50代向け自動車保険:安くておすすめの自動車保険ランキング【2023年最新】

50代の自動車保険は「既存契約の見直し」と「親子の自動車保険」がポイント。セレクトラ編集部ではダイレクト型保険会社の保険料を調査し、50代・親子で安い保険会社のランキングを策定しました。
50代の自動車保険を安くするポイント
50代は還暦を前にして、今後の仕事や生活・家計について新たなライフプランを考える時期といえます。そのため毎年・毎月支払が発生する自動車保険の保険料はできれば安く抑えたいところ。この記事では、50代の自動車保険料が安い保険会社を一気に紹介します。
保険比較は労力を要しますが、毎年かかる固定費を削減できれば大きな節約になります。 見直しを固定費削減と前向きにとらえて、様々な保険会社を比較してみることをおすすめします。
ポイント1.20等級の場合はより安い保険会社が見つかる
50代は事故発生の低い年代であるため、基本的にどの保険会社も自動車保険料は安く設定されています。
たとえば「おとなの自動車保険」のように40代から50代のメリットを強調している保険もあるように、保険会社からみて良質な顧客になるため、 見積もりを比較することでより安い保険が見つかりやすくなります。
「満期のたびに同じ保険会社で更新してきた。」という方は、更新前に他の保険会社の保険料もチェックすることをおすすめします。
無事故20等級:夫婦限定(年間走行距離7,000km) | |||
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年齢・等級 | 車の種類 | 最安値保険料 | ランキングへ |
55歳20等級 | 軽自動車 | 12,050円/年 | |
55歳20等級 | 普通小型車 | 14,920円/年 | |
55歳20等級 | 普通車 | 11,130円/年 |
ポイント2.子どもが免許を取ったら見直し必須
50代は自動車保険料率は安くなりますが、一方で、子どもが免許を取る時期でもあります。セレクトラ編集部の独自アンケートによると以下のようなコメントがありました。
息子が免許をとり年齢制限を解除すると保険料が高くなった。
はるちゃん(61935) 50代 女性 | マクロミル アンケート調査
子どもが免許を取ると「自分と配偶者だけが運転する車」が「子ども」も運転することになります。 運転できる人の範囲を広げると保険料が高くなりますが、なるべく安く抑えられる保険会社を紹介します。
親子で車1台共有:運転する人・年齢制限なし(年間走行距離11,000km) | |||
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年齢・等級 | 特約 | 最安値保険料 | ランキングへ |
55歳20等級 | なし | 26,230円/年 | |
55歳20等級 | 弁護士費用 | 37,370円/年 | |
55歳20等級 | ファミリーバイク人身型 | 53,880円/年 | |
55歳20等級 | 弁護士費用 | 58,110円/年 |
子どもを保険に加えず、親の持っている高い等級をこどもに譲るということもできます。 この場合親は低い等級になってしまいます。50代で20等級未満の場合、最安値の保険料はいくらか?調査をしました。
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🤔自動車保険の等級を引き継ぐ方法子どもに等級を譲った:夫婦限定(年間走行距離7,000km) | ||
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年齢・等級 | 最安値保険料 | ランキングへ |
55歳7等級 | 17,230円/年 | |
55歳11等級 | 16,640円/年 | |
55歳15等級 | 15,420円/年 |
自動車保険の保険料は一括見積もりですぐに比較することができます、毎年かかる固定費を削減できれば大きな節約になります。 見直しを固定費削減と前向きにとらえて、様々な保険会社を比較してみることをおすすめします。
50代向け安くておすすめ自動車保険ランキング
50代の保険会社選びの参考になるようにセレクトラ編集部では、50代の自動車保険のパターンについてダイレクト型自動車保険で見積もりを取得し、 年間保険料の安い順に保険会社のランキングを策定しました。
運転者の情報 | ||
