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日本の電気料金はなぜ3段階制なのか? - 電気料金をまじめに考えます。

日本の電気料金はなぜ3段階制なのか? - 電気料金をまじめに考えます。
日本の電気料金はなぜ3段階制なのか? - 電気料金をまじめに考えます。

大手電力会社が昔から提供している最もスタンダードなプランである「従量電灯プラン」では、1kWhあたりの電気料金が電気の使用量によって3段階で変わるようになっています。では、電気料金はなぜこのような3段階制なのでしょうか?調べてみました。

  • 電気料金のうち「電力量料金」が3段階になっているのは、「ナショナルミニマム」の部分は安くすべきという理論。
  • 合理性のあまりないこの仕組み。電力自由化以降は、このような形にとらわれない電気料金プランも登場している。

最もスタンダードな電気料金プランは従量電灯

大手電力会社が提供している最もスタンダードなプランは、従量電灯プランです。オール電化のご家庭でない限り、ご自宅で契約している電気料金は「従量電灯プラン」と考えられます。

実際にどの電気料金を契約しているのか確認したい人は、毎月電力会社から届けられる「検針票」もしくはオンラインでアカウントをもっている場合はログインして簡単に確認することができます。

大手電力会社は10社日本にありますが、どこも共通して「従量電灯」という料金名を採用しています。

従量電灯プランの「電力量料金」が3段階になっている

従量電灯プランは、「基本料金(アンペア制もしくは最低料金制)」+ 「電力量料金」の2つの柱で基本的に成り立っています。

基本料金の場合は、契約するアンペア容量によって料金が設定されるか、もしくはアンペアは関係なく最低料金が設定されているところの2タイプに分かれており、料金設定はシンプルです。

一方、「電力量料金」が分かりにくく、その月に使用した電力量(kWh)によって3段階に分かれています。

  • 従量電灯プランとは、大手電力会社が昔から提供している、最もスタンダードなプランです。ほとんどのご家庭が現在電気料金プランとして従量電灯プランが適用しています。1kWhあたりの料金が電気の使用量によって変わるしくみになっています。
  • 電気料金は「基本料金(アンペア制もしくは最低料金制)」+「電力量料金(1kWhあたりの料金単価)」で構成されています。
  • 「電力量料金」の部分が使用量に応じて3段階になっています。

実際に料金表を見ながら確認してみましょう。以下に東京電力と関西電力の料金表を参照してみます。

電力量料金が3段階制になっている日本の電気料金
1kWhあたりの値段(円)(税込)
東京電力
東京電力ホールディングス
関西電力
関西電力
0 - 120kWhまで 19.88円 15-120kWh 20.31円
120 - 300kWhまで 26.48円 120-300kWh以上 25.71円
300kWh以上 30.57円 300kWh以上 28.70円

ご覧の通り、電気の使用量(kWh)に合わせて、3段階になっており電気の使用量が多いと1kWhあたりの電気料金も高くなっていることが分かります。

ちなみに、関西電力が15kWhからのスタートになっているのは、その基本料金に15kWhまでの最低料金制を採用しているためです。

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どうして、電力量料金が3段階制になっているのか?

どうして、日本の電気料金はこの複雑な3段階制なのでしょうか。資源エネルギー庁の「電気料金の水準」では3段階制の料金について以下のような説明がなされています。

3段階料金

  • 第1段階:ナショナルミニマムに基づく低廉な料金
  • 第2段階:ほぼ平均費用に対する料金
  • 第3段階:限界費用の上昇傾向を反映した料金
資源エネルギー庁

これを参考に考察してみましょう。

どんな経済状況の人でも最低限の電気を使えるように、最初の第一段階の料金は安く設定されている
電気料金なぜ3段階なのか?

電気の使用量ごとに1kWhあたりの料金が変わる。日本の電気料金はなぜこのように3段階制なのか?

