を乗り換えることにはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?本記事で詳しく解説します。
電力会社の乗り換え:メリット
電力会社の乗り換えには多くのメリットがあります!以下で詳しく解説します。
電気料金がお得になるプランが多くある
新電力*¹では大手電力会社*²の一般的なプラン(従量電灯)と比べてお得になりやすいプランが多く提供されています。電力会社を切り替えるだけで簡単に電気代を節約することができます。
*1 大手電力会社以外の電力会社のこと。
*2 東京電力や関西電力等、電力自由化以前から存在する各地域を管轄する電力会社のこと。
ガスとセットでお得になることも
さらに、電気とガスを同じ会社でまとめることで、電気ガスセット割が適用され、さらにお得になる場合があります。
💡お得になりやすい電気ガスセットの例
例えば、関東エリアで利用できる「CDエナジーダイレクト」の場合、電気とガスをまとめると以下のような節約が期待できます!
| 電気:東京電力 ガス:東京ガス の場合  | 
        CDエナジー ダイレクト  | 
      |
|---|---|---|
| 
           一人暮らし  | 
        8,905円/月 | 
          8,645円/月 3,120円/年お得  | 
      
| 
          
           二人暮らし  | 
        15,616円/月 | 
          15,129円/月 5,844円/年お得  | 
      
| 
           3人世帯  | 
        18,863円/月 | 
          18,185円/月 8,136円/年お得  | 
      
| 
           4人以上世帯  | 
        24,124円/月 | 
          22,969円/月 13,860円/年お得  | 
      
※燃・原料費調整単価は、CDエナジーダイレクトでは上限がない一方、東京電力「従量電灯B」と東京ガス「一般料金」では上限がある。そのため燃料価格の著しい高騰により燃・原料費調整単価が上限を超える場合、CDエナジーダイレクトの電気・ガス料金が割高になる可能性あり
【比較条件】
          ・東京電力「従量電灯B」+東京ガス「一般料金」と、CDエナジーダイレクト「ベーシックでんき(※4人以上世帯はファミリーでんき)」+「ベーシックガス」を比較
          ・CDエナジーダイレクトはセット割を適用した単価
          ・契約アンペアと電気使用量は、一人暮らしで30A・160kWh、二人暮らしで40A・280kWh、3人世帯で40A・330kWh、4人以上世帯で50A・420kWhと仮定
          ・ガス使用量は一人暮らしで15㎥、二人暮らしで30㎥、3人世帯で40㎥、4人以上世帯で50m³と仮定
          ・2025年11月時点の単価を参照。電気は基本料金・電力量料金の合計で燃料費調整額と再エネ賦課金を含まない。ガスも同様に原料費調整額は含まない
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電気ガスセットのお得なプラン紹介では、東京電力エリア・関西電力エリア・中部電力エリアの電気ガスセットを料金比較しています。気になる方は是非ご覧ください。
   電気ガスセットを料金比較
自分のライフスタイルや希望に合ったプランが選べる
さらに、今ではオール電化住宅向けプランや環境にやさしいプランなど、様々なタイプのプランから選ぶことができます。ご自身のライフスタイルに合ったプランを選びましょう。
電力会社の乗り換え:デメリット
電力会社の乗り換えには多くのメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。
選択肢が多すぎて選ぶのが大変
資源エネルギー庁によると、全国で新電力事業を展開している事業者は729社にも上ります(2024年5月24日現在)。
それだけ多くの会社から自分に合った電力会社・料金プランを見つけるのは簡単なことではありません。「電力会社を変えようと思ったけど、あまりに数が多いので従来の電力会社のまま変えていない…」という方もおられるのではないのでしょうか。
そこで、ご自身に一番合った電力会社を見つけるためには、【地域別・世帯人数別】電気料金比較をご覧になることをお勧めします。お住まいの地域・世帯人数・ご希望の電力料金タイプに応じて料金プランを徹底比較しています。
解約金がかかる電気料金プランもある
中には解約期間以外に解約した場合に違約金を請求される電気料金プランもあるので注意が必要です。解約金のある料金プランは少数派ではありますが、電力会社を乗り換える際には解約金の有無を必ず確認するようにしましょう。
Amazonプライムがついてくる「CDエナジーダイレクトの「エンタメでんき」」等、特典がついてくる料金プランの場合は解約金があることが多いです。
ただし、解約金があるプランを一概に言うことはできないため、契約時に解約金の有無を確認することが重要です。
うまく料金プランを選ばないと逆に高くなることも
また、中には大手電力会社よりもむしろ割高になりやすいプランも存在しているため、上手に料金プランを選ぶ必要があります。
割高になりやすいプランの見分け方は?
電力会社独自の「追加調整」がないかどうかがポイントになります。
通常、電気料金は以下のように「 基本料金」+「 電力量料金」+「 燃料費調整額」+「 再エネ賦課金」の合計で計算されます。
	しかし、電力会社によっては上記の項目に加えて、追加の調整費を徴収することがあります。
	「電源調達調整費」「市場価格調整費」といった名称がよく用いられています。電気料金の内訳の中にこのような 名称があった場合は注意しましょう。
独自の追加調整が電力プランの料金設定に含まれている場合、電気料金の高騰リスクが高くなる傾向があります。追加調整費の計算方法を確認するか、追加調整があるプランへの契約は基本避けるようにしましょう。
電力会社の乗り換えを成功させるコツは?
以下のようなポイントを守ることで、数多くある電力プランの中からお得なプランを選びやすくなります。
- 電力会社の乗り換えを成功させるコツ
 - 独自の追加調整がない料金プランを選ぶ
 - 解約金がないか確認する
 - 料金比較でお得な電力会社を知る
 