---|---|---|
保険始期 | 2023年11月1日 | |
使用目的 | 通勤・通学 | |
年間走行予定距離 | 5,000‐7,000km | |
車種 | 軽自動車:ダイハツミラLS360S(初度登録2020年10月) | |
補償内容 | ||
対人賠償・対物賠償 | 無制限 | |
人身傷害 | 3000万円 | |
搭乗者傷害 | なし | |
車両保険 | なし | |
ロードサービス | あり | |
その他の特約 | 自動セット特約以外はなし | |
割引内容 | ||
運転者の年齢 | 30歳~35歳以上(保険会社によって異なる。制限できる最高年齢) | |
運転者の範囲 | 本人・配偶者限定 | |
等級 | 20等級 | |
免許の色 | ゴールド | |
その他の割引 | ・新規インターネット割引 | |
見積取得先 | ||
アクサダイレクト・イーデザイン損保・セゾン自動車火災保険・SBI損保・ソニー損保・損保ジャパン・東京海上日動火災・チューリッヒ保険(ネット専用自動車保険)・三井ダイレクト損保・楽天損保(五十音順) |
ランキングの保険料は参考に 各社の補償内容は完全に同一ではありません。各自の契約状況によって保険料は変わりますので、自分の条件や希望補償に沿った見積をかならず取得するようにしましょう。
無事故20等級:走行距離5000km-7000km
長い間無事故で20等級に達した自動車保険契約について、普通自動車と軽自動車の場合それぞれについて保険料を調査しました。
50歳でも58歳でも保険料に大きな違いはないため、年齢は55歳を基準にしています。運転対象は本人と配偶者のみです。車両保険は付帯していません。
【55歳20等級】軽自動車で安い自動車保険ランキング
ダイレクト型(ネット型)保険会社相場:15,220円 詳細を確認
順位 | 保険会社 | 年間保険料 |
---|---|---|
1位 | 12,050円 | |
2位 | 12,410円 | |
3位 | 12,770円 |
【55歳20等級】コンパクトカーで安い自動車保険ランキング
ダイレクト型(ネット型)保険会社相場:18,160円 詳細を確認
順位 | 保険会社 | 年間保険料 |
---|---|---|
1位 | 14,920円 | |
2位 | 15,810円 | |
3位 | 16,030円 |
【55歳20等級】普通車で安い自動車保険ランキング
ダイレクト型(ネット型)保険会社相場:13,870円 詳細を確認
順位 | 保険会社 | 年間保険料 |
---|---|---|
1位 | 11,130円 | |
2位 | 11,200円 | |
3位 | 12,410円 |
親子で車1台共有:走行距離10,000km‐11,000km
親子で自動車を共有することになった場合です。子どもはたまにしか運転せず、記名被保険者は親のままで子どもを追加した場合の保険料を調査しました。
運転対象は「本人・配偶者と同居の親族、別居の未婚の子」です。保険会社によっては運転者限定に「家族」の選択肢がなく「運転者限定なし」としています。車種は普通車、車両保険は付帯していません。
【55歳20等級】親子で車1台安い自動車保険ランキング
ダイレクト型(ネット型)保険会社相場: 41,490円 詳細を確認
順位 | 保険会社 | 年間保険料 |
---|---|---|
1位 | 33,170円 | |
2位 | 36,560円 | |
3位 | 40,080円 |
【55歳20等級+弁護士費用】親子で車1台安い自動車保険ランキング
子どもも運転を始めると何が起こるかわかりません。弁護士費用を付けて手厚くしたパターンも想定します。
関連記事:
弁護士費用特約とは
ダイレクト型(ネット型)保険会社相場:45,770円 詳細を確認
順位 | 保険会社 | 年間保険料 |
---|---|---|
1位 | 37,370円 | |
2位 | 41,110円 | |
3位 | 45,310円 |
【55歳20等級+ファミリーバイク】親子で車1台安い自動車保険ランキング
ファミリーバイク特約は「自損型」と「人身型」がありますが、自損事故以外で自分のケガも補償される「人身型」で保険料を確認しました。アクサダイレクト・チューリッヒ保険(ネット専用)は「自損型」のみの販売となるためこちらのランキング対象外としています。
関連記事:
ファミリーバイク特約とは
ダイレクト型(ネット型)保険会社相場: 61,320円 詳細を確認