最初に払う第1段階では安めの金額、多く使うと払う第3段階は高めで、第2段階が実際の費用に近い金額、ということが理解できます。

第1段階の「ナショナルミニマム」とはなんでしょうか?これは、国家(政府)が国民に対して保障する生活の最低限度(最低水準)のことです。

電気は現代の生活で必要不可欠です。つまり、どんな経済状況の人でも最低限の電気を使えるように、最初の第一段階の料金は安く設定されているのです。

この制度が導入されたのは1974(昭和49)年です。この年にはオイルショックがあり石油価格が高騰し、省エネルギーの推進のため、より多く電気を使ったらより高い料金を払うこの制度が導入されました。また、震災後の値上げ時(2012年)も、第1段階及び第2段階の値上げ幅を抑制することで、生活に必要不可欠な電気の使用への影響を軽減するよう配慮がなされました。

どんな時でも、誰もが払う第一段階、最初の段階の料金は安く設定することとなっています。

下の表のように、実際に、震災後の値上げ時(2012年)も、第1段階及び第2段階の値上げ幅は第3段階に比べ、だいぶ抑えられています。(東京電力)

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果たしてこの電気料金の3段階制は合理的なのか?

このしくみは果たして合理的か否かという点においては意見が分かれるかもしれませんね。

病気などで何か特別な器具を使わねばならず、第一段階で設定されていりる電力量(kWh)もいるかもしれませんし、電気がミニマムでどれだけ使用するかは家庭によって様々です。このような点を考えると、3段階制の意味があまりないように思われます。

ちなみに、ヨーロッパなどではこのように電力料金が3段階制にはなっていません。分かりやすく1段階制です。また所得の低い人や生活保護が必要な人には別途、特別な電気料金が用意することで対応しています。このような仕組みの方が分りやすく、実状に則していて合理的な印象が否めません。

電気料金はなぜ3段階制なの?

値上げの場合も1段階目はその率も低めに行われている。(出典:資源エネルギー庁の「電気料金の水準」)ただし、このような仕組みが本当に効果的なのかは意見が分かれるところである。

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電力自由化で3段階制ではない電気料金プランも登場している。

さて、2016年の電力自由化により、今までの3段階制の電気料金プランとは異なるプランも登場しました。

例えば、関東で電気を販売している新電力CDエナジーダイレクトは、「ファミリーでんき」という電気料金プランを提供しています。その名のとおり、ファミリー向け・電気使用量の多い家庭でお得になる電気料金プランです

ファミリーでんきでは、ひと月あたり300kWhまでの電力量料金が定額になっています。300kWhを超えた分については、1kWhあたりの電気使用につき料金がかかります。

CDエナジーダイレクト:ファミリーでんき(関東エリア)料金表
基本料金
契約アンペア数 東京電力
従量電灯B
東京電力
CDエナジーダイレクト
ファミリーでんき
CDエナジーダイレクト
10A 286.00円 267.66円
15A 429.00円 401.49円
20A 572.00円 535.32円
30A 858.00円 802.98円
40A 1144.00円 1070.64円
50A 1430.00円 1338.30円
60A 1716.00円 1605.96円
電力量料金(1kWhあたりの料金)
  東京電力
従量電灯B
CDエナジーダイレクト
ファミリーでんき
300kWhまで 7152円
(定額の場合)
7049.16円
(定額)
300kWh超える 30.57円 25.47円

この料金プランだと、300kWh使った場合の電気料金が、地域の大手電力会社である東京電力よりも安くなるように設定されています。また、300kWh以降の料金も東京電力より割安です。つまり、毎月電気を300kWh以上使うご家庭は、ファミリーでんきにすることで、電気代を節約することができます。

このように、電力自由化以降は多様な電気使用スタイルに合わせたさまざまなプランが登場しています。ご自身に最適なプランを見つけたいと思ったら、 0120-410-078セレクトラのらくらく窓口)までご連絡ください。エキスパートがお得な電気料金プランのご紹介・契約サポートを行います。

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