電気自動車の電気代は?自宅で充電しても大丈夫?

電気自動車のバッテリー充電にはどれくらい電気代がかかるのか算出します。自宅で電気自動車を充電することのメリット・デメリットや、電気自動車オーナーがお得になる新電力プランも紹介しています。
電気自動車は電気代がいくらかかる?
電気自動車の購入を検討している人にとって、一番気になるのは電気代ではないでしょうか。そこで、電気自動車に乗ると一体どれくらいの電気料金がかかるのか算出してみます。
算出するにあたって、以下のような条件を定めます。
- 電気自動車:日産リーフ
- バッテリー:40kWhバッテリー
- 1回のフル充電による航続距離:322km
- 1kWhで走れる距離(電費):8km
- 電力プラン:東京電力の「スマートライフS/L」(オール電化プラン)
- 自宅での充電は単相200Vとする
- 自宅での夜間充電は5時間で62%充電とする
- 外出先での急速充電は30分で80%充電とする
- 外出先での充電はNCSカード「急速充電器用」※を使う充電とする
※NCSとは?NCSとは、トヨタ・ホンダ・日産・三菱が設立した会社「合同会社日本充電サービス」のことです。NCSが発行するNCSカードがあれば、NCSのロゴがある充電器を使用することができます。初回のみNCSカードの登録料として税込1,540円かかり、それとは別に月会費も発生します。(急速充電器用カードは月会費が税込4,180円)
この条件下で、次の3パターンに分けて電気代を見てみることにしましょう。(なお、電気料金は2020年4月1日現在の金額から計算)
- 自宅で日中充電するパターン
- 自宅で夜間充電するパターン
- 外出先で急速充電するパターン
電気自動車の電気代 - ①自宅で日中充電するパターン
電気自動車を、自宅で日中(朝6時~深夜1時まで)充電した場合の電気料金は次のようになります。
1km走行するための電気代・・・3.2円
100km走行するための電気代・・・320円
料金(税込) | |
---|---|
1kWhあたりの電力量料金 (午前6時~翌午前1時まで) |
25.8円 |
バッテリーを1回フル充電した場合の電気代 | 1,032円 |
1km走行にかかる電気代 | 3.2円 |
100km走行にかかる電気代 | 320円 |
年間電気代(年間走行距離5,000km) | 16,000円 |
年間電気代(年間走行距離10,000km) | 32,000円 |
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電気自動車の電気代 - ②自宅で夜間充電するパターン
電気自動車を自宅で、電気料金がお得な夜間(午前1時~午前6時)に充電した場合の電気料金は以下のようになります。
1km走行するための電気代・・・2.2円
100km走行するための電気代・・・220円
料金(税込) | |
---|---|
1kWhあたりの電力量料金 (午前1時~午前6時まで) |
17.78円 |
バッテリーを5時間充電した場合の電気代 | 440円 |
1km走行にかかる電気代 | 2.2円 |
100km走行にかかる電気代 | 220円 |
年間電気代(年間走行距離5,000km) | 11,000円 |
年間電気代(年間走行距離10,000km) | 22,000円 |
電気自動車の電気代 - ③外出先で急速充電するパターン
電気自動車を、外出先で急速充電した場合の電気料金は以下のようになります。
1km走行するための電気代・・・1.92円
100km走行するための電気代・・・192円
急速充電器の充電時間は1回30分までとなっており、30分の急速充電でバッテリーの約80%を充電することができます。40kWhバッテリーはフル充電で322km走行できることを考えると、30分の急速充電で可能になる走行距離は257.6kmとなります。
料金(税込) | |
---|---|
1分あたりの急速充電料金 | 16.5円 |
30分急速充電した場合の電気代 | 495円 |
1km走行にかかる電気代 | 1.92円 |
100km走行にかかる電気代 | 192円 |
年間電気代(年間走行距離5,000km) | 9,600円 |
