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市役所から即日でお金を借りることはできる?│社会福祉協議会に電話してわかったこと・公的融資制度を利用した人の声も

更新日
市役所から即日でお金を借りることはできる?│社会福祉協議会に電話してわかったこと・公的融資制度を利用した人の声も

市役所から即日でお金を借りることは難しい

市役所や社会福祉協議会といった公的機関の制度を利用してお金を借りる場合、即日で現金を受け取ることは、物理的に不可能です。その理由を解説します。

税金を原資とするため審査・確認が多い

市役所でお金を借りる場合の資金源は、国民から集められた大切な税金や公的資金です。そのため「本当に助けが必要な人・状況か」「貸し付けた後に自立できる可能性があるか」などを慎重に判断するプロセスが法律で決まっています。

窓口となる市区町村の社会福祉協議会だけではなく、都道府県の社会福祉協議会による最終審査など、複数の組織をまたぐ承認が必要なため、時間がかかってしまうのです。

本人確認・世帯状況の確認に時間がかかる

市役所でお金を借りる公的な制度では「個人」だけではなく「世帯(家族全員)」を一つの単位として審査します。
✔ 住民票による家族構成
✔ 世帯全員の収入証明
✔ 他の公的支援(生活保護や失業保険など)をすでに受けていないか
など、これらの情報を行政ネットワークで正確に照らし合わせる作業に、一定の時間(数日から数週間)を要します。

不正受給を防ぐ仕組みがある

市役所でお金を借りる公的な制度の審査は、不正受給を防ぐために厳格化されています。「本当は収入があるのに隠していないか」「過去に借りたお金を滞納していないか」などを、複数の担当者がチェックします。

長期的な支援が目的

市役所や社会福祉協議会といった公的機関では、単にお金を貸して終わりではなく、相談員との面談を通じて「どうやって生活を立て直すか(生活再建の計画)」など自立支援を義務付けられている制度も多いため、即日でお金を貸すことよりも長期的で確実な支援が優先されるのです。

市役所と社会福祉協議会の違いは?

「市役所でお金を借りたい」と思って調べると、市役所内あるいは近隣にある「社会福祉協議会」の案内にたどり着きます。市役所は総合案内カウンターで、社会福祉協議会が実際にお金を動かしているイメージを持つと良いでしょう。
●市役所:相談の受付や制度の案内
●社会福祉協議会:貸付の実施・審査・入金管理やその後の返済サポート
※厚生労働省│生活福祉資金貸付制度 概要
※全国社会福祉協議会│福祉の資金を借りたい方へ

【セレクトラ調査⓵】市役所に電話で聞いてみた「即日でお金を借りられますか?」

編集部は、実際に札幌市中央区の社会福祉協議会へ電話取材を行いました。

公的機関ならではの慎重な姿勢と「即日でお金を借りるのは、しくみ上不可能である」という現実が見えてきました。

札幌市でお金を借りたい場合

インターネットで「札幌市 お金を借りる 即日」で検索すると、社会福祉協議会の連絡先が出てきます。札幌市の場合、住まいの区ごとに窓口が分かれています。

札幌市中央区社会福祉協議会に電話

Q:急な入用でお金が必要です。即日でお金を借りられる制度はありますか

A:詳細を聞いてからでないと明確に答えられません。
まずは中央区在住であることが前提になります。お困りごとの内容、お名前、現在の収入や、月間の収支バランスなどを伺って、貸付要件に合うかどうか確認することからスタートになります。

Q:生活費が足りない場合、一番早くお金を借りられる制度はどれですか

A:一概にお答えはできません。お金を借りる目的によって利用できる制度が違います。
まずは電話で詳細を伺い、その後の面談予約や書類準備の案内を行います。書類を準備する段階になれば、ある程度の日数はお伝えできるかと思います。

Q:手続きは市役所で行うのですか

A:社会福祉協議会が手続きの場所になります。最初からこちらに直接お越しいただかなくても、まずは今回のように電話で問い合わせていただければ必要な手順をご案内します。

Q:パートでも貸付の対象になりますか

A:雇用形態だけで対象外になることはありません。ただし、世帯全体の収入など、お困りのご世帯に対する詳細の聞き取りを行った上で判断します。
直近のご収入の内訳、月間の収支の内訳、現段階で債務があるか、また過去に社会福祉協議会からの借り入れ履歴があれば、本部に確認する必要もあり、さらにお時間をいただくことになります。

調査⓵のまとめ:市役所では即日でお金を借りるのは難しい

・電話をした時点では「相談」の段階であり、そこから「面談」「書類準備」「申請」「審査」というステップを踏む必要がある
・「収支バランス」や「債務状況」まで聞かれるため、厳しい生活状況のチェックが入る

【セレクトラ調査②】市役所でお金を借りた人の声は?

