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【2026年5月】電気代が上がる理由|再エネ賦課金の値上げで家計に何が起きる?

作成日
【2026年5月】電気代が上がる理由|再エネ賦課金の値上げで家計に何が起きる?

2026年5月から「電気代が上がる、上がるかも」と常に話題になっています。確かに5月の電気代には注意が必要です。

5月の値上げの主な原因は再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)の単価改定です。

2026年度の再エネ賦課金は4.18円/kWhに引き上げられ、2026年5月の検針分から全国一律で新単価が適用されます。 2025年度の単価は3.98円/kWhでしたので、差額は+0.20円/kWhとなります。

5月の値上げ - 再エネ賦課金単価のアップ

月あたりの増加額は使用量によって変わります。再エネ賦課金の上昇分(+0.20円/kWh)だけを取り出すと、おおよそ以下のとおりです。

世帯タイプ 月使用量の目安 再エネ賦課金の増加分
一人暮らし 約150kWh 約+30円/月
2人暮らし 約200kWh 約+40円/月
標準世帯(3〜4人) 約260kWh 約+52円/月
大家族(4人以上) 約350kWh 約+70円/月
オール電化家庭 約450kWh〜 約+90円〜/月

月単位では小さく見えますが、年間に換算すると360〜1,080円超の負担増になります。 オール電化家庭では使用量がさらに多くなるため、影響が大きくなりやすい点に注意が必要です。

なぜ5月に変わるのか?

再エネ賦課金の単価は毎年1回更新され、一度決定されると1年間固定で適用されます。 単価は毎年3月下旬に経済産業省が発表し、5月の検針分から新単価が適用される仕組みです。 つまり、4月の請求書ではなく、5月使用分(6月頃の請求書)から金額が変わります。

参考:経済産業省発表資料

再エネ賦課金の単価の推移

2012年の制度開始以来、再エネ賦課金は基本的に上昇傾向を続けています。

年度 単価(円/kWh) 備考
2012年0.22円制度開始
2015年1.58円-
2019年2.95円-
2021年3.36円3円台に乗る
2023年1.40円大幅減(燃料価格高騰などの影響により再エネの市場価格があがったため)
2024年3.49円
2025年3.98円過去最高水準
2026年4.18円新単価(5月〜適用)

2023年度に単価が一時下がりましたが、これは燃料価格の高騰で電力市場価格が上昇し、 再エネ買い取りとの差額が縮まったためです。この場合でも電気代全体が安くなるわけではなく、 燃料費調整額が上昇しているため家計負担は変わらない、あるいは増えていたケースが多くありました。


実は2026年春の電気代は「3段階」で上がる

5月の再エネ賦課金の値上げだけでなく、2026年春の電気代は3つの異なる要因が重なっています。 時系列順に整理すると、以下のとおりです。

現在進行中
第1段階:4月使用分(5月請求)〜 政府補助金の終了

政府は2026年1〜3月使用分を対象に、電気料金を1kWhあたり一定額割り引く補助を実施していました。 しかしこの補助が4月使用分から完全に終了しています。 補助は自動的に適用されていたため、もらっていることに気づかなかった方も多く、 終了後に「急に高くなった」と感じやすい原因となっています。

使用月 補助額(1kWhあたり) 月260kWh世帯への補助総額
2026年1〜2月▲4.5円約▲1,170円
2026年3月▲1.5円約▲390円
2026年4月以降補助なし(0円)0円(終了)

3月(−1.5円)から4月(0円)への差だけで、月260kWh世帯では約390円の増加になります。

5月からの値上げ
第2段階:5月使用分(6月請求)〜 再エネ賦課金の値上がり

本記事の冒頭で解説したとおり、2026年5月検針分から再エネ賦課金の単価が 3.98円→4.18円/kWhに改定されます。 月260kWh使用の場合、2025年度と比べて約52円/月の増加となります。

値上げ予測
第3段階:6月使用分以降(可能性) 燃料費調整額の上昇

日本の発電は現在も火力発電への依存度が高く、天然ガス(LNG)・石炭・石油の輸入価格の変動が 「燃料費調整額」として電気料金に反映されます。 2026年春時点での中東情勢の不安定化により原油・LNG価格は上昇傾向にあり、 この影響が2〜3ヶ月のタイムラグを経て最短で6月使用分(7月請求)から反映される見込みです。 ただしこの段階は確定ではなく、燃料価格の動向次第となります。

2026年春の値上げまとめ表

月に260kWh電気を使う家庭であれば、以下のように値上がりの影響が予想されます。

タイミング 要因 月260kWh世帯への影響
4月使用分(5月請求〜) 政府補助金の終了(▲1.5円→0円) 約+390円
5月使用分(6月請求〜) 再エネ賦課金の値上がり(+0.20円/kWh) 約+52円
6月使用分以降(7月請求〜) 燃料費調整額の上昇(中東情勢・原油高) 未確定(要注視)
4・5月分の合計増加額 約+442円/月

※燃料費調整額の変動は含みません。

まとめ - 値上げに備えよう

2026年5月からの電気代上昇の主因は、再エネ賦課金が3.98円→4.18円/kWhに改定されることです。 5月使用分(6月請求)から新単価が適用され、月150〜450kWh使用の世帯で30〜90円以上の増加となります。

さらに2026年春は、4月からの補助金終了・5月からの再エネ賦課金上昇・6月以降の燃料費調整額上昇という 「3段階の値上げ」が重なる時期です。使用量を変えていなくても請求額が増えるのは避けられませんが、 仕組みを理解した上でプランの見直しや節電対策を講じることが、家計防衛の第一歩になります。

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