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【徹底比較】自動車保険おすすめランキング2024

どの自動車保険会社を選ぶ?

自動車保険ランキング
自動車保険で重視するポイントは人によって違います。 
そこでセレクトラ編集部では保険料補償内容事故対応を基本軸にしたランキング を紹介します。さらに「保険会社の規模」「自動車保険売上の成長率」「専門家が加入している自動車保険」...など 様々な切り口から自動車保険会社のランキングを策定しました。自動車保険選びの参考にしてください。

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ファイナンシャルプランナー

記事監修:水上克朗

慶応義塾大学卒業後、大手金融機関に入社。 早期退職勧奨、定年退職、再雇用、転職内定辞退、副業(FP)も経験するなかで、ファイナンシャルプランナーの知識を活かし、1億円資産の捻出方法を確立。
CFP(日本FP協会認定)、 1級ファイナンシャルプランニング技能士、 DC(確定拠出年金)プランナー。 2023年日本FP協会「くらしとお金のFP相談室」相談員。 日本FP協会東京支部スキルアップ委員会(講師・相談・執筆研修)運営委員(2022年~)。著書に「50代から老後の2000万円を貯める方法」 (アチーブメント出版)、「見るだけでお金が貯まる賢者のノート」(自由国民社)が ある。

監修日:2024年1月25日

自動車保険とは?基礎知識・手続き方法・選び方

特に事故をしていないのに、毎年・毎月の固定出費として存在感のある自動車保険。なぜ自動車保険を払う必要があるのか疑問に思ったことはないでしょうか。

自動車は大変便利ですが、交通事故と常に隣り合わせです。2022年の交通事故件数は約30万件。内、負傷者数35万人、死者数2,610人でした。これは日本の人口の約350人に1人が交通事故で負傷している計算です。

2022年の交通事故による負傷者数は356,419人です。これを2022年の総人口124,947,000人で割ると、約0.28%(約350人に1人)が被害に遭っていることがわかります。

参照:政府統計|道路交通に関する統計 年次2022年令和4年中の交通事故死者について

自動車は非常に便利ですが、事故を起こしてしまうとその被害は大きくなる可能性があります。

特に加害者になった場合は、他人のモノを破壊してしまった。ケガをさせてしまった。死亡させてしまった。という1回の事故で人生が変わるほどの賠償を抱えることになります。

例えば被害者に後遺症を残す事故や死亡事故となった場合、賠償の範囲は被害者本人と被害者遺族の慰謝料の合計となり、金額は事故によって様々ですが、数千万円~億単位まで考えられます。

🤔そんな大金どうやって払うの?

このような巨額の賠償は普段の生活で必要となる貯金やその他の資産を切り崩してカバーできる金額ではありません。自分ではどうにもならない大きな賠償を負ってしまった時のために自動車保険が存在します

自動車保険と聞くと、ロードサービスやドライブレコーダー、キャンペーンなど色々と気になる点があるかと思いますが、一番重要なのは負ってしまう可能性のある賠償をカバーすることなのです。

交通事故は誰でも加害者になりうる可能性が高いのです。 そのため運転するならかならず加入するべき保険が自動車保険です。

自動車保険の種類は?

自動車保険には自賠責保険任意保険の2種類があります。

自賠責保険(じばいせきほけん)

車を持っている場合には、かならず加入する必要のある法律で定められた強制保険です。そのため補償内容と保険料はどの保険会社でも同一です。交通事故の被害者のケガや死亡による金銭的損害を最低限守るために加入する保険です。

車の所有と必ずセットになる保険です。カーディーラーや修理店など自分が加入しやすい方法で契約しましょう。

自賠責保険の補償 対人賠償:被害者へ死亡・ケガの賠償
死亡・・・3000万円まで
ケガ・・・120万円まで
後遺症・・・75万円~4000万円まで

任意保険(にんいほけん)

自賠責保険の対人補償は補償できる範囲が限られています。補償範囲以上の損害賠償金は補償しませんし、自分のケガや死亡に対する補償。他人のモノに与えた損害賠償はカバーしません。任意保険は、これらの賠償金をカバーすることができます。

実際の事故では、3000万円以上の損害賠償を受ける。相手の車を壊してしまう。自分や同乗家族もケガをする。ということがあり得ます。

🤔任意だから入らなくてもいい?

任意という名前ではありますが、自賠責保険ではカバーできないリスクを補う保険として車を運転する場合には自賠責保険と任意保険の2種類が必須といえます。

自賠責保険と任意保険の補償範囲比較

補償する内容

補償範囲と保険金額上限

自賠責保険任意保険(金額例)
対人賠償
被害者へ死亡・ケガの賠償
死亡・・・3000万円
ケガ・・・120万円
後遺症・・・75万円~4000万円

無制限

対物賠償
他人の車などへの賠償

無制限

人身傷害
自分や家族のケガの補償

1000万円など

車両補償
自分の車への補償

事故時の価値金額

自動車保険の基礎知識

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🏆任意保険のおすすめランキングを確認する 

自動車保険(任意保険)の補償内容は?

任意保険は各保険会社が、自分の会社の保険に加入してもらうために、先ほど説明した賠償や補償の部分の他にも、車で起こるトラブルに必要なサービスなども用意しています。

自賠責保険と任意保険の違いを確認しましたので、次は任意保険が補償する内容を次の3つのポイントからもう少し詳しく解説していきます。

  1. 基本補償
  2. 特約
  3. 自動セットとオプション

  基本補償

任意保険の基本的な補償は、自動車事故で起こりうる大きなリスクのうち、自賠責保険では補いきれない部分をカバーするということになります。任意保険で必ず必要な補償は保険会社も同一の補償を提供しています。この補償のことを基本補償とよびます。

自動車保険の基本補償の概要

名称

補償する内容

保険金額例

対人賠償

車の事故により、他人を死亡させたり、ケガをさせて、法律上の損害賠償責任を負う場合に、相手方1名について保険金額を限度に保険金が支払われます。

無制限
対物賠償

車の事故により、他人の車や家等の財物を壊したり、車が線路に立ち入り、電車を運行不能にしたりして、法律上の損害賠償責任を負う場合に、1事故について保険金額を限度に保険金が支払われます。

無制限
人身傷害

車の事故等により、補償を受けられる人がケガ・死亡された場合や、後遺障害が残る場合に生じる、治療費・休業損害・精神的損害・逸失利益・介護料・葬祭費等を補償します。

1000万円など
車両保険

衝突、接触等の車の事故により契約の車に生じた損害に対して保険金をお支払いします。

事故時の価値金額
車両保険の詳しい解説

参照|東京海上日動火災保険よくあるご質問(商品サービス内容)

 特約

特約は基本補償をより手厚く補償するために用意されています。これは契約者が必要に応じて選択します。特約の種類・補償内容・補償の範囲は保険会社によって様々です。

🤔より手厚く補償とはどういうこと?

