納車に任意保険が間に合わない!当日加入はできる?元ディーラーが教える最短ルートと緊急対処法
「あ!納車の保険、手続きし忘れてた……」
待ちに待った納車日当日や前日、ふと任意保険の手続きをしていないことに気づき、血の気が引くような思いをしていませんか?
「今日中に契約なんて無理だよね?」「無保険で乗るしかないの?」と不安になる必要はありません。条件さえ揃っていれば、今からでも当日の納車に間に合わせることは可能です。
この記事では、元ディーラー営業マンが実際に経験した「納車直前のドタバタ解決劇」から、当日加入できるネット保険会社の比較、さらには車検証が手元にない時の見積もり方法まで、プロの視点で徹底解説します。
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【結論】納車に任意保険が間に合わない!今からでも当日加入はできる?
結論から申し上げると、条件さえ揃っていれば今から契約してもその日の納車に間に合います!自動車保険の契約って手間がかかるし、契約が開始されるまでに数日時間がかかりそう、というイメージを持たれるかもしれません。
ですが実は、「ネット型の自動車保険」なら契約手続きが完了してしまえば翌日午前0時もしくは、当日補償がスタートできる保険会社もあります。
加入する自動車代理店型だ…という方も諦めるのはまだ早いです!このあと紹介する事例をもとに落ち着いて手続きを進めましょう。
元ディーラーが語る「納車直前のドタバタ劇」と解決策
記事執筆
宇野 源一
大学卒業後、大手メーカー系自動車ディーラーに就職。その後、金融業界の業務・教育支援を行う会社に転職し、法人営業に従事しながら、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP資格を取得。2018年よりライターとしても活動。FP視点でのカーライフを提案することが得意。
ここでは、元ディーラー営業マンの宇野さんが実際に体験した自動車保険契約のドタバタ劇をご紹介します。
「現場では『保険を忘れていた!』というのは実際にあること。落ち着いて動けば、納車30分前でも解決できます。実際に私が担当したケースを紹介しましょう。」
エピソード1:他社からの乗り換え任意保険解約忘れ!二重契約を防いだ機転
状況: 納車当日、他社からの乗り換えなのに旧保険の解約忘れが発覚。
解決策: コールセンターへの「解約意思表示」を優先。
学び: 書類が後日でも、電話一本で「今日付の解約」として扱えるケースがある。
これは、他メーカーの車に乗っていたAさんが自社で買い替えしたときのエピソードです。
Aさんは車を買い換えると同時に、自動車保険も乗り換えていただくことが事前に決まっていました。
納車前、事前に新たな保険の契約手続きをしているとき、Aさんに「今加入している自動車保険、納車日付で解約をお願いしますね」と話していました。
ですが納車当日、お客様が来店された時に「ごめん、解約手続きし忘れた」と衝撃の一言。
Aさんの顔が青ざめていましたが、私はとっさに
「では現在加入している保険会社のコールセンターに電話してください。その際に『いま加入している保険、今日付で解約して欲しい』と言ってください。」
と伝えたのです。
代理店型自動車保険の場合、保険解約に必要な書類を記入して保険会社に送付するルールとなっています(現在はペーパーレス契約のためデータ送信)。
その手続きを後日対応という形にするため、代理店担当者への報告を後回しにして保険会社に「解約の意思表示」をしたのです。そうすることで解約日時点で書類を交わしていなくても後日遡って解約手続きできる、ということを知っていたからです。
これをしたことで保険の二重契約にもならず無事に納車できました。
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エピソード2:納車2時間前に「保険申し込み忘れ」が発覚した新社会人
状況: 初めてのマイカー。1週間前に車検証コピーを渡したのに、本人が手続きを失念。
解決策: ショールームで一緒にスマホから契約。保存していた見積データを活用。
学び: その場で即契約・当日補償開始が可能。
2つめのエピソードは、社会人2年目で初めてのマイカーを買ったBさんのお話です。
私が応対したお客様で、できるだけ出費を抑えたいとのことでネット型自動車保険にご自身で加入することになっていました。そのため、納車1週間前には車検証のコピーをご自宅にお届けして「前日までに手続きしておいてくださいね」と伝えていたのです。
納車当日は14時来店だったので、昼休み前に納車準備を済ませておこうとしていた矢先にショールームに電話が。
「ど、どうしましょう…。保険の手続きするのすっかり忘れちゃって…」