順位 | 保険会社 | 年間保険料 |
---|---|---|
1位 | 53,880円 | |
2位 | 53,910円 | |
3位 | 58,340円 |
【55歳20等級+弁護士+バイク】親子で車1台安い自動車保険ランキング
ダイレクト型(ネット型)保険会社相場:65,053円
順位 | 保険会社 | 年間保険料 |
---|---|---|
1位 | 58,110円 | |
2位 | 58,430円 | |
3位 | 63,730円 |
子どもに等級を譲った後:走行距離5,000km‐7,000km
親子でそれぞれ自動車を所有することになった場合です。子どもが親の高い等級を引継ぎ、親の自動車を家族で2台目のセカンドカーで保険に新規加入します。セカンドカー割引を適用すると7等級からスタートしますので、その場合の保険料ランキングを策定しました。運転者の範囲は本人・配偶者限定、年齢条件は30歳もしくは35歳以上です。
【55歳7等級】新規加入で安い自動車保険ランキング
ダイレクト型(ネット型)保険会社相場:24,930円 詳細を確認
順位 | 保険会社 | 年間保険料 |
---|---|---|
1位 | 17,230円 | |
2位 | 20,450円 | |
3位 | 23,670円 |
【55歳11等級】軽自動車で安い自動車保険ランキング
ダイレクト型(ネット型)保険会社相場:20,730円 詳細を確認
順位 | 保険会社 | 年間保険料 |
---|---|---|
1位 | 16,640円 | |
2位 | 18,980円 | |
3位 | 19,760円 |
【55歳15等級】軽自動車で安い自動車保険ランキング
ダイレクト型(ネット型)保険会社相場:18,960円 詳細を確認
順位 | 保険会社 | 年間保険料 |
---|---|---|
1位 | 15,420円 | |
2位 | 17,210円 | |
3位 | 17,700円 |
経験豊富な50代はダイレクト型保険会社がおすすめ
50代ともなれば20代で免許を取って運転を始めてからおおよそ30年。運転技術そのものや経験値も上がっており、 若いころは何回か事故を起こしたことがある方でも、40代に入ってから事故なしという方が多いかもしれません。
そのため自動車保険はお守り程度ということになっていないでしょうか。 年に一度契約満期が来ても、保険料が大きく変わっていなければよく内容を確認せずに更新をしているかもしれません。
50代は事故リスク低く保険料が割安
統計を見ても50代は全年代の中でも事故率が低く、保険会社にとって50代は非常に優良な契約者となります。 事故リスクが低いことが保険料にも反映され、50代は割安な保険料で自動車保険に加入することができます。
55歳無事故の自動車保険料比較:ダイレクト型保険会社
ここで実際の保険料を確認してみたいと思います。ずっと無事故のまま20等級となった55歳の場合、ダイレクト型保険会社の保険料はいくらになるでしょうか。
すべての保険会社の補償は完全に一致していませんが近しい契約内容の保険料を並べてみました。
見積条件対人対物無制限・人身傷害3000万円・搭乗者傷害1000万円(搭乗中のみ)・車両保険なし・ロードサービスあり。車は2019年登録のプリウスです。
自動特約のセットなどもありますので、単純には保険料を比較できません。しかしこの一覧でわかる通り、55歳の無事故で基本補償(車両保険なし)の自動車保険料は各社とも16,000円から17,000円代がボリュームゾーンになっていています。数十円の違いしかない保険会社もあり、この範囲の保険料が最安値の水準になると考えられます。
是非ご自身の自動車保険料と比較をしてみてください。いままで無事故でありながら、割高な保険料をかけ続けていた場合はまだ保険料を削減できる可能性があるかもしれません。
ダイレクト型保険会社がおすすめの理由
自動車保険は毎年かかる費用で掛け捨てです。いま入っている保険料から3万円でも削減できれば、5年で15万円も節約することが可能です。 しかし保険料を削って補償を削ってしまったら意味がありませんよね。
代理店型保険会社からダイレクト型保険会社に切り替える場合、基本条件はほぼ同一で保険料を削減することが期待できます。 ただし代理店がないため契約変更などの手続きは自分でネット・電話対応することが必要です。