基本補償ではカバーされないリスクや、日常生活で発生するリスクも補償できるということを手厚い補償と表現しています。ここではどの保険会社も用意している代表的な特約を一覧にしました。

自動車保険の主な特約

特約名

いつ役に立つの?

弁護士費用特約

信号待ちで相手に追突されたなど自分に過失がない場合、あなたの保険会社は示談できません。特約で交渉してくれる弁護士の費用がカバーできます。

ファミリーバイク特約

原付バイクは自動車保険では対象外。特約を付けることで原付バイク何台でもカバーできます

新車特約

綺麗に乗っていても、車両保険の保険金額は時価です。特約を付けることで新車相当額までカバーできます。

個人賠償特約

お店で商品を壊した。自転車で人にぶつかった。など車の事故以外の賠償リスクをカバーすることができます、

 特約選びの注意点

 補償内容は会社によって違う
同じ特約名でも保険会社によって補償内容に差があることがあります。
保険会社を乗り換える時などは、補償内容をしっかりチェックしましょう。

 他の保険でカバーしていることがある
個人賠償特約は火災保険や傷害保険でも付帯できます。他の保険契約でダブりがないか気を付けましょう

  自動セットとオプション

保険会社の補償内容を確認すると、「自動セット」と「オプション」という言葉がでてきます。

🤔特約がオプションてことじゃないの?

特約=オプションではありません。

オプションは、顧客の好みによって自分でつけたり、外したりすることができる補償です。 保険会社の商品設定によっては、「対物超過費用特約」などは「自動セット」になっていたり「オプション」になっていたりします。

また、基本補償にもオプション項目があります。

対人賠償・対物賠償という被害者に賠償金を支払う保険は任意保険の柱となりますので、どの保険会社でも自動セットになっています。

ただし、自分のケガや、自分の車への保険については、他に保険をかけていたり車自体が古くて価値がないといったような場合は、基本補償ではありますが、保険金額を低くしたり補償を外すことが可能です。

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自動車保険料の算出条件

自動車保険の保険料はどのようにして決まるのでしょうか?
ポイントは保険の対象者がどのくらいの確率で保険を使うか? を様々な項目から確認します。そして各自が払う保険料が、特定の人に不公平・有利にならないように、項目ごとに保険料率が適用されます。 具体的に確認される項目例は下記の通りです。(保険料に反映される料率は保険会社によって異なります。)

  1. 自動車の種類(使用目的・車種)
  2. 契約台数
  3. 自動車の型式
  4. 自動車の安全性能
  5. 自動車の初度登録(自動車が生産されて初めて検査を通過した年月)からの経過期間
  6. 契約の支払限度額
  7. 運転者の年齢(年齢条件)
  8. 過去の事故歴(ノンフリート等級)
  9. 運転者の範囲(運転者限定)

出典:損害保険料率算出機構|2022年自動車保険の概況‐自動車保険の料率区分

これらの条件は、乗っている車や運転する人によって全く同じ条件ということはありません。保険料決定要件が多いため自動車保険の保険料は100人100通りと言われます。

また、保険会社毎に見積もりを取ると、これらの条件を毎回確認されます。そのため、自分の保険料を効率よく確認したい場合は、一度だけ条件を入力すれば、複数社の見積もりが取得できる 保険スクエアbang!の一括見積もり をお勧めします。保険料相場や最安値保険料が最短でわかるのでとても便利です。

自動車保険の手続き

自動車保険への加入を決めたら、どのような手続きが必要になるのでしょうか。

手続きの流れと、手続きの注意点について解説します。

1

見積もりを取る

インターネットの比較サイトなどから一括見積もりなどを利用すると効率的に入手できます。

2

比較する

各社の【保険料】と【補償内容】を希望に合わせて確認しましょう。

3

申し込む

インターネットから申し込むことで保険料の割引を受けられることがあります。

自動車保険の保険契約で注意したいことは次の2つです。

手続きミスここに注意 1.契約に空白期間ができる。
2.保険料で損をする

それぞれどういうことなのか具体的に確認していきます。

1.契約に空白期間ができる

自動車を所有しているのに、保険に入っていない(無保険)という状況は一番避けたいことです。保険契約は、決められた保険期間に発生した事故に対して使用できます。契約期間外に起こった事故については前後に契約があったとしてもさかのぼって補償することはできません

保険会社の乗り換え、解約のタイミングなどで起こってしまう可能性がありますので注意が必要です。

2.保険料で損をする

保険料は運転する人の年齢や自動車の種類など様々な要素によって決定されます。その中でも特に「等級(ノンフリート等級)」は、保険料に与えるインパクトが大きいものです。

等級が高ければ高いほど保険料は安くなります。等級の活用方法を知ることで保険料で損をしないようにしましょう。

・海外転勤により現在の自動車保険を解約したため、等級を失ってしまった。

・20代の息子の車を購入したが、若年層かつ6等級で保険料が高額になった

これらの問題は、中断証明や、条件が合えば等級引継ぎに関する知識があれば回避できます。是非関連記事を参考にしてください。

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自動車保険のおすすめ選び方

自動車保険の基礎知識や手続きを確認したところで、保険会社の種類と、自動車保険を選ぶポイントについて解説します。

保険会社の種類:代理店販売型損保とネット販売型損保

自動車保険を販売している保険会社には「代理店販売型損保」と、「ネット販売型損保」の2タイプがあります。ネット販売型は通販型・ダイレクト型などともよばれます。 まず各保険会社がどちらのタイプか知っておくと便利です。

