【初心者必見】カードローン審査の全貌!流れ・基準・必要書類を大手消費者金融と比較して徹底解説

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【初心者必見】カードローン審査の全貌!流れ・基準・必要書類を大手消費者金融と比較して徹底解説

「急な出費でお金が足りない」「冠婚葬祭が重なって手持ちがない」など、予期せぬお金のニーズに直面したとき、カードローンは強い味方となります。

しかし、「カードローンの審査って難しそう」「どんな準備が必要なの?」といった不安を感じる方も少なくないでしょう。

この記事では、カードローンを初めて利用する方に向けて、審査の目的、申し込みから融資までの流れ、審査で重視されるポイント、そして必要書類について、大手消費者金融の比較も交えながら徹底的に解説します。

カードローン審査に対する不安が解消され、安心して申し込みに臨めるようになるはずです。

カードローン審査とは?申し込みから融資までの流れ

カードローンの審査とは、利用者にお金を貸し付けても問題ないか、きちんと返済してもらえるかを判断するために、金融機関が行う手続きです。

この審査は、金融機関が過剰な貸付を避け利用者が無理なく返済できるよう双方にとって要なプロセスとなります。

審査の目的

カードローンの審査の目的は大きく2つ、「本人属性(どんな人なのか?)」と「返済能力(返していけるのか?)」をチェックすることです。

 属性情報

カードローンを申し込んだ本人の住所・氏名・生年月日・電話番号・勤務先情報(会社名)勤続年数・雇用形態・年収・他社からの借入状況など、その人の「人となり」を表す様々な情報を「属性情報と呼んでいます。

現在のカードローン審査は大手金融機関、大手消費者金融を中心に 機械化・AI化が進んでいます。

「カードローンを申し込んだ人がどんな人なのか?」という属性情報により瞬時に融資判断の結果を判定しています。

 返済能力

申込者に安定した収入があり、借入金を期日までに返済できる能力があるかを確認します。

また過去の金融取引履歴(借入・返済状況、延滞の有無など)を確認し、計画通りに返済できる人なのかもあわせてチェックをします。

そして現在の借入状況から判断し、申し込んだカードローンを返済していけるのかを判断するのです。

申し込みから融資までのステップ

一般的なカードローンの申し込みから融資までの流れは、以下のステップで進みます。

【ステップ1】 申し込み ⇒ 一次審査(仮審査)

申込方法は多岐にわたり準備されています。一般的に大手になるほど選択肢は豊富になっていきます。

ネット(Webサイト、スマホアプリ)、自動契約機、電話、郵送など、さまざまな方法で申し込みが可能です。近年では、24時間365日申し込み可能なネットからの申し込みが主流となっています。

そして記入された内容に基づき、最初の審査(=「一次審査」「仮審査」)を行います。

上記した住所などその人に関する情報(=「属性情報」)や勤続年数・年収などはあくまで自己申告にもとづくものです。

その自己申告した情報が正しいという前提一次審査(仮審査)を行い、審査結果をメールなどでお知らせします。

【ステップ2】 書類提出

一次審査に通過すると続いて必要な書類を提出します。(*一次審査で書類の提出が必要な場合もあります)

必要書類は本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど写真付き証明書類)と、必要な人だけ収入の確認できる資料を提出します。(必要書類も後半で詳しく解説)

【ステップ3】 審査(二次審査/本審査)・契約

一次審査通過者で、必要書類を提出すると詳細な審査(「二次審査」「本審査」)を実施します。

ここでは以下のような手法・確認方法で最終的に融資が可能か判断します。

 個人信用情報の照会

過去のクレジット利用やローン返済などの個人信用情報(*)をチェックします。これを「個人信用情報の照会」と呼びます。

カードローン審査で最も重要なステップであり、審査落ちする原因でも最も多いものです

 在籍確認

カードローン審査では在籍確認をする場合があります。

申し込みに記載した勤務先に、自己申告通り勤務しているか?確認するのが在籍確認です。

具体的には金融機関や消費者金融などが勤務先に電話をして確認をします。

最近では原則として在籍確認をしないと、公式サイトなどに明記しているカードローンも多くあります。あくまで「原則」なので、在籍確認が絶対に無いとは言い切れません。

すべての審査が完了し、審査に通過するとメールや電話で審査結果が通知されます。 審査結果で利用限度額や借入金利、毎回の返済額などの条件・内容を確認して問題がなければ契約にすすみます。