電話の向こう側で明らかに震えているのがわかりました。まずは落ち着いていただき「納車のタイミングで加入すれば大丈夫だと思いますから、まずはご来店ください。一緒に手続きを進めましょう」とお伝えしました。
Bさんがご来店されると、車の説明をする前に加入予定の自動車保険のサイトにアクセスしてもらいました。幸いにも見積データは残っていたので、必要な車両情報を一緒に入力して契約手続きを進めました。ネット型も代理店型も関係なく、納車当日に保険契約可能なのが救いでした。
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契約に必要なものはこれだけ!車検証のチェックポイント
ここで、自動車保険の契約の際に必要な車両の情報をおさらいしましょう。下の写真は実際の車検証です。ご自身で契約をする際は、赤で囲っている部分を入力する必要があります。
- 車のナンバー(登録番号)
- 初度登録年月
- 型式
- 車台番号
- 車両価格(車両保険に入る場合*)
*車両価格は車の注文書に記載されている「合計金額」が上限となります。覚えておきましょう。


【裏ワザ】車検証が手元にない時のそれでも見積するには
車の納車前だけど、保険の見積もりだけはしておきたい…、そういうこともありますよね。
いざインターネット見積もりをしてみると、車のナンバープレートの情報や、車台番号などの入力が必要になってきます。
これらの情報は車検証が手元にないとわかりませんが、ちょっとした裏ワザを使えば可能となります。
その裏ワザとは、 ダミー情報を入力すること。
保険の見積もりに必要な情報(車の型式や初度登録年)さえ入力してしまえば、保険料を見積もることができます。
車の型式は、新車であれば車のカタログ、中古車の場合は車の注文書に記載されています。手元に車庫証明の申請の控えがあれば車台番号も把握することができますので、手元の書類を探してみましょう。
ナンバープレートについても、適当な値を入力します。見積は保存できますので、必要な情報が揃った時点で本申込の時に修正すれば問題ありません。
【独自調査】みんなはいつ手続きしてる?30名のオーナーに聞いたリアルな実態
「納車当日に間に合わないかも…」と焦っているのはあなただけではありません。しかし、世の中のドライバーは実際どのタイミングで保険を決めているのでしょうか? セレクトラでは、30名の自動車保有者を対象にアンケートを実施しました。
手続き完了のタイミング:理想は「10日前〜1ヶ月前」
結果: 24名中23名が1週間以上前に完了していました。
もしあなたが「今日、明日が納車」なら、全オーナーの中で上位4%に入るほどの緊急事態です。でも、安心してください。当日完了させた回答者もいます。

| 手続き完了時期 | 人数 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1ヶ月以上前 | 11名 | 最も多い。比較サイトなどでじっくり検討。 |
| 1〜3週間前 | 11名 | 最も一般的、車検証のコピーが出揃うタイミングで完了。 |
| 数日前〜前日 | 2名 | 焦るタイミング。 |
| 当日 | 1名 | 間に合った |
加入先は「ネット型」と「代理店型」がほぼ拮抗
加入先については、以下のような内訳になりました。
ネット型(ダイレクト型): 19名
代理店型: 9名
未回答: 2名
アンケートでも「保険料を抑えつつ、自分でサクッと選べる」という声が多くネット型を選んでいる方が多数でした。一方で「プロに任せたい」という方は代理店型を選んでいます。
自動車保険の一括見積 なら、無料で代理店型もネット型も一回の条件有力で一気にすばやく比較できます。
「最短当日・翌日補償開始のネット保険会社一覧る」
「車検証がなくても見積もりできる裏ワザを再確認」
アンケート概要
| 調査期間 | 2026年2月17日 |
| 調査対象 | 自動車保険(任意保険)をご自身で比較契約されている方30名 |
| 調査方法 | インターネット調査 |
ネット型自動車保険「最短補償開始日」比較表
「今日が納車日なのに保険に入り忘れた!」という緊急事態でも、ネット型保険ならその場で対応できます。
多くのネット型保険では、手続き完了日の「翌日午前0時(=今日の深夜24時)」から補償を開始できます。ただし、即時決済が可能なクレジットカード払いが必須条件となる点に注意してください。
主要なネット型自動車保険の最短補償開始日をまとめました。
| 保険会社名 🔗見積もりURL | 最短開始日 🔗情報ソースURL | 手続きの期限 |
|---|---|---|
| 当日可 おとなの自動車保険 | 最短当日16時 | 他社の保険の満期日の午後3時59分までに申し込み 16時以降は次の定時から。補償の空白時間の事故は対象外 |