セレクトラ編集部は、市役所や社会福祉協議会といった公的機関でお金を借りたことがある人を対象にアンケートを実施しました。

市役所でお金を借りる│「即日だとは思っていなかったが予想よりも遅かった」

編集部の調査に回答してくれたひとり、40代の女性フラワーさんは、教育費を借りるために、市役所を通じて「ひとり親教育資金」を利用しました。

借入の申込前に想定していた融資スピードは1か月程度。しかし実際にお金が振り込まれたのは、手続きから1か月以上経ってからだったそうです。

「締め日があったので思ったより遅かった」

フラワー(40代・女性)

フラワーさんは、制度の手続きに「締め日」があることを、十分に把握できていなかったようです。

公的制度では、申込日=すぐ振込ではなく、月ごとに審査・決定・振込などを行うケースがあります。「手続きさえ終わればすぐに振り込まれる」と思っていると、締め日のタイミング次第では、想定よりも長く待つ必要があるため、注意が必要です。

市役所でお金を借りる│事前に知っておきたかったこと

本調査では、市役所でお金を借りる手続きのなかで「想像より手間がかかったこと」や「事前に知っておきたかったこと」についても聞きました。

フラワーさんは、前述の通り、制度に締め日が設定されていたこと、入金までに時間がかかった点を挙げています。

「締め日」

フラワー(40代・女性)

その他にも以下のような声がありました。

「所得証明書の発行」

わたる(30代・男性)

「世帯全員の証明書類が必要だと思わなかった」

tetra155(40代・男性)

市役所や社会福祉協議会の制度では、世帯全体の収入状況をもとに支援の可否や貸付条件を判断するため、所得証明書や住民票など、複数の書類提出が求められます。

「本人の分だけで足りると思っていた」「すぐ用意できると思っていた」と、手続きを始めてから感じる人も多く、ここで時間がかかるケースも少なくありません。

市役所でお金を借りる│「即日」より「条件」に魅力

前述のフラワーさんが市役所でお金を借りることを選んだ理由は「無利子だったから」でした。

この点は他の回答者からも共通して聞かれています。

「返済負担が少なそうだから」

tetra155(40代・男性)

「無利子」

わたる(30代・男性)

市役所や社会福祉協議会の制度は、利息がかからない・返済条件が緩やかといった点が大きなメリットです。一方で、スピード面では即日対応が難しいケースが多いことも、今回の調査から明らかになりました。

調査②のまとめ:市役所では即日でお金を借りるのは難しい

・市役所(公的制度)での借入は申込から入金まで1か月以上かかるケースがある
・書類準備や審査、締め日など制度特有の手続きが影響する
・無利子・返済負担の少なさといった条件面は魅力的だが、即日性は期待しにくい

アンケート概要
対象市役所や社会福祉協議会などの公的機関でお金を借りたことがある人
期間2025年1月7日~9日
方法株式会社マクロミル
設問内容■アンケート1
Q1:お金を借りる目的は何でしたか
⓵生活費/②家賃/③医療費/④教育費/⑤その他
Q2:申込からお金を受け取るまでどれくらいかかりましたか
⓵即日/②2~3日/③1週間以上/④1か月以上/⑤借りられなかった
Q3:公的制度でお金を借りた理由や、重視した点を教えてください
Q4:お金を受け取るまでの早さはどうでしたか
⓵間に合った/②間に合わなかった
Q5:利用した制度名を教えてください
■アンケート2
Q1:借入の申込前は、どれくらいの早さでお金を受け取れると想定されていましたか。「実際のスピードとの違い」や「これで良かった」「別の借り入れの選択肢も知っておきたかった」と感じた点があれば、その理由とあわせて教えてください。
Q2:手続きの中で想像より手間がかかったことや、事前に知っておきたかったこと(書類・相談回数など)があれば具体的にお聞かせくだい。 