契約手続きもネットで「私は契約内容を確認して契約に同意します」と言った項目にチェック操作をして完了になるなど 簡易・スピーディーになっています。

一般の借入れのような署名捺印をしなくても契約が完了しますが、契約自体の効力はネット操作でも署名捺印でも同じです。

【ステップ4】 借入利用

契約が完了すれば、あとは借入利用ができます。

指定した口座への振り込みが最も早く現金を手にできます。またアプリを使ってコンビニATMから現金を引き出す形で借入れ利用もできます。

いっぽうローンカードで借りる方法もありますが、カードの郵送を待つ場合には日数がかかりますし、 家族に知られたくないのでカードレスを選ぶ人のほうが多いようです。

大手消費者金融はどこを見る?主な審査基準とそのポイント

『カードローンの審査の目的は大きく2つ「属性情報」(どんな人なのか?)と「返済能力」(返していけるのか?)をチェックすることです。』と冒頭で解説しました。

この点を踏まえながら、大手消費者金融が審査でどこを見ているのかなど、審査基準と重要ポイント3つについて詳しく見ていきましょう。

①属性情報 基準とポイント

その人の「人となり」である属性情報(前出)について、審査では以下のような視点で判断します。

 収入

安定した収入があることが最も重要です。

年収が高いほど有利というわけではなく、毎月 安定した収入があることも重視されます。

たとえば歩合制など年によって年収に変動があると、いくら前年の年収が数千万円だったとしても、今年はその何分の1に減ってしまう可能性もあるわけです。

そのため個人事業主のように収入に変動がある人や、給与が固定されていない人などでは数年分の年収で審査をすることもあります。

 勤務先・勤続年数

審査で重視するのは、ここでもやはり 安定性です。

そのため公務員のように勤務先が倒産することがない審査では有利になります。これと同様に会社規模の大きさ=安定性として上場企業に勤務している人のほうが、中小企業や個人商店などに勤務する人よりも有利にはなります。

ただし融資審査は総合的に様々な視点で見ていくので、勤務先だけで審査通過の可否決まるわけではありません

 雇用形態

審査では安定性の面で正社員が有利ですが、パートやアルバイトでも安定した収入があれば審査に通る可能性はあります。

派遣社員については安定度を正社員と同様に考えるところや、正社員よりは安定度が低いとするところなどまちまちですが、全般的にはやはり正社員に比べると 審査では分が悪いようです。

②個人信用情報 基準とポイント

過去の借入の回数・金額や返済履歴などは審査でも重要な項目の一つです。

なぜなら、「貸したお金を返せる人なのか?」を判断するには、「過去に借金をしっかりと返済してきたのか?」という点を検証するのが確実だからです。

そのため。ローンやクレジットカードなどの申し込み、利用、返済の履歴が記録されている 個人信用情報が審査では「キモ」とも言える部分になります。

個人信用情報に異動※があると、かなりの高い確率で審査落ちになってしまい、ここから移動があることを俗に「ブラックリストに載っている」などとも表現します。

現実にはブラックリストなどというものは存在しませんが、異動があると審査落ちにつながるところからこうした呼び方をされているのです。

③他社からの借入状況 基準とポイント

 

現在、他社からどれくらいの金額を借り入れているか、何社から借り入れているかなども審査に影響します。

特に消費者金融系のカードローンでは、 「総量規制」(年収の3分の1を超える借入はできないという貸金業法のルール)に抵触していないかが厳正にチェックされます。

銀行のカードローンでも”いけそうな人”(審査に通る人)はどんな人?