代理店販売型の保険会社とネット販売型保険会社の主な違いを比較表でまとめました。

比較ポイント

代理店型

ネット型

契約方法

保険代理店を通して契約

保険会社と直接契約

見積もり

代理店が保険料見積もり。会社によってはホームページでの見積もり可。

インターネット一括見積もりやホームページでも見積もり。

事故対応

代理店に損害担当がいる場合は代理店が対応。いない場合は保険会社の損害サービス部が対応。

保険会社の損害サービス部が対応。

その他手続き

申し込みをした代理店が手続き。

インターネットのマイページなどを通して自分で手続き。

それぞれの メリット・ デメリットも確認してみます。

 

代理店型

ネット型

メリット

 代理店に相談したり、手続きを任せられる
 事故拠点が多く専任担当が付く
 保険料が安い
 補償などカスタマイズしやすく合理的

デメリット

 保険料が高い
 補償が手厚すぎることあり
 自分で手続き
 事故拠点が少ない。担当が変わることある

それでは代理店販売型の保険会社とネット販売型保険会社とは具体的にどのような会社を指すのでしょうか。主要な保険会社を分類します。

保険会社名

代理店型

ネット型

東京海上日動火災-
損保ジャパン-
三井住友海上火災-
あいおいニッセイ同和-
AIG損保-
ソニー損保-
セゾン自動車火災保険-
アクサダイレクト-
チューリッヒ保険-
三井ダイレクト損保-
イーデザイン損保-
SBI損保-
楽天損保

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保険会社名の表記について:本文では()内の略称で表記しています。
・東京海上日動火災保険株式会社(東京海上日動)
・損害保険ジャパン株式会社(損保ジャパン)
・三井住友海上火災保険株式会社(三井住友海上)
・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(あいおいニッセイ同和)
・AIG損害保険株式会社(AIG損保)
・ソニー損害保険株式会社(ソニー損保)
・セゾン自動車火災保険株式会社(セゾン自動車火災保険)
・SBI損害保険株式会社(SBI損保)
・アクサ損害保険株式会社(アクサダイレクト)
・三井ダイレクト損害保険株式会社(三井ダイレクト損保)
・イーデザイン損害保険株式会社(イーデザイン損保)
・楽天損害保険株式会社(楽天損保)
・チューリッヒ保険会社(チューリッヒ保険)

任意保険おすすめランキング

自動車保険の基礎知識を確認したところろで、保険会社ごとにどのような保険があるのかおすすめは何か?紹介します。

任意保険(自動車保険)の満足度や評価方法は人によって様々ですが、セレクトラ編集部では「保険料」・「補償内容」・「トラブル対応」が保険商品を評価する柱になると言えます。

  • 任意保険(自動車保険)の評価ポイント
  • 保険料の安さ
  • 補償の充実
  • トラブル対応

そこでセレクトラでは、この3つについてについてそれぞれ調査を行いました。

「保険料」は安さ。「補償内容の充実」は外部機関の調査。「トラブル対応」は契約数に対する苦情件数割合の低さを基準にして、保険会社のランキングを策定しました。

総合的におすすめできる保険会社を紹介します。

*ランキング算出の条件

保険料の安さ
2024年3月の保険料を全10社徹底見積もり。保険料の安さを基準に算出した18歳~50代の安い自動車保険ランキング結果より策定。

補償内容満足
株式会社カカクコム|自動車保険補償内容の満足度ランキングより引用

事故対応(保険金支払いの苦情件数割合)
2023年3月度各社公表及び日本損保保険協会の苦情件数の内、「保険金支払い」の件数と、推定及び実契約保有数を比較。契約保有件数に対して苦情の割合が低い順に事故対応への不満が少ないとして順位を策定。

おすすめの総合ランキング
上記3項目の順位で1位の場合1点、2位の場合2点と3項目すべてを点数化し合計得点数の少ない保険会社を1位としてランキング策定。

総合おすすめ1位 セゾン自動車火災保険

1位は「おとなの自動車保険」を販売している、セゾン自動車火災保険です。

セゾン自動車火災保険

大手損害保険会社「損保ジャパン」と同じ、SOMPOホールディングスのグループ会社です。 2023年3月期の成長率は111%と、全自動車保険会社で2位の売上(正味収入保険料)伸び率を記録しています。

セゾン自動車火災保険の特徴:

  • 40代~50代の保険料が割安
  • 車両保険のカスタマイズが柔軟にできる
  • ALSOK事故現場駆けつけサービス無料付帯
  • 業界大手SOMPOホールディングスグループ

広告などで40代~50代の保険料が安くなる点をアピールしていますが、セレクトラの保険料調査では、50代で特約(弁護士費用・ファミリーバイク特約)などのオプションを付帯すると他社より安くなる傾向がみられました。

おとなの自動車保険にはALSOK事故現場駆けつけサービスが無料で付帯されているため、保険料は他社に比べて最安値とは言えませんが、事故時の満足につながっているといえます。

専門家がセゾン自動車火災保険を選ぶ理由:

セレクトラがお金専門家に行った調査では、 「保険料の安さ」や「保険料と補償のバランスの良さ」で セゾン自動車火災保険を選んでいる回答者が多く見られました。 価格が一番安いというわけではないが、補償と価格のバランスが良いと思う。特に不満はない。(神奈川県、60代男性、FP技能士2級) ※他のコメントも読む「お金の専門家200名が選んだ自動車保険ランキング」へ

参考:セゾン自動車火災保険の主な補償とサービス

内容基本補償(*自動セット)選べるオプション補償
相手へ賠償対人賠償責任保険
対物賠償責任保険
対物全損時修理差額費用特約
自分の補償人身傷害保険(車内のみ補償)人身傷害保険(車内・車外ともに補償)
搭乗者傷害特約
車の補償車両保険
車両無過失事故に関する特約(車両保険付帯の場合自動セット)

車両新価保険特約
車両全損修理時特約
事故時代車費用特約
車両身の回り品補償
ロードアシスタンス
その他の補償*他車運転特約
*無保険車傷害特約
*被害者費用救済特約
個人賠償責任特約
自転車傷害特約
ファミリーバイク特約
弁護士費用特約

本表は全ての情報を網羅するものではありません。詳細は商品パンフレットや重要事項説明をご確認ください。
出典:セゾン自動車火災保険公式サイト 補償内容

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総合おすすめ2位 ソニー損保

2位はインターネット販売型の自動車保険で売上1位のソニー損保です。

ソニー損保 ソニーファイナンシャルグループの損害保険会社です。2023年3月期の昨年対比成長率は103%と 契約を伸ばしています。売上規模はネット販売型の保険会社では断トツの1位で、2位のセゾン自動車火災保険に倍以上の差をつけています。