年間電気代(年間走行距離10,000km) | 19,200円 |
なお、上記の電気料金には充電器を使用するための月会費は含みません。急速充電器用の月会費が税込4,180円かかることも忘れないようにしましょう。
電気自動車の電気代まとめ
上記をふまえたうえで、電気自動車にかかる年間電気代を充電パターン別に比較してみましょう。
実際には、自宅で充電・外出先で充電のどちらも併用する場合が多いと思われます。しかし、ここではいずれかのパターンのみとして算出しています。
①自宅で日中充電 | ②自宅で夜間充電 | ③外出先で急速充電 | |
---|---|---|---|
年間電気代 (年間走行5,000km) |
16,000円 | 11,000円 | 9,600円 |
年間電気代 (年間走行10,000km) |
32,000円 | 22,000円 | 19,200円 |
その他出費 | 自宅充電器設置費用10万円程度 | 年会費50,160円 |
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燃費比較 電気自動車 vs ガソリン車
電気自動車とガソリン車では、燃費はどれくらい異なるのか比較してみましょう。比較条件は次のように定めます。
- 電気自動車は日産リーフとする
- ガソリン車はホンダのヴェゼルで燃費は20km/ℓとする
- ガソリン価格はレギュラー140円/ℓとする
下記を見ると単純な燃費は、電気自動車の燃費がガソリン車よりも3倍以上優れていることが分かります。ただし、急速充電の年会費を込みで考えると、年間1万km走行した場合の合計金額はガソリン車とほぼ変わらなくなります。
電気自動車(日産リーフ) | ガソリン車(ホンダヴェゼル) | ||
---|---|---|---|
自宅で夜間充電 | 外出先で急速充電 | ||
1km走行にかかる燃費 | 2.2円 | 1.92円 | 7円 |
100km走行にかかる燃費 | 220円 | 192円 | 700円 |
年間燃費 (年間走行5,000km) |
11,000円 | 9,600円 | 35,000円 |
年間燃費 (年間走行10,000km) |
22,000円 | 19,200円 | 70,000円 |
その他費用 | 自宅充電器設置費用10万円程度 | 年会費50,160円 | - |
自宅で充電するメリット・デメリット
電気自動車のバッテリー充電を自宅でするメリット・デメリットを見ていきましょう。
自宅で充電するメリット
自宅で電気自動車を充電するメリットは次の3つです。
- こまめに充電できる
- 夜間に充電すればお得になる
- 月会費や基本料金がかからない
①こまめに充電できる
自宅の車庫に充電器を設置すると、在宅時はいつでも充電することができるのは大きなメリットです。
自宅に充電器がない場合は外出先で充電スポットに行く必要がありますが、ガソリンスタンドに比べてまだまだ少ないのが現状。バッテリーの残量が少なくなっているのに充電スポットが近くにない、という状況になると焦ってしまうのも無理はありません。
そこで、電気自動車の購入を検討しているのなら、自宅への充電器設置も併せて行うことをおすすめします。ディーラーが充電器設置費用の一部を負担してくれることもあるので、まずは相談してみるといいでしょう。
②夜間に充電すればお得になる
電気プランによっては、夜間の電気料金が日中よりも安くなることがあります。自宅でそのようなプランを契約することで、お得に電気自動車を充電することができます。
ただし夜間の電気料金が安いプランは、日中の電気料金が相対的に割高になる場合も。電気自動車の充電だけではなく、家庭全体での電気使用状況を考慮に入れつつ電気プランを決めるようにしましょう。
③月会費や基本料金がかからない
外出先で充電スポットを利用するためには会員にならないといけない場合が多く、月会費や基本料金が発生します。その点、自宅に充電器を設置すればそのような固定料金はかかりません。
充電にかかる費用は純粋に電気代だけなので、安いうえに燃費を計算しやすいというメリットもあります。
自宅で充電するデメリット
自宅で充電することに伴うデメリットも3つ考えてみましょう。
- 自宅充電器設置の初期費用がかかる
- 充電に時間がかかる