銀行のカードローンは、消費者金融のカードローンと比較して金利が低めに設定されている傾向があります。 より有利な条件で借り入れをしたい方には魅力的な選択肢です。

しかしその反面、審査基準は消費者金融よりも厳しい傾向にあります。

では、どのような人が銀行のカードローン審査に通りやすいのでしょうか。

 安定した収入

収入の大小も重要ですが、歩合や自営業のように変動がある人よりもサラリーマンのように一定の収入が途切れなく入ってくる人のほうが審査で有利になります

 安定した勤務先

公務員や上場企業、また資本金や会社規模が大きいなど安定した勤務先であるほど 審査では有利になります。

 勤続年数が短くない

同じ勤務先に長く務めている人審査でも有利になります。

銀行の融資審査での最低ラインは、同じ会社に最低でも3年以上勤務していることと言われています。

もちろん3年未満だから即審査落ちと決まっているわけではありませんが、転職してから数カ月などでは安定しているかどうか判断もできないので審査通過は難しいと考えられます。

 銀行の取引が充実している

銀行取引が充実していればいるほど、審査通過の確率は高くなります。
 

そしてこれを裏返すと、新規で口座を作成した銀行でカードローン審査に通過するには、すでに口座を持っていて 取引が長い人よりハードルは高くなるとも言えます。

その理由は、銀行のカードローン審査のAI化(前述)と関係しています。
 

審査プロセスでは、ここまで触れた属性情報や勤続年数などとともに、 銀行との取引がどれだけ充実しているかも重要なポイントになります。

たとえば家族を含めた世帯取引があるとか、積み立て投資を取引しているなど銀行にとって「お得意様」であればあるほど審査にはプラス作用します。

ただし個人信用情報など致命的なマイナス点があるとその限りではありません。それをカバーして審査に通過するようなことはありません。

これらの条件に多く当てはまるなら、銀行のカードローンでも"いけそう"と言えるのではないでしょうか?

ただし、ここで断言できないのはあくまで審査は一人一人個別に行うので結果も人それぞれだからです。

これだけは準備!カードローン審査に必要な書類一覧

カードローン審査をスムーズに進めるためには、必要な書類を揃えることが重要です。

提出書類に不備があると審査に時間がかかったり、最悪の場合では審査落ちの原因になったりすることもあります。

ここからはカードローンで必要な書類と、その取得方法や注意点などを解説します。

本人確認書類

以下のいずれか一つ(または複数の場合も)が必要になります。

基本原則は顔写真付きで現住所が記載されていて、有効期限内のものが本人確認書類になります。

そのため、不足している情報があった場合、補完する目的で複数提出を求められる場合もあります。【参考③】

よく利用される本人確認書類のそれぞれ注意点を紹介します。

マイナンバーカード

似た名称の「個人番号通知書」はカードローンの確認書類には使えません

運転免許証

転居などで住所変更手続きをしていなかったなどで、 現住所と免許証記載の住所が違っている場合には確認書類として不備になってしまうので注意しましょう。

なお最近では免許情報をマイナンバーカードに取り込み一体化する「マイナ免許証」も増えていますが、まだ知名度も低いようです。

そのカードローンの必要書類として使えるかどうかは、自分で申し込みの際に確認が必要です。(マイナンバーカードで本人確認書類が十分ならマイナ免許証は不要とも言えます。)

給与明細、給与証明等

源泉徴収票の交付時期ではないとか、転職してから年末を迎えていない場合などには給与明細や給与証明(勤務先が発行する証明書で形式は任意)などを求められる場合もあります。

確定申告書(控)

個人事業主やフリーランスの人が確定申告を行った際の書類です。

税務署に申告を提出したときにもらう受付印があるものか、電子申告・e-Taxの記録付きである必要があります。

その他にも「住民税決定通知書」「納税証明書」なども収入証明書類となりますが、書類の種類や取扱についてはそれぞれの消費者金融に確認することが確実です。

大手消費者金融(プロミス・アコム・アイフル等)の審査の特徴を比較

大手消費者金融であるプロミス、アコム、アイフルは、それぞれが独自の審査の傾向を持っています。

基本的に審査基準などは極秘事項で部外秘なのですが、公式サイトの申し込み条件や掲載されているブログ記事などから考えられる傾向をまとめました。

プロミス

「最短3分融資も可能」と 、プロミスでは迅速な融資をアピールしています。

またアルバイトやパートタイマーの人でも申し込めると公式HPに明記してあり、間口が広いことが分かります。女性向けのカードローンの提供もあります。

これらの点から、 AI導入による審査の迅速化と広い間口がプロミス審査の特徴と言えるでしょう。

プロミス
(公式サイト)
ロゴ
実質年率2.5%~18.0%
借入限度額1万円~800万円
審査時間記載なし
融資スピードWebで最短3分※
Web完結
土日祝対応
在籍確認の電話原則なし※
郵便物なし
申込条件・18~74歳
・安定した収入
返済方法口座振替/提携ATM/銀行振込/スマホアプリ
キャンペーンはじめて契約の方にVポイントを1,000ポイントをプレゼント
グループ三井住友FG