【制度概要】市役所で相談できる主な借入・給付制度(即日不可)

市役所でお金を借りる際に利用できる制度を、目的別に紹介します。

実際の手続きや入金までの流れは、自治体や世帯状況によって大きく異なります。本記事では、セレクトラ編集部が行った札幌市への電話取材内容も参考に、制度の現実的なスピード感も整理しています。

【制度概要】市役所で相談できる主な借入・給付制度一覧

困りごと制度名相談窓口ポイント対象条件返済
生活費が足りない・急な出費緊急小口資金(生活福祉資金貸付制度※)社会福祉協議会病気・失業などの緊急時に、当面の生活費を少額・無利子または低利子で貸付する制度低所得世帯あり/無利子
生活費が足りない・失業・収入減総合支援資金(生活福祉資金貸付制度※)社会福祉協議会失業や収入減少時に、数か月分の生活費を分割で貸付し、生活再建を支援低所得世帯・失業者世帯あり
無利子/低利
家賃が払えない・住む場所を失いそう住居確保給付金(給付)市役所(生活支援課・福祉課など)離職等で困窮した人に、家賃相当額を一定期間給付する制度(返済不要)収入・資産が一定基準以下の人なし
家賃・入居費用が払えない住宅入居費(生活福祉資金貸付制度)社会福祉協議会敷金・礼金など、住居確保に必要な初期費用を貸付する制度低所得世帯・失業者世帯あり
無利子/低利
母子家庭・ひとり親の生活・教育費母子父子寡婦福祉資金貸付金市役所(子育て支援課など)ひとり親世帯向けに、生活費・学費・就職資金などを用途別に貸付ひとり親家庭の親・寡婦等あり
無利子/低利
子どもの進学・学費教育支援資金(生活福祉資金貸付制度)社会福祉協議会低所得世帯の子どもを対象に、在学中の学費・入学時費用を貸付低所得世帯あり
無利子
子どもの進学・学費 国の教育ローン日本政策金融公庫入学金・授業料などを対象に、保護者が借りる教育専用ローン世帯年収に上限ありあり
固定金利
高齢者世帯の生活資金不足不動産担保型生活資金(生活福祉資金貸付制度※)社会福祉協議会持ち家を担保に、高齢者が生活資金を借りられる制度低所得の高齢者世帯(持ち家あり)あり 死亡時など

※セレクト編集部調べ。独自で行った札幌市社会福祉協議会への電話による調査回答と、以下各サイトを参考に作成
※自治体によって詳細は異なる可能性があります

※生活福祉資金貸付制度とは?

銀行などからお金を借りるのが難しい世帯に対し、国のルールに基づき、公的なお金を貸し出すセーフティーネットです。
① 総合支援資金
② 福祉資金
 ・福祉費
 ・緊急小口資金
③ 教育支援資金
④ 不動産担保型生活資金
運営は、住んでいる市区町村の社会福祉協議会が担当しています。お金を貸すだけでなく、相談員や民生委員が寄り添い、家計の立て直しや自立を助けることをセットにしているのが大きな特徴です。 市区町村の社会福祉協議会が受付をし、都道府県の社会福祉協議会が審査・決定、その後に入金というステップを踏むため、即日でお金を貸し付けることは難しいのです。

これらの市役所や社会福祉協議会などの制度は、国が定めた全国共通の制度なので、どの市役所・社会福祉協議会でも同じ制度名で案内されています。ただし、担当部署の名称は自治体ごとに異なります。

問い合わせをする時に制度名がわからなくても「なぜお金を借りたいのか」を伝えれば、担当部署に繋いでもらえるため、心配はいりません。

※内部リンク:【セレクトラ調査①】市役所に電話で聞いてみた「即日でお金を借りられますか?」

生活費が足りない・急な出費がある

緊急小口資金(生活福祉資金貸付制度)

緊急かつ一時的に生計の維持が困難となった場合、生活費を無利子で貸し付ける制度です。

主な対象条件
・低所得世帯で、一時的な生活困窮理由があること
・必要なお金を他から借りることが困難な世帯
※生活保護受給世帯は原則対象外となる場合あり(他制度との重複禁止のため)
お金を受け取るまでの目安
1週間~10日程度※自治体や混雑状況による
※借り入れ審査後に都道府県の社会福祉協議会から送金されるため、最短でも5営業日程度かかる
返済について
原則返済あり(据置期間終了後2年以内に返済)/無利子、保証人不要
用意するもの
・本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード等)
・住民票
・収入や支出の状況がわかるもの(通帳の写し、給与明細、公共料金の領収書等)
・借入申込書
・印鑑