以下で詳しく解説します。
独自の追加調整がない料金プランを選ぶ
上述の通り、「電源調達調整費」「市場価格調整額」といった独自の項目が追加で徴収される料金プランでは、電気料金が高騰するリスクが高くなります。
このような項目が電気料金に含まれている場合は契約しないでおくのが無難です。
解約金がないか確認する
電気料金プランの中には契約期間終了を待たずに途中解約した場合に違約金がかかってしまうものもあります。
解約金がある電気料金プランは少数派ではありますが、契約前に必ず解約金の有無を確認しておくのが安心です。
料金比較でお得な電力会社を知る
数多くある電力会社の中から最適なプランを自力で見つけ出すのは至難の業です。【地域別・世帯人数別】料金比較でお得な料金プランを見つけましょう。
乗り換えでお得になりやすい!おすすめ電力会社
電気料金比較のエキスパート「セレクトラ」が、以下の基準でおすすめ電力会社を選定しました!
- おすすめ電力会社の選定基準
 - 独自の追加調整*がない
 - 大手エネルギー企業の運営のため、信頼性が高い
 - 電気料金がお得になりやすい
 
*基本料金、電力量料金、燃料費調整額、再エネ賦課金に加えて電力会社が独自に徴収する項目のこと。電気料金が高騰するリスクが高い。詳しくはこちら。
CDエナジーダイレクト【東京電力エリア】

東京電力エリアにお住まいなら、CDエナジーダイレクトの「ベーシックでんき」がおすすめです。
東京電力よりもお得になりやすい
東京電力の最も一般的なプラン(従量電灯B)よりも基本料金・電力量料金(第二段階以上)が安く設定されているため、電気代がお得になります。
| 東京電力 | CDエナジーダイレクト | |
|---|---|---|
一人暮らし  | 
              7,423円 / 月 | 7,265円 / 月 年間1,896円お得  | 
          
二人暮らし  | 
              11,375円 / 月 | 11,101円 / 月 年間3,288円お得  | 
          
3‐5人暮らし  | 
              17,760円 / 月 | 16,853円 / 月 年間10,884円お得  | 
          
【比較条件】
  ・東京電力「従量電灯B」とCDエナジーダイレクト「ベーシックでんき」を比較
  ・契約アンペアと電気使用量は、一人暮らしで30A・200kWh、二人暮らしで40A・300kWh、3-5人暮らしで50A・450kWhと仮定
  ・2025年11月時点の単価を参照。基本料金・電力量料金の合計で燃料費調整額と再エネ賦課金を含まない
  ・燃料費調整単価は、CDエナジーダイレクトでは上限がない一方、東京電力「従量電灯B」では上限がある。そのため燃料価格の著しい高騰により燃料費調整単価が上限を超える場合、CDエナジーダイレクトの電気料金が割高になる可能性あり
中部電力×大阪ガスの共同経営なので安心
CDエナジーダイレクトは中部電力と大阪ガスという大手エネルギー会社が共同で経営しているエネルギー企業です。新電力への切り替えに不安を感じておられる方も安心してご利用いただけます。
idemitsuでんき【沖縄除く全国】
ガソリンスタンドでおなじみの出光興産が運営するidemitsuでんきもおすすめです。
120kWh以上の電気料金がお得に
idemitsuでんきの「Sプラン」は、大手電力会社の最も一般的なプラン「従量電灯」と比べて120kWh以上の電気の使用量にかかる料金(電力量料金)が割安になっています。
そのため、毎月120kWh以上電気を使う場合は1kWhあたりの料金が安くなります*。
*ただし、大手電力会社の従量電灯は燃料費調整額に上限があるのに対してidemitsuでんきのSプランでは上限がありません。仮に燃料価格が高騰した場合、Sプランの燃料費調整額が上限を超えて大手電力会社よりも電気料金が高くなる場合があります。
| 東京電力 従量電灯B  | 
                idemitsuでんき Sプラン  | 
                年間お得額 | |
|---|---|---|---|
一人暮らし  | 
                5,390円 /月 | 5,324円 /月 | 792円 /年 | 
二人暮らし  | 
                9,626円 /月 | 9,363円 /月 | 3,156円 /年 | 
3人世帯  | 
                11,386円 /月 | 10,988円 /月 | 4,776円 /年 | 
4人世帯  | 
                14,997円 /月 | 14,296円 /月 | 8,412円 /年 | 
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