※申込時間や審査により希望に添えない場合あり

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プロミスなら
「最短3分」で融資可能

  • 📱Web完結
  • 🤫電話・郵送物は原則なし
  • 🔰初めてなら30日間利息ゼロ

アコム

「はじめてのアコム」などテレビCMでも知名度のあるのがアコムです。

カードローンを利用した経験がないなど、初めてお金を借りる人にも親切に対応してくれる姿勢が、基本的な審査の姿勢だと考えられます。

たとえば在籍確認についても、原則として在籍確認をしないと公式HPに明記があります。

さらに審査の上で在籍確認が必要な場合にも、申し込んだ本人の同意無しで勝手に在籍確認はしないなど、やはり申込者に対して親切・柔軟な審査になっているようです。

アコム
(詳しくはこちら)
ロゴ
実質年率3.0%~18.0%
借入限度額1万円~800万円
審査時間最短20分※
融資スピードWebで最短20分※
Web完結
土日祝対応
在籍確認の電話原則お勤め先へ在籍確認の電話なし
郵便物なし
申込条件・20歳以上
・安定した収入と返済能力
・当社基準を満たすこと
返済方法インターネット/口座振替/アコムATM/提携ATM/銀行振込
キャンペーン
グループ三菱UFJフィナンシャル・グループ

※申込時間や審査により希望に添えない場合あり

alt

アコム

  • 初めての方30日間無利息
  • 原則お勤め先へ在籍確認の電話なし
  • 郵便物原則なし
  • ACマスターカードはバーチャルカードも選べる

レイク

レイクは、最長365日間という圧倒的な 無利息サービスが魅力です。実際に適用される無利息期間は契約額によって異なり、以下のように設定されています。

レイクの無利息期間
契約額無利息期間
50万円未満契約日の翌日から365日間
50万円以上契約日の翌日から60日間

たとえば、50万円を借りて365日無利息になった場合、通常なら約14万円かかる利息が全額免除されます。

ただし、365日無利息を適用するには以下のように複数の条件があります。

  • レイクで初めての契約であること
  • Webで申込み・契約すること
  • 収入証明書を提出すること

収入証明書の提出が必要なため、申し込みに少しだけ手間がかかります。ただ、返済負担を抑えたいならしっかり準備してレイクに申し込むのも一案です。

アイフル

「はじめてお金を借りるならアイフル」と公式HPにあるように、アイフルもお金を初めて借りる人の不安を解消するわかりやすい説明があるなど、 審査が柔軟な姿勢を感じられます。

たとえば「あなたにピッタリの借り方は?」「ご返済シミュレーション」など豊富なメニューもあり、お金を借りるべきか検討している人にさまざまな情報を提供してくれています。

アイフル
(詳細はこちら)
ロゴ
実質年率3.0%~18.0% (詳細はこちら)
借入限度額1万円~800万円
審査時間記載なし
融資スピードWebで最短18分※1
Web完結
土日祝対応
在籍確認の電話原則なし
郵便物なし
申込条件・満20歳以上69歳以下
・定期的な収入と返済能力
・当社基準を満たすこと
返済方法インターネット/口座振替/提携ATM/銀行振込/スマホアプリ
キャンペーン
グループ

※1:お申込時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります

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アイフル

  • 初めての方 30日間無利息
  • 在籍確認の電話なし
  • 郵便物なし

まとめとアドバイス

今回はカードローンの審査について、その目的から申し込みの流れ、主要な審査基準、必要書類、そして大手消費者金融ごとの特徴まで、詳しく解説しました。

カードローンの審査は、決して難易度が高いものばかりではありません。

必要書類を正確に準備し、焦らずに申し込むことでスムーズに審査を進めることができます。

そして最後に、カードローンは便利な金融商品ですが計画的な返済が何よりも重要です。

借り入れをする際は、無理のない返済計画を立て、必ず期日までに返済するように心がけましょう。

「ご利用は計画的に」この記事が皆さんの参考になれば幸いです。