総合支援資金(失業・収入減少時)

失業や収入の減少により、日常生活を続けることが難しい世帯に対し、生活再建までの間の生活費などを貸し付ける制度です。この制度は「生活困窮者自立支援制度」とセットで運用されるため、自立相談支援機関による支援を受けることが必須となります。

主な対象条件
・低所得世帯(住民税非課税世帯程度が目安) 
・失業世帯
お金を受け取るまでの目安
1か月程度
※自立相談支援機関(市役所内等)での相談・支援計画の作成が必要なため、緊急小口資金よりも時間がかかる
返済について
原則あり、 据置期間(半年以内)終了後、10年以内に返済
用意するもの
・本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード等)
・住民票
・収入が減少したことがわかる書類(離職票、給与明細、預貯金通帳の写しなど)
・自立相談支援機関が作成した書類(支援決定書など)
・印鑑(実印が必要な場合あり)

※厚生労働省│生活福祉資金貸付制度 概要
※全国社会福祉協議会│総合支援資金について

低所得者世帯の定義は?

低所得者世帯の定義は「すべての制度に共通する基準」というものは存在せず、制度ごとに細かく異なります。それは、各制度の目的が異なるためです。
⓵生活福祉資金: 銀行から借りられない人を助ける(セーフティネット)
②住居確保給付金: ホームレス化を防ぐ(居住権の保護)
③教育ローン: 教育の機会均等を守る(進学支援)

低所得者世帯の定義は、制度によって異なる

⓵生活福祉資金(緊急小口資金・総合支援資金など)

  • 低所得者世帯の定義:必要な資金を他から借り受けることが困難な世帯
  • 目安:市町村民税が「非課税」となる程度の所得水準

※厚生労働省: 生活福祉資金貸付制度 実施要領

②住居確保給付金
この制度は、貸付ではなく給付であるため、明確な所得上限が定められている。

  • 所得上限:世帯収入が「市町村民税均等割が非課税となる所得水準」の1/12と、家賃(住宅扶助基準額)を合算した額以下であること。
  • 金額例(東京都特別区の場合)
    ・1人世帯:月収 13.8万円以下
    ・2人世帯:月収 19.4万円以下
    ・3人世帯:月収 24.1万円以下
    ※これに加えて預貯金額(資産)の制限もある

※厚生労働省:住居確保給付金 制度概要

③母子父子寡婦福祉資金
ひとり親家庭を対象とするこの制度は「所得が高すぎないこと」が条件になる場合があるが、⓵生活福祉資金ほど厳格な低所得要件はない

  • 児童扶養手当の支給を受けている、または同等の所得水準であること。 所得制限の目安: 扶養親族1人の場合、所得額 230万円程度(年収ベースで約365万円以下など)

※こども家庭庁: 母子父子寡婦福祉資金貸付金制度 概要

④国の教育ローン(日本政策金融公庫)
「困窮者向け」というより「教育費の支援」のため、ターゲットが広く「世帯年収の上限」が設定されている。「低所得」の定義が他の制度に比べて高めの設定。

  • 定義:世帯年収(または所得)が一定額以下であること。
  • 金額の例
    子供1人の場合:世帯年収 790万円以下
    子供2人の場合:世帯年収 890万円以下<

※日本政策金融公庫: ご利用いただける方の年収・所得の上限

家賃が払えない・住む場所を失いそう

家賃の支払いに困っている、または退去を迫られている場合には「家賃そのものを支給してもらう制度」と「引っ越し費用を借りる制度」の2種類を使い分けます。

住居確保給付金(今住んでいる家の家賃が払えない場合)

離職や廃業、または休業等により収入が減少し、住居を失う恐れがある方に、自治体が家主に直接家賃を支払う制度です。借金ではなく給付金であるため、返済の必要はありません。