 

2022年3月期の推定契約保有数(セレクトラの調査)は約250万件*に達していると考えられます。
 

*200万件到達公表のあった時期の正味収入保険料から単価を算出。2023年度の正味収入保険料をその単価で割った数値を推定契約保有数としています。

ソニー損保の特徴:

  • ネット型自保険会社では最大規模(売上・契約保有数が1位)
  • セコム事故現場駆けつけサービス無料付帯
  • 走った距離が少ないと翌年の保険料割引き
  • 安全運転なら保険料が戻るプランがある

ソニー損保の自動車保険には「セコム事故現場駆けつけサービス」や「対物賠償の超過費用」が自動で付帯されています。そのため保険料は最安値ではありません。しかし20代の自動車保険では他社より割安になるなど、契約パターンによってはメリットのある保険料で商品を提供しています。

専門家がソニー損保を選ぶ理由:

セレクトラがお金の専門家に行った調査では、「保険料の安さ」や「手続きのしやすさ」「補償の充実」といった回答が多く見られました。 安全運転にキャッシュバックがある。(東京都、50代男性、証券外務員二種/証券アナリスト) ※他のコメントも読む「お金の専門家200名が選んだ自動車保険ランキング」へ

参考:ソニー損保の主な補償とサービス

内容基本補償(*自動セット)選べるオプション補償
相手へ賠償対人賠償責任保険
対物賠償責任保険
*対物超過修理費用
-
自分の補償人身傷害保険(車内のみ補償)人身傷害保険(車内+車外)
搭乗者傷害特約(傷害一時金)
搭乗者傷害特約(死亡・後遺障害)
車の補償車両保険
*ロードサービス
新車買替特約
車対車免ゼロ特約
事故時レンタカー費用特約
その他の補償*他車運転特約
*無保険者傷害危険特約
*被害者救済費用特約
弁護士特約
個人賠償特約
おりても特約
ファミリーバイク特約
車内身の回り品特約

本表は全ての情報を網羅するものではありません。詳細は商品パンフレットや重要事項説明をご確認ください。
出典:ソニー損保公式サイト 重要事項説明書

総合おすすめ2位 三井ダイレクト損保

ソニー損保と同点の2位は三井ダイレクト損保です。

三井ダイレクト損保 大手損害保険会社「三井住友海上」「あいおいニッセイ同和」と同じ、MS&ADホールディングスのグループ会社です。2021年度~2022年度の契約保有数に対する保険金支払い*苦情割合は0.09%と、全自動車保険会社で3位の低さです。

*正味収入保険料をダイレクト保険会社の契約当たり単価で割った推定保有契約数を算出。2023年度の保険金支払苦情件数を契約数で割った数値を苦情割合としています。

三井ダイレクト損保の特徴:

  • 40代~50代で20等級だと保険料が安い
  • ネット型保険会社で唯一ドライブレコーダー特約が付帯できる
  • 契約を相談できるコンシェルジュプランがある
  • 業界大手のMS&ADインシュランスグループ

保険料はネット型保険会社の中でも割安で、セレクトラの調査では特に40代~50代の20等級の保険料が安くなる傾向がありました。

また、ネット型保険会社で唯一ドライブレコーダーを借りることができます。(レスキュードラレコ特約/月額670円*)事故時に安否確認デスクとすぐにつながるり、事故映像が自動送信されてAIが事故状況を分析するなど、事故時の安心につながっています。
*出典:三井ダイレクト損保 特約保険料は、三井ダイレクト損保で契約1年目で月払を選択した場合。

専門家が三井ダイレクト損保を選ぶ理由:

セレクトラがお金の専門家に行った調査では、三井ダイレクト損保を選んだ理由は「保険料の安さ」や「知人のすすめ」「事故対応がよさそうだった」が上位でした。 価格が手頃。(滋賀県、40代男性、アクチュアリー準会員) ※他のコメントも読む「お金の専門家200名が選んだ自動車保険ランキング」へ

参考:三井ダイレクト損保の主な補償とサービス

内容基本補償(*自動セット)選べるオプション補償
相手へ賠償対人賠償責任保険
対物賠償責任保険
*対物超過修理費用補償特約
-
自分の補償人身傷害保険人身傷害保険搭乗中のみ補償特約
ファミリー傷害特約(アウトドア・ワイド)
搭乗者傷害
搭乗者傷害Wケア
搭傷死亡等対象外特約
車の補償車両保険
*ロードサービス
新車特約
車両危険限定補償特約
車対車免責ゼロ特約
身の回り品補償特約
レンタカー費用特約
その他の補償*他車運転危険補償特約
*被害者救済費用特約
*無保険車傷害特約
ファミリーバイク特約
弁護士費用補償特約
日常生活賠償特約
ドラレコ特約

本表は全ての情報を網羅するものではありません。詳細は商品パンフレットや重要事項説明をご確認ください。
出典:三井ダイレクト公式サイト重要事項説明書

総合おすすめ3位 チューリッヒ保険

チューリッヒ保険 チューリッヒ・インシュアランス・グループのアジア重要拠点として、 1986年に日本に設立した保険会社です。 自動車保険はチューリッヒの主力商品で、 2023年3月度の売上は昨年対比で103%伸張していて、 全保険会社の3位に位置する、勢いのある保険会社です。

 

チューリッヒ保険の特徴:

  • 「スーパー自動車保険」と「ネット専用自動車保険」の2商品に分かれている
  • ネット専用自動車保険」の保険料は業界最安値水準
  • 地震等による車両全損一時金特約がある
  • ロードサービスのレベルが高い

保険商品はネット専用自動車保険とスーパー自動車保険の2種類ある点に注意が必要です。

 

ネット専用自動車保険

スーパー自動車保険

おすすめの人

保険料をとにかく安く抑えたい
手続き問い合わせはネット完結でOK
基本補償でOK
ダイレクト型の保険料でOK
電話などで相談して補償内容を決めたい
基本補償だけでなく、厚めの補償も欲しい