50代ですと手続きや申請などには充分な経験があると思いますし、無事故を継続されてきた方であれば特に不要な補償を削減するなど、 細かく補償をカスタマイズできる「おとなの自動車保険」などはおすすめといえます。
一方「安さ」で保険料をえらぶのであれば、ランキング上位にランクインしている「SBI損保」などがおすすめです。
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SBI損保の評判を確認する
親・子で最適な自動車保険の設計
50代になると子どもが免許をとり、たまに親の車を運転するというパータンも増えると思います。20代の自動車保険は50代とは真逆で年齢による事故リスクが高く保険料はどうしても割高になります。
学生もしくは社会人なりたての子供に高い自動車保険料を負担させるのもかわいそうですので、 親が持っている50代の高い等級と自動車保険を利用して、子どもの運転リスクを割安にカバーする方法を考える必要があります。
自動車の使い方 | 保険の設計 |
---|---|
親子で1台を共有 | 親の契約に子どもを追加する |
親子それぞれ1台所有 | 親の等級を子供に引き継ぐ |
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20代の自動車保険料が高い理由
親子で自動車1台を共有
子どもが頻繁に運転することがなければ、親の自動車保険の条件を広げることで子どもを保険の対象に追加することが可能です。
運転者の範囲を広げる
運転者の範囲が「本人限定」もしくは「本人・配偶者限定」となっている場合は、既存の契約を同居(もしくは別居の未婚)の家族を運転者に含める条件へ拡大します。
年齢条件を広げる
運転者のうち一番若い人の生年月日を確認されます。既存の契約で年齢条件を35歳以上にしている場合は、追加した子どもの年齢に合わせて年齢条件を引き下げます。
補償の追加を検討
「弁護士費用特約」や「ファミリーバイク特約」などの追加を検討します。
万が一子どもが事故を起こしてしまった場合、20代弁護士が代理人となってくれると安心です。さらに大学などで気軽に友人の原付に乗り、他人を死傷させてしまったというのリスクをカバーできるファミリーバイク特約も必要になるかもしれません。
親子それぞれ自動車1台
免許取得を機に子どもも自分用に1台自動車を購入する場合は、親の等級を子に引き継ぐという方法があります。
車両を入れ借る
既存の契約の車両を入れ替えます。親の自動車の契約になっていますので、この車両を子の自動車に変更します。
記名被保険者を変更する
既存契約の記名被保険者を親の氏名から、子に変更します。同時に生年月日・免許の色などの申告もします。
新規自動車保険に加入
親の自動車が無保険になるので、親は新規で自動車保険に加入します。等級は子の自動車を1台目、親の自動車を2台目としてセカンドカー割引を使用すれば7等級からスタートできます。
50代の自動車保険料水準は割安ですので、子供が6等級からスタートして自動車保険に加入するよりも安く自動車保険に加入することができます。
関連記事:
自動車保険の等級を引き継ぐ方法
あなたの自動車保険料は?おすすめ一括見積もり
いかがでしたでしょうか。50代の様々なパターンでから安い保険料を提示している保険会社の傾向がつかめたと思います。
今回9種類の見積もり条件から各ランキングを出しましたが見積もりの条件は人それぞれです。 是非あなたの自動車保険の条件で見積をとってみてください。
関連記事:
自動車保険の見積もりの取り方
50代の自動車保険よくある質問
50代の自動車保険に関するよくある質問をまとめました。
質問1:50代の自動車保険で車両保険を外しました。年間保険料が30,000円なのですが高いでしょうか? |
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回答1 自動車保険は「等級」や「補償条件」によって保険料が変わりますので、質問の情報だけでは判断できません。 |
質問2:50代女性です。来月から自動車を20代の娘と共有するのですが、自動車保険料は高くなりますか。 |
回答2 現在の自動車保険契約に「35歳以上の年齢条件」、「本人限定の運転者範囲」などを設定している場合は高くなります。 20代の方が契約に加わることで、これらの割引条件を外すことが要因となり保険料が上がります。 保険料の上がり方は見積条件によって変わりますが、下記2つのランキングも参考してみてください。 |