- マンションやアパート住まいだと充電器を設置できない
①自宅充電器設置の初期費用がかかる
自宅に充電器を設置するには、本体価格に加えて工事費等の初期費用がかかります。この初期費用は一般的に10万円程度とされています。電気自動車が比較的に高額なうえに、充電器設置の費用も発生するのは手痛いと感じるかもしれません。
ただ、電気自動車の販売会社が充電器の設置費用を一部負担してくれる場合もあるので、できれば電気自動車の購入と同時に充電器も導入するほうがいいようです。
②充電に時間がかかる
自宅で電気自動車を充電する場合、フル充電するのにかかる時間は約8時間とされています。急速充電スポットなら30分で80%充電できるのに比べて、長時間を要することが分かりますね。
なぜこれほど時間がかかるのかというと、一般家庭で使用できるのは単相200Vまでで、急速充電ができる三相200Vに比べて電力が弱いからです。
また、単相100Vにしか対応していない建物の場合は、フル充電に約28時間もかかってしまいます。
③マンションやアパート住まいだと充電器を設置できない
マンション・アパートなどの集合住宅に住んでいると、充電器を自由に設置することができません。どうしても設置したいなら、管理会社や他の居住者の理解を得る必要があります。
集合住宅に住んでいて電気自動車を購入したいのであれば、近くに充電スポットがあるかをチェックして利便性を確認するようにしましょう。
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電気自動車特典がある電気プラン - idemitsuでんき(出光興産)の電気
新電力「idemitsuでんき(出光興産)」の電気プランには、電気自動車特典が付いているのでおすすめです。idemitsuでんき(出光興産)のでんきには次のような特徴があります。
- 電気自動車のオーナーは月々の電気代が200円割引される
- 大手電力会社よりも電気料金が安い
- スタンダードなプランと深夜がお得なオール電化プランを選べる
- 送配電設備は大手電力会社と同じだから安心
①電気自動車のオーナーは月々の電気代が200円割引される
この割引はカーオプション(EVコース)という特典です。年間2,400円の割引額は、年間走行距離1,000km分に相当する金額です。(idemitsuでんき推定・電気自動車の電費10km/1kWhの場合)
この特典の適用条件は、電気自動車の所有と自宅に充電器が設置されていることの2つです。
②大手電力会社よりも電気料金が安い
idemitsuでんき(出光興産)の電気プランは、大手電力会社のプランよりも安い料金単価設定になっているため、プランを乗り換えることでお得になります。
たとえば東京電力エリアであれば、基本料金と電力量料金(~120kWh)は東京電力と同じで、121kWh~の電力量料金はもっと安くなります。毎月400kWh使用したとすると、年間ベースで約9,600円も節約できる計算です。
③スタンダードなプランと深夜がお得なオール電化プランを選べる
idemitsuでんき(出光興産)のでんきには、次の2つのプランが用意されています。
・Sプラン(従量電灯に相当)
・オール電化プラン(夜間の電気料金が割安)
ご家庭の電気の使い方に合わせてプランを選べば、電気自動車をさらにお得に充電することができますよ。
④送配電設備は大手電力会社と同じだから安心
idemitsuでんき(出光興産)のでんきは沖縄を除く全国で申し込むことができ、大手電力会社の送配電設備を利用して電気を提供します。つまり、電気の質や停電のリスクなどを心配する必要はないということです。
さらに解約手数料などもかからないので、気軽に乗り換えることができます。
idemitsuでんき(出光興産)のでんきに切り替える流れ
電気プランをidemitsuでんき(出光興産)のでんきに切り替える流れは次の通りです。カーオプションを付けたいのであれば、先に電気自動車の購入と自宅への充電器設置を済ませておきましょう。
- idemitsuでんき(出光興産)のでんきホームページにアクセスする
- 申し込みたいエリアを選択する
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