保険料

業界でも最安値の価格帯
見積をとる
ダイレクト型保険の平均価格帯
見積をとる

引受条件

新規加入は21歳から74歳18歳以上

支払い

クレジットカード一括
月払いはできません。
クレジットカード/振込/コンビニ
月払いができます。

継続手続き

自動通知書

保険料割引

新車割引新車割引/早期割引/ネット割引/エコカー割引

参考:チューリッヒ保険公式サイト

ネット専用自動車保険の保険料は、ロードサービスを付帯しても業界最安値水準*と言えます。

スーパー自動車保険は、電話での問い合わせや、月払いに対応している商品でネット専用自動車保険より手厚いカスタマーサービスになっています。スーパー自動車保険はインターネット販売型保険会社の平均保険料水準で加入できます。 最低限の補償かつネット完結で問題ない方はネット専用自動車保険。 補償相談や月払いなども検討したい方はスーパー自動車保険という選択が可能です。
*セレクトラの保険料ランキングはネット専用自動車保険の保険料で算出しています。

ネット販売型保険会社では珍しく、地震による損害を補償する特約(地震等による車両全損一時金特約) があります。

専門家がチューリッヒ保険を選んだ理由:

セレクトラがお金の専門家に行った調査では、チューリッヒを選んだ理由は「保険料の安さ」や「補償が充実していた」が上位でした。 加入1年程度であり、特に不満なし(東京都、40代男性、CFP)

参考:チューリッヒ保険の主な補償とサービス

ネット専用自動車保険
内容基本補償(*自動セット)選べるオプション補償
相手へ賠償対人賠償責任保険
対物賠償責任保険
対物超過修理費用補償特約
自分の補償人身傷害保険人身傷害車外危険補償特約
地震・噴火・津波による被保険者死亡一時金支払特約
車の補償車両保険車両危険限定補償特約
車両事故免責金額ゼロ特約
車両事故免責金額ゼロ特約(車対車事故のみ)
地震・噴火・津波による車両全損時一時金支払特約
その他の補償*他車運転危険補償特約
*被害者救済費用特約
*無保険車傷害特約
原動機付自転車に関する特約(自損型)
弁護士費用等補償特約
個人賠償責任補償特約
日常生活家族傷害補償特約
ロードサービス費用特約

本表は全ての情報を網羅するものではありません。詳細は商品パンフレットや重要事項説明をご確認ください。
出典:チューリッヒ保険 ネット専用自動車保険公式サイト重要事項説明書

スーパー自動車保険
内容基本補償(*自動セット)選べるオプション補償
相手へ賠償対人賠償責任保険
対物賠償責任保険
 
対物超過修理費用補償特約
自分の補償人身傷害保険
人身傷害定額払保険
人身傷害車外危険補償特約 
人身傷害定額払車外危険補償特約 
地震・噴火・津波による被保険者死亡一時金支払特約 
ファミリーケア特別見舞金特約
車の補償車両保険
*ロードサービス
車両危険限定補償特約
車両危険限定補償特約(全損のみ補償型)
車両事故免責金額ゼロ特約 
車両事故免責金額ゼロ特約(車対車事故のみ)
車内身の回り品補償特約 
事故時代車提供特約
地震・噴火・津波による車両全損時一時金支払特約
その他の補償*他車運転危険補償特約
*被害者救済費用特約
*無保険車傷害特約
原動機付自転車に関する特約(自損型または人傷害型)
弁護士費用等補償特約
個人賠償責任補償特約 
日常生活家族傷害補償特約

本表は全ての情報を網羅するものではありません。詳細は商品パンフレットや重要事項説明をご確認ください。
出典:チューリッヒ保険 スーパー自動車保険公式サイト重要事項説明書

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自動車保険会社ランキング

自動車保険は満足度も重要ですが、 保険という見えない商品だからこそ、会社の規模や組織の大きさが信頼・ 安心感につながることもあります。

テレビCMやウェブ広告でよく聞く保険会社や、 一括見積もりなどで気になっている保険会社の保険会社の規模、 組織の大きさは知っておきたいポイントです。

自動車保険売上トップランキング

セレクトラでは2023年3月期度(2022年4月~2023年3月)の自動車保険の各保険会社正味収入保険料を決算情報から調査してランキングを策定しました。

順位保険会社名売上
(正味収入保険料)
1位東京海上日動1.1兆円
2位損保ジャパン1兆円
3位あいおいニッセイ同和748億円
4位三井住友海上688億円
5位ソニー損保128億円
6位セゾン自動車火災保険60億円
7位アクサダイレクト57億円
8位チューリッヒ保険52億円
9位AIG損害保険株式会社52億円
10位三井ダイレクト損保34億円

収入保険料の規模を確認すると、上位全てが大手代理店型保険会社です。

インターネットの自動車保険ランキングやCMなどで見かける「ソニー損保」や「セゾン自動車火災保険」などのネット型自動車保険会社は、知名度は高いですが販売規模でみると大手と差があることがわかります。

正味収入保険料2022年度

大手でおすすめ1位 東京海上日動

東京海上日動 明治12年創業。 正味収入保険料1位はもちろんですが、 会社全体の総資産は9兆円、損害サービス拠点は全国218ヵ所、 代理店は44,761店と、業界最大手企業です。

*出典:東京海上日動|企業情報

東京海上日動の特徴:

  • 保険プロの代理店に相談できる
  • 手厚い補償の車両保険
  • 法律・医療のエキスパートネットワークを利用できる

組織や代理店維持にコストがかかるため、自動車保険料はネット販売型損保に比べて割高です。しかしエキスパートネットワークや代理店に相談できる安心感。また東京海上日動への安心感につながっており保険料が高くても選ばれている理由につながっているようです。

専門家が東京海上日動を選んだ理由:

セレクトラがお金の専門家に行った調査では、東京海上日動を選んだ理由は「補償が充実」や「知人にすすめられた」が上位でした。 保険料は高いが信頼できる会社である。(大阪府、30代女性、証券外務員二種/FP技能士2級) ※他のコメントも読む「お金の専門家200名が選んだ自動車保険ランキング」へ

東京海上の補償内容:

内容基本補償(*自動セット)選べるオプション補償
相手へ賠償対人賠償責任保険
対物賠償責任保険
*対物超過修理費用
自分の補償人身傷害保険
*入院時選べるアシスト
人身傷害乗用具事故補償特約
車の補償車両保険
*ロードアシスト
*レンタカー等諸費用アシスト
 