| 当日可 イーデザイン損保 | 最短手続き完了時刻 | ー |
| ソニー損保 | 最短翌日0時 | 前日まで |
| SBI損保 | 最短翌日 | 前日まで |
| アクサダイレクト | 最短翌日0時 | 前日23時45分まで |
| チューリッヒ保険 | 最短翌日0時 | 前日まで |
| 三井ダイレクト損保 | 最短翌日 | 前日まで |
| 楽天損保 | 最短翌日 | 前日まで |
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もし間に合わなかったら?絶対にやってはいけないこと
保険の契約に間に合わずに納車を迎えてしまった場合、どのようなことが起こるのか以下で説明します。
無保険(任意保険未加入)での運転
「絶対に事故を起こさない」という自信があったとしても、実際は何が起こるかわかりません。
「ちょっとそこのコンビニまで買い物に行く」ということであっても、急に交通事故の加害者になってしまうこともあり得るのです。
前段で説明した通り、事故の賠償金は非常に高額です。保険に入っていない数分間で一生を棒に振ってしまう可能性もありますから、絶対に任意保険に入っていない車を運転してはいけないのです。
若い頃、お金がなくて保険に未加入で、信号待ちの車に追突し、結局追突が追突を呼んで4台弁償することに。結婚し、子供が生まれても、しばらくは払い続けてた。
59歳福井県男性
相手方への車の修理費 医療費が払えなく自己破産した
50歳岩手県女性
セレクトラが行った任意保険の加入に関する調査 では上記のようなコメントが見られました。任意保険未加入により長期間・多額の負債を負うこととなります。
自賠責保険だけでは不十分な理由
車を公道で走らせるには、自賠責保険に加入することが必須です。自賠責保険は事故の相手方に対して最低限の補償をするために設けられている保険ですが、事故の補償をするには不十分です。
自賠責保険はあくまで『被害者への最低限の救済』を目的とした保険です。 下の表の通り、自賠責には支払限度額があり、実際の事故で請求される賠償額はこれを遥かに上回るケースが珍しくありません。自賠責の枠を超えた分はすべて『自己負担(自腹)』となるため、任意保険なしで公道を走ることは極めてリスクが高いのです。
| 自賠責保険 | 任意保険(自動車保険) | |
|---|---|---|
| 相手に対する補償 (対人賠償) | ケガなどの場合:最大120万円 死亡の場合:最大3,000万円 後遺障害の場合:最大4,000万円 | 最大無制限 |
| 相手の車やモノに対する補償 (対物賠償) | 補償なし(=自腹) | 最大無制限 |
過去に起こった事例だと、死亡事故で数億円の賠償命令が下されたこともあります。
怪我をさせた場合でも「治療費+慰謝料+休業補償(ケガで働けなかった給料の補填)」で数百万円の賠償責任を負った例もあります。
もし自賠責だけだと、保険でカバーできない部分は自分自身で補償することになります。数億円の賠償金など支払うことは困難でしょうから、任意保険に入っておくことが必要となるのです。
どうしてもダメな時の代替手段2選
大型連休前や仕事のスケジュールが合わせられないなど、どうしてもその日に車を納車してもらわないといけないこともあるでしょう。そういったことになってしまった時に応急処置的にできる手段を紹介します。
ディーラーに車を持ってきてもらう
費用はかかってしまいますが、ディーラーの担当者に車を持ってきてもらうのも一考です
親や同居の家族に同行してもらい、1日自動車保険に加入してもらう
最近は1日単位、数百円から加入できる「1日自動車保険」という便利な商品があります。
コレを使えば緊急対応もできそうですが、大半は自分名義の車は対象外です。
これを回避する方法として、家族や友人知人に1日自動車保険に加入してもらい、ディーラーまで一緒に来てもらって、そして車を代理で運転してもらい一緒に帰宅するという手段も可能でしょう。
かなりイレギュラー対応となりますが、事故発生時の賠償も可能なので安心感はあります。
まとめ:納車日に間に合わせるためのチェックリスト
車の納車の直前であっても焦る必要はありません。以下のチェック項目を確認して漏れがなければ当日でも任意保険に加入できます。
- 任意保険:間に合わせるためのチェックリスト
- 車検証の写真(現物のコピー)はある?
- (車検証がない場合)車の注文書や車庫証明の申請書のコピーはある?
- 保険料支払い用のクレジットカードはある?
- 加入する保険会社は決めてる?
- (保険会社を切り替える場合)いま加入している保険の解約手続きしてる?
車の納車はワクワクしますが、保険の手続きをし忘れててドキっとしないようにチェックを怠らないようにしましょう。