主な対象条件
・世帯年収および預貯金額が、自治体ごとの定める基準額以下であること
・原則ハローワーク等での求職活動を行うこと
お金を受け取るまでの目安
2週間~1か月程度
※給付が決定した後、自治体から家主や管理会社の口座へ代理納付。本人に現金が振り込まれるわけではない
返済について
返済なし(給付金であるため)
用意するもの
・本人確認書類(免許証、マイナンバーカード等)
・離職、廃業、または収入減少を証明する書類(離職票、給与明細等)
・世帯全員の預貯金通帳の写し(資産を確認するため)
・現在の賃貸契約書の写し

※厚生労働省│住居確保給付金 制度概要

住宅入居費(次に住む家の初期費用が払えない場合)

敷金や礼金、仲介手数料など、新たに賃貸契約を結ぶために必要なまとまった資金を借りられる制度(総合支援資金の一種)です。

主な対象条件
・生活再建が見込める: 原則として自立相談支援機関による支援を受けること
・原則として40万円以内(実費の範囲内)
お金を受け取るまでの目安
1か月程度
※住居確保給付金と同時に申請することが多く、入居前に審査を完了させる必要がある
返済について
原則返済あり:無利子(保証人あり)、または低利(保証人なし・年1.5%前後)。据置期間終了後10年以内に返済
用意するもの
・本人確認書類、住民票
・入居を希望する物件の概算見積書(不動産会社が発行したもの)
・世帯の収入状況がわかる資料
・入居が必要な理由書

※東京都社会福祉協議会│総合支援資金のご案内
※厚生労働省│生活福祉資金貸付制度

母子家庭・ひとり親世帯の支援が欲しい

ひとり親家庭の自立支援や、子どもの健やかな成長を目的とした公的貸付制度です。

母子父子寡婦福祉資金貸付金制度

20歳未満の子を扶養しているひとり親(母子家庭・父子家庭)や寡婦を対象に、修学資金や生活資金など、目的に応じた資金を低利または無利子で貸し付ける制度です。

主な対象条件
・20歳未満の子を扶養しているひとり親(母・父)、または寡婦(かつてひとり親として子を育てた方)
・具体的な目的があるもの(子どもの学費、就職準備、引っ越し、医療費など)
※返済能力があることが前提。税金の滞納がある場合や多くの借金がある場合は審査に通りにくい可能性あり
お金を受け取るまでの目安
1カ月~2カ月程度
※申請前に必ず担当者との事前相談(面談)が必要。審査は都道府県や政令指定都市の審査会で行われるため、公的制度の中でも時間がかかる部類に入る
返済について
無利子(連帯保証人を立てる場合)または年1.0%程度(連帯保証人を立てない場合)
用意するもの
・本人確認書類およびマイナンバーカード
・戸籍謄本: ひとり親であることを証明
・世帯全員の住民票
・収入状況が分かる資料:源泉徴収票、所得証明書、児童扶養手当証書など
・資金の使い道が分かる書類: 合格通知書(修学資金の場合)など
・印鑑: 借用書等に実印が必要な場合あり

※こども家庭庁│母子父子寡婦福祉資金貸付金制度
※内閣府男女共同参画局│母子父子寡婦福祉資金貸付金制度

子どもの進学・学費で困っている

進学にはまとまったお金がかかりますが、公的な制度なら「無利子」や「低利子」で借りられる可能性があります。

教育支援資金

低所得世帯の子どもが、高校や大学に進学・在学するために必要な費用を、無利子(利息ゼロ)で借りられる制度です。

主な対象条件
低所得世帯(住民税非課税世帯などが目安)の子ども
お金を受け取るまでの目安
1か月以上
返済について
無利子/子ども本人が借りて、卒業後に自分で返済するのが基本(親は連帯保証人)
用意するもの
・本人確認書類(健康保険証、マイナンバーカードなど)
・世帯全員の住民票
・合格通知書または在学証明書
・収入がわかる書類(源泉徴収票や確定申告書の写しなど)

※全国社会福祉協議会│教育支援資金について

国の教育ローン

日本政策金融公庫が扱っている、公的なローンです。市役所の制度よりも対象となる家庭の範囲が広く、多くの方が利用しやすいのが特徴です。

主な対象条件
年収が一定以上だと借りられないが、子ども1人の場合で年収790万円以内など、中堅所得の家庭でも広く利用できる
お金を受け取るまでの目安
3週間~1か月程度
返済について
固定金利(年2%前後)
用意するもの
・本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
・合格通知書 または 在学証明書(入学金なら振込用紙など)
・収入を証明する書類(源泉徴収票や確定申告書)
・公共料金の支払い履歴(通帳の写しなどで、直近6か月分程度の支払い実績を確認されることも)