レンタカー費用等補償特約(事故時30日)
ドライブレコーダー特約
車両全損時諸費用補償特約
車両新価保険特約
車両全損時復旧費特約
地震・噴火・津波危険車両全損時一時金特約
その他の補償*無過失事故に関する特約
*被害者救済費用等補償特約 
*他車運転危険補償特約
車内携行品補償特約
ファミリーバイク特約
弁護士費用特約
個人賠償責任補償特約
自転車傷害補償特約(一時金払)

本表は全ての情報を網羅するものではありません。詳細は商品パンフレットや重要事項説明をご確認ください。
出典:東京海上公式サイト補償とサービス自動車保険

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大手でおすすめ2位 損保ジャパン

損保ジャパン 明治21年創業の損保ジャパン。自動車保険売上では業界2位です。総資産7兆円、保険金サービス拠点は全国279ヵ所、代理店は45,273店と規模では 1位の東京海上日動と同水準といえます。

*出典:損保ジャパン|会社概要

損保ジャパンの特徴:

  • 事故組織が業界最多で、独自の事故調査体制がある
  • 車の故障修理費*をカバーできる特約がある
  • ALSOK(アルソック)の事故対応サポートが無料付帯

*通常車両保険は故障損害は対象にならず、事故による損害修理費のみカバーされます。

事故対応に強みがあります。他社にはない「オールラインズインスペクター」と呼ばれる事故原因の事実確認を自前で調査する特殊職種を採用していて、 大手企業だからこそできる体制を整えています。

一方、2023年夏には損保ジャパンの代理店であるビッグモーター社の不正保険金請求があり、 車両保険の請求により等級が下がってしまった契約者には現在も訂正救済対応を行っています。
外部ページ:損保ジャパン|【一覧】ビッグモーター社による不適切な自動車保険金請求に関する当社対応

専門家が損保ジャパンを選んだ理由:

セレクトラがお金の専門家に行った調査では、損保ジャパンを選んだ理由は「知人にすすめられた」「補償が充実」「保険料が安かった」が上位でした。 保険料には特に不満がない。 基本的な補償がなされているので満足。 (兵庫県、50代女性、FP技能士1級/CFP) ※他のコメントも読む「お金の専門家200名が選んだ自動車保険ランキング」へ

損保ジャパンの補償内容:

内容基本補償(*自動セット)選べるオプション補償
相手へ賠償対人賠償責任保険
対物賠償責任保険
*対物全損時修理差額費用特約
-
自分の補償人身傷害保険
 
人身傷害交通乗用具事故特約
人身傷害死亡・後遺障害定額給付金特約
人身傷害入通院定額 給付金対象外特約
人身傷害入院時諸費用特約
車の補償車両保険
*ロードアシスタンス
車両新価特約
車両全損修理時特約
全損時諸費用再取得時倍額特約
故障運搬時車両損害特約
地震・噴火・津波車両全損時一時金特約
代車等諸費用特約
ドライブレコーダー特約
 
その他の補償*無過失事故の特則
*無保険車傷害特約
*被害者救済費用特約
*他車運転特約
車内携行品補償特約
ファミリーバイク特約
弁護士費用特約
個人賠償責任特約

本表は全ての情報を網羅するものではありません。詳細は商品パンフレットや重要事項説明をご確認ください。
出典:損保ジャパン公式サイト個人用自動車保険「THEクルマの保険」(2023年5月版)

大手でおすすめ3位 あいおいニッセイ同和

あいおいニッセイ同和 世界8位の損害保険グループである「MS&ADインシュアランスグループ」に所属し、三井住友海上と同じグループ企業です。 トヨタグループと協力関係にあり、特に自動車保険において強みを持っています。国内の自動車保険売上では第3位の位置にあり、その規模は三井住友海上とほぼ同等で、大手企業の一翼を担っています。

あいおいニッセイ同和の特徴:

  • デジタルで安全を目指すテレマティクス技術導入に積極的
  • 安全運転診断スコアに応じて割引あり
  • ロードサービスレッカー運搬最大30万円補償

専門家があいおいニッセイ同和損保を選んだ理由:

セレクトラがお金の専門家に行った調査では、あいおいニッセイ同和損保を選んだ理由は「保険料が安かった」「知人にすすめられた」「保険料と補償のバランスが良かった」が上位でした。 保険料には満足している 補償内容は分かりやすく不安不満無し カスタマーセンターがしっかりしているので不安は無い(千葉県、40代女性、FP技能士1級/証券アナリスト) ※他のコメントも読む「お金の専門家200名が選んだ自動車保険ランキング」へ

あいおいニッセイ同和の補償内容:

内容基本補償(*自動セット)選べるオプション補償
相手方への賠償

対人賠償
*対人臨時費用特約
*対歩行者等傷害特約

対物賠償
*対物超過修理費用特約

自分の補償人身傷害
*入院・後遺障害時における人身傷害諸費用特約
 
傷害一時金特約
搭乗者傷害(死亡・後遺障害)特約
犯罪被害事故特約
車の補償車両保険
車両保険無過失事故特約(車両保険付帯で自動セット)
全損時諸費用特約(車両保険付帯で自動セット)
*ロードアシスタンスサービス
全損時諸費用倍額払特約
新車特約車両全損時復旧特約
車両超過修理費用特約
地震噴火・津波「車両全損時定額払」特約
「ハートフルリサイクル」
その他の補償*他車運転特約
*臨時代替自動車特約
*被害者救済費用特約
日常生活賠償特約
自転車賠償特約
車内外身の回り品特約
ファミリーバイク特約
弁護士費用特約
ドラレコ型

本表は全ての情報を網羅するものではありません。詳細は商品パンフレットや重要事項説明をご確認ください。
出典:あいおいニッセイ同和公式サイトタフ・クルマの保険商品の特長

🤔大手損保の自動車保険業界の売り上げシェアが高い理由は?

大手代理店販売型損保が自動車保険業界のシェアを占めている理由は、長年の歴史と組織によって売上を積み重ねた結果といえます。

大手の損害保険会社はカーディーラーや自動車修理店などありとあらゆるところに代理店ネットワークがあり、車の購入、車検、修理のついでに保険に入る流れができています。

また組織が大きいため、周囲に各保険会社の関係者がいるため、加入をすすめられてお付き合いで断れないという声も聞きます。

さらに1契約の金額がインターネット販売型保険会社より高いという点もあるため、正味収入保険料ではインターネット販売型保険会社が3メガを超えるハードルは非常に高いともいえます。

  • 大手損保が強い理由
  • 長年にわたるの自動車保険販売
  • 代理店ネットワークが強力
  • 組織維持のコストがかかるため保険料が高い

ここまで見てきたように、大手代理店販売型の保険会社と、ネット販売型はタイプが違うため一概に比較できません。そこでネット販売型の規模も確認してみました。

正味収入保険料2022年度ダイレクト型

1位はソニー損保です。セゾン自動車火災保険に対して倍以上の差をつけ、ネット販売型保険会社のトップを維持しています。 総資産は2,900億円という点では大手損保とは差がありますが、母体であるソニーファイナンシャルグループの総資産は20兆円と、グループ全体の規模は大手に匹敵しています。

2位はセゾン自動車火災保険でした。損保ジャパンと同じくSOMPOホールディングに属しています。そして、3位のアクサダイレクトは、1817年にフランスで設立されて世界中に顧客を持つアクサグループが母体となっています。

ネット販売型保険会社も売り上げトップの企業母体は大手金融・保険グループといえます。

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売上に勢いがある人気自動車保険会社ランキング

次に規模ではなく、契約が伸びている保険会社についても紹介します。

自動車保険は1年更新の契約であるため、売上の伸び率が高いほど今一番選ばれている保険会社とも言えます。

2022年度に正味収入保険料が昨年度対比100%以上伸張している保険会社
順位保険会社名売上伸び率
(正味収入保険料伸び率)
1位楽天損保116.05%
2位セゾン自動車火災保険111.84%
3位チューリッヒ保険103.74%
4位ソニー損保103.40%
5位SBI損保102.79%
6位アクサダイレクト101.19%
7位三井住友海上100.00%

売上の伸び率に着目すると、規模とは違った顔ぶれが見えてきます。

人気でおすすめ1位 楽天損保

楽天損保のドライブアシストは昨年成長率116%の伸びを見せています。さらに2023年10月のニュースリリースでは、昨対150%の売上*を発表しており、今いちばん勢いのある自動車保険会社と言えます。

🤔楽天損保のドライブアシストに勢いがある理由

  1. 新規割引は金額ではなく一律25%
  2. 楽天会員にメリット
  3. 2023年から保険料をさらに平均4%引き下げ
  4. 2023年12月1日以降に楽天ダイヤモンド会員向けの割引を新設

*出典:楽天損保|ニュースリリース2023年10月23日

楽天損保の特徴:

  • ネットで契約すると新規・継続ともに25%OFF
  • 楽天ポイントが貯まる・使える
  • ALSOK現場かけつけサービスが無料付帯

専門家が楽天損保を選んだ理由:
保険料が安く手続きが簡単な点は良い。(栃木県、40代、男性FP技能士2級、証券外務員二種)

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トピック別独自おすすめランキング

セレクトラ独自の切り口から策定した自動車保険会社のランキングも策定しました。 新規インターネット割引の金額や、マネーのプロフェッショナルが選んでいるランキングなど、項目別のランキングもぜひ参考にしてみてください。

💴お金の専門家200名が選んだランキング

普段私たちへお金のアドバイスをする専門家が実際に加入している自動車保険会社はどこ?セレクトラではファイナンシャルプランナーや公認会計士などお金のプロフェッショナル200名が加入している自動車保険会社をランキングにしました。

専門家のコメントや、選んだ理由をもっと知りたい場合はこちらの記事をお勧めします。

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お金の専門家200名が選ぶ自動車保険

ファイナンシャルプランナー139名、CFP14名、税理士10名など計200名が選ぶ自動車保険のランキング

アンケート結果

👍乗り換え先に人気の自動車保険会社

自動車保険を乗り換える方の多くは保険料と補償のコストパフォーマンスを重視しています。

そこでセレクトラ編集部では過去3年に自動車保険を乗り換えた180名のへアンケートを実施。

自動車保険のコスパにシビアな契約者に選ばれた自動車保険会社人気乗り換え先ランキングを紹介します。

順位

乗り換え先人気保険会社

回答者数

1位SBI損保28名
2位ソニー損保24名
3位損保ジャパン23名
4位セゾン自動車火災保険20名
5位三井ダイレクト損保16名

アンケート調査
調査対象:現在自動車保険に個人で加入していて、過去3年以内に自動車保険会社を乗り換えたことのある方180名(男性136名・女性44名)
調査方法:インターネット調査
調査機関:アイブリッジ株式会社

保険料に不満を持って乗り換える回答者が多く、そのため割安な保険料を提供できるダイレクト(ネット)型保険会社が選ばれる傾向にありました。

ダイレクト型保険会社は、保険料が安いだけではなく、自分に必要な補償を取捨選択できる点からも、「自動車保険は本当に必要な補償で充分。」といった契約者のニーズに応えられているといえます

その結果、自動車保険の乗り換えに満足度している回答者は75%と高い傾向にありました。

また、同じ補償で保険料が安くなった回答者は全体の53.9%でした。このことから補償を削らなくても、保険会社の乗り換えで保険料が削減できることがわかります

より詳しいアンケート結果はスマートマネーライフの自動車保険人気ランキングで詳しく解説しています。

💻新規インターネット契約割引額ランキング

新規インターネット割引というキャッチコピーがあっても、結局どこの保険会社がいちばんお得かわかりにくい割引額。整理してランキングにしました。

順位

保険会社

割引額

1位

アクサダイレクト最大20,000円
チューリッヒ保険最大20,000円
2位SBI損保14,000円
3位セゾン自動車火災保険13,000円
4位ソニー損害保険12,000円
5位三井ダイレクト損保最大10,000円
異色楽天損保割引前保険料の25%

アクサダイレクトとチューリッヒが最も割引額が高いように見えますね。しかし、アクサダイレクトとチューリッヒの割引額は「最大」2万円ということに注意です。

実はアクサダイレクトもチューリッヒも割引前の保険料によっては、SBI損保の1万4千円よりも割引額が小さくなる可能性があります。

また、楽天損保は保険料に応じて割引額が変わりますので、割引前の保険料が高ければ割引額が2万円よりも大きくなる可能性があります。

つまり、保険会社各社の新規インターネット契約割引額は割引前の保険料によって変わるということです。では、割引前の保険料がどれくらいだと、一番割引額が高いのはどの保険会社なのでしょうか?一覧にまとめてみました。