※日本政策金融公庫│国の教育ローン 公式サイト

高齢者世帯で生活資金が不足している

「年金だけでは生活が苦しいけれど、住み慣れた自宅を離れたくない」という高齢者世帯を支えるための貸付制度があります。

不動産担保型生活資金

今住んでいる「持ち家(土地)」を担保に入れることで、その家に住み続けながら生活費を借りられる制度です。

主な対象条件
・高齢者世帯:原則として65歳以上の世帯
・低所得世帯:市町村民税が非課税、または均等割のみ課税される程度の低所得世帯
・自宅(土地)の所有: 本人が単独で所有(または配偶者と共有)している持ち家があること。マンション(集合住宅)は対象外となる自治体が多い
お金を受け取るまでの目安
1か月~3ヵ月程度
※土地の価値を調べる「鑑定」や、法務局での「抵当権の設定(担保に入れる手続き)」が必要なため、公的な貸付制度の中でも特に時間がかかる
返済について
借受人が亡くなった時、または契約終了時に、担保にしていた不動産を処分して一括返済する。そのため、同居する相続人がいないことが条件になる場合がある。
用意するもの
・本人確認書類(運転免許証、健康保険証など)
・不動産関係書類: 土地・建物の登記簿謄本、固定資産税の納税通知書、公図など
・世帯全員の住民票
・所得証明書(非課税証明書など)

※厚生労働省│生活福祉資金貸付制度 概要(不動産担保型生活資金)
※東京都社会福祉協議会│不動産担保型生活資金のご案内

市役所で即日お金を借りたい人が、他にできること3選

「どうしても今すぐお金が必要」「明日までに支払わないと生活が止まってしまう」など、市役所の審査を待てない状況の方には、以下3つの即日でお金を借りる方法が現実的です。

消費者金融カードローン(即日融資)

即日でお金を借りるために最も現実的なのが、消費者金融で借りる方法です。特に大手消費者金融は、AIによるスコアリング審査を導入するなど「即日融資」を強みとしてサービス提供を行っています。申込みから融資まで最短数十分〜数時間で完了することもあります。

メリット・融資スピードが早い
・スマホ完結。誰にも会わずに申込から借入まで完了
・無利息期間(一定期間金利がゼロ)がある消費者金融も多い
注意点・安定収入(パート・アルバイト可の場合あり)が条件
・金利は市役所の貸付(0%〜2%程度)より高い(年18.0%前後)
こんな人におすすめ・「来月のお給料で返済できる」など短期の返済計画を立てられる人
・今日中に数万円〜数十万円が必要な人

即日融資

即日融資でお金を借りる
消費者金融・カードローンのおすすめランキング14選

クレジットカードのキャッシング

即日でお金が必要な場合、すでにクレジットカードを持っていて、そのカードに「キャッシング枠」が設定されていれば、今すぐコンビニのATMなどで現金を出すことができます。新たに審査を受ける必要がないため、最も手間なく即日でお金を工面することができます。

メリット・手続き不要。24時間365日、近くのATMで引き出せる
注意点・キャッシング枠が「0円」の場合は、借り入れ枠を作るための審査があるため、即日でお金を借りるのは不可能
・ショッピング枠と共有しているため、使いすぎに注意
こんな人におすすめ・すでにクレジットカードを持っている人
・新たに別のローン契約をしたくない人

質屋・不用品買取

「審査に通るか不安」「安定した仕事がない」という場合の最終手段として、質屋や不用品買取があります。ブランド品、時計、ゲーム機、貴金属などを店舗に持ち込み、その場で査定・現金化します(オンラインサービスもあるが即日は難しい可能性大)。

メリット・審査がない。 信用情報に傷があっても、無職でも利用できる
注意点・質屋の利息(質料)は年率換算すると消費者金融より高くなるケースが多い
・売却(買取)の場合は、大切にしていた品物が戻ってこない
こんな人におすすめ・審査に通る自信がない人
・価値のある品物(資産)を持っている人

即日でお金を借りたいなら、消費者金融を選択肢に

市役所では即日でお金を借りられない、かといって消費者金融は利用したことがないから怖い、不安という方も多いかもしれません。

しかし、現在の消費者金融は、金融庁に登録された正規の貸金業者として「貸金業法」(お金を借りる人を守るための法律)に基づいて運営されています。無理な貸し付けや強引な取り立ては一切禁止されており、銀行グループ傘下である消費者金融も多いため、安心して利用できる環境が整っています。