割引前の保険料

一番割引額が高い保険会社

割引額

割引率

20,000円SBI損保14,000円70.00%
25,000円SBI損保14,000円56.00%
30,000円SBI損保14,000円46.67%
35,000円SBI損保14,000円40.00%
40,000円SBI損保14,000円35.00%
45,000円SBI損保14,000円31.11%
50,000円チューリッヒ15,000円30.00%
55,000円16,000円29.09%
60,000円アクサダイレクト17,000円28.33%
65,000円アクサダイレクト17,000円26.15%
70,000円アクサダイレクト18,000円25.71%
75,000円楽天損保18,750円25.00%
80,000円楽天損保20,000円25.00%
85,000円楽天損保21,250円25.00%
90,000円楽天損保22,500円25.00%
95,000円楽天損保23,750円25.00%
100,000円楽天損保25,000円25.00%

🚗ロードサービス拠点のランキング

自動車保険会社各社は事故や故障で自走できなくなった車両の搬送や修理をサポートするために、それぞれ独自のロードサービスを利用者に提供しています。

そのロードサービスの拠点数は、自動車保険会社によってそれぞれ異なります。全国により多くの拠点数を構える自動車保険会社はどこなのか、調べてみました。

セレクトラが各自動車保険会社の公式サイトで確認したロードサービスの拠点数を確認した結果、最も拠点数が多かったのは「アクサダイレクト」でした。

アクサダイレクトの AXAプレミアムロードサービス特徴:

  • 無料レッカー150km
  • 指定の最寄修理工場ならレッカー距離無制限
  • 搭乗者全員分+ペットの帰宅費用または宿泊費用カバー
  • ロードサービススタッフの到着予定時間や位置情報がSMSでわかる

🤔大手保険会社のロードサービス拠点は少ない?

大手保険会社はJAFは提携している場合が多いため、自前のロードサービス拠点を増やしていないような印象を受けます。 JAFには保険会社の契約者の優遇サービスがあります。

🚗JAF年会費について知る
🚗JAF会員限定の優遇サービスのある任意保険会社

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🔍最も検索されている自動車保険会社ランキング

インターネットで一番検索されている自動車保険会社も観てみましょう?注目度の高い自動車保険会社のランキングです。

順位

保険会社名

検索ボリューム

1位ソニー損保
[ソニー損保 自動車保険]
61,000
2位セゾン自動車火災保険
[大人の自動車保険]
24,000
3位東京海上日動 
[東京海上日動自動車保険]
19,000
4位イーデザイン損保 
[イーデザイン損保]
16,000
5位損保ジャパン 
[損保ジャパン 自動車保険]
15,000
6位チューリッヒ保険 
[チューリッヒ自動車保険]
15,000
7位アクサダイレクト 
[アクサダイレクト自動車保険]
8,300
8位楽天損保 
[楽天自動車保険]
7,700
9位あいおいニッセイ同和 
[あいおい 自動車保険]
3,700
10位三井ダイレクト損保 
[三井ダイレクト 自動車保険]
3,500

※2024年1月3日現在 [  ]検索キーワード

今一番検索されている保険会社はソニー損保でした。

ソニー損保はテレビCMや広告などで安定した内田有紀さんをメインキャラクターとして安定したイメージを打ち出しています。 ネットで検索されているボリュームも他の自動車保険会社の群を抜いて高い状況です。

セレクトラが実施した「お金の専門家200名が選んだ自動車保険」で他に検討した保険会社を確認したところソニー損保は🥇1位を獲得していました。

自動車保険に新たに加入する場合は、一度は検討される保険会社として注目を集めているといえます。

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⚖自動車保険ワーストランキング

自動車保険選びを失敗しないためには一体何に気を付けたらいいのでしょうか?

自動車保険のネガティブポイントを徹底的に調査して避けるべきプランを紹介していきます。そこで編集部では過去3年以内に自動車保険会社を乗り換えたことのある経験者180名の乗り換え理由に着目しました。

乗り換えた理由を自動車保険ワーストランキングとして、どのような自動車保険に入ってはいけないのか?避けるべきプランなのか解説します。

順位

乗り換え理由*

回答者数

1位保険料が高い129名
2位補償が足りない28名
3位問い合わせ対応に不満23名
4位事故やロードサービスの対応に不満18名

*複数回答可能

アンケート調査
調査期間:2024年2月7日~2月11日
調査対象:自動車保険に個人加入していて、過去3年以内に自動車保険を乗り換えた180名回答者(男性136名・女性44名)
調査方法:インターネット調査 調査機関:アイブリッジ株式会社

自動車保険の乗り換えは「保険料が高い」ことへの不満が最も大きい理由でした。

自動車保険料は、毎年支払う必要がある固定費であり、運転を続ける限り必要です。そのため、早いうちに保険料が抑えられればメリットも大きくなります。

自動車保険は毎年更新されますが、更新の際に保険料を比較する時間がなかなか取れず、前年の契約をそのまま更新してしまうことがあります。

固定費の契約は初め肝心です。自動車保険契約時に高額だと感じる保険会社は避けるようにしましょう。 保険料が安い傾向のある会社を選択すれば、その後、毎年詳細に見直す必要がなく、長期的に固定費を削減することができます。

その他どうしたら自動車保険ワーストランキングを回避できるか?はスマートマネーライフの自動車保険ワーストランキング:入ってはいけない避けるべきプランとはにて詳しく解説しています。

【迷ったら・・・】どの保険会社がいいかわからない?

いかがでしたでしょうか?ここまで自動車保険会社を様々な視点から分析してみました。

それでも、どの保険会社にしたらいいかわからない。という方にセレクトラのおすすめ記事を紹介します。

保険料の安さを求める方

 安い自動車保険の決定版をチェックする

 20代向け安い自動車保険をチェックする

 30代向け安い自動車保険をチェックする

 40代向け安い自動車保険をチェックする

 50代向け安い自動車保険をチェックする

 軽自動車で安い自動車保険をチェックする

専門家のコメントも確認したい方

 お金の専門家200名が選んだ自動車保険

大手保険会社を希望する方

 売り上げ規模トップの自動車保険会社