「まずは消費者金融で今すぐ必要なお金を確保し、その間に市役所でじっくり生活再建の相談をする」という併用も、生活を守るための賢い選択肢の一つです。

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お金を借りる│市役所と消費者金融の違い

市役所や社会福祉協議会と、消費者金融の主な違いをまとめました。

項目市役所 消費者金融
組織の性質公的機関(福祉目的)民間企業(営利目的)
融資スピード1週間〜1ヶ月以上最短数十分〜即日
主な目的長期的な生活の立て直し一時的な急場のしのぎ
金利(年率)0%〜1.5%18.0%前後
手続き・審査対面相談・多数の書類が必要スマホ完結多い・本人確認書類※
返済方法口座振替(引き落とし)が基本アプリ、ATM、ネット振込、引き落としなど

市役所でも消費者金融でも、審査の際には「信用情報機関(過去の借入や支払いの履歴)」がチェックされます。どちらを利用しても、正しく返済していれば将来のローン審査に影響が出ることはありません。

何よりもスピードを重視するのであれば、消費者金融がおすすめと言えます。

無利息期間を活用して「利息ゼロ」で借りることもできる

先ほどの比較表にもある通り、消費者金融は市役所や社会福祉協議会などの公的機関でお金を借りるよりも利息がはるかに高いです。しかし、多くの消費者金融は「無利息期間(金利ゼロの期間)」のサービスがあります。

多くの消費者金融が最低でも30日間の無利息期間を設けているので、来月のお給料や、公的制度の借り入れ金が入金になるまでの「つなぎ」として利用すれば、実質利息0円でお金を借りることも可能です。

無利息期間がある消費者金融カードローン総合おすすめ3選

無利息期間の長さや条件、融資スピードに加え、他の要素も加味した「消費者金融カードローン」のおすすめを紹介します。

結論からお伝えすると、総合的に一番おすすめなのはレイクです。

365日間無利息は業界初、他に類を見ない長さです。一定条件を満たす必要はありますが、借入金額がある程度まとまった額でも、365日あれば利息ゼロで返済計画を立てるのは難しくありません。

 消費者金融
カードローン
無利息期間無利息期間
開始日
無利息の
条件
1位🥇レイク365日
60日
契約日の翌日・初めて利用
・Web申込,契約
・収入証明書提出(契約後59日以内)
・契約50万円以上
※契約額が50万円未満の場合は60日間無利息
※無利息期間経過後は通常金利適用、他の無利息商品との併用不可
2位🥈アコム30日契約日の翌日初めて利用
3位🥉アイフル最大30日間契約日の翌日初めての方なら

※セレクトラ編集部調べ

無利息期間

無利息期間があるカードローン12選
消費者金融と銀行を比較 

消費者金融を利用する際に気を付けたいこと

消費者金融を安全に利用するために、以下の2点は必ず守りましょう。

必要最低限だけ借りる

限度額いっぱいまで借りるのではなく、今すぐ必要な分だけを借りることで、利息の負担を最小限に抑えることができます。

返済計画を立てる

借りる前に、次回の収入からいくら返済に回せるのかシミュレーションしておきましょう。

即日融資

即日融資でお金を借りる
消費者金融・カードローンのおすすめランキング14選

在籍確認なし

「在籍確認」なしのカードローン会社一覧 - 職場への電話なし

即日でお金を借りたい人が手を出してはいけない借入先

焦っている時こそ、甘い言葉には注意が必要です。以下のような場所からは、絶対にお金を借りてはいけません。

SNSの個人間融資

「#お金貸します」「#即日即決」という投稿は、ほぼ闇金や詐欺グループの可能性が高いです。個人情報を悪用されたり、犯罪に巻き込まれるリスクが高いです。

闇金

「審査なし」「ブラックOK」と謳っていますが、利息は法定金利を大幅に超える違法なものです。一度借りると、法外な取り立てで生活が完全に破綻します。

どんなに困っていても、金融庁に登録されていない貸金業者を利用するのは危険です。もしどこからも借りられず、生活が立ち行かない場合は、借りることを考える前に、市役所の福祉事務所へ足を運んでください。